JPH03244373A - ビール粕由来の高タンパク質含有粉粒体 - Google Patents

ビール粕由来の高タンパク質含有粉粒体

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JPH03244373A
JPH03244373A JP2040516A JP4051690A JPH03244373A JP H03244373 A JPH03244373 A JP H03244373A JP 2040516 A JP2040516 A JP 2040516A JP 4051690 A JP4051690 A JP 4051690A JP H03244373 A JPH03244373 A JP H03244373A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (技術分野) 本発明はビール粕由来の高タンパク質含有粉粒体に関す
るものである0本発明の高タンパク質含有粉粒体は、家
畜や養殖魚の飼料として好適の物であり、また、調味料
原料等の食品素材としての有用性の非常に高いものであ
る。
(従来技術及びその問題点) 植物性の高タンパク質含有物としては、大豆及びその脱
脂品である脱脂大豆が最も広く用いられている。しかし
、大豆の生産は世界的にも限られた地域で行われており
、天候不順等による供給不足が問題となることがある。
また、国内においては、大豆はほぼ輸入に頼っており、
その価格は。
各種の要因によって変動する。そのため、大豆以外の、
安定的にかつ低価格で供給できる高タンパク質源の開発
が望まれている。
一方、ビール粕はビールの生産過程で生じる副産物であ
り、タンパク質含有量は乾物基準で約252と低く、か
つ、繊維質と可溶無窒素物が合計60%弱と高いため、
そのままではタンパク質源としての利用価値は低く、現
在のところ、その用途は牛、羊等の反すう動物の飼料と
しての用途に限られている。従って、このビール粕につ
いては、それから高タンパク質含有物を分離するととも
に、さらに繊維可溶物や、無窒素物を少なくすることに
より、その用途拡大を図ることが望まれている。
タンパク質含有量を高めるために、乾式でビール粕を粉
砕、ふるい分けすることが試みられたが(USP 4,
377.601.4,547,382)、この場合には
、乾燥工程において穀皮が微細化し、得られる製品中に
混入するため、製品のタンパク質含有量は乾物基準で3
0〜40重量2と未だ低く、タンパク質源としては不十
分である。また、ビール粕が水分を含むため、その乾燥
に多くの熱エネルギーを必要とし、その製造にも難点が
ある。
また、特開昭51−129776号公報によれば、ビー
ル粕をpH11〜12のアルカリ性水溶液を用いて22
0″F〜250°F(104℃〜121℃)の温度で抽
出した後、得られた抽出液から等電点沈殿法により高タ
ンパク質含有物を沈殿させる方法が提案されている。し
かし、この方法では、抽出条件が過酷な高温であるため
タンパク質の分解が生じ、タンパク質回収率が低下する
とともに、製品の質も低下する。また、この方法では、
抽出温度が高温であるために熱エネルギーを多く要し、
その製造には多くの難点がある。その上、この方法で得
られた高タンパク質含有物には、ビール粕に含まれる脂
質も抽出除去されるため、家畜飼料成分として重要な脂
質が廃棄されている。
(発明の課題) 本発明は、前記した如き従来知られているビール粕から
のタンパク質含有物とは異なり、タンパク質及び脂肪の
含有率が高く、かつ無機質の含有率が低く、その上、安
価に製造可能なビール粕由来のタンパク質含有物を提供
