JPS6157039A - 磁性層上の酸化シリコン膜形成方法 - Google Patents
磁性層上の酸化シリコン膜形成方法Info
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- JPS6157039A JPS6157039A JP59176684A JP17668484A JPS6157039A JP S6157039 A JPS6157039 A JP S6157039A JP 59176684 A JP59176684 A JP 59176684A JP 17668484 A JP17668484 A JP 17668484A JP S6157039 A JPS6157039 A JP S6157039A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〈産業上の利用分野〉
本発明は、磁気記録媒体、特に磁気ディスクの磁性層上
のオーバコード層又は潤滑剤層の下地層として形成する
酸化シリコン膜の形成方法に関する。
のオーバコード層又は潤滑剤層の下地層として形成する
酸化シリコン膜の形成方法に関する。
〈従来技術〉
電気テープ、磁気ディスク等磁気記録媒体は支持体上に
真空蒸着、スパッタ蒸着又は電気メツdtfxどの方法
でr−Fe203、Co含有r−F=203等の酸化鉄
砒性粉やCo −Ni −Pなどの合金系磁性材料を被
着させた上、当該磁性層上にオーパコート層又は潤滑剤
層の下地膜として酸化ンリコン膜を形成させている。
真空蒸着、スパッタ蒸着又は電気メツdtfxどの方法
でr−Fe203、Co含有r−F=203等の酸化鉄
砒性粉やCo −Ni −Pなどの合金系磁性材料を被
着させた上、当該磁性層上にオーパコート層又は潤滑剤
層の下地膜として酸化ンリコン膜を形成させている。
磁気記録媒体において、オーバコート層又は下地膜とし
ての酸化シリコン膜が平滑でないと、情報記録時又は再
生時において、これらの記録媒体とヘッドが接触し走行
不安を生じたシ、書き込みパワーや再生出力が十分でな
いなどの不具合を生じる。磁気記録媒体の磁性層上の酸
化シリコン膜形成方法、特に磁気ディスクにおける酸化
シリコン膜形成方法として、従来から■ 810□ を
陰極ターゲットとし、磁気ディスクの磁性層上面に、酸
化クリコン膜をスパッタ蒸着させる方法と、 @ 磁性層上に、テトラアルコキシシラン溶液を、スピ
ンコーテング法によシ塗膜した後、磁気ディスクを加熱
して酸化シリコン膜を形成させる方法が行われていた。
ての酸化シリコン膜が平滑でないと、情報記録時又は再
生時において、これらの記録媒体とヘッドが接触し走行
不安を生じたシ、書き込みパワーや再生出力が十分でな
いなどの不具合を生じる。磁気記録媒体の磁性層上の酸
化シリコン膜形成方法、特に磁気ディスクにおける酸化
シリコン膜形成方法として、従来から■ 810□ を
陰極ターゲットとし、磁気ディスクの磁性層上面に、酸
化クリコン膜をスパッタ蒸着させる方法と、 @ 磁性層上に、テトラアルコキシシラン溶液を、スピ
ンコーテング法によシ塗膜した後、磁気ディスクを加熱
して酸化シリコン膜を形成させる方法が行われていた。
上述の方法中、■の方法は平清な酸化ンリコン膜が得ら
れる点で、スピンコーテングによシ塗布後、塗布層を加
熱する@の方法(以下、この方法を「スピンコーテング
−加熱法」という)に比べて複雑な真空処理操作を必要
とし、生産性が劣っている。一方、@のスピンコーテン
グ−加熱法は、使用する試薬の管理を厳重に行う必要は
あるものの、大気圧中でコーテングおよび加熱を行うこ
とができる利点がある。
れる点で、スピンコーテングによシ塗布後、塗布層を加
熱する@の方法(以下、この方法を「スピンコーテング
−加熱法」という)に比べて複雑な真空処理操作を必要
