JPS6161489B2 - - Google Patents

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JPS6161489B2
JPS6161489B2 JP55167806A JP16780680A JPS6161489B2 JP S6161489 B2 JPS6161489 B2 JP S6161489B2 JP 55167806 A JP55167806 A JP 55167806A JP 16780680 A JP16780680 A JP 16780680A JP S6161489 B2 JPS6161489 B2 JP S6161489B2
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wire
wiring
clamp
terminal
terminal crimping
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JP55167806A
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English (en)
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JPS5790817A (en
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Yoshiji Suzuki
Shogo Iizuka
Shigeo Kajama
Kenji Usui
Seikan Kobayashi
Toshinori Ikura
Shigeharu Kudo
Sanae Suzuki
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Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
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Publication date
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Priority to GB8128716A priority patent/GB2087760B/en
Priority to US06/308,599 priority patent/US4476629A/en
Priority to DE19813143717 priority patent/DE3143717A1/de
Priority to IT24930/81A priority patent/IT1139692B/it
Priority to AU77377/81A priority patent/AU557253B2/en
Priority to FR8121550A priority patent/FR2494542B1/fr
Priority to MX190175A priority patent/MX150884A/es
Priority to CA000390478A priority patent/CA1194681A/en
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  • Manufacturing Of Electrical Connectors (AREA)
  • Removal Of Insulation Or Armoring From Wires Or Cables (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、ワイヤハーネスの製造に使用する布
線台に関し、布線台の構造に改良を施し、布線工
程に続く電線皮剥ぎ工程および端子圧着工程をこ
の布線台上において連続的に行えるようにしたも
のである。
本発明者等は先に特願昭53−079510(特開昭55
−6732)において、電線の配索及び切断を同時に
行えるようにすると共に、電線の配索切断時にお
いて、電線の端末部をブリツジにより適宜間隔を
存して配列し、それ以降の接続端子金具の接続及
びコネクタ類の装着を極めて容易に行えるように
したワイヤハーネスの製造方法及びその装置を提
案した。
これは、作業台に予め製品(ワイヤハーネス)
の配線形態に応じて配置した布線台と、XY軸走
行する布線ヘツドに昇降自在に設けた電線の配索
をする布線治具および電線のクランプ・切断を行
う電線クランプとの協働機構により、電線を所望
の布線台の間に配索してクランプし、同時に切断
を行うものであり、従来のように予め所定長に切
断された電線の両端を掴んで運搬する方法とは根
