JPH0330431B2 - - Google Patents

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JPH0330431B2
JPH0330431B2 JP56007872A JP787281A JPH0330431B2 JP H0330431 B2 JPH0330431 B2 JP H0330431B2 JP 56007872 A JP56007872 A JP 56007872A JP 787281 A JP787281 A JP 787281A JP H0330431 B2 JPH0330431 B2 JP H0330431B2
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JP
Japan
Prior art keywords
magnetic
coating film
present
recording medium
substrate
Prior art date
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JP56007872A
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English (en)
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JPS57122968A (en
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  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
  • Manufacturing Of Magnetic Record Carriers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、磁気記録媒体の製造方法に係り、特
に基体上に磁性粒子を含んだ磁気塗料を塗布して
得られる磁気記録媒体の製造方法に関する。 磁気塗料の塗布方法は、一般的に機械的方法
(ドクターブレート法、リバースロール法、クラ
ビアロール法など)が多い。しかし、これらの方
法による塗布時には塗料の流動性に起因し、塗膜
表面にウエーブ現象が生ずる場合があつた。 この現象は、塗料の流動特性の改善などによつ
てある程度は減少させることができるが充分平滑
化できないものに対しては塗膜表面のスムージン
グによる平滑性改良などが行なわれている。この
方法は、塗布後の塗膜の表面をスムージンクバー
で平滑にするもので塗膜表面の大きな波に対して
はその効果が認められるが、微細な波に対して
は、その効果は小さく、逆にスムージング工程に
より新たに発生するスジの問題が生ずることがあ
り平滑化は困難である。 特に磁気記録媒体の様に磁性粒子を塗膜中で均
一に配向させる必要があり、かつ塗膜の高い表面
制度が要求される場合には従来の機械的方法のみ
では実用的ではなかつた。 本発明はこの様な事情に鑑みてなされたもので
あり、磁性塗膜中で磁性粒子を均一に配向し、か
つ塗膜の高い表面精度を得ることのできる磁気記
録媒体の製造方法を提供することを目的とする。 本発明方法は磁気塗料を基本上に塗布して得ら
れた磁性塗膜を平板上に平坦に接触させた状態
で、溶剤雰囲気中を通過させる工程を具備した磁
気記録媒体の製造方法である。すなわち本発明方
法は磁気塗料を基本上に塗布し、塗膜が乾燥硬化
する前、すなわち磁性粒子を配向させる前に溶剤
雰囲気中に通過させることにより、磁性粒子が均
一に配向し、かつ表面制度の優れた磁気記録媒体
が得られるというものである。 なお、本発明によつて、塗膜表面が平滑になる
機構は必ずしも明らかではないが、粉末が充填さ
れている塗膜においては粉末の形状に応じて塗膜
表面に凹凸が生成する。この凹凸の生成を防止す
るためには塗膜のレベリング性を改善することが
必要であり、本発明においてはこのレベリング性
の改善を塗膜表面を溶剤雰囲気中に暴露すること
によつて行なうものである。レベリング性の向上
作用は一般に塗膜に充填されている粉体の粒径が
小さいほど効果が顕著であり、平均粒径1μm以
下の粉体が使用されている塗料において特に効果
が顕著である。 以下、本発明を詳細に実施例に基づいて説明す
る。 第1図に示す様に供給リール1に巻取られてい
る基体2は案内ロール3を介してロール5,6,
7,8からなるコータヘツド内を通過させ、この
コータヘツドで基体2の表面に磁気塗料4を塗布
し、基体上に磁性塗膜を形成させる。この様にに
して磁性塗膜が形成された基体9は案内ロール1
0,11を介して12のプレートを通過する。こ
のとき、吸引孔13により、基体9をプレートに
平坦に這わせた状態で14の溶剤雰囲気中入る、
ここで塗膜表面は平坦になり15の乾燥炉に入
り、16の温風により乾燥させる。 なお、ここで用いられる溶剤は有機溶剤(ベン
ゼン系、ケトン系、アセテート系、アルコール
系、その他)であり望ましくは塗膜に対して良溶
剤を用いると良い。また、12のプレートをエン
ドレス系にして基体と同速度で走行させる様にし
ても良い。 この様な塗布経過をたどらせた磁性塗膜はこの
ような処理を施さないものと比べて、塗膜表面精
度が著しく向上することが認められた。 次にこの様な本発明を使用して、磁気記録媒体
を成形した実施例を説明する。 まず、平均粒径0.15μmの酸化鉄、平均粒径
0.5μmの酸化チタン、及び平均粒径0.07μmの置
換バリウムフエライト磁性粉と、樹脂溶液から成
る均一塗料を作成し、溶剤雰囲気中を通過させて
磁性塗膜を得た。得られた磁性塗膜の表面を触針
型粗さ計にて、表面の平滑性を測定した結果を表
−1に示した。 なお、表−1に於ける比較例は溶剤雰囲気中に
おける表面平滑化工程を行なわなかつた場合の磁
性塗膜の表面粗さの結果を示した。 この表−1から明らかな様に本発明によつて得
られた塗膜の表面性はそれぞれの比較例に比べて
平滑性が大幅に改善されていることがわかる。ま
た雰囲気溶剤は貧溶剤よりも良溶剤の方が効果が
大きいことがわかる。 さらに通常の如く磁気記録媒体を乾燥固化させ
る前に配向処理を施すことにより、本発明方法で
は磁性粒子が均一に配向されている。なお、本発
明の方法は特に表面平滑性の要求の強い微細粒径
の磁気記録媒体の塗膜形成法に適しており、微細
粒径磁性粉としては、特開昭55−86103号公報に
記載されているような置換バリウムフエライトが
適している。
【表】
【表】 【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る塗膜形成装置例の概略側
面図である。 2……基体、4……磁気塗料、9……磁性塗膜
が形成された基体、12……平板(プレート)、
13……吸引孔、14……溶剤雰囲気、15……
乾燥炉。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 磁気塗料を基体上に塗布して得られた磁性塗
    膜を平板上に平坦に接触させた状態で、溶剤雰囲
    気中を通過させる工程を具備したことを特徴とす
    る磁気記録媒体の製造方法。
JP787281A 1981-01-23 1981-01-23 Method of forming coated film Granted JPS57122968A (en)

Priority Applications (1)

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JP787281A JPS57122968A (en) 1981-01-23 1981-01-23 Method of forming coated film

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JP787281A JPS57122968A (en) 1981-01-23 1981-01-23 Method of forming coated film

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Publication Number Publication Date
JPS57122968A JPS57122968A (en) 1982-07-31
JPH0330431B2 true JPH0330431B2 (ja) 1991-04-30

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ID=11677714

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS514231A (en) * 1974-06-29 1976-01-14 Toyota Motor Co Ltd Suiseitoryono tosohoho

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS514231A (en) * 1974-06-29 1976-01-14 Toyota Motor Co Ltd Suiseitoryono tosohoho

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JPS57122968A (en) 1982-07-31

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