JPS6153631B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6153631B2 JPS6153631B2 JP56060881A JP6088181A JPS6153631B2 JP S6153631 B2 JPS6153631 B2 JP S6153631B2 JP 56060881 A JP56060881 A JP 56060881A JP 6088181 A JP6088181 A JP 6088181A JP S6153631 B2 JPS6153631 B2 JP S6153631B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- paper
- hot air
- drying
- transfer belt
- transferred
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000001035 drying Methods 0.000 claims description 22
- 239000011248 coating agent Substances 0.000 claims description 8
- 238000000576 coating method Methods 0.000 claims description 8
- 239000003973 paint Substances 0.000 claims description 7
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 claims description 3
- 230000037303 wrinkles Effects 0.000 description 8
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 2
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 239000004744 fabric Substances 0.000 description 1
- 238000010186 staining Methods 0.000 description 1
- 238000011144 upstream manufacturing Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Coating Apparatus (AREA)
- Drying Of Solid Materials (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は紙の塗工設備における乾燥装置に関
する。
する。
紙を製造する際に例えば製品の印刷適性を向上
させる為あるいは特種紙を生産する為に、その工
程途中において紙の表面に塗料を塗布することが
あり、そして製造のスピード化を図るために、塗
料が塗布された直後の紙を乾燥装置によつて強制
的に乾燥させている。
させる為あるいは特種紙を生産する為に、その工
程途中において紙の表面に塗料を塗布することが
あり、そして製造のスピード化を図るために、塗
料が塗布された直後の紙を乾燥装置によつて強制
的に乾燥させている。
ところで、従来の塗工設備における乾燥装置と
しては、カンバスサポートタイプ（片面乾燥）、
フローテイングタイプ（両面乾燥）とそれぞれ呼
ばれるものが知られている。すなわち、前者は、
モータ等の駆動源によつて駆動される移送ベルト
上に塗料が塗布された紙を載置して移送させ、そ
してこの移送される紙の上側に配置された熱風供
給機構から熱風を紙に向かつて供給して紙を乾燥
させるようになされている。他方、後者は、塗料
が塗布された紙にテンシヨンを与えながら移送さ
せ、そしてこの紙の上下両側にそれぞれ配置され
た熱風供給機構から熱風を紙に向かつて供給して
紙を乾燥させるようになされている。
しては、カンバスサポートタイプ（片面乾燥）、
フローテイングタイプ（両面乾燥）とそれぞれ呼
ばれるものが知られている。すなわち、前者は、
モータ等の駆動源によつて駆動される移送ベルト
上に塗料が塗布された紙を載置して移送させ、そ
してこの移送される紙の上側に配置された熱風供
給機構から熱風を紙に向かつて供給して紙を乾燥
させるようになされている。他方、後者は、塗料
が塗布された紙にテンシヨンを与えながら移送さ
せ、そしてこの紙の上下両側にそれぞれ配置され
た熱風供給機構から熱風を紙に向かつて供給して
紙を乾燥させるようになされている。
しかしながら、前者にあつては、紙を移送ベル
トによつて移送させているから紙の走行が安定
し、ひいては紙にシワや亀裂が生じることが少な
くかつ、ノズルを汚すことが少ないという利点が
ある反面、紙の上側からしか熱風を供給すること
ができず、このため乾燥効率が悪くかつ乾燥が紙
の裏表に対し不均一になるという欠点があつた。
他方、後者にあつては紙の上下両側から熱風を供
給しているから乾燥効率が良くかつ乾燥が均一に
なるという利点がある反面、上下両側から供給さ
れる熱風の圧力に対処するために紙に対してテン
シヨンを与えなければならず、このため高水分
（水分率30〜40％以上）状態の紙を乾燥する場合
シワや亀裂が生じ易く、かつ紙の走行が不安定
（バタツキ等の発生）になり、ノズルを汚す可能
性が大きいという欠点があつた。いずれにしても
一長一短であり、高水分状態の紙の乾燥では十分
満足のいく乾燥効果を得ることができなかつた。
トによつて移送させているから紙の走行が安定
し、ひいては紙にシワや亀裂が生じることが少な
くかつ、ノズルを汚すことが少ないという利点が
ある反面、紙の上側からしか熱風を供給すること
ができず、このため乾燥効率が悪くかつ乾燥が紙