本的に異なるものであつた。
そして、布線終了後の作業台は溶着工程に移
し、前記ブリツジと電線を溶着固定した後、ワイ
ヤハーネスを布線台から取り外し、別の工程で電
線の皮剥ぎ及び端子圧着を行うものであつた。
以下、これを図面により具体的に説明する。
第1図は布線台の斜視図を示し、布線台Aは上
部前端に複数のノズルガイドピン1、後端にノズ
ルガイド溝5を設けると共に、中間にブリツジ載
置溝2、電線クランプ爪3及び切断刃当り面4を
設けた構成を有する。なお、6は電線クランプ爪
3の開放ネジ6である。
第2図は作業台の上をXY軸走行する布線ヘツ
ドの一部を断面した側面図を示し、布線ヘツドB
は本体7の上部に、先端にノズル9を備える布線
治具8を、下部にクランプ治具10をそれぞれ昇
降自在でかつ所定位置Pに対し回動自在に設けた
構成を有する。なお、Mはクランプ治具10の規
制回動モータである。
第3図はクランプ治具10の拡大図を示し、前
方より順次、前端末用クランプ板11、コイルバ
ネ13を内蔵した電線端末挿入案内板12、切断
刃14及び後端末用クランプ板15を設けた構成
を有する。案内板12と切断刃14とは、前、後
端末用クランプ板11,15の下面より僅かに突
出し、かつ直交して設けられ、また前、後端末用
クランプ板11,15は切断刃14に対し対称位
置に設けられている。
第4図はブリツジの斜視図である。ブリツジC
は電線端末部を一定の間隔をおいて保持するもの
で、細巾帯状の基板16上に一対の溶着片17,
17′を一定間隔で多数組連設して形成され、電
線の配線本数に応じて適宜裁断して使用する。こ
のブリツジCは通常電線Wの絶縁被覆と同種の熱
可塑性樹脂で製作し、電線の配索後はこれを溶着
固定する。
第5図イ〜ハは上記布線台Aと布線治具8、ク
ランプ治具10とによる電線の配索、クランプお
よび切断工程を示す説明図である。
先ず、布線の始点(第5図イ)において、布線
台A−1のブリツジ載置溝2に予めブリツジCが
載置され、ブリツジCとノズルガイドピン1間に
布線用ノズル9が撓んで接媒し、その先端より露
呈した電線Wの端末部(長さl)は、電線クラン
プ爪3間上方に位置している。
この状態で、クランプ治具10が下降すると、
第5図ロに示す如くに、電線端末挿入案内板12
が電線Wに接触する。その結果、電線Wは電線ク
ランプ爪3の中心部に案内され、続いて前端末用
クランプ板11により押圧されクランプ爪3間に
挾持され、同時にブリツジCの溶着片17,1
7′間に位置して配索される。
すなわち、布線の始点においては、布線用ノズ
ル9先端より露呈した電線Wが多少曲つた状態に
あつても、電線端末挿入案内板12および前端末
用クランプ板11の協働機構により矯正され着実
に布線台A−1に係止される。
第5図ハは布線の終点を示し、前記布線台A−
1に対向して配置された布線台A−2のノズルガ
イドピン1側から進入して来た布線用ノズル9
は、ノズルガイド溝5上に撓んで接触し、その先
端から突出した電線Wは、ノズルガイドピン1及
び図示しない作業台上のピンを介して前記布線台
A−1との間に直線的に張設されている。従つ
て、電線Wは電線クランプ爪3、ブリツジCの溶
着片17,17′のそれぞれ中心部に整合して位
置している。
この状態で、クランプ治具10を下げると、電
線Wは第5図イの前端末用クランプ板11とは反
対側の後端末用クランプ板15に押圧されてクラ
ンプ爪3に挾持されると共に、切断刃当り面4上
において端末部(長さl)を残して切断刃14に
より切断される。
次に、クランプ治具10を前記規制回動モータ
M(第2図)の作動により旋回させ、布線治具8
の真後に位置せしめれば、第5図イの場合と同様
に布線の始点に戻る。このようにして、布線治具
8およびクランプ治具10を備える布線ヘツドA
を所望の布線台間で走行させることにより、電線
の配索および切断が連続的に行われると共に、電
線Wの両端末部は一本ずつブリツジCの溶着片1
7,17′間に位置しかつ電線クランプ爪3によ
り係止される。
このようにして、第6図に示す如く、作業台D
上に配置した布線台A−1,2,3……間に電線
Wが配設されたワイヤハーネスEが得られる。な
お、18は布線係止ピン、19はテープである。
この作業台Dは、ガイドレールRに沿つて次の
ステーシヨンに移され、図示しない溶着治具によ
り電線Wとブリツジを溶着固定した後、ワイヤハ
ーネスEを各布線台A−1,2,3……から取り
外す。次いで、ブリツジCによつて一定長lを残
して固定された各電線端子部は図示しない装置
で、その皮剥ぎ及び端子圧着が行われる。
しかし、上記した方法によれば、布線(電線の
係止−配索−切断)工程に続く電線の皮剥ぎ、端
子圧着工程を連続化することができない。すなわ
ち、布線台Aは布線治具8およびクランプ治具1
0を備える布線ヘツドBとの協働機構により、布