とし、生産性が劣っている。一方、@のスピンコーテン
グ−加熱法は、使用する試薬の管理を厳重に行う必要は
あるものの、大気圧中でコーテングおよび加熱を行うこ
とができる利点がある。
しかし、スピンコーテング−加熱法の場合、使用するテ
トラアルコキシシランのI 41の沸点よりも高い温度
で加熱すると、溶剤の急激な蒸発や突沸などの現象がお
こシ、得られる酸化シリコン膜の平滑性が十分でなかっ
た。
トラアルコキシシランのI 41の沸点よりも高い温度
で加熱すると、溶剤の急激な蒸発や突沸などの現象がお
こシ、得られる酸化シリコン膜の平滑性が十分でなかっ
た。
く解決しようとする問題点〉
本発明は磁気記録媒体、特に磁気ディスクの磁性層上の
酸化シリコン膜形成方法における上述の欠点を除去する
。、ためになされたものであって、磁性層上にアルコキ
シシラン化合物溶液を用いて、スピンコーテング−加熱
法によシ、酸化シリコン膜を平滑に形成する方法を提供
するこ 1とを目的とする。
酸化シリコン膜形成方法における上述の欠点を除去する
。、ためになされたものであって、磁性層上にアルコキ
シシラン化合物溶液を用いて、スピンコーテング−加熱
法によシ、酸化シリコン膜を平滑に形成する方法を提供
するこ 1とを目的とする。
く問題点を解決するための手段〉
上述の目的を達成するための本発明の酸化クリコン膜形
成方法は、磁性層上にアルコキシシラン化合物の溶液を
スピンコーチ7ングによシ塗布する工程と、この塗布工
程終了後上記アルコキシシラン化合物の溶剤の沸点よシ
低い温度で塗布層を予備加熱する工程と、当該予備加熱
後、塗布層を予備加熱温度よりも高い温度で塗布層を本
加熱して磁性層上に酸化シリコン膜を形成せしめる工程
とからなることを特徴とするものである。
成方法は、磁性層上にアルコキシシラン化合物の溶液を
スピンコーチ7ングによシ塗布する工程と、この塗布工
程終了後上記アルコキシシラン化合物の溶剤の沸点よシ
低い温度で塗布層を予備加熱する工程と、当該予備加熱
後、塗布層を予備加熱温度よりも高い温度で塗布層を本
加熱して磁性層上に酸化シリコン膜を形成せしめる工程
とからなることを特徴とするものである。
本発明の磁性層上の酸化シリコン膜形成に使用するアル
コ午ジシラン化合物は、テトラメトキシ7ラン化合物、
テトラエトキシシラン化合物、テトラn−プロホキフシ
ラン化合物、テトライソプロポ中ジシラン化合物、テト
ラ2−メトキ7エトキシシラン化合物、テトラ3−メチ
ルプロポキシシラン化合物、テトラ2−エチルブトキシ
7シン化合物、テトラ2−エチルへ中シルオキシシラン
化合物などのメト午シ基、エトキシ基、n−プロポキシ
基、イソプロポキシ基、2−メトキシエトキシ基、3−
メチルプロポキシ基、2−エチルブトキシ基、2−エチ
ルへ”l−/ルオキシ基などを有するアルコキシ基含有
するシラン化合物がある。アルコキシ基としては4官能
性の化合物が常用されるが、3官能性の化合物でも#J
状槽構造作シ得るので用いることができる。
コ午ジシラン化合物は、テトラメトキシ7ラン化合物、
テトラエトキシシラン化合物、テトラn−プロホキフシ
ラン化合物、テトライソプロポ中ジシラン化合物、テト
ラ2−メトキ7エトキシシラン化合物、テトラ3−メチ
ルプロポキシシラン化合物、テトラ2−エチルブトキシ
7シン化合物、テトラ2−エチルへ中シルオキシシラン
化合物などのメト午シ基、エトキシ基、n−プロポキシ
基、イソプロポキシ基、2−メトキシエトキシ基、3−
メチルプロポキシ基、2−エチルブトキシ基、2−エチ
ルへ”l−/ルオキシ基などを有するアルコキシ基含有
するシラン化合物がある。アルコキシ基としては4官能
性の化合物が常用されるが、3官能性の化合物でも#J
状槽構造作シ得るので用いることができる。
上記アルコ中ジシラン化合物溶液の溶剤としてはアルコ
ール類、グライコール類およびこれらのアルコール類、
