JPS6157262A - 鋼管の内面ライニング法及びその装置 - Google Patents

鋼管の内面ライニング法及びその装置

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JPS6157262A
JPS6157262A JP17811184A JP17811184A JPS6157262A JP S6157262 A JPS6157262 A JP S6157262A JP 17811184 A JP17811184 A JP 17811184A JP 17811184 A JP17811184 A JP 17811184A JP S6157262 A JPS6157262 A JP S6157262A
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雅己 石田
Fuyuhiko Otsuki
大槻 冨有彦
Yoshihiro Saito
嘉宏 斎藤
Takuo Yamamoto
卓生 山本
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、レジンモルクル硬化被覆層で鋼管の内面を工
業的に能率良くライニング被覆する方法、及び装置に関
するもので、本発明によって得られる、レジンモルクル
硬化被覆層が内面に施された鋼管は、優れた防食性、保
護被覆性ををしており、建設用、土木用の基礎材料とし
てを用なものである。
(従来の技術〕 鋼管の内面を防食するために、種々の被覆材、ライニン
グ材等によって被覆する各種の方法が、従来から提案さ
れており、例えば、 (1)  粉末状の熱可塑性樹脂を加熱された鋼管の表
面に静電塗装、流動浸漬等で均一に付着させて、溶融状
態の被ff1Fiを形成して被覆する方法、 (2)熱
硬化性樹脂液等を吹き付けまたは塗布して含M脂液の1
iVI!!!を形成した後、その樹脂液のIW膜を硬化
して被覆する方法 等が、すでに提案されており、それらの−jii(の方
法が実施されている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
前記のfi+の方法は鋼管の余熱、接若7FI層の形成
、粉末熱可塑性樹脂による被覆層の形成等のかなり?’
imなプロセスでなされ、しかもこの(11の方法で粉
末熱可塑性樹脂から形成された被ff1Nを有する鋼管
は、その用途によっては、その防食?A 覆F!耐熱性
、耐摩耗性、硬度等の物性において必ずしも充分ではな
かった。
また、前記の(2)の方法による熱硬化性樹脂液を使用
する被覆法では、やはり、@摩耗性、耐衝撃性等の物性
が満足すべきものではなく、また、それらの熱硬化性樹
脂液を、!!l管の内面に吹きつけたり、塗布したりす
る際に、それらの樹脂液が熱硬化される前に下方に向か
って垂れ流れてしまうことが多く、そのために不均一な
被ff1層が形成され、均一な被覆層の形成或いは厚手
の被覆層の形成が困難であるという欠点を有していた。
尚、このような垂れ防止のために熱硬化性樹脂の硬化速
度を上げると、その樹脂液の保存安定性が悪化し、また
被覆作業を短時間にしなければならず、均一な被NF!
を形成することが極めて困難になる。
一方、硬化性樹脂液に骨材等の充填剤が高い割合で配合
されている高い粘度のレジンモルタルは、耐薬品性、耐
熱性、耐摩耗性、硬度、耐衝撃性等の物性の低れた硬化
層となるので、一般に、建設、建築の分野で、建築物等
の平らな床面を形成するために使用されており、また、
他の平らな材料の表面に被覆することも一部行われてい
たが、その被覆作業は、前記レジンモルクルの粘度が高
いために、一般のセメントモルタルと同様に、もっばら
、人手によって鏝(コテ)等を使用する塗装方法で行わ
れており、従って鋼管の内面に対して防食液Nr5を形
成するためには、熟練を要したり、人が入れない径の小
さい鋼管の内部にライニングできないことがある等、レ
ジンモルクルによる工業的な能率の良い鋼管の内面の被
覆方法は知られていなかった。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明者らは、物性的に保護性能の優れているレジンモ
ルタルの硬化層ff1Ftを内面に有する鋼管を、前述
の問題点の生じることなく能率的に懸命することができ
るような「鋼管の内面ライニング法−について、鋭意検
