JPS6161771B2 - - Google Patents

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JPS6161771B2
JPS6161771B2 JP13514278A JP13514278A JPS6161771B2 JP S6161771 B2 JPS6161771 B2 JP S6161771B2 JP 13514278 A JP13514278 A JP 13514278A JP 13514278 A JP13514278 A JP 13514278A JP S6161771 B2 JPS6161771 B2 JP S6161771B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
particle size
protein
protein content
soybean
hour
Prior art date
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Expired
Application number
JP13514278A
Other languages
English (en)
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JPS5574762A (en
Inventor
Hiroshi Nakagawa
Yukyoshi Yamada
Tomozo Yoshizaki
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Nisshin Seifun Group Inc
Original Assignee
Nisshin Seifun Group Inc
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Publication date
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Priority to JP13514278A priority Critical patent/JPS5574762A/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は蛋白質の乾式分離法に係り、その目的
とするところは、脱脂大豆から乾式操法により良
好なる収率で高蛋白質区分を得ることにある。
脱脂大豆は蛋白質含量が45〜50%と高く、飼
料、食品に広く利用されているが、近来加工食品
の普及に伴なつてその素材として使用するために
特に蛋白含量の高い大豆粉が望まれており、実際
には蛋白質含量85〜90%、および65〜70%のもの
がそれぞれの用途をもつて市場に供給されてい
る。これらの高蛋白質大豆粉を脱脂大豆から得る
ためには従来商業的には湿式法が採用されている
が、廃液処理時の公害発生の点で最近問題となつ
ているのが現状である。すなわち湿式法による蛋
白質分離操作の場合は脱脂大豆よりの水またはア
ルカリ抽出、抽出液の濃縮、乾燥等の煩雑な操作
が必要であるのみでなく、その廃液が河川等の環
境汚染を引き起すという不利を有する。
一方、大豆蛋白質を乾式法により得ようという
試みはなされてはいたが商業的な満足を得る状態
に達しておらず、湿式法の代替法たり得ていな
い。例えば米国特許第3895003号明細書には蛋白
質含量90%の大豆粉を得ることを目標として湿式
と乾式とを組み合わせることが開示されている
が、乾式部分のみを取出して考えた場合、蛋白質
含量の増加の程度は原料から計算して6.8%程度
にすぎない。このため脱脂大豆からの高蛋白質分
の乾式法のみによる取得は成立困難と考えられて
いた。
そこで、本発明者らは粉砕の手段、粉砕程度お
よび分取すべき脱脂大豆の粒径と蛋白質含量との
関係について全般的な研究を行つた結果、蛋白質
含量の高い脱脂大豆粉末を完全な乾式法により高
収率で得ることに成功した。
本明細書において「脱脂大豆」とは通常の溶剤
処理により大豆油を抽出した後の大豆のみでなく
冷プレス法により大豆油を搾取した後の大豆をも
包含しうるものである。また、この脱脂大豆は
NSI(Nitrogen Solubility Index)が50以上、特
に70以上のものが好ましい。
本発明を以下各操作工程ごとに説明すると次の
とおりである。
本発明方法の第1工程ではまず脱脂大豆を粒径
800μm以下が70〜90%となる程度に粉砕する。
粉砕後の粒度が前記範囲より粗いと脱脂大豆中の
