JPS6161303A - 圧縮型電線 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は架空送電線等に用いる圧縮型の電線に関する。

従来の技術 圧縮型電線としては、心線の周囲に複数の素線を撚シ合
わせて備えそれをさらに層状に備えたものが公知である
。その１つとして鋼心アルミよυ線（ＡＣ３Ｒ）がある
。ＡＣＳＲは心線とする亜鉛めっき鋼線の周囲に、断面
が扇形のアルミ素線を層状に備えたものであり、各素線
はその側面どうしが密接し、また上面および下面も他層
の素線に密接している。そのため各素線どうしの摩擦が
大きく、ねじシ剛性が大きいという利点があるが、従来
の丸素線に比べて可撓性が悪くなっている。

このような構成のものは、アルミ素線層が１層ないし２
層でアルミ層の断面積が４１０　ｍｍ２以下の比較的小
さいサイズであればある程度の可撓性を有しているが、
アルミ素線層が３層ないし４層でその断面積が８１０〜
１５２０層ｗｎ２と大型になると可撓性が非常に悪くな
るという問題がある。したがって大型のＡＣ８Ｒは曲げ
半径が大きくなり、搬送または収納時にこれを巻き付け
るＰラムの径も大きなものでなければならず、さらには
架線工具等も大型化したシ特殊化してしまう。さらに取
シ扱うのに不便なため施工性が低下するという問題が生
ずる。そして以上の問題点から起因して大墓のＡＣ３Ｒ
は経済的にコスト高となってしまう。

発明が解決しようとする問題点 そこで本発明の目的は、このような大型の圧縮型電線で
あっても曲げ半径が小さくなるように、可撓性に優れた
圧縮型電線を提供することにある。

問題点を解決するだめの手段および作用本発明は、心線
の周囲に断面台形状の複数の扇形素線を層状に備え、同
一層の各素線は互いに底面が隣接し、側面間の間隙は外
方に向かって拡大し互いの外方端が離反してなることを
特徴とする圧縮型電線である。

すなわち各素線の互いの側面は接触していないので、電
線を曲げる場合にも摩擦がなく、電線の曲げ半径は剛性
のみによって決定され、このような構成の大型の圧縮型
電線は可撓性に優れている。

実施例 以下に添付図面に基づいて本発明の１実施例を説明する
。

第１図に本発明の実施例であるＡＣ８Ｒの概略断面図を
示しである。ＡＣ３Ｒは亜鉛めっき鋼線１を心線として
複数より合わせ、その周囲にアルミ扇形素線２をよシ合
わせて同心に設け、それをさらに層状に設けたものであ
る。本発明のアルミ扇形素線２は断面が台形状であり、
各層の各々の素線２は底面のみで接触し、素線２の上端
部は隣シの素線２には接していない。そして上面および
下面はその上層および下層の素線２に接している。

このような構成のＡＣ３Ｒは、隣シ合う各素線が底面の
みで接触しているので摩擦がなぐ、可撓性に優れた電線
となっている。そのため容易に取り扱うことができる。

近年、扇形素線を使用するものとしては、倍容量電線（
ＸＴＡＣＩＲ）、０ＰＧＷ、低ロス電線（ＳＬＡＣ）、
低風音電線等、種類が増加しているが、これらは６１０
　ａ１２以下の比較的小サイズのものが多かったが、本
発明の構成により素線層の数をさらに増やすことができ
るので、大サイズの低ロス電線、低風音電線等も形成す
ることができる。

発明の効果 本発明によれば、素線を断面台形状にしたことによシミ
線の可撓性が向上し、取シ扱いが極めて容易になる。さ
らに曲げ半径が小さくなるので巻き取ｐＰラムや工具等
も小型になり、現場での施工性が向上し、総合的に安価
なものとなる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例であるＡＣ８Ｒの断面図である
。 図中符号： １・・・・・・亜鉛めっき鋼線、２・・・・・・アルミ
扇形素線。 見　１　凹

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 心線の周囲に断面台形状の複数の扇型素線を層状に備え
   、同一層の各素線は互いに底面が隣接し、側面間の間隙
   は外方に向かつて拡大し互いの外方端が離反してなるこ
   とを特徴とする圧縮型電線。