グライコール類と水との混合物を用いることができる。
ール類、グライコール類およびこれらのアルコール類、
グライコール類と水との混合物を用いることができる。
上記アルコール類として、メタノール(沸点64.5℃
)、エタノール(沸点78℃)、1−プロパノール(沸
点97℃)、2−ゲタノール(沸点99.5℃)、2−
メチル−2−1タノール(沸点102℃)、3−メチル
−2−ゲタノール(沸点111.5℃)、1−ゲタノー
ル(沸点118℃)、2−ペンタノール(沸点120℃
)、2−メトキンエタノール(沸点124℃)、2−メ
チル−1−ブタノール(沸点128℃)、2−メチル−
1−ゲタノール(沸点129℃)、4−メチル−2−ペ
ンタノール(沸点131.8℃)、3−メチル−1−ゲ
タノール(沸点132℃)、2−二トキシエタノール(
沸点135°C)、1−ペンタノール(沸点138°C
)、2−エテル−1−ゲタノール(沸点146°C)、
4−メチル−2−ペンタノール(沸点157°C)、2
−ヘプタノール(沸点158.5°C/754所■Ty
)などを用いることが出来る。また、これらアルコール
類の混合物でもよい。しかし予加熱温度は使用するアル
コキシシランの沸点よりも低い温度でなければならない
、。
)、エタノール(沸点78℃)、1−プロパノール(沸
点97℃)、2−ゲタノール(沸点99.5℃)、2−
メチル−2−1タノール(沸点102℃)、3−メチル
−2−ゲタノール(沸点111.5℃)、1−ゲタノー
ル(沸点118℃)、2−ペンタノール(沸点120℃
)、2−メトキンエタノール(沸点124℃)、2−メ
チル−1−ブタノール(沸点128℃)、2−メチル−
1−ゲタノール(沸点129℃)、4−メチル−2−ペ
ンタノール(沸点131.8℃)、3−メチル−1−ゲ
タノール(沸点132℃)、2−二トキシエタノール(
沸点135°C)、1−ペンタノール(沸点138°C
)、2−エテル−1−ゲタノール(沸点146°C)、
4−メチル−2−ペンタノール(沸点157°C)、2
−ヘプタノール(沸点158.5°C/754所■Ty
)などを用いることが出来る。また、これらアルコール
類の混合物でもよい。しかし予加熱温度は使用するアル
コキシシランの沸点よりも低い温度でなければならない
、。
グライコール類としてはエチレングリコール(沸点19
8℃)、1.2−プロピレングリコール(沸点188℃
)、1.3−プロピレングリコール(沸点214℃)を
例示できる。
8℃)、1.2−プロピレングリコール(沸点188℃
)、1.3−プロピレングリコール(沸点214℃)を
例示できる。
く作用〉
本発明の酸化シリコン膜形成方法は、上述したように、
磁性層−ヒに酸化シリコン膜を形成する際に、塗布する
アルコキシンラン化合物の溶剤の沸点よりも低い温度で
、塗布層を加熱することによシ突沸や溶剤の急激な蒸発
を防ぎなから予め乾燥させ、その後本加熱して酸化シリ
コン膜を形成するものであるから、得られる酸化シリコ
ン膜の表面は平滑性の優れたものを得ることができる。
磁性層−ヒに酸化シリコン膜を形成する際に、塗布する
アルコキシンラン化合物の溶剤の沸点よりも低い温度で
、塗布層を加熱することによシ突沸や溶剤の急激な蒸発
を防ぎなから予め乾燥させ、その後本加熱して酸化シリ
コン膜を形成するものであるから、得られる酸化シリコ
ン膜の表面は平滑性の優れたものを得ることができる。
さらに、アルコキシシラン化合物の溶剤の沸点よりも低
い温度で長時間加熱しつづけるものでないから、比較的
短時間で酸化シリコン膜を形成させることができる。
い温度で長時間加熱しつづけるものでないから、比較的
短時間で酸化シリコン膜を形成させることができる。
〈実施例〉
以下、実施例と比較例に基づいて本発明の内容を具体的
に説明する。
に説明する。
実施例−1
外径20cm、厚さ3mのアルミニウム板1の上下面を
