JPS6157293B2 - - Google Patents

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Publication number
JPS6157293B2
JPS6157293B2 JP53055317A JP5531778A JPS6157293B2 JP S6157293 B2 JPS6157293 B2 JP S6157293B2 JP 53055317 A JP53055317 A JP 53055317A JP 5531778 A JP5531778 A JP 5531778A JP S6157293 B2 JPS6157293 B2 JP S6157293B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
methyl
acid
cyclopenten
pentenoic acid
present
Prior art date
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Expired
Application number
JP53055317A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS54148740A (en
Inventor
Ko Horino
Yasuhiro Mitsuta
Koichi Kamogawa
Kuniaki Goto
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Zeon Corp
Original Assignee
Nippon Zeon Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Zeon Co Ltd filed Critical Nippon Zeon Co Ltd
Priority to JP5531778A priority Critical patent/JPS54148740A/ja
Publication of JPS54148740A publication Critical patent/JPS54148740A/ja
Publication of JPS6157293B2 publication Critical patent/JPS6157293B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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  • Catalysts (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は3−メチル−2−シクロペンテン−1
−オンの製造方法に関し、さらに詳しくは、4−
メチル−ペンテン酸を工業的に有利な方法で3−
メチル−2−シクロペンテン−1−オンに転化さ
せる方法に関するものである。こゝでいう4−メ
チル−ペンテン酸とは、4−メチル−4−ペンテ
ン酸、4−メチル−3−ペンテン酸及び4−メチ
ル−2−ペンテン酸を意味する。
3−メチル−2−シクロペンテン−1−オンは
種々の医薬品、香料、農薬などの出発原料として
有用な物質である。
3−メチル−2−シクロペンテン−1−オンの
製造方法としてはすでに幾つかの方法が知られて
いる。例えば、アセトニルアセトンをアルカリ水
溶液により環化する方法(ジヤーナル・オブ・ケ
ミカル・ソサイテー1952年1127頁)は特に収率に
関し不満足なものである。また、この方法の改良
として、沸騰している水酸化アルカリの水溶液に
アセトニルアセトンを加え、生成した3−メチル
−2−シクロペンテン−1−オンを水とともに共
沸蒸留により分離する方法も知られている(特開
昭49−7251)。しかし、これらの方法で使用され
るアセトニルアセトンは工業的製造が困難である
という欠点を有している。
本発明は3−メチル−2−シクロペンテン−1
−オンの工業的に有利な製造方法を提供すること
にある。本発明のこの目的は4−メチルペンテン
酸を固体酸触媒の存在下に加熱することにより達
成でき、極めて経済的に、しかも高収率で3−メ
チル−2−シクロペンテン−1−オンを製造でき
ることが見い出された。さらに、本発明の方法は
操作が簡単であり製品の精製が容易であるなどの
利点の他、出発原料である4−メチルペンテン酸
が工業的に容易に供給できるという利点をも有す
る。
次に、本発明を詳しく説明する。本発明で使用
する出発原料である4−メチルペンテン酸は、従
来公知の方法で得ることができる。例えば、4−
メチル−4−ペンテン酸はメタリルクロリドとア
セト酢酸エステルをアルカリ金属アルコキシドの
存在下に反応させて得た生成物をアルカリで加水
分解することにより容易に合成することができ
る。4−メチル−3−ペンテン酸はイソブレンと
一酸化炭素により容易に合成が可能である。(ブ
レタン・オブ・ケミカルソサエテイ・ジヤパン
50、1977年553頁)また、44−メチル−2−ペン
テン酸はイソブチルアルデヒドとマロン酸のデブ
ナー反応などにより合成できる。
本発明で使用する固体酸触媒は酸化物、リン酸
塩及び固体リン酸から選ばれるものであり、例え
ばシリカ−アルミナ、シリカ−マグネシア、シリ
カ−ボリア、アルミナ−ボリア・シリカ−チタニ
ア、リン酸ナトリウム、リン酸カルシウム、リン
酸マグネシウム、リン酸ジルコニウム、リン酸チ
タン、固体リン酸及びこれらの混合物を挙げるこ
とができる。
本発明によれば、4−メチル−ペンテン酸を固
体酸触媒の存在下に加熱することにより、容易に
3−メチル−2−シクロペンテン−1−オンに転
化させることができるが、その際反応温度は、
150℃乃至500℃、好ましくは250℃乃至450℃の温
度で実施される。反応温度が150℃より低いと反
応が円滑に進行せず、一方500℃より高いと熱分
解による低級炭化水素及び炭酸ガスが副出するの
で望ましくない。
さらに、本発明の反応はバツチ式により実施で
きるが、流通式の反容器を用いれば連続的反応が
可能となり、さらに好ましい。後者の場合、反応