することをその課題とする。
(課題を解決するための手段) 本発明者らは、前記課題を解決すべく鋭意研究を重ねた
結果、湿体状態のビール粕を圧ぺん粉砕処理し、水の存
在下でふるい分けし、乾燥して得られるタンパク質含有
粉粒体は、高いタンパク質及び脂肪の含有率を有する7
とともに、さらにタンパク質中のメチオニン含有率が高
い上に、ペプシン消化率も高く、飼料及び食品素材とし
て極めて有用な性質を有することを見出し、本発明を完
成する1こ至った。
すなわち、本発明によれば、ビール粕の穀皮部分から分
離された粉粒体からなり、該粉粒体は、タンパク質を4
0〜60重量%、脂質を12〜18重量%、繊維を2〜
6重量2及び灰分を1〜4重量%含有することを特徴と
するビール粕由来の高タンパク質含有粉粒体が提供され
る。
なお、本明細書中においてタンパク質脂肪、繊維、灰分
、可溶無窒素物、水分等の成分について示した含有量は
、農林水産省農林水産技術会義事務局編、「日本標準飼
料成分表(1987年版)」の第3章に示されている飼
料成分の分析法に基づいて測定されたものである。
以下、ビール粕から本発明のタンパク質含有粉粒体を製
造する方法について詳述する。
ビール粕は、ビール製造における麦汁製造工程(仕込工
程)で副生ずるビール麦芽(副原料として、米、コーン
・グリッツ、コーン・スターチ等を含む場合がある)の
未糖化物ある。通常、ビール粕は、仕込工程の濾過槽や
麦汁濾過機等の固液分離装置において、水分約80重量
2の状態で麦汁より分離され、この段階で乾燥物基準で
約25重量$程度のタンパク質を含有している。麦汁か
ら分離された水分約70〜80重量%のビール粕は、そ
のまま原料として使用することができ、また、それを脱
水又は加湿したもの及び乾燥したビール粕を加湿して湿
体状態に調整したものを原料とすることができる。
本発明のタンパク質含有粉粒体を製造する工程には、湿
体状態にあるビール粕を圧ぺん粉砕処理する工程を含む
。ビール粕は、穀皮、胚芽、その他の粒子から構成され
、それらのタンパク質含有量は乾燥物基準でそれぞれ5
重量2.50重量$、50重量2程度である。そして、
タンパク質含有量の高い胚芽及び粒子部分は穀皮に植物
組織として結合、あるいは粘着している。本発明のタン
パク質含有粉粒体は、穀皮(繊維質)からそれに結合あ
るいは粘着する粒子部分を剥離させ、粉砕することによ
って得ることができる。
本発明者らの研究によれば、湿体状態のビール粕を圧ぺ
ん粉砕処理する時には、タンパク質含有率の高い胚芽及
び粒子部分が穀皮から剥離されるとともに、その剥離し
た胚芽及び粒子が粉砕されるが、この場合、穀皮は実質
的に粉砕されないため、得られる圧ぺん粉砕処理物は、
これを水の存在下でふるい分けすることにより、タンパ
ク質含有物画分を繊維質(穀皮)画分から効率よく分離
し得ることが判明した。
圧ぺん粉砕処理装置としては、被処理原料に圧縮力を与
える構造の粉砕機であればいかなるものでも使用可能で
あるが、特にロールミルの使用が好ましい。ロールミル
を用いた圧ぺん粉砕処理では、湿体状態のビール粕はロ
ール間の圧縮力により圧ぺん粉砕され、この圧ぺん粉砕
処理により、穀皮に結合又は粘着している高タンパク質
の胚芽及び粒子は剥離し、かつ粉砕される。ロール間の
間隙は0.05−2++++++、好ましくは0.1−
0.3mmである。
ビール粕を圧ぺん粉砕処理する場合、ビール粕の水分は
、穀皮の微粉砕化が起こらない程度の含水量であれば十
分であり、特に65重量%以上に調整するのが好ましい
。水分量が低すぎると、穀皮の一部が微粉化されてしま
い、圧ぺん粉砕処理物を穀皮とタンパク質含有物とにふ