討した結果、回転している鋼管の内面に、流動性の硬化
性樹脂液を吹きつりて樹脂液の薄層を形成し、ただちに
、鋼管の内面の樹脂液の薄層の上に、レジンモルタル用
の骨材等の充填剤を散布し、鋼管の内面の硬化性樹脂液
と充填剤とにGrA管の回転による遠心力を加えると、
硬化性樹脂液に充填剤が高い7.す合で配合されたレジ
ンモルタル層が迅速に形成され、これを硬化させること
によって、鋼管の内面にレジンモルタル硬化被蹟層を容
易に施すことができることを見い出し、本発明を完成し
た。。
叩ち、本発明は、水平に3罰された鋼管をその中心軸を
回転軸として回転させながら、流動性の硬化性樹脂液を
上記鋼管の内面に噴射すると共に、微細な充填剤を、噴
射された上記樹脂液の上に咳樹脂液の噴射径よりも狭い
幅で幅方向を上記tl?I管の軸線方向に向けて帯状に
散布することを時数とするStA管の内面ライニング法
を提供するものである。
また、本発明は、上記方法の実施に用いる装置として、
鋼管をその中心軸を水平に位置させ且つ該中心軸を回転
軸として回転させる鋼管回転機構と、上記鋼管の内面に
流動性の硬化性樹脂液を噴射する樹脂液噴射機構と、上
記鋼管の内部に咳鋼管の軸線方向に向けて配され@細な
充填剤を咳鋼管の内部に搬送して先端部から排出する充
填剤凹送コンベアと、該搬送コンベアの先端部から排出
される上記充填剤を、噴射された上記樹脂液の上に該樹
脂液の噴射径よりも狭い幅で幅方向を上記fil管の軸
線方向に向けて帯状に散布する傾斜板とを有することを
特徴とする鋼管の内面ライニング装置を提供するもので
ある。
〔発明の詳細な説明〕
まず、本発明の鋼管の内面ライニング装置の一実施例を
図面について説明すると、fPJ1図はその概略図を示
すもので、同図において、■は鋼管回転機構、2は充填
剤搬送コンヘア、3は樹脂l(k噴射機構を示す。
上記鋼管回転機構lは、レールll上を走行可能とした
2台の移動台m12それぞれの上面部に一対の支持ロー
ラー13を設けてその主体を構成してあり、支持ローラ
ー13により鋼管Aの四隅を支持して鋼管Aを水平に配
置するようになしであると共に、左方の移動台車12の
支持ローラー13を回転速度調整装置i!1l(Iif
l示せず)を介してモーター14で駆動することにより
鋼管へをその中心軸を回転軸として回転させるようにな
しである。
そして、2台の移動台ff112は、連結バー15で連
結してあり、左方の移動台車12をモーター16で駆動
することにより、レール11上を一体的に自走し、第1
図において左右方向に移動可能となしである。@、連結
バー15には下向きの切欠部を間隔をあけて多数設けて
あり、任意の2個の切欠部をそれぞれ2台の移動台m1
2の突起部に係止させることにより、2台の移動台車1
2の間隔を調整し、もって、長さの異なる鋼管Aを支持
ローラー13により1i11.実に支持、回転駆動する
ようになしである。又、17は、右方の移動台車12に
鋼管Aの右端の外周部を囲繞するように設けた吸引部で
、後述のライニング作粂中に生じる塵、臭を吸引して脱
臭集塵装置(図示せず)に送り込むようになしである。
また、上記充填剤搬送コンベア2は、鋼管回転機構1の
右方に対向させて設置した可変台21上に左方に突出さ
せて設けてあり、鋼管回転機構1が第1図において右方
に移動して来た際、鋼管回転機構1上の鋼管への内部に
鋼管Aの軸線方向に向けて配されるようになしである。
そして、充填剤搬送コンベア2には、可変台21上に設
けた充填剤ホンパー22から充填剤を落下させるように
なしてあり、落下した充填剤は、充填剤搬送コンベア2
により左方に搬送されて充填剤1?l送コンベア2の先
端部の排出端から排出されるようになしである。尚、可
変台21は、高さ調整可1jピとなしてあり、精管Aの
径に応じて充填剤搬送コンベア2を所定間さに位置させ
るようになしである。又、23は充填剤ホッパー22か
らの充填剤の落下量調整バルブである。
また、上記樹脂液噴射機構3は、硬化性樹脂液タンク、
硬化性樹脂液ミキサー、硬化性樹脂液吐出ポンプ等を主
体とするもので、上記充填剤搬送コンベア2の排出端に
樹脂液噴射ノズル3)を有しており、硬化性樹脂液吐出
ポンプから送り出される開裂された硬化性樹脂液を、ホ
ース32を介し樹脂液噴射ノズル3)から第3図に示す
如く下方に所定の噴射径で噴射し、噴射された硬化性杉
(脂液Cを鋼管Aの内面に所定範囲に付着させるように
なしである。
そして更に、本発明の鋼管の内面ライニング装置におい
