JPS6160912B2 - - Google Patents
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- JPS6160912B2 JPS6160912B2 JP57146909A JP14690982A JPS6160912B2 JP S6160912 B2 JPS6160912 B2 JP S6160912B2 JP 57146909 A JP57146909 A JP 57146909A JP 14690982 A JP14690982 A JP 14690982A JP S6160912 B2 JPS6160912 B2 JP S6160912B2
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- JP
- Japan
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- vapor
- vacuum
- hood
- metal vapor
- steel strip
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Links
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Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C23—COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; CHEMICAL SURFACE TREATMENT; DIFFUSION TREATMENT OF METALLIC MATERIAL; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL; INHIBITING CORROSION OF METALLIC MATERIAL OR INCRUSTATION IN GENERAL
- C23C—COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; SURFACE TREATMENT OF METALLIC MATERIAL BY DIFFUSION INTO THE SURFACE, BY CHEMICAL CONVERSION OR SUBSTITUTION; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL
- C23C14/00—Coating by vacuum evaporation, by sputtering or by ion implantation of the coating forming material
- C23C14/22—Coating by vacuum evaporation, by sputtering or by ion implantation of the coating forming material characterised by the process of coating
- C23C14/56—Apparatus specially adapted for continuous coating; Arrangements for maintaining the vacuum, e.g. vacuum locks
- C23C14/562—Apparatus specially adapted for continuous coating; Arrangements for maintaining the vacuum, e.g. vacuum locks for coating elongated substrates
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Metallurgy (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Physical Vapour Deposition (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、帯鋼へ金属蒸気を蒸着させる真空蒸
着装置に関し、特に帯鋼へ蒸着されない余剰の金
属蒸気を発生させないようにした上記装置に関す
るものである。
着装置に関し、特に帯鋼へ蒸着されない余剰の金
属蒸気を発生させないようにした上記装置に関す
るものである。
従来、帯鋼へ金属蒸気を蒸着させる真空蒸着装
置として第1図に示すようなものが知られてい
た。
置として第1図に示すようなものが知られてい
た。