るい分は処理するのに困難を生じるようになる。
なお、圧ぺん粉砕処理前のビール粕においても、微粒子
状のタンパク質含有物がある程度穀皮から剥離して混在
している。従って、圧ぺん粉砕処理に先だって、ビール
粕を予備的にふるい分けし、この微粒子状タンパク質含
有物を分離回収することも可能である。この場合のふる
いのメツシュの寸法は、20〜50メツシユ、好ましく
は30〜35メツシユである。このふるい分は処理は、
水の存在下で行うのが好ましい。
前記のようにして得られるビール粕の圧ぺん粉砕処理物
は、これを水の存在下でふるい分けし、穀皮からなる繊
維質画分とタンパク質含有物画分とに分離する。ビール
粕の圧ぺん粉砕処理物を水の存在下でふるい分けする方
法としては、例えば、ふるい部分が水没している装置に
ビール粕を供給してふるい分けする方法、水を加えたビ
ール粕をふるい装置に供給してふるい分けする方法、ビ
ール粕を水又はスプレー状態の水とともにふるい装置に
供給してふるい分けする法等がある。ふるい分は装置と
しては、振動ふるいが好ましく用いられる。
ふるい分は処理においては、穀皮からなる繊維質(寸法
:l〜5m−画分をふるい上物として得ることができる
。そのためのふるい目の寸法は、5〜2oメツシユ、好
ましくは10〜15メツシユである。一方、このふるい
を通過する画分はタンパク質含有量の高い微粒子画分及
びそれよりタンパク質含有量の低い粗粒子画分よりなる
。高タンパク質含有物画分(微粒子画分)を分離す、る
には、さらに、20〜50メツシユ、好ましくは、30
〜35メツシユ、のふるいを用いてふるい分は処理を行
う。このふるい分は処理においては、粗粒子画分がふる
い上に残り、微粒子画分がふるいを通過する。
前記のふるい分は処理において、ふるい分けの回数、順
序、その他の条件は特に制限されず、種々変更させるこ
とができ、ふるいの目すまり等を考慮し、適宜選択すれ
ばよい。高タンパク質含有物画分(微粒子画分)を効率
よく分離回収するために、前記の圧ぺん粉砕処理とこの
ふるい分は処理を複数回(2〜5回)繰り返して行うの
がよい。例えば、圧ぺん粉砕処理物から第1のふるい分
けにより繊維質画分を分離し、さらに第2のふるい分け
により粗粒子画分と微粒子画分を分離し、さらに粗粒子
画分を再度圧ぺん粉砕処理し、得られた圧ぺん粉砕処理
物をふるい分けし、微粒子画分と粗粒子画分を分離し、
回収することができる。回収されたこれらのタンパク質
含有物は、乾燥・粉砕し、粉粒体製品とされる。
前記圧ぺん粉砕処理とふるい分は処理との組合せにより
、ビール粕から、タンパク質含有率40重量%(乾燥物
基準)以上の微粒子状高タンパク質含有物(微粒子画分
)、タンパク質含有率が約25重量%(乾燥物基準)程
度のタンパク質含有物(粗粒子画分)及び穀皮からなる
繊維質が得られる。
本発明のタンパク質含有粉粒体は、前記のようにして得
られる微粒子状の高タンパク質含有物を主成分とするも
のである。この粉粒体は、ビールの製造工程で主原料と
して用いた麦芽の胚芽や胚乳の未糖化物を含み、さらに
、副原料として用いた米や、コーングリッツ、コーンス
ターチ等の穀物の未糖化物の微粒子を場合によって含む
ものである。副原料由来の未糖化物微粒子の含有量は、
通常、O〜30重量算である。
本発明者らの研究によれば、前記のようにして得られる
微粒子状高タンパク質含有物は、飼料、飼料配合成分、
調味料原料として極めて有利な成分組成を有することが
見出された。即ち、前記のようにして得られた微粒子状
の高タンパク質含有物は、タンパク質含有率:40〜6
0重量メ、好ましくは45〜55重量$、脂肪含有率=
