JP2003112195A - 回分式活性汚泥法による汚水処理方法 - Google Patents

回分式活性汚泥法による汚水処理方法

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JP2003112195A
JP2003112195A JP2001310800A JP2001310800A JP2003112195A JP 2003112195 A JP2003112195 A JP 2003112195A JP 2001310800 A JP2001310800 A JP 2001310800A JP 2001310800 A JP2001310800 A JP 2001310800A JP 2003112195 A JP2003112195 A JP 2003112195A
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JP
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sludge
automatic operation
sewage treatment
activated sludge
interface
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Kensuke Isobe
磯部  健介
Yasunari Sasaki
康成 佐々木
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Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W10/00Technologies for wastewater treatment
    • Y02W10/10Biological treatment of water, waste water, or sewage

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Abstract

(57)【要約】 【課題】従来の回分式活性汚泥法でタイマー制御自動運
転による汚水処理方法では、汚泥の沈降性が悪い場合に
活性汚泥が上澄水排水と共に流出して処理水質が悪化す
る問題があり、保守要員の経験と勘による維持管理が必
要であった。本発明の目的は、汚泥の沈降性を考慮して
MLSS濃度上昇やバルキングなどの異常状態にも対応
して自動運転が可能な汚水処理方法を提供することにあ
る。 【解決手段】攪拌曝気停止時に生物反応タンク中の汚泥
界面計により汚泥沈降速度の連続測定で得た測定値によ
り、上澄液の排水時間や余剰汚泥引抜き時間の設定と共
に、汚泥沈降速度から処理状態を判断し、正常時には自
動運転を、異常時でMLSS濃度上昇時にはMLSS抜
出し量を増加つつ自動運転継続を、異常時でバルキング
検知時には自動運転を解除して警報を出力し手動運転を
行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、酪農、下水処理
場、工場、事業所などの汚排水から、有機物、窒素、リ
ンなどの成分を生物学的に除去するための回分式活性汚
泥処法による汚水処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】回分式活性汚泥法による汚水処理方法の
例として、従来の回分式活性汚泥処理装置の構成を示す
模式図および処理工程を示す模式図を、それぞれ図4と
図5に示す。図4において、汚水処理は、まず、生物反
応タンク1の中に設けられた曝気攪拌装置2により攪拌
を行ないながら原水3を供給し、一定時間経過後に曝気
攪拌装置2による連続または間欠曝気を行ない、汚泥界
面の定速沈降が終了するまで一定時間汚泥を沈澱させ
る。その後に、排水バルブ4より上澄水5の排水を行な
い、さらに一定時間汚泥を沈降させて沈降した汚泥を排
泥バルブ6および汚泥引抜きポンプ7により余剰汚泥8
として引抜いている。この処理工程は、図5に示すよう
に、I.反応工程(攪拌曝気と水位上昇)、II.沈殿工
程(攪拌曝気停止と汚泥界面低下)、III.排水工程(攪
拌曝気停止と上澄水排水)、VI.排泥工程(攪拌曝気停
止と余剰汚泥引抜き)のサイクルから構成されるが、そ
れぞれの工程は、制御装置9によりタイマー制御で運転
される。この時、汚泥引抜き量は汚泥引抜きポンプ7の
流量とポンプの運転時間との積で決定される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のタイマー制御に
よる従来の運転方法では、時々刻々変化する汚泥の沈降
性を考慮することなく予め決められた設定時間により各
工程が進められている。従って、この一定時間で設定し
たタイマー制御の自動運転で、例えばIIの沈殿工程で
は、汚泥の沈降性が良い場合には汚泥の沈降時間が過剰
となり、汚泥の沈降性が悪い場合には活性汚泥が上澄水
排水と共に流出して処理水質が悪化するという問題があ
る。そこで、自動運転によって良好な処理水質を維持す
るために、保守要員の中で汚泥の沈降性の確認とタイマ
ーの微調整などの経験と勘とを有する熟練者の判断によ
って回分式活性汚泥処理装置の維持管理を行っているの
が実情である。
【0004】この発明の課題は、上記のような熟練した
保守要員の経験と勘のみに頼らず、汚泥の沈降性を考慮
して、正常状態は勿論のこと、MLSS濃度上昇やバル
キングなどの汚泥の異常状態にも対応して自動運転を行
なうことができる回分式活性汚泥法による汚水処理方法
を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】良好な処理水質を維持す
るために熟練者による維持管理が必要となるという上記
の問題を解決するために、本発明では、回分式活性汚泥
法による汚水処理方法において、攪拌曝気停止時に生物
反応タンク中で汚泥沈降速度の測定を行い、この測定値