第1図中、1は帯鋼、2は真空容器、3は溶融
金属5を溶解するためのルツボ、4は該ルツボ3
を加熱するヒータ、7は蒸発した金属蒸気を蒸着
口6へ案内するフード、8はフード7を加熱する
ヒータである。
金属5を溶解するためのルツボ、4は該ルツボ3
を加熱するヒータ、7は蒸発した金属蒸気を蒸着
口6へ案内するフード、8はフード7を加熱する
ヒータである。
しかし、このような装置の場合、蒸着口6から
金属蒸気が余剰に噴出し、帯鋼1の蒸着を施さな
い面側に金属蒸気が付着したり、あるいは真空容
器2の内壁に付着する等の欠点があつた。
金属蒸気が余剰に噴出し、帯鋼1の蒸着を施さな
い面側に金属蒸気が付着したり、あるいは真空容
器2の内壁に付着する等の欠点があつた。
一方、紙やプラスチツク類の基体に金属蒸気を
蒸着させる技術として、基体の移動速度に一致し
た周速で回転するロールに基体を巻付け、基体の
片側に金属蒸気を蒸着させる手法が提案されてい
る。
蒸着させる技術として、基体の移動速度に一致し
た周速で回転するロールに基体を巻付け、基体の
片側に金属蒸気を蒸着させる手法が提案されてい
る。
この手法は、第2図に示すように、ロール10
表面に、蒸着口6をはさんで基体1の進入及び退
出側に、ロール10及び基体1に接触しないよう
な僅かの隙間を作るように弓状のカバー111,
112を設け、該カバー111,112をロール
10を中心に真空室を21と22との2室に分割
するように真空室側壁に固定し、一方の真空室
(低真空室)21から基体1を供給し、ロール1
0に巻付けて移動させながら他の真空室すなわち
蒸着室(高真空室)22へ導き、蒸着後に再度上
記の低真空室21へ戻す手法である。この手法に
よれば、上記のロール10とカバー111,11
2間の隙間を気体が移動する際に抵抗が大きくな
るため、高真空の蒸着室22内の蒸気が低真空室
21内へ移動するのが防止されるし、また基体1
の蒸着を施さない面側に金属が付着するのを防止
できるという効果はあるものの、上記のカバー1
11,112は金属蒸気より低温であるため、カ
バー111,112のロール10に面した側すな
わち隙間側に金属蒸気が付着堆積し、長時間の運
転に適さないという欠点があつた。
表面に、蒸着口6をはさんで基体1の進入及び退
出側に、ロール10及び基体1に接触しないよう
な僅かの隙間を作るように弓状のカバー111,
112を設け、該カバー111,112をロール
10を中心に真空室を21と22との2室に分割
するように真空室側壁に固定し、一方の真空室
(低真空室)21から基体1を供給し、ロール1
0に巻付けて移動させながら他の真空室すなわち
蒸着室(高真空室)22へ導き、蒸着後に再度上
記の低真空室21へ戻す手法である。この手法に
よれば、上記のロール10とカバー111,11
2間の隙間を気体が移動する際に抵抗が大きくな
るため、高真空の蒸着室22内の蒸気が低真空室
21内へ移動するのが防止されるし、また基体1
の蒸着を施さない面側に金属が付着するのを防止
できるという効果はあるものの、上記のカバー1
11,112は金属蒸気より低温であるため、カ
バー111,112のロール10に面した側すな
わち隙間側に金属蒸気が付着堆積し、長時間の運
転に適さないという欠点があつた。
本発明者等は、この蒸着技術をこのような欠点
を排除して前記第1図に示す帯鋼の蒸着装置に適
用させ、第1図の装置における欠点を解消させる
べく研究を重ねた結果、ロールに巻付けられて送
行する帯鋼は、この走行中にロールの胴長方向の
駆動側又はその反対側へ移動することから、弓状
のカバーは蒸着口を帯鋼の幅より若干広くなるよ
うに設けなければならないことが明らかとなつ
た。しかし、このようにすると余剰の蒸気が帯鋼
が巻付けられていないロール表面部に付着してし
まうという新たな問題に遭遇した。
を排除して前記第1図に示す帯鋼の蒸着装置に適
用させ、第1図の装置における欠点を解消させる
べく研究を重ねた結果、ロールに巻付けられて送
行する帯鋼は、この走行中にロールの胴長方向の
駆動側又はその反対側へ移動することから、弓状
のカバーは蒸着口を帯鋼の幅より若干広くなるよ
うに設けなければならないことが明らかとなつ
た。しかし、このようにすると余剰の蒸気が帯鋼
が巻付けられていないロール表面部に付着してし
まうという新たな問題に遭遇した。
本発明は、以上の欠点、問題点を悉く解消し、
効率良く帯鋼への真空蒸着を行うことのできる真
空蒸着装置を提供するものである。
効率良く帯鋼への真空蒸着を行うことのできる真
空蒸着装置を提供するものである。
すなわち本発明は、高真空度の真空蒸着室に、
帯鋼を巻付けながら通板させる回転セルと、金属
を溶解するルツボと、該ルツボに接続され金属蒸
気を案内し蒸着口が前記回転セルと対向するフー
