JPS6157041B2 - - Google Patents

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JPS6157041B2
JPS6157041B2 JP11438181A JP11438181A JPS6157041B2 JP S6157041 B2 JPS6157041 B2 JP S6157041B2 JP 11438181 A JP11438181 A JP 11438181A JP 11438181 A JP11438181 A JP 11438181A JP S6157041 B2 JPS6157041 B2 JP S6157041B2
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JP
Japan
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injection
turbidity
flocculant
raw water
settling
Prior art date
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Expired
Application number
JP11438181A
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English (en)
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JPS5817889A (ja
Inventor
Tooru Yoshida
Hiroshi Inukai
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Electric Co Ltd
Fuji Facom Corp
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
Fuji Facom Corp
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Publication date
Application filed by Fuji Electric Co Ltd, Fuji Facom Corp filed Critical Fuji Electric Co Ltd
Priority to JP11438181A priority Critical patent/JPS5817889A/ja
Publication of JPS5817889A publication Critical patent/JPS5817889A/ja
Publication of JPS6157041B2 publication Critical patent/JPS6157041B2/ja
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  • Separation Of Suspended Particles By Flocculating Agents (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、常時は凝集剤の注入を必要としな
い工業用水浄水場において、原水濁度の監視によ
り必要に応じて凝集剤の間欠注入を自動的に行な
う凝集剤自動間欠注入装置に関するものである。
浄水場では、原水の濁質を除去する手段として
浮遊物の沈でん処理を行なつており、この沈でん
処理を促進するために凝集剤(薬品)の注入を行
なつている。所が工業用水の必要水質は、その使
用目的によつても異なるが、一般には上水に比し
て許容濁度が高いため、低濁度には無薬性の沈で
ん処理によつても必要水質を確保する事ができ
る。そこで原水の濁度を監視し、低濁度時は無薬
注の沈でん処理を行なう運用形態をとるようにす
れば、薬品費用、沈でん汚泥処理費用、沈でん池
機器運転動力費用の低減が期待できるにもかかわ
らず、従来は、そのようなことをすると、原水濁
度の監視、注入機沈でん池機器の操作等、運転員
の負荷増大という人手上の問題が生じるため、低
濁度時には無薬注に切換え、高濁度時にのみ薬注
処理するという効果的な間欠運転は行なわれてい
ない。
第1図は、一般的な工業用水の浄水場プロセス
の一例を示す概要図である。同図において、流入
管1より流入した原水は着水井2を通り、急撹池
(単に撹拌池ということもある)3にて急撹ポン