それぞれアルマイト処理1aを施し、最大面粗さく R
max) < 0.01μm 程度に鏡面処理した基板
を、第1図に示すように真空槽2内上部のホルダ3上に
配置する一方、基板の下方 1にr−’Fe2O
3磁性粉末4を入れたるつぼ5を配置しておく。
それぞれアルマイト処理1aを施し、最大面粗さく R
max) < 0.01μm 程度に鏡面処理した基板
を、第1図に示すように真空槽2内上部のホルダ3上に
配置する一方、基板の下方 1にr−’Fe2O
3磁性粉末4を入れたるつぼ5を配置しておく。
上記真空?! 21.J:、下部に設けた導管6を介し
て排気系7と接続し、槁の側壁には電子ビーム発生器8
が設置され、るつぼ5内の磁性粉末4、を電子ビーム加
熱できる構造になっている。この真空装置によって磁性
層を形成する場合は、排気系7を作動させて、真空槽2
内を1×10−4〜lXl0 ’l’orr に真
空排気してから、電子ビーム発生器8を操作してγ−F
e2α磁性粉末4を電子ビーム加熱し、基板の一方のア
ルマイト層la上にr −Fe 203からなる磁性層
9を形成させる。ついで、真空槽2内を常圧に復させ、
ホルダ3上の基板を反転させてから再び真空槽2内を排
気・し、上述したと同じ方法で基板の反対面la上にr
−FezOa からなる磁性層9を形成させる。
て排気系7と接続し、槁の側壁には電子ビーム発生器8
が設置され、るつぼ5内の磁性粉末4、を電子ビーム加
熱できる構造になっている。この真空装置によって磁性
層を形成する場合は、排気系7を作動させて、真空槽2
内を1×10−4〜lXl0 ’l’orr に真
空排気してから、電子ビーム発生器8を操作してγ−F
e2α磁性粉末4を電子ビーム加熱し、基板の一方のア
ルマイト層la上にr −Fe 203からなる磁性層
9を形成させる。ついで、真空槽2内を常圧に復させ、
ホルダ3上の基板を反転させてから再び真空槽2内を排
気・し、上述したと同じ方法で基板の反対面la上にr
−FezOa からなる磁性層9を形成させる。
上記工程終了後は、真空槽2を常圧にもどしてから基板
を取外し、図示しない回転盤に取シ付けてから、アルコ
キシシラン化合物としてテトラニドキシンランを用いて
、1−ブロノくノールに溶解させた1、5%溶液を滴下
しつつ、回転盤を150 Orpmの回転速度で回転さ
せてスピンコーテングした後、基板をオープン中に入れ
90℃で3時間予備加熱した後、引き続き1−プロパツ
ールの沸点(97℃)よシ高い200℃で2時間加熱処
理して、磁性層9上に酸化シリコン膜10を形成させた
。得られた試料の膜構造を第2図に示す。
を取外し、図示しない回転盤に取シ付けてから、アルコ
キシシラン化合物としてテトラニドキシンランを用いて
、1−ブロノくノールに溶解させた1、5%溶液を滴下
しつつ、回転盤を150 Orpmの回転速度で回転さ
せてスピンコーテングした後、基板をオープン中に入れ
90℃で3時間予備加熱した後、引き続き1−プロパツ
ールの沸点(97℃)よシ高い200℃で2時間加熱処
理して、磁性層9上に酸化シリコン膜10を形成させた
。得られた試料の膜構造を第2図に示す。
この試料ディスクを実施例ディスク1と名付ける。
実施例−2
溶剤として1−ゲタノールを用いる以外は実施例−1と
同様の処理を施してディスクを作製した。
同様の処理を施してディスクを作製した。
得られた試料ディスクを実施例ディスク2と名付けた。
実施例−3
溶剤として4−メチル−2−ペンタノールを用いる以外
は実施例−1と同様の処理を施してディスクを作製した
得られた試料ディスクを実施例ディスク3と名付けた。
は実施例−1と同様の処理を施してディスクを作製した
得られた試料ディスクを実施例ディスク3と名付けた。
実施例−4
溶剤として2−ヘプタツールを用いる以外は実施例−1
と同様の処理によりディスクを作製した。