ドと、該蒸着口の帯鋼進入側と退出側に前記フー
ドには接続するが前記回転セルに巻付けられた帯
鋼には接触しないように僅かの隙間を持たせた弓
状のカバーとを設けてなり、かつ前記回転セルに
該回転セルの帯鋼が巻付けられていない両端部に
金属蒸気が蒸着しないように回転セル表面を回転
セル付近の金属蒸気の蒸気圧下における金属蒸気
の再蒸発温度以上の温度に加熱する手段を設ける
と共に、前記フードとカバーに金属蒸気が蒸着し
ないようにフードとカバーの表面をフードとカバ
ーの付近の金属蒸気の蒸気圧下における再蒸発温
度以上に加熱する手段を設けたことを特徴とする
真空蒸着装置に関するものである。
帯鋼を巻付けながら通板させる回転セルと、金属
を溶解するルツボと、該ルツボに接続され金属蒸
気を案内し蒸着口が前記回転セルと対向するフー
ドと、該蒸着口の帯鋼進入側と退出側に前記フー
ドには接続するが前記回転セルに巻付けられた帯
鋼には接触しないように僅かの隙間を持たせた弓
状のカバーとを設けてなり、かつ前記回転セルに
該回転セルの帯鋼が巻付けられていない両端部に
金属蒸気が蒸着しないように回転セル表面を回転
セル付近の金属蒸気の蒸気圧下における金属蒸気
の再蒸発温度以上の温度に加熱する手段を設ける
と共に、前記フードとカバーに金属蒸気が蒸着し
ないようにフードとカバーの表面をフードとカバ
ーの付近の金属蒸気の蒸気圧下における再蒸発温
度以上に加熱する手段を設けたことを特徴とする
真空蒸着装置に関するものである。
以下、添付図面を参照して本発明装置を詳細に
説明する。
説明する。
第3図は本発明装置の一実施態様例を示す図で
ある。
ある。
第3図において、1は帯鋼、2は真空蒸着室7
と接続された該蒸着室7より圧力の高い真空シー
ル室、3は真空シール装置、4および5は帯鋼1
を真空蒸着室7へ進入および退出させるための案
内ロール、6はロール室21と真空蒸着室7を接
続する伸縮自在のジヤバラ、9は帯鋼1を巻付け
て金属蒸気を蒸着させる回転セル、10は回転セ
ルを加熱するヒータ、12は回転セル9に近接さ
れ僅かな隙間13を持たせるように取付られた帯
鋼1の進入側および退出側のカバー、11は該カ
バー12を加熱するヒータ、15は溶融金属16
を溶解するためのルツボ、14は該ルツボ15を
加熱するヒータ、20は蒸発した金属蒸気23を
蒸着口22へ案内するフード、18は隙間13を
帯鋼1の板厚に応じて自在に調節するためにカバ
ー12とフード20の間に設けられた伸縮自在の
ジヤバラ、19はフード20を加熱するヒータ、
17は真空蒸着室7を真空にするための真空ポン
プ、25はカバー12を開閉させ隙間13を調節
する開閉装置、矢印26および27は帯鋼1の入
出方向、矢印28は回転セル9の回転方向を示
す。
と接続された該蒸着室7より圧力の高い真空シー
ル室、3は真空シール装置、4および5は帯鋼1
を真空蒸着室7へ進入および退出させるための案
内ロール、6はロール室21と真空蒸着室7を接
続する伸縮自在のジヤバラ、9は帯鋼1を巻付け
て金属蒸気を蒸着させる回転セル、10は回転セ
ルを加熱するヒータ、12は回転セル9に近接さ
れ僅かな隙間13を持たせるように取付られた帯
鋼1の進入側および退出側のカバー、11は該カ
バー12を加熱するヒータ、15は溶融金属16
を溶解するためのルツボ、14は該ルツボ15を
加熱するヒータ、20は蒸発した金属蒸気23を
蒸着口22へ案内するフード、18は隙間13を
帯鋼1の板厚に応じて自在に調節するためにカバ
ー12とフード20の間に設けられた伸縮自在の
ジヤバラ、19はフード20を加熱するヒータ、
17は真空蒸着室7を真空にするための真空ポン
プ、25はカバー12を開閉させ隙間13を調節
する開閉装置、矢印26および27は帯鋼1の入
出方向、矢印28は回転セル9の回転方向を示
す。
以上のように構成される本発明装置は、次のよ
うな作用効果を有する。
うな作用効果を有する。
ルツボ15の中でヒータ14により溶融金属1
6を所定の温度範囲、例えば該金属16がZnの
場合は約430〜550℃に加熱溶解する。
6を所定の温度範囲、例えば該金属16がZnの
場合は約430〜550℃に加熱溶解する。
真空ポンプ17で真空蒸着室7の中の気体を排
気し、該室7の内部8を真空度1〜10-4トールに
する。この時、回転セル9とカバー12との間の
僅かの隙間13を介してフード20の内部24も
真空蒸着室7の内部8と同一の真空度1〜10-4ト
ールになる。
気し、該室7の内部8を真空度1〜10-4トールに
する。この時、回転セル9とカバー12との間の
僅かの隙間13を介してフード20の内部24も
真空蒸着室7の内部8と同一の真空度1〜10-4ト
ールになる。
隙間13は、帯鋼1の板厚より大きく、帯鋼1