胚乳部分の粉砕が不充分となるために原料中に含
まれる大豆種皮との粒度差が少なく、以後の篩分
の操作で種皮を選択的に除去することができず、
また粉砕後の粒度が前記範囲より細かいと種皮部
分が粉砕されすぎて蛋白質部分と同程度の粒径と
なるために両者の分離が困難となる。使用される
粉砕手段としては大豆種皮の部分を温存して胚乳
の部分を粗粉砕するため、衝撃式粉砕機が用いら
れ、具体的にはハンマーミル、軸流形ミル、回転
盤形ミル等が挙げられる。これらの装置を使用す
る場合の粉砕条件は機種により一定しないが、た
とえば回転盤形ミルでは周速30〜60m/secの条
件が望ましい。このようにして得られた粉砕物を
目開き600〜1000μmの篩で篩分して粒径の大き
い大豆種皮の部分を除去する。
次に、前記処理で得られた脱脂大豆粉末を粒径
30μm以下が70〜95%となる程度に粉砕する。こ
のように粉砕を行うことにより胚乳部分はプロテ
インボデイ単位程度に適度に粉砕されるが種皮部
分は粉砕されにくいため大きい粒径で残存する。
粉砕に用いる装置は胚乳中のプロテインボデイを
温存し、種皮部分は比較的粉砕し得ないような粉
砕をなすことが肝要であり、そのために衝撃式粉
砕機が用いられ、具体的にはハンマーミル、軸流
形ミル、回転盤形ミル等が例として挙げられる。
粉砕条件は機種により一定しないが、たとえば回
転盤形ミルでは周速100〜250m/秒の条件が望ま
しい。このようにして得られた粉砕物を分級する
が、分級操作に用いられる装置は乾式気流分級装
置がよく、自由渦型気流分級機、強制気流分級機
が例として挙げられる。これらの装置を用いて分
級を行つて粒径25〜35μm以下の区分を分取す
る。
次いで本発明方法の第3工程では、このように
して得られた脱脂大豆粉末を再び粉砕して粒径20
μm以下が70〜95%となるようにする。粉砕後の
粒度が前記範囲より粗いと、プロテインボデイに
付着している炭水化物部分が完全に除去し得ない
とともに、大きい粒径の炭水化物部分も粉砕し得
ず残存する。また粉砕後の粒度が細かすぎるとプ
ロテインボデイが粉砕されてしまうため高蛋白質
部分と炭水化物部分とが過度に混合してしまい両
者の分離を行うことができない。粉砕手段として
は、プロテインボデイの周囲に付着している炭水
化物部分をこすりとり、また細かくすることがで
きるような粉砕作用と研磨作用とを合わせもつた
粉砕機がよく、そのためにはジエツトミル、ジエ
ツト・オー・マイザーミルのような流体エネルギ
ーミルが用いられる。これらの装置を使用する場
合の粉砕条件は機種により一定しないがたとえば
ジエツトミルの場合は圧力3〜7Kg/cm2が好まし
い。このようにして得られた粉砕物について分級
を行い粒径5μm以上が80%以上の区分を分取す
る。
最後に本発明方法においては前記第3工程の粉
砕および分級操作をくりかえすことにより更に高
い蛋白質含量の脱脂大豆粉末を得ることができ
る。この時の粉砕の程度は前記の粉砕の程度と同
様でよい。分級については最終分級操作以前の分
級ではカツトポイントをプロテインボデイの大き
さに比して小さめにとり、最終分級操作時にプロ
テインボデイの大きさの近辺のカツトポイントを
とることが望ましい。またこの操作は通常2〜3
回行われる。
こうして得られた大豆蛋白質は、蛋白質含量お
よび収率共に従来の乾式方法からは到底期待でき
なかつた程に高いものであり、また蛋白質の分離
時に水を使用しないために水溶性の区分も失われ
ることなく、品質の面でも優れている。たとえば
この高蛋白質脱脂大豆はゲル形成能、乳化性、保
水性等の性質を有するために畜水産練製品等への
使用が考えられる。また、該蛋白質の分離時に生
成した副産物は、蛋白質含量の低い繊維質を多く
含む区分はそのまま飼料等に使用でき、また蛋白
質含量の高い区分は原料の脱脂大豆に混入して再
び蛋白質の分離に循環使用することも可能であ
る。
以下に本発明を実施例により更に詳細に示す。
実施例 1 脱脂大豆(蛋白質含量53.4%、NSI84.5)10Kg
を回転盤形ミル(自由粉砕機M−2、奈良機械(株)
製)に処理量60Kg/時の割合で供給し、6000rpm
で粉砕した。得られた脱脂大豆粉末(粒径784μ
m以下90.3%)を784μmの目開きを有する篩で
篩分けて粗い大豆種皮を除去し、篩を通過したも
の(収率90.3%、蛋白質含量56.0%)を回転盤形
ミル(コントラプレツクス250CW、Alpine社
製)に処理量120Kg/時の割合で供給し、主ロー
ラ11900rpmおよび従ロータ5860rpmの条件で粉
砕した。微粉砕された脱脂大豆粉末(粒径30μm