線工程の自動化に適した構造を有しているが、電
線の皮剥ぎ及び端子圧着に必要な構造を備えてい
ない。そのため、布線工程(および溶着工程)の
終了後は、ワイヤハーネスを布線台から取り外し
て別の装置で処理する必要があつた。
本発明は上記した事情に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは布線台を電線クラン
プ部、電線切断部および端子圧着部の三つの分離
可能な部材により構成することにより、この布線
台によつて布線工程、皮剥ぎ工程および端子圧着
工程を連続的に行える構造の布線台を提供し、以
つてワイヤハーネスの製造における工程の簡単化
および製造時間の短縮化を図ると共にワイヤハー
ネスを安価に製造し得るようにしたものである。
すなわち、本発明の布線台は、布線治具および
クランプ治具を有する布線ヘツドと協動して電線
の係止および切断を行う電線クランプ部と電線切
断部とを備えると共に、端子圧着機と協動して電
線の端末部に端子金具を圧着する端子圧着部とを
備え、前記電線切断部と端子圧着部は基板上の一
側に固定した前記電線クランプ部に対して分離可
能に設けたことを特徴とするものであり、他の構
成および特徴については以下の記載および図面に
より明らかにする。
以下、本発明を添附図面を参照しながら詳細に
説明する。
第7図は布線台の斜視図、第8図はその開離し
た状態の側面図である。布線台20は基板21上
に電線クランプ部22、電線切断部23および端
子圧着部24を設けた構成を有する。
基板21の上には、両側面に横溝26を有する
案内突条25が設けられており、その一側に電線
クランプ部22の本体22aが固定され、他側に
電線切断部23および端子圧着部24の基台27
が摺動自在に嵌着されている。すなわち、電線ク
ランプ部22に対向して電線切断部23および端
子圧着部24が接離自在に設けられている。ま
た、基板21には取付金具28を介してエアシリ
ンダ29が固定され、そのピストン29aに対す
るピストン受け30が基台27の基底部後端(図
中右側)に設けられている。
電線クランプ部22の本体22a上には、前端
より順次複数のノズルガイドピン31、ブリツジ
載置溝32および複数の電線クランプ爪33が設
けられている。
この電線クランプ爪33は、本体22aに着脱
自在に装着した門型の爪ホルダ34に取付けたも
ので、これによつて使用による摩耗や損傷等のト
ラブル発生に際し迅速に交換、修理が可能であ
る。また、本体22aの両側には後述する電線の
皮剥ぎ、端子圧着機に対する位置決め穴35およ
び電線切断部23に対するロツクレバー36が設
けられている。
ロツクレバー36は、L字形状を有し、その垂
直部36aの上下に縦長孔37,37′が開設さ
れ、該孔37,37′を本体22aに設けたガイ
ドピン38,38′に嵌挿して上下摺動自在に設
けると共に、前記ガイドピン38と垂直部36a
の下部に螺着したネジピン39との間に引張りバ
ネ40を介装することにより上方に付勢されてい
る。また、ロツクレバー36の下方水平部36b
の内面にロツクピン41が突設されており、この
ロツクピン41が前記基台27の基端部前端に突
設したロツク爪42の切欠凹部42aに係合し、
電線クランプ部22と基台27とがロツクされ
る。
一方、基台27には電線切断部23を構成する
L型部材43が起倒自在に装着されている。
このL型部材43は、その垂直部43aの基端
が取付板44の後端にネジピン45を介して枢着
されて起倒自在であり、板バネ製のストツパ46
によつて係止されている。また、L型部材43の
上方水平部43bの先端には段部47が凹設さ
れ、この段部47に順次電線に対する切断刃48
および複数のガイドピン49が着脱自在に装着さ
れ、また上方水平部43bの内部上方から後端に
わたり複数のノズルガイド溝50が凹設されてい
る。更に、上方水平部43bの両側面には横溝5
1が凹設され、この横溝51に嵌着固定された二
枚の取付板52間には、前記電線クランプ爪33
に対する複数の増締板53が設けられている。
而して、切断刃48は、第9図に示す如く、切
断刃本体48aの上部に刃部48bと当り板受面
48cとを交互に設けた構成を有する。また、こ
の切断刃48を布線台20側に設けたことに対応
して、前記クランプ治具10の切断刃14(第3
図参照)に代えて、第10図の如く、切断刃当り
板14′を設けたクランプ治具10′を使用する。
端子圧着部24′は、複数のアンビル54、一
対のサイドアーム55およびリアアーム56によ
り構成され、アンビル54は基台27の前端に固
定したアンビル台57上に着脱自在に立設されて
いる。このアンビル54は前記増締板53,53
間に位置し、その上端は前記ブリツジ載置溝32
の溝底とほゞ面一となるようにしてある。サイド