器内に窒素ガスなどの不活性ガスを適宜導入する
ことにより、生成物の取出しを容易にすることが
できる。生成物の3−メチル−2−シクロペンテ
ン−1−オンを反応混合物から回収する方法とし
ては、従来公知の方法、例えば、蒸留法、溶媒抽
出法などを採用することにより行うことができ
る。
以上の如く、本発明によれば産業上多くの用途
を有している3−メチル−2−シクロペンテン−
1−オンを簡単な操作で、しかも高収率で得るこ
とができるので、本発明は工業的に極めて有利な
方法ということができる。
以下、実施例によつて本発明を具体的に説明す
る。
実施例 1 長さ500mm、内径20mmのパイレツクスガラス製
垂直管状反応器に、固体リン酸触媒(日揮化学製
×508)30gの触媒層を内臓させ360℃に加熱した
後、4/hrの速度で窒素ガスを送入しながら液
状の4−メチル−4−ペンテン酸を6g/hrの速
度で30g送入した。得らた反応生成物29.0gを精
留し、3−メチル−2−シクロペンテン−1−オ
ン23.5gを得た。収率は93.0モル%であつた。
実施例 2 実施例1と同一反応器に、シリカ−アルミナ
(日揮化学製N−663L)30gの触媒層を内臓させ
380℃に加熱した後、5/hrの速度で窒素ガスを
送入しながら液状の4−メチル−3−ペンテン酸
を5g/hrの速度で35g送入した。得られた34.2
gの反応生成物をガスクロマトグラフイーによつ
て定量分析した結果、3−メチル−2−シクロペ
ンテン−1−オン26.8gが生成していることが判
つた。
実施例 3 実施例1と同一の反応器に、リン酸と硼素との
混合水溶液を濃縮して得たリン酸硼素10gの触媒
層を内臓させ400℃に加熱した後、4/hrの速度
で窒素ガスを送入しながら、4−メチル−2−ペ
ンテン酸を4g/hrの速度で20g送入した。得ら
れた19gの反応生成物をガスクロマトグラフイー
によつて定量分析した結果、3−メチル−2−シ
クロペンテン−1−オン14.3gが生成しているこ
とが判つた。
実施例 4 実施例1における4−メチル−4−ペンテン酸
に代えて、4−メチル−2−ペンテン酸30gを用
いた他は実施例1と同様の方法を繰返すことによ
り、3−メチル−2−シクロペンテン−1−オン
21.7gが得られた。
実施例 5 実施例3における4−メチル−2−ペンテン酸
に代えて4−メチル−3−ペンテン酸20gを用
い、加熱温度を280℃とした以外は実施例3と同
様の方法を繰返すことにより、3−メチル−2−
シクロペンテン−1−オン13.5gが得られた。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 4−メチル−ペンテン酸を酸化物、リン酸塩
    及び固体リン酸から選ばれた少なくとも1種類の
    固体酸触媒の存在下に加熱することを特徴とする
    3−メチル−2−シクロペンテン−1−オンの製
    造方法。
JP5531778A 1978-05-10 1978-05-10 Production of 3-methyl-2-cyclopentene-1-one Granted JPS54148740A (en)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5531778A JPS54148740A (en) 1978-05-10 1978-05-10 Production of 3-methyl-2-cyclopentene-1-one

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5531778A JPS54148740A (en) 1978-05-10 1978-05-10 Production of 3-methyl-2-cyclopentene-1-one

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS54148740A JPS54148740A (en) 1979-11-21
JPS6157293B2 true JPS6157293B2 (ja) 1986-12-06

Family

ID=12995167

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5531778A Granted JPS54148740A (en) 1978-05-10 1978-05-10 Production of 3-methyl-2-cyclopentene-1-one

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS54148740A (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4226522A (en) * 1978-11-17 1980-10-07 Energy Conversion Devices, Inc. Imaging device
DE3638005A1 (de) * 1986-11-07 1988-05-11 Basf Ag Verfahren zur herstellung von cyclopentanon
DE3721497A1 (de) * 1987-06-30 1989-01-12 Basf Ag Verfahren zur herstellung von 2-cyclopentenonen
DE4007925A1 (de) * 1990-03-13 1991-09-19 Basf Ag Verfahren zur herstellung von cyclopentenonen

Non-Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
CHEMICAL ABSTRACTS=1967 *

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Publication number Publication date
JPS54148740A (en) 1979-11-21

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