以下84.0%)を強制気流分級機
(Multiplex100MZR型、Alpine社製)を用いて風
量44m3/時(大気圧換算)および8000rpmで風選
を行い微粉区分を分取する(30μm以下93.0%、
対原料収率76.3%、蛋白質含量57.5%)。
前記微粉区分をジエツトミル
(Aeroplex200AS、Alpine社製)に処理量10Kg/
時の割合で供給し圧力5Kg/cm2の条件で粉砕す
る。
次いでこのものを風選するがこれは、前記分級
機を用いて風量37m3/時および18000rpmの条件
で行い粗粉部を分取する(20μm以下95.0%、対
原料収率57.4%、蛋白質含量58.8%)。
前記処理で得られた粗粉区分を前記ジエツトミ
ルに処理量20Kg/時の割合で供給し圧力5Kg/cm2
で粉砕し、前記分級機にて風量40m3/時、
15000rpmで風選を行い粗粉部を分取する(20μ
m以下97%、対原料収率35.0%、蛋白質含量64.5
%)。更に前記粗粉区分をジエツトミルに処理量
10Kg/時の割合で再度供給し圧力5Kg/cm2で粉砕
し風量42m3/時、13000rpmの条件で風選を行い
粗粉部を分取する。得られる製品は20μm以下
97.0%、対原料収率20.0%そして蛋白質含量68.1
%である。
実施例 2 脱脂大豆(蛋白質含量52.1%、NSI93.9)10Kg
を回転盤形ミル(自由粉砕機M−2、奈良機械(株)
製)に処理量51.4Kg/時の割合で供給し、
6000rpmで粉砕した。得られた脱脂大豆粉末(粒
径784μm以下88.5%)を680μmの目開きを有す
る篩で篩分けて粗い大豆種皮を除去した。
篩を通過したもの(収率85.0%、蛋白質含量
55.5%)を回転盤形ミル(コントラプレツクス
250CW・Alpine社製)に処理量62.7Kg/時の割
合で供給し、主ロータ11900rpmおよび従ロータ
5860rpmの条件で粉砕した。微粉砕された脱脂大
豆粉末(粒径30μm以下93.3%)を強制気流分級
機(Multiplex100MZR型、Alpine社製)を用い
て風量44m3/時(大気圧換算)、8000rpmで風選
を行い微粉区分を分取する(30μm以下98.5%、
対原料収率82.6%、蛋白質含量58.1%)。
前記微粉区分をジエツトミル
(Aeroplex200AS、Alpine社製)に処理量8.7Kg/
時の割合で供給し圧力5Kg/cm2の条件で粉砕す
る。次いでこのものを風選するがこれは前記分級
機を用い風量37m3/時および18000rpmの条件で
行い粗粉部を分取する(20μm以下95%、対原料
収率67.1%、蛋白質含量58.8%)。
前記処理で得られた粗粉区分を前記ジエツトミ
ルに処理量17.4Kg/時の割合で供給し圧力5Kg/
cm2で粉砕し、前記分級機で風量37m3/時および
18000rpmで風選を行い粗粉部を分取する(20μ
以下96%、対原料収率56.0、蛋白質含量60.7
%)。更に前記粗粉区分を再度ジエツトミルに処
理量18Kg/時の割合で供給し圧力5Kg/cm2で粉砕
し風量42m3/時および13000rpmの条件で風選を
行い粗粉部を分取する。最終製品は(20μm以下
98%、対原料収率23.0%そして蛋白質含量67.5%
である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 (1) 脱脂大豆をその70〜90%が粒径800μm
    以下となるように粉砕しそして篩により粒径
    600〜1000μm以下の区分を分取する工程、 (2) 前記(1)で得られた区分をその70〜95%が粒径
    30μm以下となるように粉砕しそして分級によ
    り粒径25〜35μm以下の区分を分取する工程、 (3) 前記(2)で得られた区分をその80〜95%が粒径
    20μm以下となるように粉砕しそして分級によ
    り粒径5μ以上が80%以上の区分を分取する工
    程、および (4) 前記(3)をくりかえす工程 よりなる、脱脂大豆より大豆蛋白質を乾式で分離
    する方法。
JP13514278A 1978-11-04 1978-11-04 Dry separation of soybean protein Granted JPS5574762A (en)

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JPS5574762A JPS5574762A (en) 1980-06-05
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