と同様の処理によりディスクを作製した。
得られた試料ディスクを実施例ディスク4と名付けた。
比較例−1
溶剤としてエタノール(沸点78℃)ヲ用イる以外は実
施例−1と同様の処理によシディスクを作製した。
施例−1と同様の処理によシディスクを作製した。
得られた試料ディスクを比較例ディスク1と名付けた。
比較例−2,3
スピンコーテング塗布層の予備加熱を110℃および1
30℃で行う以外は実施例−1と同様の処理によシそれ
ぞれディスクを作製した。
30℃で行う以外は実施例−1と同様の処理によシそれ
ぞれディスクを作製した。
得られた試料ディスクをそれぞれの予備加熱11
温度110℃、130℃に応じて比較例ディスク2
および3と名付けた。
温度110℃、130℃に応じて比較例ディスク2
および3と名付けた。
次に、上述の実施例−1、−2、−3、−4および比較
例−1,−2,−3にょシそれぞれ得られた実施例ディ
スク1,2,3.4および比較例ディスク1,2.3の
平滑性を調べるたメ、ア午ニスチックエミッション(A
cousticEmission )の接触個数の測定
結果を表−1に示す(ただし、ヘッドの浮上量はo、i
oμmである。)表−1から、テトラエトキシシラン(
プルコキシシラン化合物)の溶剤として、1−プロパツ
ール(沸点97℃)、1−ゲタノニル(沸点118℃)
、4−メチル−2−ペンタノ−□71(沸点131.8
℃)、2−ヘプタツール(158,5℃)よりも低い温
度(′90℃)で予備加熱し、さらに予備加熱後、□よ
シ高い温度(200℃)で本加熱処理して磁□性層上に
酸化シリコン膜を形成したディスクのアコースティック
・エミッションの接触個数は殆んどなく平滑性の高いこ
とを示しているが、同じ溶剤、1−プロパツールヲ用い
ても、当該1ニブロバノールの沸点よりも高い温度で予
備加□熱して(110℃、130℃)いる場合や、90
℃よりも低い沸点を有するエタノールを溶剤に使用して
いる場合はいずれもアコースティックエミッションの接
触個数が高いことが判る(比較例2,3および1)。
例−1,−2,−3にょシそれぞれ得られた実施例ディ
スク1,2,3.4および比較例ディスク1,2.3の
平滑性を調べるたメ、ア午ニスチックエミッション(A
cousticEmission )の接触個数の測定
結果を表−1に示す(ただし、ヘッドの浮上量はo、i
oμmである。)表−1から、テトラエトキシシラン(
プルコキシシラン化合物)の溶剤として、1−プロパツ
ール(沸点97℃)、1−ゲタノニル(沸点118℃)
、4−メチル−2−ペンタノ−□71(沸点131.8
℃)、2−ヘプタツール(158,5℃)よりも低い温
度(′90℃)で予備加熱し、さらに予備加熱後、□よ
シ高い温度(200℃)で本加熱処理して磁□性層上に
酸化シリコン膜を形成したディスクのアコースティック
・エミッションの接触個数は殆んどなく平滑性の高いこ
とを示しているが、同じ溶剤、1−プロパツールヲ用い
ても、当該1ニブロバノールの沸点よりも高い温度で予
備加□熱して(110℃、130℃)いる場合や、90
℃よりも低い沸点を有するエタノールを溶剤に使用して
いる場合はいずれもアコースティックエミッションの接
触個数が高いことが判る(比較例2,3および1)。
なお、上述したエタノール、1−プロパツール、4−メ
チル−2−ペンタノールおよび2−ヘブタノールを溶剤
に使用したテトラエトキシ7ラン溶液を磁性層上にスピ
ンコーテングした試料を予備加熱温度90℃、本加熱温
度200℃で加熱処理して得られた各ディスクの各溶剤
の沸点(ただし℃単位)とアコースティック・エミッシ
ョンの接触個数の関係を図示すれば第3図の特性曲線を
得る。また、溶剤に1−プロヂノール(沸点97℃)を
用いたテトラエトキシ7ランの1.5%溶液を磁性層上
にスピンコーテングして得られた試料を20℃、40℃