の裏表に対し不均一になるという欠点があつた。
他方、後者にあつては紙の上下両側から熱風を供
給しているから乾燥効率が良くかつ乾燥が均一に
なるという利点がある反面、上下両側から供給さ
れる熱風の圧力に対処するために紙に対してテン
シヨンを与えなければならず、このため高水分
（水分率30〜40％以上）状態の紙を乾燥する場合
シワや亀裂が生じ易く、かつ紙の走行が不安定
（バタツキ等の発生）になり、ノズルを汚す可能
性が大きいという欠点があつた。いずれにしても
一長一短であり、高水分状態の紙の乾燥では十分
満足のいく乾燥効果を得ることができなかつた。
この発明は上記事情に鑑みてなされたもので、
紙にシワや亀裂が生じることなくかつ、ノズルを
汚さないで、効率よく乾燥させることができる塗
工設備における乾燥装置を提供することを目的と
する。
紙にシワや亀裂が生じることなくかつ、ノズルを
汚さないで、効率よく乾燥させることができる塗
工設備における乾燥装置を提供することを目的と
する。
以下、この発明の一実施例について図面を参照
して詳細に説明する。図中１は布製の移送ベルト
で、モータ等の駆動源（図示せず）によつて矢印
Ｐ方向に移送させられるようになされている。こ
の移送ベルト１の上面には塗料が塗布された直後
の湿つた紙Ａが載置され、そしてこの紙Ａは移送
ベルト１の矢印Ｐ方向への移動に追従して矢印Ｑ
方向に移送されるようになされている。移送ベル
ト１によつて移送される紙Ａの上部には熱風供給
用チヤンバー２が配置されており、このチヤンバ
ー２の下面にはノズル状の吹出口３が間隔的に配
置されている。また、チヤンバー２は通路４を介
して送風機５およびヒータ６に接続されている。
そして、移送ベルト１によつて矢印Ｑ方向に移送
される紙Ａは、吹出口３から吹出される熱風によ
つてある程度（紙の水分率20〜25％）まで乾燥さ
れる。
して詳細に説明する。図中１は布製の移送ベルト
で、モータ等の駆動源（図示せず）によつて矢印
Ｐ方向に移送させられるようになされている。こ
の移送ベルト１の上面には塗料が塗布された直後
の湿つた紙Ａが載置され、そしてこの紙Ａは移送
ベルト１の矢印Ｐ方向への移動に追従して矢印Ｑ
方向に移送されるようになされている。移送ベル
ト１によつて移送される紙Ａの上部には熱風供給
用チヤンバー２が配置されており、このチヤンバ
ー２の下面にはノズル状の吹出口３が間隔的に配
置されている。また、チヤンバー２は通路４を介
して送風機５およびヒータ６に接続されている。
そして、移送ベルト１によつて矢印Ｑ方向に移送
される紙Ａは、吹出口３から吹出される熱風によ
つてある程度（紙の水分率20〜25％）まで乾燥さ
れる。
前記移送ベルト１の前段には、塗布部と乾燥部
との間のテンシヨンをカツトする目的で、サクシ
ヨンロール７が配置されており、紙Ａはベルト１
上に非常に低いテンシヨンにて移送される。
との間のテンシヨンをカツトする目的で、サクシ
ヨンロール７が配置されており、紙Ａはベルト１
上に非常に低いテンシヨンにて移送される。
一方、前記移送ベルト１の後段には回転自在に
なされたロール８，９がそれぞれ間隔的に配置さ
れている。ロール１０，１１はテンシヨンロール
で、モータ等の駆動源（図示せず）によつて矢印
Ｒ方向に回転されるようになされている。そし
て、移送ベルト１から移送されてくる紙Ａは、ロ
ール１０，１１の矢印Ｒ方向への回転によつて移
送方向への力が付与されることにより、適宜のテ
ンシヨンを付与された状態で矢印Ｑ方向へ移送さ
れる。また、このように移送される紙Ａの上下両
側には熱風供給用チヤンバー１２，１３がそれぞ
れ配置されており、これらチヤンバー１２，１３
の紙Ａと対向する間にはノズル状の吹出口１４，
１５がそれぞれ間隔的にかつ千鳥状に配置されて
いる。またチヤンバー１２，１３は通路１６を介
して送風機１７およびヒータ１８に接続されてい
る。そして、矢印Ｑ方向に移送される紙Ａは、吹
出口１４，１５から吹出される熱風によつてさら
に乾燥される。
なされたロール８，９がそれぞれ間隔的に配置さ
れている。ロール１０，１１はテンシヨンロール
で、モータ等の駆動源（図示せず）によつて矢印
Ｒ方向に回転されるようになされている。そし
て、移送ベルト１から移送されてくる紙Ａは、ロ
ール１０，１１の矢印Ｒ方向への回転によつて移
送方向への力が付与されることにより、適宜のテ
ンシヨンを付与された状態で矢印Ｑ方向へ移送さ
れる。また、このように移送される紙Ａの上下両
側には熱風供給用チヤンバー１２，１３がそれぞ
れ配置されており、これらチヤンバー１２，１３
の紙Ａと対向する間にはノズル状の吹出口１４，
１５がそれぞれ間隔的にかつ千鳥状に配置されて
いる。またチヤンバー１２，１３は通路１６を介
して送風機１７およびヒータ１８に接続されてい
る。そして、矢印Ｑ方向に移送される紙Ａは、吹
出口１４，１５から吹出される熱風によつてさら
に乾燥される。
ところで、塗料が塗布された直後の紙Ａは高水
分状態（水分率30〜40％）であり強度的に非常に
弱く、このためテンシヨンが付与された場合に
は、シワや亀裂が生じ易い状態にある。また、高
水分状態にある紙は、フローテイングタイプ（両
面乾燥）では、熱風により振動しやすく、紙が不
安定となる。しかしながら、このような状態にお
ける紙Ａは移送ベルト１上に載置されて移送され
るからテンシヨンがほとんどかからず、従つてシ
ワや亀裂が生じることなくかつ振動もなく安定し
てある程度（水分率20〜25％）まで乾燥される。
そして、このようにしてある程度まで乾燥された
紙Ａは水分の量がある程度減少してある程度の強
度を有し、このためテンシヨンが付与されてもシ
ワや亀裂が生じにくい状態にある。そこで、この
ような状態における紙Ａはある程度のテンシヨン
が付与された状態で移送されても、シワや亀裂が
生じることなくさらに乾燥される。また、比較的
