JPS6159505B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6159505B2
JPS6159505B2 JP10197378A JP10197378A JPS6159505B2 JP S6159505 B2 JPS6159505 B2 JP S6159505B2 JP 10197378 A JP10197378 A JP 10197378A JP 10197378 A JP10197378 A JP 10197378A JP S6159505 B2 JPS6159505 B2 JP S6159505B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electron beam
mask
polymer material
resist
irradiated
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP10197378A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5528077A (en
Inventor
Hidefumi Nakada
Yaichiro Watakabe
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP10197378A priority Critical patent/JPS5528077A/ja
Publication of JPS5528077A publication Critical patent/JPS5528077A/ja
Publication of JPS6159505B2 publication Critical patent/JPS6159505B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Preparing Plates And Mask In Photomechanical Process (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は半導体装置等の製造工程で用いられて
いるマスクの製作方法に関するものである。
近年、半導体装置、特に微細パターンを要する
半導体装置の製造に際し、写真製版工程で使用さ
れるクロム等のハードマスクは、従来のエマルジ
ヨンマスクに比べて、膜厚の薄い材料が使える為
に、パターンの微細化が可能となり、且つその寿
命も長くなる等の大きく利点がある。このフオト
マスク材料としてのハードマスクは、例えば材料
がクロムの場合は、透明ガラス基板上にスパツ
タ、又は蒸着法によりクロム膜が500〜1000Å程
度形成されたものである。
また、この様なフオトマスク材料の改良ととも
に、電子ビーム露光技術を用いたマスク製作が開
発され、実用化される様になつた。この電子ビー
ム露光技術を使用するとLSI等の半導体装置の設
計時間が大巾に短縮でき、マスク製造コストもこ
れまでの光を用いたマスク製造法より安くなり、
且つ2μmからサブミクロンの微細パターン加工
も十分に可能となる。
しかしながら、電子ビーム露光を用いたマスク
製作、特に2μm以下の微細パターンを作成する
場合、パターニングの際に使うレジスト、露光後
の現像処理、エツチング処理等を正確に行う必要
が生じる。つまり電子ビームにより微細パターン
を描画しても、その後の現像処理で現像オーバ、
あるいは現像による膜ベリ、又エツチング時にレ
ジストが膜ベリしたり、オーバエツチングによ
り、最終的に微細パターンマスクを製作すること
ができない場合がある。最近、微細パターンのエ
ツチングにガスプラズマあるいは反応性スパツタ
を利用したドライエツチングが利用される為、さ
らにレジストの膜ベリが問題となる。
第1図は電子ビームによるクロム、酸化クロム
等のハードマスクを製造する従来の方法を示す。
まずガラス基板1上にクロム、酸化クロム等のフ
オトマスク材料2,3をスパツタ又は蒸着等で形
成し、その形成されたフオトマスク材料3上に
PMMA(ポリメチルメタクリレート)、PBS(ポ
リブテン1スルフオン)、COP(メタクリル酸グ
リシジル−アクリル酸エチル共重合体)等の電子
線用レジスト4を塗布し、所望のパターンを電子
線により照射し、形成する(第1図A,B)。
その後、現像処理によりパターニングを行い
(第1図C)、フオトマスク材料2,3のエツチン
グを行う(第1図D)。フオトマスク材料2,3
がクロムの場合従来、硝酸第2セリウムアンモニ
ウム〔Ce(NH42(NO26〕と過塩素酸〔HClo4
との混合水溶液等の薬品によるウエツトケミカル
エツチングが適用されていた。しかしながら、前
記した様にLSI等半導体装置のバターンの微細化
に供いエツチング技術も進歩し、近年、ガスプラ
ズマあるいは反応性スパツタ等を利用したドライ
エツチング技術が開発され利用される様になつ
た。フオトマスク材料として広く使用されている
クロムのドライエツチングは主に塩素等のハロゲ
ン元素と酸素とを含んだ混合ガスをグロー放電さ
せることにより Cr+20+2Cl→CrO2Cl2 と考えられる反応によるものである。
以上の様にしてハードマスクが製作されるが、
前記した様に現像、エツチングによるレジストの
膜べリが生じる為、パターンの切れに問題が生じ
たり(第1図C)、膜ベリを考慮して、あらかじ
め、レジストの膜厚を厚くしておくと、レジスト
の膜厚が厚い場合、電子線を用いて描画すると、
レジスト膜内での電子の散乱の度合が大きくな
り、パターンの解像性が低下するという微細加工
上大きな問題が生ずる。本発明はこの様な問題点
を解消するためになされたものである。
以下、第2図に示すこの発明の一実施例につい
て詳細に説明する。まず、フオトマスク材料とし
て一般的によく使われている低反射クロム、つま
りガラス基板1上にクロム膜2をスパツタ又は蒸
着法等により被着し、その上に酸化クロム膜3を
同様の方法で100〜200Å被着する。このようにし
てガラス基板1上に形成されたクロム膜2と酸化
クロム膜3からなる低反射クロム層上に
PMMA、PBS、COP等の高分子材料である電子
線用レジスト4(以下レジストと称す)を塗布す
る(第2図A)、この場合、OMR、KTFR、AZ
等の従来の光用レジストであつても良く、他の高
分子材料であつても良い。
次に所望のパターンを電子ビーム10により描
画する(第2図B)。この時、レジスト4の膜厚
は、パターンの解像を高める為に、なるべく薄い