、60℃、80℃、95°c、iio℃および130℃
で加熱後、200℃で本加熱して酸化シリコン膜を形成
させた試料ディスクをヘッド浮上量0.1μm でアコ
ースティック・エミッションの接触個数を測定したとき
の予備加熱温度(単位、3図および第4図の特性曲線か
らも、明らかに・脅 アルコキシシラン化合物とし
てのテトラエトキシ7ンの溶液を磁性層上にスピンコー
テングによシ塗布後、溶剤の沸点よりも低い温度で塗布
層を予備加熱後、この予備加熱温度よりも高温で本加熱
することにより得られる酸化シリコン膜の平滑性が高く
なることを示している。
チル−2−ペンタノールおよび2−ヘブタノールを溶剤
に使用したテトラエトキシ7ラン溶液を磁性層上にスピ
ンコーテングした試料を予備加熱温度90℃、本加熱温
度200℃で加熱処理して得られた各ディスクの各溶剤
の沸点(ただし℃単位)とアコースティック・エミッシ
ョンの接触個数の関係を図示すれば第3図の特性曲線を
得る。また、溶剤に1−プロヂノール(沸点97℃)を
用いたテトラエトキシ7ランの1.5%溶液を磁性層上
にスピンコーテングして得られた試料を20℃、40℃
、60℃、80℃、95°c、iio℃および130℃
で加熱後、200℃で本加熱して酸化シリコン膜を形成
させた試料ディスクをヘッド浮上量0.1μm でアコ
ースティック・エミッションの接触個数を測定したとき
の予備加熱温度(単位、3図および第4図の特性曲線か
らも、明らかに・脅 アルコキシシラン化合物とし
てのテトラエトキシ7ンの溶液を磁性層上にスピンコー
テングによシ塗布後、溶剤の沸点よりも低い温度で塗布
層を予備加熱後、この予備加熱温度よりも高温で本加熱
することにより得られる酸化シリコン膜の平滑性が高く
なることを示している。
なお、上述した実施例中の予備加熱は、異なる複数の温
度で加熱処理して行ってもよい。
度で加熱処理して行ってもよい。
〈発明の効果〉
以上の説明から明らかなように、本発明の酸化シリコン
膜形成方法を、磁気記録媒体の磁性層上の酸化シリコン
膜形成に適用すると、■ 磁気記録媒体の層上面の平滑
性を向上させ、記録性、再生性、走行性に優れた記録媒
体を作製できる。
膜形成方法を、磁気記録媒体の磁性層上の酸化シリコン
膜形成に適用すると、■ 磁気記録媒体の層上面の平滑
性を向上させ、記録性、再生性、走行性に優れた記録媒
体を作製できる。
■ また、記録密度の高い磁気記録媒体を作製すること
ができる。
ができる。
■ さらに、酸化シリコン膜形成の作業性がよいので、
磁気記録媒体製造の生産性が向上する利点がある。
磁気記録媒体製造の生産性が向上する利点がある。
第、、1図は実施例の試料ディスク作製に使用する真空
装置の概略構成図、第2図は実施例の方法・によって作
製した試料ディスクの膜構造の要部断面図、第3図は本
発明の酸化シリコン膜形成に使用するアルコキシシラン
化合物の溶剤の沸点と酸化シリコン膜の平滑性の関係を
示す沸点対アコースティック・エミッションの接触個数
の特性曲線図、第4図はエタノールを溶剤とするテトラ
エトキシシラン溶液のスピンコーテング塗膜の予備加熱
温度対得られる試料ディスクのアコースティック・エミ
ッションの接触個数の関係を示す特性曲線図である。
装置の概略構成図、第2図は実施例の方法・によって作
製した試料ディスクの膜構造の要部断面図、第3図は本
発明の酸化シリコン膜形成に使用するアルコキシシラン
化合物の溶剤の沸点と酸化シリコン膜の平滑性の関係を
示す沸点対アコースティック・エミッションの接触個数
の特性曲線図、第4図はエタノールを溶剤とするテトラ
エトキシシラン溶液のスピンコーテング塗膜の予備加熱
温度対得られる試料ディスクのアコースティック・エミ
ッションの接触個数の関係を示す特性曲線図である。
Claims (4)
- (1)磁性層上にアルコキシシラン化合物の溶液をスピ