水分が低くなつている状態では、熱風による振動
も少なくフローテイングタイプ（両面乾燥）でも
安定して乾燥される。
分状態（水分率30〜40％）であり強度的に非常に
弱く、このためテンシヨンが付与された場合に
は、シワや亀裂が生じ易い状態にある。また、高
水分状態にある紙は、フローテイングタイプ（両
面乾燥）では、熱風により振動しやすく、紙が不
安定となる。しかしながら、このような状態にお
ける紙Ａは移送ベルト１上に載置されて移送され
るからテンシヨンがほとんどかからず、従つてシ
ワや亀裂が生じることなくかつ振動もなく安定し
てある程度（水分率20〜25％）まで乾燥される。
そして、このようにしてある程度まで乾燥された
紙Ａは水分の量がある程度減少してある程度の強
度を有し、このためテンシヨンが付与されてもシ
ワや亀裂が生じにくい状態にある。そこで、この
ような状態における紙Ａはある程度のテンシヨン
が付与された状態で移送されても、シワや亀裂が
生じることなくさらに乾燥される。また、比較的
水分が低くなつている状態では、熱風による振動
も少なくフローテイングタイプ（両面乾燥）でも
安定して乾燥される。
以上説明したように、この発明による塗工設備
における乾燥装置によれば、塗料が塗布された直
後の紙をベルトによつて移送させながら、ある程
度まで乾燥（片面乾燥）させ、この後この紙にテ
ンシヨンを付与した状態で移送させながらさらに
乾燥（両面乾燥）させる構成であるから、紙の水
分状態に合わせて２段階の乾燥を行なうことがで
き、従つて紙にシワや亀裂が生じることなく、効
率良く、かつ安定して乾燥させることができる等
の効果を有する。
における乾燥装置によれば、塗料が塗布された直
後の紙をベルトによつて移送させながら、ある程
度まで乾燥（片面乾燥）させ、この後この紙にテ
ンシヨンを付与した状態で移送させながらさらに
乾燥（両面乾燥）させる構成であるから、紙の水
分状態に合わせて２段階の乾燥を行なうことがで
き、従つて紙にシワや亀裂が生じることなく、効
率良く、かつ安定して乾燥させることができる等
の効果を有する。
図面はこの発明による塗工設備における乾燥装
置の一実施例を説明するために示す概略図であ
る。 １……移送ベルト、２，１２，１３……熱風供
給用キヤンバー、３，１４，１５……吹出口、
５，１７……送風機、６，１８……ヒータ、８，
９，１０，１１……ロール。
置の一実施例を説明するために示す概略図であ
る。 １……移送ベルト、２，１２，１３……熱風供
給用キヤンバー、３，１４，１５……吹出口、
５，１７……送風機、６，１８……ヒータ、８，
９，１０，１１……ロール。
Claims (1)
- １ 塗料が塗布された紙を移送する移送ベルト
と、該移送ベルトによつて移送される紙の上側に
設けられかつ該紙に対して熱風を供給して該紙を
乾燥させる第１の熱風供給機構と、前記移送ベル
トの後段においてテンシヨンが付与されて移送さ
れる紙の上下両側に設けられかつ該紙に対して熱
風を供給して該紙をさらに乾燥させる第２の熱風
供給機構とを備えてなることを特徴とする塗工設
備における乾燥装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6088181A JPS57175879A (en) | 1981-04-22 | 1981-04-22 | Dryer for coating equipment |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6088181A JPS57175879A (en) | 1981-04-22 | 1981-04-22 | Dryer for coating equipment |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS57175879A JPS57175879A (en) | 1982-10-28 |
| JPS6153631B2 true JPS6153631B2 (ja) | 1986-11-18 |
Family
ID=13155154
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6088181A Granted JPS57175879A (en) | 1981-04-22 | 1981-04-22 | Dryer for coating equipment |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS57175879A (ja) |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS57120996A (en) * | 1981-01-19 | 1982-07-28 | Brother Ind Ltd | Tremolo circuit for electronic musical instrument |
-
1981
- 1981-04-22 JP JP6088181A patent/JPS57175879A/ja active Granted
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS57120996A (en) * | 1981-01-19 | 1982-07-28 | Brother Ind Ltd | Tremolo circuit for electronic musical instrument |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS57175879A (en) | 1982-10-28 |
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