アーム55およびリアアーム56は後述する端子
のカセツトを支持するためのもので、サイドアー
ム55の上端には凸部55aが形成され、また、
リアアーム56の前面には板バネ58が配置して
ある。
このように、布線台20は、電線クランプ部2
2と電線切断部23および端子圧着部24を接離
自在に設け、電線切断部23を端子圧着部24上
の重合位置へ進退自在に設けた構成を有する。
しかも、布線台20は、前記布線台A(第1図
参照)と同様に、その上部前端から複数のノズル
ガイドピン31、ブリツジ載置溝32、電線クラ
ンプ爪33、切断刃48およびノズルガイド溝5
0を設けてある。従つて、この布線台20を第6
図と同様に作業台D上に所望の製品間隔に配置す
ると共に、第2図に示す布線ヘツドB(但し、ク
ランプ治具10の代りに第10図の治具10′を
用いる。)を操作することにより布線工程を自動
的に行うことができる。
なお、布線ヘツド20に切断刃48を設け、ク
ランプ治具10′に切断刃当り板14′を設けたこ
とにより、一組のクランプ爪33,33間に複数
の電線を係止、切断することができる。第11図
はこの状態を示すもので、先ずイに示す如く、一
本目の電線W1はクランプ治具10′が降下する
と、その切断刃当り板14′と刃部48bによつ
て切断され、前記第5図ハと全く同様である。一
方、二本目の電線W2を重ねて配索した場合、ロ
に示す如く、二本目の電線W2はクランプ治具1
0′の降下によりその後端末用クランプ板15に
押圧されて電線クランプ爪33間に押込れる。従
つて一本目の電線W1は電線W2に押圧されて、電
線クランプ爪33内に逃げると共に電線W1の先
端は刃部48bの逃げ面48dに沿つて降下す
る。その結果、二本目の電線W2は切断刃48と
刃部48bと接触し、第11図ロと全く同じ状態
で切断されることになる。
このようにして、布線ヘツドBおよび布線台2
0による自動布線工程が終了すると、作業台Dは
次のステーシヨンに移送され、電線の皮剥ぎ工程
に入る。
第12図イ〜ハは電線の皮剥ぎ工程を示す説明
図である。
図において、59は皮剥機を示し、皮剥機59
と前記布線台20とにより皮剥装置を構成する。
この皮剥機59は、前記作業台に配置される布線
台20の数に対応して昇降自在に設けられると共
に、その図示しない枠体(なお、この枠体には前
記位置決め穴35に対する嵌合ピンロツクレバー
36に対する押圧体およびこの押圧体間に位置し
て電線押板が設けられている。)に対し、ケース
60を傾動自在に設けてある。
ケース60の前面下方に、電線の絶縁被覆に対
する溶断刃61と受刃62が上下接離自在に装着
されている。
即ち、切断刃61は電気ヒータを内蔵した取付
台63に調節ネジ64によつて上下移動可能に螺
着され、取付台63は断熱材65を介して上部ホ
ルダ66に固定されている。また、受刃62はネ
ジジ68によつて下部ホルダ67に固定されてい
る。この上部ホルダ66と下部ホルダ67は、フ
レーム69の上下に突設した2本のガイドピン7
0,70′に昇降自在に挿着されている。71は
溶断刃61と受刃62を開閉するエアシリンダ
で、エアシリンダ71の先端は上部ホルダ66の
ネジ穴72にネジ込み固定され、そのピストン7
1aに上部ホルダ66とフレーム69間に介装さ
れたコイルバネ73を貫通してのび、その先端は
さらに下部ホルダ67の穴74の貫通して下部ホ
ルダ67の下面にネジ止め固定されている。
また、75は溶断刃61の上方へのずれを防止
するストツパネジ、76および78はリミツトス
イツチ、77および79はそれぞれの作動レバ
ー、80は作動レバー79に対する押圧ピンで、
フレーム69には押圧ピン80に対する穴81が
穿設されている。
第13図イおよびロは溶断刃61と受刃62の
拡大説明図である。溶断刃61は太巾逆U字形の
溝82aを有する補強板82と細巾逆U字形の溶
融溝83aを有する薄板状の本体83を接合して
構成され、溶融溝83aの溝巾は導体外径と略等
しくとる。一方、受刃62はその上端に電線に対
するV字形の押え溝84を設けて構成する。
而して、布線工程終了により前記作業台Dが次
のステーシヨンに移送されると、各布線台に対応
する皮剥機59が、第12図イのように、前記枠
体に対しケース60が開いた状態で降下する。
その結果、前記枠体の押圧体が布線台20のロ
ツクレバー36を押下げて、そのロツクピン41
と基板27のロツク爪42との係合を解除し、同
時に枠体の前記電線押板が配索された電線をクラ
ンプ部22に押圧固定すると共に、エアシリンダ
29が作動してそのピストン29aがのび、ピス
トン受け30に当接し、基台27が後退する。そ
して、溶断刃61と受刃62とは開いた状態で布
線台20の電線クランプ爪33に係止された電線
Wの前面に対向する。
次いで、第12図ロに示す如く、ケース60が