が回転セル9に巻付けられて移動する際にカバー
12に接触しない最小の大きさに調節される。ま
た、帯鋼1は連続して通板されるため、帯鋼1同
志の接続部分がカバー12位置を通過する際に
も、該接続部分がカバー12に接触しないように
隙間13を調節する。
が回転セル9に巻付けられて移動する際にカバー
12に接触しない最小の大きさに調節される。ま
た、帯鋼1は連続して通板されるため、帯鋼1同
志の接続部分がカバー12位置を通過する際に
も、該接続部分がカバー12に接触しないように
隙間13を調節する。
更に、隙間13は、フード20内の金属蒸気2
3が真空蒸着室7内に移動するのを妨げる作用を
もなすもので、隙間13が小さいと1〜10-4トー
ル程度の真空度では、気体の流れは大気中の一般
ガスの流れ、すなわち粘性流の流れから分子流の
流れになり、この分子流の流れを流れ難くするに
は、隙間13を小さくすると共に、隙間13の長
さを長く(すなわちカバー12を長く)するのが
効果があり、特に長さに比例して流れ難くなるた
め、隙間13の長さ(すなわちカバー12の長
さ)は予め長く設計しておき、そして上記の帯鋼
1との接触についても考慮しつつ隙間13を調節
する。
3が真空蒸着室7内に移動するのを妨げる作用を
もなすもので、隙間13が小さいと1〜10-4トー
ル程度の真空度では、気体の流れは大気中の一般
ガスの流れ、すなわち粘性流の流れから分子流の
流れになり、この分子流の流れを流れ難くするに
は、隙間13を小さくすると共に、隙間13の長
さを長く(すなわちカバー12を長く)するのが
効果があり、特に長さに比例して流れ難くなるた
め、隙間13の長さ(すなわちカバー12の長
さ)は予め長く設計しておき、そして上記の帯鋼
1との接触についても考慮しつつ隙間13を調節
する。
この隙間13の調節は、次のようにして行われ
る。油圧又は電動で作動するカバー12の開閉装
置25で隙間13を予め大きくしておき、フード
20の内部24が所定の真空度に到達したなら、
所定の僅かな隙間となるように開閉装置25を作
動させる。この時、内部24が所定の真空度に到
達すると、溶融金属16が蒸発を開始し、内部2
4内に充満するが、この直前に所定の隙間13と
なるようにする。
る。油圧又は電動で作動するカバー12の開閉装
置25で隙間13を予め大きくしておき、フード
20の内部24が所定の真空度に到達したなら、
所定の僅かな隙間となるように開閉装置25を作
動させる。この時、内部24が所定の真空度に到
達すると、溶融金属16が蒸発を開始し、内部2
4内に充満するが、この直前に所定の隙間13と
なるようにする。
隙間13は上記のように気体の流れ抵抗が大き
くなるように作られているため、金属蒸気23は
フード20の内部24から真空蒸着室7の内部空
間8へ洩れ出すことがなく、真空蒸着室7は余剰
の金属蒸気で汚染されず、従来装置のように真空
蒸着室を大気に開放し、定期的に金属固体と化し
た金属蒸気を除去するという操作は全く不要であ
り、蒸着メツキ作業の稼動率が著しく向上する。
くなるように作られているため、金属蒸気23は
フード20の内部24から真空蒸着室7の内部空
間8へ洩れ出すことがなく、真空蒸着室7は余剰
の金属蒸気で汚染されず、従来装置のように真空
蒸着室を大気に開放し、定期的に金属固体と化し
た金属蒸気を除去するという操作は全く不要であ
り、蒸着メツキ作業の稼動率が著しく向上する。
また、この場合、フード20をヒータ19で、
カバー12をヒータ11で、それぞれ金属蒸気2
3が蒸着しない温度、すなわちフード20および
カバー12の近辺の金属蒸気23の蒸気圧下にお
ける金属蒸気23の再蒸発温度以上の温度、例え
ば該蒸気23がZnの場合は前記した真空度1〜
10-4トールで230〜580℃に加熱する。これによ
り、フード20およびカバー12には金属蒸気2
3が蒸着せず、フード20およびカバー12は汚
染されることがなく、フード20の内部24と隙
間13をクリーンな状態に長期間に亘つて維持す
ることができる。
カバー12をヒータ11で、それぞれ金属蒸気2
3が蒸着しない温度、すなわちフード20および
カバー12の近辺の金属蒸気23の蒸気圧下にお
ける金属蒸気23の再蒸発温度以上の温度、例え
ば該蒸気23がZnの場合は前記した真空度1〜
10-4トールで230〜580℃に加熱する。これによ
り、フード20およびカバー12には金属蒸気2
3が蒸着せず、フード20およびカバー12は汚
染されることがなく、フード20の内部24と隙
間13をクリーンな状態に長期間に亘つて維持す
ることができる。
更に、回転セル9もヒータ10で金属蒸気23
が蒸着しない温度、すなわち回転セル9近辺の金
属蒸気23の蒸気圧下における金属蒸気23の再
蒸発温度以上の温度、例えばZn蒸気の場合は1