ては、上記充填剤搬送コンベア2の排出端に(頃斜板4
を設けてあり、この(ψ斜板4により、力3図に示す如
く、上記充填剤搬送コンベア2の排出端から排出される
充填剤Bを、噴射された精q2への内面上の硬化性樹脂
液Cに該樹脂液の噴射径よりも狭い幅で幅方向を鋼管へ
の軸線方向に向けて)1;状に11に布するようになし
である0面、(1p斜汲4は仮状でも良いが、第2図に
示す如(樋状であることが充LM iFI Bの散布上
好ましい。
この他、5は、鋼管回・伝機構lが左方に移動した際に
、鋼管回転機構1上の鋼管Aを外側から加熱する加熱バ
ーナーを有する加熱ゾーンで、硬化性樹脂液Cとしてり
1シ硬化性樹脂を主成分とする硬化性樹脂液を用いた場
合に、該硬化性樹脂液Cを上記加熱バーナーの加熱によ
り硬化させるようになしである。
尚、以上、本発明の鋼管の内面ライニング装置の一実施
例について詳述したが、本発明の装置においては、鋼管
回転機構1は移動可能でなくも良く、その場合、逆に樹
脂液噴射ノズル3)及び充填剤搬送コンベア2を鋼管A
の軸方向に移動可能としたり、或いはこれら全てを移動
不能としても良い、特に後者は、溝管Aの長さが短い場
合、或いは鋼管への一部にのみレジンモルタル層を形成
する場合で、それに見合う噴射能力及び散布能力をそれ
ぞれ樹脂液噴射ノズル3)及び傾斜板4が有している場
合に効果的に採用される。この他、樹脂液uri射ノズ
ル3)を充填剤しjコンヘア20)排出端に直接固定せ
ずに、充填刑殿送コンベア2とは別のアームを充jr;
 a +=送コンヘア2に平行に設け、該アームの先繍
部に樹脂液噴射ノズル3)を固定することができる等、
本発明の1A管の内面ライニング装置は上記実施例に制
限されるものでないことは云う迄もない。
次に、本発明のll1I管の内面ライニング法を、上記
の本発明の装置を用いた場合の一実施態様に基づいて図
面を参照しながら説明する。
本発明の方法の実施にあたっては、まず、鋼管Aを鋼管
回転機構1に前述の如く水平に支持させ、且つ鋼管回転
は構1を第1図において右方に位置させ、充填剤搬送コ
ンベア2の排出端及び樹脂液噴射ノズル3)を鋼管Aの
左端内部に位置させておく。
次いで、鋼管回転機構1により前述の如く鋼管Aを第3
図の矢印方向に所定回転で回転させなが瞥 ら、鋼管回転機構1を前述の如く所定速度で左方に移動
させると共に、樹脂液噴射機構3の樹脂液噴射ノズル3
)・に前述の如く所定量の硬化性樹脂液Cを供給し、且
つ前述の如く充填剤ホンパー22から所定量の充填剤B
を充填剤搬送コンベア2に供給して充填剤搬送コンベア
2の排出端から排出する。
上述の如く鋼管Aを回転させながら、硬化性樹脂液Cを
供給し且つ充填剤Bを排出することにより、流動性の硬
化性樹脂液Cは、第3図に示す如く樹脂液噴射ノズル3
)から所定の噴射径で下方に噴射され、III管Aの内
面の所定範囲に流動性の硬化性樹脂液Cの薄膜が形成さ
れる。薄膜が形成されると、この薄膜の上に、充填剤搬
送コンベア2の排出端から排出される充填剤Bが、前述
の如く傾斜板4を介し且つ傾斜板4により落下幅方向を
変えられて散布、邪ち、硬化性樹脂液Cの噴射径(鋼管
への軸方向の幅)よりも狭い幅で幅方向を鋼管Aの軸線
方向に向けて帯状に散布され、硬化性樹脂液CのtJI
IL2の上に均−且つ確実に付着する。そして、付着し
た充填剤Bは、鋼管Aの回転による遠心力により、薄1
Ωを形成していた硬化性樹脂液Cと均一に混合され、5
00乃至1000ボイズ以上の高粘度、或いは実質的に
非流動性のレジンモルタル層を形成する。
そして、鋼管回転機構lの左方への移動に伴い、鋼管A
に、対して相対的に、硬化性樹脂液の上述の如き噴射が
鋼管Aの左端から右端に向けて順次行なわれ、且つ充填
剤Bの散布がこれに追随させて上述の如く行なわれる結
果、上記レジンモルタルHは、鋼管Aの左端から右端に
向けてスパイラル状に形成されて行き、遂には鋼管Aの
内面全面に形成される。
そして、上述の如く形成されたレジンモルタル層は、硬
化性樹脂液Cが熱硬化性の樹脂を主成分とする場合は、
鋼管Aが左方へ上述の如く移ΩJすると同時に、加熱ゾ
ーン5により前述の如く加熱されて硬化する。尚、硬化
性樹脂液Cが常温硬化性の樹脂を主成分とする場合、レ
ノンモルタル層は自然養生により硬化させる。
而して、本発明で用いられる硬化性樹脂液Cは、噴射作
業が可能なように、その作業時の温度において、回I!