プ8により、沈でん効果を促進するために凝集剤
注入機9により注入される凝集剤と混合撹拌さ
れ、さらにフロツク形成池4のフロキユレータ1
0によるゆるやかな撹拌を受けながら沈でん池5
に流入する。形成されたフロツクは沈でん池5に
て沈でんし、うわ水が流出渠6に集められ流出井
7より各需要家へ向けて送、配水される。沈でん
池5で沈でんしたフロツクは汚泥掻寄機11によ
り集められ、排泥弁12よりひきぬかれ、図示せ
ざる汚泥処理プロセスへ送り出される。また原水
濁度は、サンプリングポンプ13により採取した
原水を濁度計14に送り込むことにより測定して
いる。
さて、以上の浄水場プロセスにおいて、原水の
水質が比較的良い工業用水浄水場においては、以
下の理由により凝集剤の間欠注入を行なつてよい
場合が少なくない。
(1) 原水濁度が低いときは凝集剤による凝集効果
が低く、そのため人為的に濁度を上げて凝集剤
による凝集効果を高める必要があるほどである
から、このようなときは凝集剤の注入を止める
のがよい。
(2) 工業用水の要求水質は、その使用目的により
異なるが、上水に比して許容濁度は高いため、
凝集剤無注入の沈でん処理だけで規準の水質を
確保する事ができる場合がある。
(3) 凝集剤無注入沈でん処理により、薬品費用、
汚泥処理費用、沈でん池機器動力費用の節減が
可能となる。
しかし、上述のような理由で凝集剤の間欠注入
による浄水場合運用方法を採用した場合、次に示
す管理上の問題があるため、効率的な間欠注入に
よる運用は従来は行なわれていない。
(1) 常時原水濁度を監視する事が必要になり、そ
れが運転員の負荷を増大させる。
(2) 注入開始時、停止時に沈でん池機器の運転開
始、停止時の操作が必要となり、それが運転員
の負荷を増大させる。
(3) 夜間時の操作を考えれば、最低2名の運転員
を確保する必要があるが、人件費の面からこの
ような運転員の確保は困難である。
この発明は、上述のような従来技術における問
題点を解決するためになされたものであり、従つ
てこの発明の目的は、工業用水浄水場において運
転員の負荷を増大させることなしに凝集剤の間欠
注入を可能にする自動間欠注入装置を提供するこ
とにある。
この発明の構成の要点は凝集剤の間欠注入制御
を合理的な手段によつて自動化した点にある。
次に図を参照してこの発明の一実施例を説明す
る。
第2図はこの発明の一実施例を示すシステム構
成図である。同図において、プロセス入出力装置
を備えた計算機装置15は、注入条件監視部1
6、沈でん池機器制御部17、凝集剤注入制御部
18より構成されていて、凝集剤注入の要、否を
判定する規準となつている原水濁度入力は濁度計
14より注入条件監視部16に入力され、凝集剤
注入に連動して運転・停止を行なう急撹ポンプ
8、フロキユレータ10、汚泥掻寄機11に対す
る出力信号は沈でん池機器制御部17から出力さ
れ、また凝集剤注入機9の運転・停止、注入量の
調整を行なうための出力信号が凝集剤注入制御部
18より出力されている。以下に、注入条件監視
部16、沈でん池機器制御部17、凝集剤注入制
御部18が連動して、凝集剤の間欠注入を行なう
手順を説明する。なお19はオペレータコンソー
ル、20は急撹池流入計、を示す。
(1) 注入条件監視部16は、所定の監視周期T1
ごとに原水濁度を濁度計14により監視チし、
凝集剤注入を必要とする濁度S1以上のとき、も
し注入停止のための時間監視中であれば、時間
監視を停止し、注入開始のための時間監視を開
始する。なお原水濁度が設定濁度を超えたから
と云つて直ちに凝集剤の注入を開始するのでは
なく、その状態が一定時間継続した後に始めて
注入を開始するのであり、また原水濁度が設定
濁度以内に低下したからと云つて直ちに凝集剤
の注入を停止するのではなく、やはりその状態
が一定時間継続した後に注入を停止するもので
ある。従つて一定時間継続したか否かを知るた
めの時間監視が必要になる訳である。
(2) 凝集剤注入が必要と判定される濁度S1以上の
状態が所定時間T2以上継続したとき、注入条
件監視部16は、沈でん池機器制御部17に対
し沈でん池機器の運転要求イを、また凝集剤注
入制御部18に対して、注入機運転と注入量制
御の開始要求ロを行なう。
(3) 沈でん池機器制御部17は、注入条件監視部
16の要求イにより、次の手順で沈でん池機器
を運転する。先ず急撹ポンプ8を運転するナ。
次にフロキユレータ10を運転ニ。そして汚泥
掻寄機11を運転するホ。凝集剤注入制御部1
8は、注入条件監視部16の要求ロにより、注
入機9を運転するヘと共に、注入率が所定の注