方が良い。
電子ビーム量はレジスト4の材料の種類により
異なるが、電子ビーム10の照射部分と非照射部
分とで明確な断差が生じる程度であれば良い(第
2図C)。レジスト4に電子ビーム10を照射し
た場合、ベーキングで完全に除去されなかつたレ
ジスト内の溶媒が電子ビーム10により揮発する
か、あるいはレジスト4が電子ビーム10の照射
により分解したり、電子ビーム10の照射により
高分子材料の低分子化により高真空中でレジスト
4が揮発することで、照射部分のレジスト膜が減
少する。
例えばPMMAの場合、電子ビーム10の照射
量が2.5×10-4C/cm2では約800Åの段差が生じ、
PBSの場合は同じ照射量で、約1000Åの段差が生
じる。
レジスト4の材料がPBSの場合、その初期膜厚
が2000Åでは電子ビーム10の照射量が2.5×
10-4C/cm2で50%の膜ベリが生じたことになる。
次にマスクプレート上全面にタングステン
(W)、モリブデン(Mo)アンチモン(Sb)等の
イオン11を注入する(第2図C)。
レジスト4の材料がPBS(初期膜厚2000Å)の
場合、電子ビーム10の照射量が2.5×10-4C/cm2
のとき、照射部分と被照射部分との間に約1000Å
の段差(膜厚の相違)が生ずる。アンチモンイオ
ンを50KeVのエネルギで注入すると、アンチモン
イオンはレジスト4中約0.12μmの深さまで注入
される。このため、膜厚の薄い段差底部において
は、下地の酸化クロム層3領域までアンチモンイ
オンは到達するが、電子線非照射部分は膜厚が
2000Åあるため、アンチモンイオンはレジスト4
中に吸収され酸化クロム層3領域まで到達しな
い。
この様にして、電子ビーム10が照射した部分
の低反射クロム層の酸化クロム膜3中にはアンチ
モンが注入されるが、非照射部分にはアンチモン
はレジスト4内に注入され、低反射クロム層には
到達しないことになる(第2図D)。つまり、電
子ビーム10により描画された部分の基板の低反
射クロム層上にアンチモンの注入層6が形成され
る。
この後、基板上のレジスト4をOMR−501等の
ウエツトケミカル又はプラズマ等のドライエツチ
ングにより除去する(第2図E)。
次にマスク材料である低反射クロム層をプラズ
マによりエツチング除去する(第2図F)。プラ
ズマエツチングは、例えば四塩化炭素(CCl4)と
空気の混合ガスを使用して行えば良い。この時、
アンチモン等のイオンが注入されない部分は従来
通り、エツチングされるが、イオンが注入された
部分はエツチングされず(又は非常にエツチング
スピードが遅くなるため)残る。このエツチング
メカニズムはまだ明確にはわからないが、低反射
クロム層の酸化クロム膜3中にタングステン、モ
リブデン、アンチモン等が含有した場合、酸化ク
ロム膜3は四塩化炭素と空気の混合ガスを使用し
たガスプラズマ中では不揮発となる為と考えられ
る。
この様にして形成されたマスクは現像処理工程
が省略される為、現像によるレジストの膜ベリ、
さらに、オーバ及びアンダー現像によるパターン
の再現性等の問題点が解決されるばかりでなく、
注入イオンの直進性からシヤープなパターニング
が可能となる。さらに、エツチングの際はレジス
トがない為エツチングスピードも速くなり微細パ
ターンの加工、特にLSI、超LSIに含まれる1〜
2μm、あるいはサブミクロンパターンのエツチ
ング加工は容易となる。
以上はPBSを主とした電子線用レジストについ
て述べたがKTFR、KMER、AZ等の従来の光用
レジスト、あるいは他の高分子材料を使用しても
良いことは明らかである。特に、少ない照射量で
照射部分と非照射部分の差が大きくなる高分子材
料が適していることは明らかである。
【図面の簡単な説明】
第1図A〜Dは従来の電子ビームによるマスク
製作方法を示す図、第2図A〜Fは本発明による
電子ビームによるマスク製作法を示す図である。 図において、1はガラス基板、2はクロム膜等
のハードマスク材料、3は酸化クロム等の低反射
層、4は電子線用レジスト、5は電子線照射部、
6はアンチモン等のイオン注入層である。尚、図
中の同一符号は夫々同一又は相当部分を示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ガラス基板上に低反射層を形成する工程と、
    上記低反射層上に高分子材料を塗布する工程と、
    上記高分子材料に電子線を照射して所望のパター
    ンを上記高分子材料の膜厚の薄い領域により描画
    する工程と、上記膜厚の薄い高分子材料領域を通
    過して上記低反射層に到達するエネルギーで、金
    属イオンまたは、ヒ素(As)、アンチモン
    (Sb)、炭素(C)のイオンを注入する工程と、
    上記高分子材料を除去した後ハロゲン元素と酸素
    を含んだ混合ガスプラズマを使用して上記低反射
    層をエツチング除去して上記低反射層に上記所望
    のパターンを形成する工程とを備えることを特徴
    とするマスク製作方法。 2 上記高分子材料は電子線用レジストであるこ
    とを特徴とする、特許請求の範囲第1項記載のマ
    スク製作方法。 3 上記高分子材料は光用レジストであることを
    特徴とする、特許請求の範囲第1項記載のマスク
    製作方法。 4 上記電子線は照射部分と非照射部分の段差が
    少なくとも500Å以上になるような照射量で照射
    されることを特徴とする、特許請求の範囲第1項
    ないし第3項のいずれかに記載のマスク製作方
    法。 5 上記高分子材料は電子線の照射により照射部
    分と非照射部分とで少なくとも500Å以上の段差
    を生じる材料であることを特徴とする、特許請求
    の範囲第1項ないし第3項のいずれかに記載のマ
    スク製作方法。 6 上記金属イオンはタングステン(W)、ある
    いはモリブデン(Mo)、あるいは銅(Cu)、もし
    くはアルミニウム(Al)であることを特徴とす
    る、特許請求の範囲第1項ないし第3項のいずれ
    かに記載のマスク製作方法。
JP10197378A 1978-08-21 1978-08-21 Production of mask Granted JPS5528077A (en)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10197378A JPS5528077A (en) 1978-08-21 1978-08-21 Production of mask