!Z;祐度が、約0.05〜1000ボイズであること
が好ましく、更に均一な噴射を行う上では、0,5〜3
00、特に1〜200ボイズであることが好ましい、ま
た、硬化性樹脂液Cは、鋼管Aの内面で薄mを形成した
際に、充填剤Bの散布がなされるまで硬化することがな
いようなボンドライフを有することが好ましく、更に、
鋼管Aの内面に被覆されて硬化された際に、充填剤Bの
結合剤として作用すると共に、被覆すべき鋼管Aの内面
に対して充分な接着力を有する硬化性樹脂を主成分とす
るものであることが好ましい。このような性状ををする
限り、硬化性樹脂液Cとしては、通常のレジンモルタル
に使用される熱硬化性樹脂、常温硬化性樹脂等を主成分
とする樹脂液を全て使用することができ、例えば、エポ
キシ樹脂、不飽和ポリエステル樹jm、ポリウレタン樹
脂等の二液性の硬化性4!4脂を主成分とし、R瘍な硬
化剤、添加剤等を含有する未硬化液状物等を挙げること
ができる。
また、充填剤Bは、鋼管Aの内面に形成されている硬化
性杓IIl′I液Cの薄層のC1′9!化を特に促進さ
せたりすることのないものであることが好ましく、又、
硬化性樹脂液Cの薄Hの上に容易に散布することができ
、しかも、樹脂液の薄刑内に前述の遠心力によって容易
に浸入し配合されうる性質、形状及びサイズを存してい
ることが適当であり、充填剤Bとしては、例えば、上述
の性状を有している、セメントモルタル用の微砕石粉、
微細な砂、ケイ砂等の骨材、或いは、熱可塑性樹脂、又
熱硬化性樹脂に強化剤として配合されるガラス短繊維、
ガラス粉、ガラスフレーク、炭酸カルシニウム、タルク
、アルミナ、種々の金属短繊維、金属粉等の一般的な無
機充填剤、更に種々の無機着色剤等を好適に挙げること
ができる。特に、充填剤Bは、その自己流動性を示す安
息角が、注入法による測定値で約100゛以下、特に8
0°以下、或いはスバチェラ角による測定値で約120
°以下、特に100°以下であることが、鋼管Aの内面
の硬化性樹脂液Cの薄層に対して前述の遠心力によって
容易に浸入し易いので好ましい、又、充填剤Bは、その
粒子径または短繊維の横断面の最大径が、鋼管への内面
に形成されるレジンモルタルN (i詩的に形成される
厄)の厚さの約1/2倍以下、特に1/4倍以下の大き
さ、或いは約0.001〜1000μ、特に0.01〜
500μ程度の範囲内大きさであることが、充填剤8間
への充分な樹脂を皮Aの浸透を図れる点、又各レジンモ
ルタル旧聞に空隙、気泡等を形成させず、各層間でf?
jl X+、欠落をおこさない等の点で好ましく、更に
、短維状の充填剤は、その長さが約20以下、特に0.