を基にして、上澄液の排水時間や余剰汚泥引抜きの時間
を設定し、汚水処理制御を行うこととする。
【0006】また、この生物反応タンクの汚泥沈降速度
の測定は、光や超音波などを使った様々な原理の計測器
で測定できるが、汚泥処理で良く使われている汚泥界面
計も適用することができる。さらに、上記の攪拌曝気停
止時に生物反応タンク中で汚泥沈降速度を連続して測定
を行って得た測定値を基にして、上澄液の排水時間や余
剰汚泥引抜きの時間を設定すると共に、測定した汚泥沈
降速度VS が汚泥沈降速度設定値VC と比較して大きい
か等しい場合には、処理が正常状態と判断して自動運転
を継続し、汚泥沈降速度VS が汚泥沈降速度設定値VC
と比較して小さく汚泥界面が上限設定値Hmax より低い
場合には、MLSS濃度上昇状態と判断してMLSS抜
出し量を増加しながら自動運転を継続し、汚泥沈降速度
S が汚泥沈降速度設定値VCと比較してはるかに小さ
いかまたは汚泥界面が上限設定値Hmax より低くならな
い場合には、バルキング状態と判断して自動運転を解除
して警報を出力し手動運転を行うこととする。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の処理方法による回
分式活性汚泥処理装置を実施例に基づいて説明する。本
発明の回分式活性汚泥処理装置の構成を示す模式図を図
1に示す。この図において、1は反応タンク、2は反応
タンクに酸素を供給し攪拌の機能を持つ攪拌曝気装置、
3は汚水原水、4は排水バルブ、5は処理された上澄
水、6は反応タンクから汚泥を排出する排泥バルブ、7
は汚泥を引く抜く引抜きポンプ、8は余剰汚泥、9はバ
ルブ、ポンプをコントロールする制御装置、10は汚泥
界面計、11は警報出力装置である。
【0008】本発明の回分式活性汚泥処理装置の処理工
程を示す模式図を図2に示す。この図のように処理工程
は従来と同じで、I.反応工程、II.沈殿工程、III.排
水工程、VI.排泥工程のサイクルから構成される。I.
反応工程では、攪拌曝気を行ないながら原水を一定量流
入させる。この時、生物反応タンク1の水位は原水流入
量に応じて上昇する。
【0009】II.沈殿工程では、一定時間攪拌曝気を行
なったのち、攪拌曝気を停止する。曝気停止一定時間
(t1 :例えば10分)後の汚泥界面の高さH1 と曝気
停止後別の一定時間(t2 :例えば30分)後の汚泥界
面の高さH2 を汚泥界面計により測定しこれらの高さの
差から汚泥の沈降速度Vs を求め、これを連続的に測
定、監視する。
【0010】図3は汚泥沈降速度および汚泥界面の関係
を示す模式図で、汚泥沈降速度Vs、沈降速度の予め定
めた設定値Vc および汚泥界面の高さHc 、汚泥界面の
上限設定値Hmax の関係を示したものである。また、図
3において汚泥沈降速度Vs は汚泥沈降曲線の傾きで表
される。この汚泥沈降速度Vs の測定値により、活性汚
泥の状態が判り、次の様な処理を行う。
【0011】まず、汚泥沈降速度Vs が汚泥沈降速度設
定値Vc と比較して汚泥沈降速度設定値Vc 以上か等し
い(Vs ≧Vc )場合には、活性汚泥の状態は正常と判
断し、汚泥界面Hs が低下して汚泥界面の設定値Hc に
達したのちに自動運転で次のIII.排水工程へ移る。次
に、汚泥沈降速度Vs が汚泥沈降速度設定値Vc より小
さく(Vs <Vc )汚泥界面Hs が汚泥界面の上限設定
値Hmax より低い場合には、MLSS濃度上昇と判断
し、余剰汚泥引抜き量を増加させて自動運転を行う。
【0012】また、汚泥沈降速度Vs が汚泥沈降速度設
定値Vc よりはるかに小さい(Vs≪Vc )かまたは汚
泥界面Hs が汚泥界面の上限設定値Hmax より低くなら
ない場合には、活性汚泥のバルキングなどによる沈降性
不良と判断し、警報出力11より警報を出力させ自動運
転を解除、攪拌強度の低下やバルキング防止剤の投入な
ど、作業者による運転方法の改善を求める。
【0013】
【表1】 Vs :汚泥沈降速度、 Vc :汚泥沈降速度設定値、 Hs :汚泥界面、 Hmax :汚泥界面の上限設定値 これら汚泥沈降速度Vs と判断内容と対処案をまとめた
本発明の汚水処理方式による運転内容を表1に示す。サ
イクルの残りの工程の、攪拌曝気停止と上澄水排水を行
うIII.排水工程と、攪拌曝気停止と余剰汚泥引抜きを行
うVI.排泥工程は、従来と同様である。
【0014】
【発明の効果】本発明では、タイマー制御による回分式
活性汚泥法による汚水処理方法において、攪拌曝気停止
時に生物反応タンク中の汚泥界面計により汚泥沈降速度
の連続測定で得た測定値により、上澄液の排水時間や余
剰汚泥引抜きの時間を設定すると共に、汚泥沈降速度か
ら処理状態を判断し、正常時には自動運転の継続を、異
常時でMLSS濃度上昇時にはMLSS抜出し量を増加
しながら自動運転を継続を、また異常時でバルキング状
態の時には自動運転を解除して警報を出力し手動運転を
行うため、熟練した保守要員の経験と勘のみに頼らず、
良好な処理水質を維持できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の回分式活性汚泥処理装置の構成を示す
模式図
【図2】本発明の回分式活性汚泥処理装置の処理工程を
示す模式図
【図3】汚泥沈降速度および汚泥界面の関係を示す模式
【図4】従来の回分式活性汚泥処理装置の構成を示す模
式図
【図5】従来の回分式活性汚泥処理装置の処理工程を示
す模式図
【符号の説明】
1: 生物反応タンク 2: 攪拌曝気装置 3: 原水 4: 排水バルブ 5: 上澄水 6: 排泥バルブ 7: 汚泥引抜きポンプ 8: 余剰汚泥 9: 制御装置 10: 汚泥界面計 11: 警報出力
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4D028 AA01 BB01 BC03 CA05 CB03 CB08 CC15 CD00 CD05 CD08 CE04