入率S2となるよう注入量制御トを開始する。
(4) 注入条件監視部16は、所定の監視周期ごと
に原水濁度を監視チし、凝集剤注入を必要とす
る濁度S1以下のとき、もし注入開始のための時
間監視中であれば、時間監視を停止し、注入停
止のための時間監視を開始する。
(5) 凝集剤注入が必要と判定される濁度S1以下の
状態が所定時間T3以上継続したとき、沈でん
池機器制御部17に対し沈でん池機器の停止要
求ハ,ニ,ホを、凝集剤注入制御部18に対し
て、注入機の停止ヘと注入量制御の停止トを行
なうよう要求する。
(6) 沈でん池機器制御部17は、注入条件監視部
16の要求イにより、次の手順で沈でん池機器
の停止を行なう。先ず急撹ポンプ8を停止する
ハ。次にフロキユレータ10の速度を低速にす
るニ。そして所定時間T4経過後、フロキユレ
ータ10を停止ニする。凝集剤注入制御部18
は、注入条件監視部16の要求により注入機9
を停止するヘと共に、注入量制御を停止する
ト。
以上において、原水濁度監視周期T1(分)、原
水濁度規定量(設定値)S1,注入開始判定時間
T2,注入停止判定時間T3はコンソール19より
注入条件監視部16に対し指定可能な値リであ
る。またフロキユレータ停止時間T4は同様にオ
ペレータコンソール19より沈でん池機器制御部
17に対し指定可能な値ヌである。また凝集剤注
入率S2は一般には原水濁度に関連して注入条件監
視部16で演算により求められる量であるが、オ
ペレータコンソール19からも指定可能ルであ
る。注入開始・停止の判断は通常注入条件監視部
16にて行なわれるが、運転員の判断によりオペ
レータコンソール19より注入開始・停止の要求
ヌ,ルを行なう事もできる。
本発明によれば、従来ならば運転員によつて行
なわなければならぬ筈の凝集剤注入判定のための
監視及び判断、沈でん池機器の操作、注入機の操
作を運転員によつて行なうことを必要とせず、自
動的にすみやかな対処が可能となるばかりではな
く、効率的な無薬注沈でん処理により、薬品費
用、沈でん汚泥物の処理費用、沈でん池機器の運
転動力費用の節減が期待できる。この発明は、上
記実施例の他に、浄水プロセスの間欠運転処理の
際にも応用可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は工業用水浄水場プロセスの一例を示す
概要図、第2図はこの発明の一実施例を示すシス
テム構成図、である。 符号説明 1……流入管、2……着水井、3…
…急撹池、4……フロツク形成池、5……沈でん
池、6……流出渠、7……流出井、8……急撹ポ
ンプ、9……凝集剤注入機、10……フロキユレ
ータ、11……汚泥掻寄機、12……排泥弁、1
3……原水サンプリングポンプ、14……濁度
計、15……計算機装置、16……注入条件監視
部、17……沈でん池機器制御部、18……凝集
剤注入制御部、19……オペレータコンソール、
20……急撹池流入量計。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 原水を取り込む着水井、取り込んだ原水に凝
    集剤を注入して混和させるための撹拌池、その結
    果フロツクを形成させるためのフロツク形成池、
    形成されたフロツクを沈でんさせて汚泥とする沈
    でん池を少なくも備えてなる工業用水浄水場にお
    いて、取り込んだ原水の濁度を監視する原水濁度
    監視手段と、凝集剤の注入を制御する凝集剤注入
    制御部と、撹拌池における撹拌ポンプやフロツク
    形成池におけるフロキユレータや沈でん池におけ
    る汚泥掻寄機などの沈でん池機器の運転停止を制
    御する沈でん池機器制御部を設けると共に、前記
    原水濁度監視手段において原水濁度が設定濁度を
    超えまたは設定濁度以下に低下してからその状態
    で所定時間経過したか否かをみる時間監視手段を
    備え、該監視手段による監視結果により前記凝集
    剤注入制御部、沈でん池機器制御部を間欠的に制
    御することを特徴とする工業用水浄水場における
    凝集剤自動間欠注入装置。
JP11438181A 1981-07-23 1981-07-23 工業用水浄水場における凝集剤自動間欠注入装置 Granted JPS5817889A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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