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10197378A JPS5528077A (en) 1978-08-21 1978-08-21 Production of mask

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5528077A JPS5528077A (en) 1980-02-28
JPS6159505B2 true JPS6159505B2 (ja) 1986-12-16

Family

ID=14314801

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10197378A Granted JPS5528077A (en) 1978-08-21 1978-08-21 Production of mask

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5528077A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0191704U (ja) * 1987-12-09 1989-06-15
JPH0191703U (ja) * 1987-12-09 1989-06-15
JPH0191702U (ja) * 1987-12-09 1989-06-15
JPH02195846A (ja) * 1989-01-25 1990-08-02 Miyazaki Ishiyama Seika Kk 千切り大根の保存方法
JPH0314430A (ja) * 1989-06-08 1991-01-23 Mitsui Toatsu Chem Inc 流状物充填袋の整袋方法及び装置

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56133738A (en) * 1980-03-25 1981-10-20 Mitsubishi Electric Corp Forming method for pattern of photomask

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0191704U (ja) * 1987-12-09 1989-06-15
JPH0191703U (ja) * 1987-12-09 1989-06-15
JPH0191702U (ja) * 1987-12-09 1989-06-15
JPH02195846A (ja) * 1989-01-25 1990-08-02 Miyazaki Ishiyama Seika Kk 千切り大根の保存方法
JPH0314430A (ja) * 1989-06-08 1991-01-23 Mitsui Toatsu Chem Inc 流状物充填袋の整袋方法及び装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5528077A (en) 1980-02-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5948570A (en) Process for dry lithographic etching
US4320191A (en) Pattern-forming process
US6908716B2 (en) Disposable hard mask for photomask plasma etching
US4165395A (en) Process for forming a high aspect ratio structure by successive exposures with electron beam and actinic radiation
KR100287130B1 (ko) 포토레지스트막 및 그의 패턴형성방법
EP0348962B1 (en) Fine pattern forming method
JPS6159505B2 (ja)
US4772539A (en) High resolution E-beam lithographic technique
US6641979B2 (en) Technique of exposing a resist using electron beams having different accelerating voltages
JPS6018139B2 (ja) マスク製作方法
JPH04344645A (ja) リソグラフィー方法および位相シフトマスクの作製方法
JPH04301846A (ja) 露光用マスク基板の製造方法
JPH03129349A (ja) フォトマスクの製法
JP2610402B2 (ja) 二重露光によるt形のゲートの製造方法
JPH06250374A (ja) リソグラフィーエッチング方法
JPS5910055B2 (ja) マスク製作方法
JP2002303966A (ja) マスクの製造方法
JPS5910056B2 (ja) マスク製作方法
JPS62493B2 (ja)
US4954424A (en) Pattern fabrication by radiation-induced graft copolymerization
JPH0128374B2 (ja)
JPH0147009B2 (ja)
JPH0762228B2 (ja) 電子線レジスト及びその製造方法
JPH05259068A (ja) パターニング方法
JPH03228306A (ja) 微細パターンの形成方法