JPS6158436A - 電池電源方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は携帯用無線機に使用する電池電源方式の改良に
関するものである。

例えば３ｉＪ％帯用電話器の様な携帯用無線機は、電池
を電源として人間が持ち歩きながら相手や基地局と双方
向通信を行っているが、電池の消費電力は送信時の方が
受信時よりも例えば約１０倍多くなる。

そこで、電池の状態に依っては受信動作から送信動作に
切替えた時、電池電圧が指定値より低下して送信動作が
行われず通話が断となる事がある。

電池が上記の様な状態になる迄の時間は、周囲温度、放
置時間、放電電流レベル等によってそれぞれ異なるので
、電池の使用可能時間を前もって知る事は難しく、例え
ば通話途中で送信動作が断になった時は電池を交換して
再び始から繰返さざるを得なかった。

そこで、通話途中で携帯用無線機の動作が断となる様な
事のない様な電池電源方式が要望されていた。

〔従来の技術〕

第２図（ａｌは電池電源方式の従来例のブロック図を示
す。

同図に於て、電池１より端子６．７を介して携帯用無線
機（図示せず）に電力が供給されているが、電池１の電
圧が指定値以上あるかどうかを終止電圧検出回路２で常
時検出している。

そこで、若し電池電圧が指定値以下になると、終止電圧
検出回路２から送出された出力を受けた制？ｄｎ回路３
により、警報器５が警報を発注すると共に表示器４でそ
れを表示されるので、電池を交換しなければならない。

ここで、８００〜９００　Ｍｌｌｚ帯を使用する携帯用
無線機の消費電力は送信時は受信時（待受は時）の約１
０倍にもなるので、この携帯用無線機の電池１としては
内部抵抗が低く、大きな放電電流の取れる例えばニッケ
ルー力ドミニウム電池が広く用いられている。

第２図（ｂｌは携帯用無線機に使用される電池の放電特
性図を示す。

同図に示す様に、一般に電池電圧はある放電時間迄は徐
々に低下するが、この時間を経過した後は急速に低下す
る。

そして、この放電特性は放電電流の大きさに依って変化
し、図中の■は放電電流を電池単位時間容ｉｃの１／１
０にした時の放電特性を、■は放電電流を２０にした場
合の放電特性で、それぞれ携帯用無線機の受信時と送信
時に対応する。

ここで、第２図ｔａ）に示した終止電圧検出回路２の指
定値を放電特性■の終止電圧ａと同じ値にし、受信時の
電池電圧が終止電圧の近傍にあると仮定すると、送信に
切替えた時は放電特性は■になるので、電池電圧は終止
電圧ａ゛以下なり送信動作に入らず、相手との通話が不
能となる。

又、送信動作に切替えた時、電池電圧が放電特性■の終
止電圧ａ′の近傍にあったと仮定すると、電池電圧が急
激に低下する途中にあるので送信動作は急激に停止し、
いずれの場合でも通話が完全に行われる可能性は少ない
。

そこで、電池電圧が指定値迄低下した事を検出してから
、実際に無線機が断になる迄に時間的な余裕をもたせる
為に、指定値を放電特性■のｂの値にすると、周囲温度
が変化して電池の放電特性が例えば■の様になると、よ
り少ない放電時間でｂ′になるので短時間の使用で警報
が警報器５から送出される。

そこで放電特性の比較的平坦な部分の電圧を指定値にす
る事は好ましくない。

〔発明が）Ｗ決しようとする問題点〕

携帯用無線機の電池の放電特性は成る放電時間迄は電池
電圧の低下は少ないが、この時間を経過すると急激に電
池電圧は低下する。

そこで、終止電圧検出回路３の指定値として電池電圧の
変化の少ない部分の電圧をとると、周囲温度の変化によ
り短時間の使用で１１報が送出される可能性が生ずる。

一方、指定値として電池電圧が急激に落ち始める点に設
定すると、例えば送信動作時に電池電圧が急激に低下し
て、直ちに、又は短時間後に警報が送出される。

警報が送出されたら電池を交換しなければならないので
、通話が途中で断になる可能性があると云う問題点があ
った。

〔問題点を解決するための手段〕

上記の問題点は、先ず主電池より機器に電力を供給し、
咳主電池の電圧が指定値まで下がったことを検出した時
は該主電池を無瞬断で所定の容量を持つ補助電池に切替
えると共に、警報及び／或いは表示する様にした本発明
の電池電源方式により解決する事ができる。

〔作用〕

本発明は携帯用無線機等の電池電源として主電池とシス
テムの運用上必要最小限の所定の容量を持つ補助電池か
ら構成される。

通常は主電池より携帯用無線機に電力が供給されるが、
主電池電圧が指定値に迄下がったことを検出した終止電
圧検出回路よりの検出出力により、補助電池に無瞬断で
切替えると同時にそれを表示し、警報を送出する。

この時、補助電池は初期状態即ち完全に充電した状態に
あるので、携帯用無線機が動作しないとか又は急激に停
止すると云う不都合な事態の発生する可能性はなく、し
かも、前もって充電量が分かっていてこの補助電池の使
用可能時間が表示されるので、その時間内に通話を完了
すれば従来の様に通話途中で断になる事がない。

〔実施例〕

第１図は本発明を実施する為のブロック図である。尚、
企図を通じて同一符号は同一対象物を示す。

第１図に於て、主電池１の電圧が指定値まで下がった事
を検出した終止電圧検出回路２は切替スイッチ９を駆動
して、例えば主及び補助の電池を並列動作させた後、主
電池ｌを切放す事により無瞬断で主電池１から補助電池
８に切替える。

それと同時に、制御回路３を駆動して警報器５で警報を
送出すると共に、表示器４に例えば“あと何分使用可能
等”の表示をする。

そこで、表示された時間内に通話を終了させればよいの
で、途中で通話が切れる可能性は無くなった。

尚、補助電池は通話可能時間が異なるものを用意して選
択できる様にしたり、使用可能時間の表示をカウントダ
ウンさせる事により周波数の利用効率が向上する。

又、通話が終了した後に新しい電池と交換すればよい。

〔発明の効果〕

以上説明した様に、主電池の容量が無くなって補助電池
に無瞬断で切替えた時に、通話可能時間が表示されるの
で通話途中で回線断になる可能性はなくなった。

従って、情報の交換が円滑に行われると共に、周波数の
利用効率が向上する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例のブロック図、第２図（ａ）は
従来例のブロック図、 第２図（ｂ）は電池の放電特性図を示す。 図において、 １は電池、 ２は終止電圧検出回路、 ３は制御回路、 ４は表示器、 ５は警報器、 ８は補助電池、 ９は切替スイッチを示す。 第　１　図 徊祿沙 郁　？　思 （α） 炊宜時間

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 電池から機器に電力を供給する際に、先ず主電池より該
   機器に電力を供給し、該主電池の電圧が指定値まで下が
   ったことを検出した時は該主電池を無瞬断で所定の容量
   を持つ補助電池に切替えると共に、警報及び／或いは表
   示する様にした事を特徴とする電池電源方式。