01〜10鶴程度であることが同様の理由で好ましい。
また、414管への内面の樹脂液Cの上に散布する充填
剤Bの量は、好ましい組成比のレジンモルタル層を形成
する上で、樹脂液Cの8舒に対して1〜10、特に1〜
8倍(容it)とするのが好ましい。そして、充填剤B
の表面に樹脂液Cを15み出させて平111な表面層を
形成するためには、配合する充填剤Bの8蛋を樹脂液C
の約1〜5倍程度に少なくすることが適当である。
また、本発明では、前述のレジンモルタル層の厚さは約
100〜10000メI、特に200〜5000μ程度
であることが、空隙、気泡等のない均一な厚さの被ff
l Jsitを形成する点又は作業性の点から適当であ
る。
また、本発明の鋼管内面のライニング法を実施するにあ
たっての実施条件は、形成すべきレジンモルタル層のJ
¥さ、作業能率等の観点から適宜選択されるが、通常、
硬化性(H加液Cの噴射速度は約0,05〜0.5g/
分・−程度、硬化性樹脂液Cの噴射径(IA管八へ面上
におけるskl管Aの軸方向に沿う最大幅)は約5〜3
0cm程度、充填剤Bの散布量は約0.1〜3.0+r
/分・−程度、充填剤Bの散布幅は約2.5〜250程
度、S4管Aの回転速度(周速度)は遠心力が0.5〜
3Gとなるように約1〜5m/秒とするのが適当である
以下、本発明の鋼管内面のライニング法の具体的な実施
例を示す。
実施例1 図面に示す装置を用い、硬化性)14脂のエポキシ樹脂
(/[!]化クシエル社製エピコート82B)100重
量部、常温硬化剤(旭電化社盟、アデカハードナ−22
5、アデカハードナーHX23B>53重量部及び促進
剤5重量部を配合してなる常温硬化性樹脂液C(25℃
での回転粘度;20ボイズ、25℃でのポットライフ;
20分)1.26kgを、水平に配置されその中心軸を
回転軸として周速度2.5m/秒で回転しており、且つ
20/′秒で軸方向に移動しているl1ll管A(内P
1400 m、長さ1m)の内部に樹脂液噴射ノズル3
)から噴射i蚤20c+!で噴射して、MrA厚が約4
0μの樹脂液Cの薄層を鋼管Aの内面に鋼管Aの一端側
から他端側に向けて順次形成し、これに追随させて傾斜
板4から標準砂B(骨材;豊浦5号)5.8kgを、0
.4g/−・分の供給割合で幅約20口の帯状に落下さ
せて散布し、樹脂液Cの薄層を有する回転中の鋼管Aの
内面に層状付着させたところ、付着した標準砂層已に樹
脂液Cが次第に浸透し、樹脂液Cが標準砂JIBの表面
に薄くi≦み出し、これらが充分に均一に配合された実
質的に非流動性のレジンモルタル層(厚さ約3)1、樹
脂液1容量、充ε剤4容量)が鋼管Aの内面に順次形成
された。
形成されたレジンモルタル層は、鋼管Aの移動中に順次
硬化され、厚さ3龍のレジンモルタル°硬化被覆WJ(
防食被部用)となった。
このようにして得られた防食被mNを内面に有するεA
管Aは、そのレジンモルタル硬化被覆層の鋼管Aに対す
る接着力が110kg/cdで、その硬化被覆層の圧縮
強度が600に+r/cj、耐衝撃強度が15kg−m
であり、その硬化被覆層は長期の防食性に優れるもので
あった。
尚、以上、鋼管へを移動させながら鋼管Aの内面をライ
ニングする実施態様について説明したが、鋼管Aを移動
せずに充填剤搬送コンベア2及び樹脂液噴射ノズル3)
を移動させて行う実施態様や、或いはこれら全てを移動
せずに行う実施態様を本発明のライニング法において採
用できることは云う迄もない。
また、前述の実施態様においては、硬化性樹脂液Cの噴
射、充填剤Bの散布、及びレジンモルタル層の硬化を、
鋼管Aを一方向に移動させて略同時に行うようにしてい
るが、本発明のライニング法は、前記一実施例の装置を
用い、鋼管Aの例えば左方への移動時に硬化性樹脂液の
噴射のみを行った後、鋼管Aを右方に復帰させ、復帰さ
せた鋼管Aを再び左方に移動させて充填剤Bの散布を行
って実施することも可能である。そしてこのような実施
態様を採用する場合、充填剤Bの散布時に鋼管Aの回転
速度を上げて、充填剤Bと硬化性樹脂液Cとの配合を短
時間で行うようにすることもできる。
更に、本発明のライニング法においては、鋼管Aの内面
の一部にレジンモルタル層を形成しても良く、又厚手の
レジンモルタル層を形成する場合には、硬化性樹脂液C
の噴射、充填剤Bの散布等を繰り返し行えば良い。
〔発明の効果〕
叙上の如く、本発明の鋼管の内面ライニング法は、レジ