〜10-4トールで230〜580℃に加熱し、回転セル9
表面への蒸気23の蒸着を防止し、該表面を長期
連続期間に亘つてクリーンな状態に維持する。
が蒸着しない温度、すなわち回転セル9近辺の金
属蒸気23の蒸気圧下における金属蒸気23の再
蒸発温度以上の温度、例えばZn蒸気の場合は1
〜10-4トールで230〜580℃に加熱し、回転セル9
表面への蒸気23の蒸着を防止し、該表面を長期
連続期間に亘つてクリーンな状態に維持する。
この場合、真空蒸着室7内の真空度を上記の1
〜10-4トールの雰囲気に管理することが前提とな
る。すなわち、この真空度の範囲であれば、帯鋼
1は上記温度に加熱された回転セル9から熱をも
らうことがなく、従つて帯鋼1に一旦蒸着された
金属蒸気は再蒸発することはない。例えば、Zn
蒸気の場合、真空度が10-2トールの雰囲気下で帯
鋼1の温度が約340℃以上になると再蒸発が顕著
にみられるが、真空度が上記の1トール以下の高
真空度の雰囲気下では帯鋼1と回転セル9との間
の熱伝達率が極めて小さく、帯鋼1が加熱された
回転セル9に巻付きながら通板する際に上記の温
度以上に加熱されるということはない。
〜10-4トールの雰囲気に管理することが前提とな
る。すなわち、この真空度の範囲であれば、帯鋼
1は上記温度に加熱された回転セル9から熱をも
らうことがなく、従つて帯鋼1に一旦蒸着された
金属蒸気は再蒸発することはない。例えば、Zn
蒸気の場合、真空度が10-2トールの雰囲気下で帯
鋼1の温度が約340℃以上になると再蒸発が顕著
にみられるが、真空度が上記の1トール以下の高
真空度の雰囲気下では帯鋼1と回転セル9との間
の熱伝達率が極めて小さく、帯鋼1が加熱された
回転セル9に巻付きながら通板する際に上記の温
度以上に加熱されるということはない。
以上は帯鋼1の片面にのみ金属蒸気23を蒸着
させる際の構成および作用についての説明である
が、第3図中符号10〜20および22〜25で
示す部品を更にもう1組み組合せることにより、
帯鋼1の両面へ金属蒸気を蒸着させることができ
る。この場合、帯鋼1の両面共同一蒸着量とする
こともできるし、ルツボ15の加熱ヒータ14の
ヒータパワーを調節することにより、帯鋼1の片
面と他面の蒸着量を変えた所謂差厚メツキも容易
に行うことができる。
させる際の構成および作用についての説明である
が、第3図中符号10〜20および22〜25で
示す部品を更にもう1組み組合せることにより、
帯鋼1の両面へ金属蒸気を蒸着させることができ
る。この場合、帯鋼1の両面共同一蒸着量とする
こともできるし、ルツボ15の加熱ヒータ14の
ヒータパワーを調節することにより、帯鋼1の片
面と他面の蒸着量を変えた所謂差厚メツキも容易
に行うことができる。
以上詳述したように本発明装置によれば、余剰
の金属蒸気を真空蒸着室7内に洩らすことなく、
またフード20、カバー12に付着させることな
く、帯鋼1への蒸着メツキを良好に行うことがで
き、従来のように真空蒸着槽の全域に亘つて金属
蒸気が固化堆積したものを槽を開放して除去しな
ければならないといつた煩雑な保守管理が不要で
あり、装置の稼動率を著しく向上させることがで
きる。
の金属蒸気を真空蒸着室7内に洩らすことなく、
またフード20、カバー12に付着させることな
く、帯鋼1への蒸着メツキを良好に行うことがで
き、従来のように真空蒸着槽の全域に亘つて金属
蒸気が固化堆積したものを槽を開放して除去しな
ければならないといつた煩雑な保守管理が不要で
あり、装置の稼動率を著しく向上させることがで
きる。
第1図は帯鋼へ金属蒸気を蒸着させる従来の真
空蒸着装置を示す図、第2図は紙やプラスチツク
類へ金属蒸気を蒸着させる従来の真空蒸着手法を
示す図、第3図は本発明装置の一実施例を示す図
である。
空蒸着装置を示す図、第2図は紙やプラスチツク
類へ金属蒸気を蒸着させる従来の真空蒸着手法を
示す図、第3図は本発明装置の一実施例を示す図
である。
Claims (1)
- 1 高真空度の真空蒸着室に、帯鋼を巻付けなが
ら通板させる回転セルと、金属を溶解するルツボ
と、該ルツボに接続され金属蒸気を案内し蒸着口
が前記回転セルと対向するフードと、該蒸着口の
帯鋼進入側と退出側に前記フードには接続するが
前記回転セルに巻付けられた帯鋼には接触しない
ように僅かの隙間を持たせた弓状のカバーとを設
けてなり、かつ前記回転セルに該回転セルの帯鋼
が巻付けられていない両端部に金属蒸気が蒸着し
ないように回転セル表面を回転セル付近の金属蒸
気の蒸気圧下における金属蒸気の再蒸発温度以上
の温度に加熱する手段を設けると共に、前記フー
ドとカバーに金属蒸気が蒸着しないようにフード
とカバーの表面をフードとカバーの付近の金属蒸
気の蒸気圧下における再蒸発温度以上に加熱する