12〜18重量%、好ましくは15〜18重量$、繊維
含有率:2〜6重ik%、灰分:1〜4重量%を有する
。また、有利なことには、本発明のタンパク質含有粉粒
体は、それに含まれるタンパク質のアミノ酸組成が、従
来の大豆粕由来のタンパク質のアミノ酸組成に比べて、
リジン含有率が小さく、メチオニン含有率が高い上に、
代表的甘味アミノ酸であるプロリン含有率が約2倍とい
う大きい値を示すことが見出された。そして、メチオニ
ン含有率が高いということは、本発明粉粒体を主要タン
パク質源である大豆粕と相補的に使用することにより、
飼料価値の著しく向上した動物飼料を製造し得ることを
意味する。さらに、プロリン含有率が高いということは
、本発明粉粒体を調味料原料として用いることにより、
大豆粕では実現できないすぐれた風味を有する新しい調
味料を製造し得ることを意味する。さらにまた1本発明
粉粒体は、脂肪を12〜18%という高い値で含むこと
から、家畜及び養魚用のタンパク質源とともに、エネル
ギー源として有利に用いることができる。
本発明のタンパク質含有粉粒体において、前記成分の具
体的含有率は、ビール粕の種類によっても幾分変化する
が、本発明の場合、前記ふるい分は処理におけるふるい
分けの程度によって調節することができる。即ち1本発
明の場合、タンパク質含有率の低い粗粒子状タンパク質
含有物の混入量により、タンパク質の含有率を調節する
ことができる。また、本発明の製品には、あらかしめ回
収した微粒子状高タンパク質含有物に、タンパク質含有
率の倣い粗粒子状タンパク質含有物を混合したものも包
含されるが、この場合、その混合量を調節し、得られる
混合物中の成分組成を前記範囲に調節する。
本発明のタンパク質含有粉粒体は、必要に応じ、各種の
変性処理を施すことができる。例えば、このものに、湿
潤状態又は低温(30〜100℃)乾燥状態において、
溶剤抽出処理を施し、粉粒体中に含まれる脂肪を分離し
、脱脂品とすることもできる。
この場合、抽出溶剤としては、n−ヘキサン等のパラフ
ィンや、エタノール等のアルコール、超臨界炭酸ガスを
用いることができる。本発明の粉粒体の脂肪品は、一般
に、タンパク質:45〜70重量%、脂肪=1〜3重量
$、繊維:3〜6重量%、灰分:1〜4重量2の組成を
有する。この脱脂品は、高タンパク質含有率を有すると
ともに、脂肪含有率が低められていることから、調味料
原料として有利に用いることができる。
〔発明の効果〕
本発明のビール粕由来のタンパク質含有粉粒体は、従来
の大豆粕と同程度のタンパク質含有率を示すものである
が、大豆粕に比べて、脂肪含有率が高く、また、メチオ
ニン、プロリン、フェニルアラニン、バリン及びロイシ
ンの含有率が高いという利点を有している。このような
成分組成の天然物由来のタンパク質含有粉粒体は従来知
られていないもので、家畜や養殖魚の飼料や飼料配合物
として有利に使用される他、調味料原料等の食用素材と
しても有利に用いられる。
本発明のタンパク質含有粉粒体は1通常、乾燥品の形態
で取扱われるが、場合によっては、湿体状態で取扱うこ
ともできる。湿体状態で取扱う場合には、その含水率は
、通常70〜80重量1に調整するのがよい。
(実施例) 次に本発明を実施例により更に詳細に説明する。
実施例1 湿体状態のビール粕(水分ニア7.6重量%)3kg(
乾燥重量672g)に水を約10kg加え、水中におい
て35メッシュのふるいを用いて予備ふるい分けを行っ
た。
ふるいを通過した微粒子状タンパク質含有物画分は、こ
れを遠心脱水することにより回収した。−方、ふるい上
の粗粒子状タンパク質含有物画分は、これをロールミル
(ロール回転速度: 1100rp、ロール間隙:0.