ンモルタル15を形成する硬化性樹脂液と充填剤とを予
め混合することなく別々に鋼管の内面に供給して鋼管の
内面にレジンモルタル層を形成するもので、噴射によっ
て均一な盗装の可能なr流動性の硬化性樹脂液jを使用
して、回転している鋼管の内面に樹脂液の薄層を均一な
厚さに形成し、ただちに、回転中の鋼管の内面の樹脂液
の薄層の上に、骨材等の充填剤を、樹脂液の噴射径より
も狭い幅で幅方向を鋼管の軸線方向に向けて帯状に散布
して、充填剤を均−且つ確実に樹脂液の薄層に付着させ
、r樹脂液の薄層と充填剤とに鋼管の回転による遠心力
を加えることによって、該樹脂液の11石と充填剤との
配合を強制的に促進させ」、高い粘度のレジンモルタル
層を形成するものであるから、物性的に優れたレジンモ
ルタル硬化被覆層を、鋼管の内面に、工業的に極めて再
現性良(容易且つ均一に形成でき、特殊な熟練者によっ
て鏝(コテ)等を使用して行う必要がないものであり、
このような本発明の方法による効果は、本発明の装置を
用いることにより一層効果的に奏させることができる。
また、本発明によって形成されたレジンモルタル硬化被
覆層を内面に有する鋼管は、その内面の嫂化ノーが、本
来の予め骨材等充填剤の配合されたレジンモルタルの硬
化物がをしていた物性とまったく同様の優れた物性、例
えば、閉架品性、耐熱性、耐摩耗性、硬度、耐衝撃性等
の物性を有するため、極めて高い防食性能を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の装置の一実施例を示す概略図、第2図
はその要部を示す斜視図、第3図は本発明の方法の実7
i1悠様の要部を示す斜視図である。 八・・・8悶管 B・・・充填剤 C・・・硬化性樹脂液 1・・・鋼管回転機構 2・・・充填剤搬送コンベア 3・・・樹脂液噴射機構 3)・・・樹脂液噴射ノズル 4・・・傾斜板 特許出願人     新日本製鐵株式會社宇部興産株式
会社

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)水平に配置された鋼管をその中心軸を回転軸とし
    て回転させながら、流動性の硬化性樹脂液を上記鋼管の
    内面に噴射すると共に、微細な充填剤を、噴射された上
    記樹脂液の上に該樹脂液の噴射径よりも狭い幅で幅方向
    を上記鋼管の軸線方向に向けて帯状に散布することを特
    徴とする鋼管の内面ライニング法。
  2. (2)硬化性樹脂液の噴射を鋼管の一端から他端に向け
    て順次行い、充填剤の散布をこれに追随させて行うこと
    を特徴とする特許請求の範囲第(1)項記載の鋼管の内
    面ライニング法。
  3. (3)鋼管をその中心軸を水平に位置させ且つ該中心軸
    を回転軸として回転させる鋼管回転機構と、上記鋼管の
    内面に流動性の硬化性樹脂液を噴射する樹脂液噴射機構
    と、上記鋼管の内部に該鋼管の軸線方向に向けて配され
    微細な充填剤を該鋼管の内部に搬送して先端部から排出
    する充填剤搬送コンベアと、該搬送コンベアの先端部か
    ら排出される上記充填剤を、噴射された上記樹脂液の上
    に該樹脂液の噴射径よりも狭い幅で幅方向を上記鋼管の
    軸線方向に向けて帯状に散布する傾斜板とを有すること
    を特徴とする鋼管の内面ライニング装置。
  4. (4)樹脂液噴射機構が樹脂液噴射ノズルを有しており
    、該樹脂液噴射ノズルが搬送コンベアの排出端に設けら
    れていることを特徴とする特許請求の範囲第(3)項記
    載の鋼管の内面ライニング装置。
  5. (5)鋼管回転機構が搬送コンベアに沿って移動可能で
    あることを特徴とする特許請求の範囲第(3)項記載の
    鋼管の内面ライニング装置。
  6. (6)樹脂液噴射機構が樹脂液噴射ノズルを有しており
    、該樹脂液噴射ノズル及び搬送コンベアが鋼管の軸線方
    向に移動可能であることを特徴とする特許請求の範囲第
    (3)項記載の鋼管の内面ライニング装置。
  7. (7)鋼管回転機構が鋼管の回転速度調整装置を有して
    いることを特徴とする特許請求の範囲第(3)項記載の
    鋼管の内面ライニング装置。
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