手段を設けたことを特徴とする真空蒸着装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14690982A JPS5938382A (ja) | 1982-08-26 | 1982-08-26 | 真空蒸着装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14690982A JPS5938382A (ja) | 1982-08-26 | 1982-08-26 | 真空蒸着装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5938382A JPS5938382A (ja) | 1984-03-02 |
JPS6160912B2 true JPS6160912B2 (ja) | 1986-12-23 |
Family
ID=15418306
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14690982A Granted JPS5938382A (ja) | 1982-08-26 | 1982-08-26 | 真空蒸着装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JPS5938382A (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS60197876A (ja) * | 1984-03-19 | 1985-10-07 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 真空蒸着装置 |
JPS6213571A (ja) * | 1985-07-11 | 1987-01-22 | Nisshin Steel Co Ltd | 片面連続真空蒸着方法 |
JPH0721227B2 (ja) * | 1986-04-10 | 1995-03-08 | 元旦ビューティ工業株式会社 | 横葺き屋根 |
JPS6347453A (ja) * | 1986-08-12 | 1988-02-29 | 元旦ビューティ工業株式会社 | 横葺き屋根 |
JPH0730601B2 (ja) * | 1987-08-25 | 1995-04-10 | 元旦ビューティ工業株式会社 | 建造物の屋根葺替え方法 |
JPH0762239B2 (ja) * | 1990-09-28 | 1995-07-05 | 三菱重工業株式会社 | 真空蒸着装置 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS51104445A (ja) * | 1975-03-12 | 1976-09-16 | Pioneer Electronic Corp | Jochakusochi |
JPS5233649B2 (ja) * | 1973-06-14 | 1977-08-30 | ||
JPS57131362A (en) * | 1981-02-06 | 1982-08-14 | Furukawa Electric Co Ltd:The | Vacuum plating method and metal evaporating device |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5233649U (ja) * | 1975-09-01 | 1977-03-09 |
-
1982
- 1982-08-26 JP JP14690982A patent/JPS5938382A/ja active Granted
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5233649B2 (ja) * | 1973-06-14 | 1977-08-30 | ||
JPS51104445A (ja) * | 1975-03-12 | 1976-09-16 | Pioneer Electronic Corp | Jochakusochi |
JPS57131362A (en) * | 1981-02-06 | 1982-08-14 | Furukawa Electric Co Ltd:The | Vacuum plating method and metal evaporating device |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5938382A (ja) | 1984-03-02 |
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