1mm)で圧ぺんし、穀皮に結合あるいは粘着している
粒子の剥離、粉砕を行った。次いで、このロールミル処
理生成物を、35メツシユふるいを用いてふるい分けし
、微粒子状タンパク貿含有画分の回収を行った。次いで
、ふるい上の粗粒子状タンパク質含有物画分を再び同様
にしてロールミル処理及びふるい分は処理を行って、微
粒子状タンパク質含有物画分を回収した。さらに、ふる
い上に残った粗粒子状タンパク質含有物画分を水中にお
いて、10メツシユのふるいを用いてふるい分けし、ふ
るい上に穀皮のみの両分として繊維質を乾燥重量で16
0g回収した。
前記のようにして回収した微粒子状タンパク質含有物を
真空乾燥し、乾燥粉体180gを得た。この微粒子状タ
ンパク質含有粉粒体は高タンパク質含有物で、そのタン
パク質含有量は乾物基準で50.8重量算であった。
実施例2 実施例1で得た高タンパク質含有物100gにエタノー
ル300m1を加え30℃で1時間抽出する操作を3回
くり返し行った。この抽出処理により脱脂高タンパク質
含有物(乾燥物)85.6g及び植物油14.4gが得
られ、この脱脂高タンパク質含有物は、タンパク質含有
率:60.4重量%、脂肪:2.5重量%、繊維:4.
9重量%、灰分:2.0重量%、可溶無窒素物30.2
重量2を含有していた。
実施例3 ビール粕(水分ニア7.6重量%)10kg(乾燥重量
2.24kg)に水を約30Q加え、水中において35
メツシユのふるいを用いて予備ふるい分けを行った。ふ
るいを通過した微粒子状タンパク質含有画分は、これを
遠心脱水することにより回収した。一方、ふるい上の粗
粒子状タンパク質含有物画分は、これをロールミル(ロ
ール回転速度: 100rp+s、ロール間隙二0.3
+nm)で圧ぺんし、穀皮に結合あるいは粘着している
粒子の剥離、粉砕を行った。次いで、このロールミル処
理生成物を、10メツシユふるいを用いてふるい分けし
、ふるい上に穀皮のみからなる繊維質画分を回収し、ふ
るい通過物として微粒子状及び粗粒子状のタンパク質含
有物画分を得た。次いで、このふるい通過物を水中にお
いて35メツシユのふるいを用いてふるい分けし、ふる
い上に粗粒子状タンパク質含有物画分を回収し、ふるい
通過物として微粒子状タンパク質含有物画分を回収した
前記のようにして回収した微粒子状タンパク質含有物画
分の乾燥重量は522gであり、そのタンパク質含有量
は乾物基準で51.49重量2であり、ビール粕からの
タンパク貿回収率は47.2%であった。
一方、前記で得られた粗粒子状タンパク質含有物画分は
943g(乾燥物重量)であり、そのタンパク質含有量
は25.9重量算であった。
参考例1 前記実施例3で得られた微粒子状タンパク質含有粉粒体
について、そのタンパク質、脂肪、繊維、粗灰分及び可
溶無窒素物の含有率(乾物基準)を各測定した。その結
果を表−1に示す。
また、表−1には、比較のために、原料として用いたビ
ール粕及び一般の大豆粕についての測定結果もあわせて
示す。
表−1 参考例2 実施例3で得た微粒子状タンパク質含有粉粒体中のタン
パク質の必須アミノ酸成分を常法により測定し、その結
果を表−2に示す。
また1表−2には、比較のために、大豆粕中のタンパク
質の家畜の必須アミノ酸成分と人の甘味アミノ酸である
プロリンについての結果もあわせて示す。
なお、表−2中に示されたアミノ酸含有率(重量%)は
乾物基準である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ビール粕の穀皮部分から分離された粉粒体からな
    り、該粉粒体は、乾物基準で、タンパク質を40〜60
    重量%、脂質を12〜18重量%、繊維を2〜6重量%
    及び灰分を1〜4重量%含有することを特徴とするビー
    ル粕由来の高タンパク質含有粉粒体。
  2. (2)乾物基準で、タンパク質を45〜70重量%、脂
    肪を1〜3重量%、繊維を3〜6重量%及び灰分を1〜
    4重量%含有することを特徴とする請求項1のタンパク
    質含有粉粒体の脱脂品。
JP2040516A 1990-02-20 1990-02-20 ビール粕由来の高タンパク質含有粉粒体 Expired - Lifetime JPH074170B2 (ja)

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