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回分式活性汚泥法による汚水処理方法にお
    いて、攪拌曝気停止時に生物反応タンク中で汚泥沈降速
    度の測定を行い、この測定値を基にして、上澄液の排水
    時間や余剰汚泥引抜きの時間を設定し、汚水処理制御を
    行うことを特徴とする回分式活性汚泥法による汚水処理
    方法。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の回分式活性汚泥法による
    汚水処理方法おいて、生物反応タンク中での汚泥沈降速
    度の測定を、汚泥界面計により行うことを特徴とする回
    分式活性汚泥法による汚水処理方法。
  3. 【請求項3】請求項1または2に記載の回分式活性汚泥
    法による汚水処理方法おいて、攪拌曝気停止時に生物反
    応タンク中で汚泥沈降速度の連続測定を行い、この測定
    値を基にして、上澄液の排水時間や余剰汚泥引抜きの時
    間を設定すると共に、測定した汚泥沈降速度VS が汚泥
    沈降速度設定値VC と比較して大きいか等しい場合に
    は、処理が正常状態と判断して自動運転を継続し、汚泥
    沈降速度VS が汚泥沈降速度設定値VC と比較して小さ
    く汚泥界面Hs が汚泥界面の上限設定値Hmax より低い
    場合には、MLSS濃度上昇状態と判断してMLSS抜
    出し量を増加しながら自動運転を継続し、汚泥沈降速度
    S が汚泥沈降速度設定値VC と比較してはるかに小さ
    いかまたは汚泥界面Hs が汚泥界面の上限設定値Hmax
    より低くならない場合には、バルキング状態と判断して
    自動運転を解除して警報を出力し手動運転を行うことを
    特徴とする回分式活性汚泥法による汚水処理方法。
JP2001310800A 2001-10-09 2001-10-09 回分式活性汚泥法による汚水処理方法 Pending JP2003112195A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021041307A (ja) * 2019-09-06 2021-03-18 オルガノ株式会社 水処理方法及び水処理装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2021041307A (ja) * 2019-09-06 2021-03-18 オルガノ株式会社 水処理方法及び水処理装置

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