電線W側に回動して接近すると共に、ケース60
内のエアシリンダ71が下降しつゝそのピストン
71aがシリンダ内に後退する。その結果、上部
ホルダ66と下部ホルダ67はフレーム69側に
移動し、これによつて溶断刃61と受刃62が接
近し、電線Wを上下から挾み込む。
この際、上部ホルダ66の下降により、リミツ
トスイツチ76の作動レバー77の圧接状態が解
除されて前記取付台63に内蔵したヒータに通電
し、溶断刃61が瞬間的に加熱される。その結
果、溶断刃61の溶融溝83aが絶縁被覆を加熱
しつゝこれに喰込み、絶縁被覆を溶断する。一
方、溶断刃61と受刃62が電線Wを上下から挾
み込んだ状態、即ち上部ホルダ66と下部ホルダ
67が接近し、押圧ピン80が作動レバー79を
圧接すると、リミツトスイツチ78の作動により
図示しないタイマー回路により一定時間後に、前
記ヒータの電源が切れる。
最後に、第12図ハに示す如く、ケース60を
電線Wから引き離すように回動(スイング)させ
ると、細巾の溶融溝83aにより電線端末部分の
皮剥ぎが行われる。そして、この状態で、ケース
内のエアシリンダ71を上昇させつゝそのピスト
ン71aを繰出すことにより、溶断刃61と受刃
62とは開き、第12図イの始動状態に戻る。
このように、電線Wを加熱手段を備えた溶断刃
61と受刃62によつて絶縁被覆部分を溶断し、
次いでスイング動作によつて皮剥ぎを行う方法
は、電線の導体部分を損傷させるおそれがなく、
また皮剥ぎに要するスペースを極めて少なくする
ことができる。
このようにして、電線の皮剥ぎ工程が終了する
と、作業台Dは再び次のステーシヨンへ移送さ
れ、接続端子金具の圧着工程に入る。
第14図は端子圧着装置の側面図、第15図は
その要部の拡大正面図を示す。
図において、85は端子圧着機を示し、端子圧
着機85は、電線切断部23を外した状態の布線
台20と共に端子圧着装置を構成する。
端子圧着機85は、作業台Dの各布線台20に
対応して設けた枠体86内に圧着桿87を昇降自
在に設けた構成を有する。
圧着桿87は、布線台20における端子圧着部
24のアンビル54に対する加締溝88を有し、
ホルダ89に着脱自在に装着されている。ホルダ
89は、枠体86を構成する二本の板柱90,9
0′にガイドされて昇降自在であり、その上端は
ネジ91によつてホルダ取付板92の凹部92a
に嵌合固定されている。ホルダ取付板92は、ま
た、その両側に穿設した孔92bを枠体86の上
枠93および下枠94間に設けたガイドピン9
5,95′に挿着すると共に下枠94との間にコ
イルバネ96を介装することにより、上枠93側
に付勢されている。また、下枠94の下面には布
線台20の位置決め穴35に対する嵌合ピン97
およびサイドアーム55の凸部55aに衝合する
支持ピン98が突設されている。なお、99は圧
着桿87の位置を調節する調節ネジである。
第16図は接続端子金具を保持するカセツトの
分解斜視図である。
カセツト100は、ケース本体101と蓋体1
02との間に押えバネ103を介装してネジ10
4により固定して構成され、ケース本体101の
両側には切欠凹部105、内部にバネ室106お
よび前方に端子金具Fに対する挿入溝107が設
けられている。この切欠凹部105は、布線台2
0におけるサイドアーム55の凸部55aより
やゝ大きくとり、遊嵌できるようにとる。
次に端子圧着工程について説明すると、上記カ
ツト100の挿入溝107に端子金具Fの電気接
触部F1を差し込み、押えバネ103により挾持
させる。
このカセツト100を、前記布線台20の基台
27上にセツトする。すなわち、ストツパ46を
手前に引張つて、電線切断部23を構成するL型
部材43を後方に引き倒し、カセツト100の切
欠凹部105をサイドアーム55の凸部55aに
遊嵌する。このとき、端子金具Fの電線接続部
F2はアンビル54により支持されると共に、カ
セツト100はリアアーム56の板バネ58によ
り前方にやゝ付勢されている。そして、前記皮剥
ぎ工程で分離していた基台27を電線クランプ部
22側に移動させ、ロツクピン41とロツク爪4
2とにより両者をロツクする。
以上の操作は、作業者が手で操作する。これは
布線工程において、多数の電線を配索するのに可
成の時間を要するため、時間的に余裕が十分であ
ること、および電線に対する端子金具の圧着時に
おいて不良品が発生し、ワイヤハーネス全体に影
響を及ぼすことを避けるためである。
上記操作の後、第14図に示す如くに、端子圧
着機85を布線台20に向けて下降させ、枠体8
6を前記嵌合ピン97および支持ピン98等によ
り、布線台20上に位置決め、セツトする。
次いで、図示しないプレスラムを作動させ、ホ
ルダ取付板92を押し付けることにより、圧着桿
87が下降し、その加締溝88とアンビル54と