ンコーテングにより塗布する工程と、この塗布工程終了
後上記アルコキシシラン化合物の溶剤の沸点よりも低い
温度で塗布層を予備加熱する工程と、当該予備加熱後、
塗布層を予備加熱温度よりも高い温度に本加熱して磁性
層上に酸化シリコン膜を形成する工程とからなることを
特徴とする磁性層上の酸化シリコン膜形成方法。 - (2)アルコキシシラン化合物としてメトキシ基、エト
キシ基、3−メチルプロキシ基、2−エチルブトキシ基
、2−エチルヘキシルオキシ基を有するアルコキシシラ
ン化合物を用いたことを特徴とする特許請求の範囲第(
1)項記載の磁性層上の酸化シリコン膜形成方法。 - (3)アルコキシシラン化合物の溶剤としてアルコール
類およびグライコール類を用いたことを特徴とする特許
請求の範囲第(1)項記載の磁性層上の酸化シリコン膜
形成方法。 - (4)アルコキシシラン化合物の溶剤としてアルコール
類若しくはグライコール類と水との混合溶液を使用する
ことを特徴とする特許請求の範囲第(1)項記載の磁性
層上の酸化シリコン膜形成方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59176684A JPS6157039A (ja) | 1984-08-27 | 1984-08-27 | 磁性層上の酸化シリコン膜形成方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59176684A JPS6157039A (ja) | 1984-08-27 | 1984-08-27 | 磁性層上の酸化シリコン膜形成方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6157039A true JPS6157039A (ja) | 1986-03-22 |
Family
ID=16017914
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP59176684A Pending JPS6157039A (ja) | 1984-08-27 | 1984-08-27 | 磁性層上の酸化シリコン膜形成方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6157039A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008077815A (ja) * | 2007-06-25 | 2008-04-03 | Hitachi Maxell Ltd | 磁気記録媒体およびその製造方法 |
US8613977B2 (en) | 2006-09-19 | 2013-12-24 | Hitachi Maxell, Ltd. | Magnetic recording medium and method for manufacturing the same |
-
1984
- 1984-08-27 JP JP59176684A patent/JPS6157039A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8613977B2 (en) | 2006-09-19 | 2013-12-24 | Hitachi Maxell, Ltd. | Magnetic recording medium and method for manufacturing the same |
JP2008077815A (ja) * | 2007-06-25 | 2008-04-03 | Hitachi Maxell Ltd | 磁気記録媒体およびその製造方法 |
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