により端子金具Fの電線接続部F2は電線Wの導
体に加締、圧着される。そして、プレスラムを上
昇させることにより、ホルダ取付板92はコイル
バネ96の弾発力により元の状態に復帰する。
このように布線台20は、布線ヘツドBと協動
して、本来の電線の係止、配索および切断という
布線機を発揮するほかに、電線クランプ部22に
対して電線切断部23と端子圧着部24とを分離
可能に設けたことにより、前記皮剥機59、端子
圧着機85と共に、電線の皮剥ぎ及び端子圧着装
置を構成する。その結果、布線台相互間に電線を
配索した後、即ち布線工程から次の皮剥ぎ、端子
圧着工程に移す際には、電線を布線台の電線クラ
ンプ部から取り外すことなく最初に係止された状
態でそのまゝ移行させることができ、従来の如く
電線をブリツジにより溶着固定する必要がなくな
る。従つて、ブリツジは従来の溶着タイプのブリ
ツジC(第4図参照)に代え、電線の端末部に着
脱自在に装着でき、コネクタへ端子金具を挿着し
た後はこれを取り外せるようにするのが好まし
い。
第17図はこのようなブリツジを示すもので、
ブリツジ108は基板109上に相対向する一対
の挾持子111,111′よりなる電線挾持部1
10を複数組並列して設けた構成を有する。そし
て、挾持子111,111′は可撓性を有する内
側板111aと外側板111bとにより二重構造
に形成すると共に、相対向する内側壁111a,
111a間の間隔を電線の外径よりも僅かに小さ
くとることにより、第18図に示す如く、電線W
を挾持子111,111′間に挿入したとき内側
板111aが外側壁111bに向けて湾曲し、電
線を弾性的に挾持するようにしたものである。
このようにブリツジ108は一対の挾持子11
1,111′よりなる電線挾持部110によつて
電線の端末部に対して着脱自在に装着できる構成
である。従つて、ブリツジ108は、上記布線工
程に入る前に予め各布線台20のブリツジ載置溝
32にセツトしておき、電線の配索と同時に電線
を挾持させることができる。また、布線工程ない
し端子圧着工程の所望の段階又は端子圧着が終了
して布線台から電線を取り外す際に装着すること
もでき、所望の段階で使用することができ、端子
金具をコネクタに挿着した後はこれを取り外して
も差支えない。
以上は布線台20における電線切断部23を基
台27に記倒自在に枢着した例について説明した
が、要は電線切断部23と端子圧着部が分離可能
でかつこれらが電線クランプ部22と接離自在に
構成すればよく種々の設計変更が可能である。ま
た、電線切断部23における切断刃48に代え従
来の如く切断刃当り面4(第1図)を設け、クラ
ンプ治具10と併用することができる。
また、皮剥機59には溶断刃61および受刃6
2に代え、上下一対の切断刃(対向面にそれぞれ
U字状ないしV字形の溝刃を形成したもの)を装
着することにより皮剥ぎを行うようにしてもよ
い。
更に、端子金具Fの圧着に際しては、カセツト
100により1個ずつ端子金具を挿着する代り
に、端子金具を横方向に連設した連鎖状端子金具
をそのまま使用できるように、端子圧着部24に
おけるサイドアーム55、リアアーム66等に設
計変更を施すことも可能である。
本発明は上記した如くに、皮剥機等と協動して
電線の係止、切断および皮剥ぎを行う電線クラン
プ部と電線切断部とを備えると共に、端子圧着機
と協動して電線の端末部に端子金具を圧着する端
子圧着部とを備え、前記電線切断部と端子圧着部
は基板上の一側に固定した電線クランプ部に対し
て接離自在に移動する基台上に設け、電線切断部
は端子圧着部の上方の重合位置へ進退自在であ
り、重合状態において該電線切断部が該電線クラ
ンプ部の軸方向延長線上に位置するようにして成
るものであるから電線の配索、係止、切断といつ
た布線台としての機能の他に、係止した電線に対
してそのまま電線の皮剥ぎと端子の圧着を施すこ
とを可能とするものであり、これによつて布線工
程ないし端子圧着工程の連続化が可能となり、ワ
イヤハーネスの製造における工程の簡素化及び製
造時間の短縮に大きな効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第6図は本発明の説明に係する従
来例を示し、第1図は布線台Aの斜視図、第2図
は布線ヘツドBの要部を破断した側面図、第3図
はクランプ治具10の拡大側面図、第4図はブリ
ツジCの斜視図、第5図イ〜ハは布線台と布線ヘ
ツドBによる布線工程の説明図、第6図は布線さ
れたワイヤハーネスの平面図である。第7図ない
し第18図は本発明の一実施例を示し、第7図は
布線台20の斜視図、第8図はその分離した状態
の側面図、第9図は切断刃48の拡大斜視図、第
10図はクランプ治具10′の拡大側面図、第1
1図イおよびロは布線台20とクランプ治具1
0′による電線の係止切断状態の説明図、第12
図イないしハは電線の皮剥ぎ工程を示し、イは皮
剥ぎ直前の状態の側面図、ロは皮剥ぎ際中の要部
側面図、ハは皮剥ぎ終了の状態の側面図、第13
図イおよびロは皮剥ぎ刃の拡大図で、イはその要
部の正面図、ロはその側面図、第14図は端子圧
着装置の側面図、第15図はその要部の拡大正面
図、第16図はカセツト100の分解斜視図、第
17図はブリツジ108の斜視図、第18図はそ
の作用状態の説明図である。 B……布線ヘツド、8……布線治具、10……
クランプ治具、20……布線台、21……基板、
22……電線クランプ部、23……電線切断部、
24……端子圧着部、27……基台、31……ノ
ズルガイドピン、32……ブリツジ載置溝、33
……電線クランプ爪、43……L型部材、48…
…切断刃、50……ノズルガイド溝、53……増
締板、54……アンビル。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 皮剥機等と協動して電線の係止、切断および
    皮剥ぎを行う電線クランプ部と電線切断部とを備
    えると共に、端子圧着機と協動して電線の端末部
    に端子金具を圧着する端子圧着部とを備え、前記
    電線切断部と端子圧着部は基板上の一側に固定し
    た電線クランプ部に対して接離自在に移動する基
    台上に設け、電線切断部は端子圧着部の上方の重
    合位置へ進退自在であり、重合状態において該電
    線切断部が該電線クランプ部の軸方向延長線上に
    位置することを特徴とする布線台。
JP55167806A 1980-11-20 1980-11-28 Wiring base Granted JPS5790817A (en)

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JP55167806A JPS5790817A (en) 1980-11-28 1980-11-28 Wiring base
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US06/308,599 US4476629A (en) 1980-11-20 1981-10-05 Method and apparatus for producing wire harness
DE19813143717 DE3143717A1 (de) 1980-11-20 1981-11-04 "verfahren und vorrichtung zum herstellen eines kabelbaums"
IT24930/81A IT1139692B (it) 1980-11-20 1981-11-09 Procedimento ed apparecchiatura per la produzione di fasci di conduttori elettrici
AU77377/81A AU557253B2 (en) 1980-11-20 1981-11-11 Method + apparatus for producing wire harness
FR8121550A FR2494542B1 (fr) 1980-11-20 1981-11-18 Procede et appareil pour la fabrication de faisceaux de fils de cablage
MX190175A MX150884A (es) 1980-11-20 1981-11-18 Mejoras en aparato para producir un cable preformado y metodo de manufactura
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10685643B2 (en) 2011-05-20 2020-06-16 Vocollect, Inc. Systems and methods for dynamically improving user intelligibility of synthesized speech in a work environment

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US10685643B2 (en) 2011-05-20 2020-06-16 Vocollect, Inc. Systems and methods for dynamically improving user intelligibility of synthesized speech in a work environment

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