JPS6152271B2 - - Google Patents

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JPS6152271B2
JPS6152271B2 JP54089046A JP8904679A JPS6152271B2 JP S6152271 B2 JPS6152271 B2 JP S6152271B2 JP 54089046 A JP54089046 A JP 54089046A JP 8904679 A JP8904679 A JP 8904679A JP S6152271 B2 JPS6152271 B2 JP S6152271B2
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JP
Japan
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dyed
treated
anionic
cationic
products
Prior art date
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Expired
Application number
JP54089046A
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English (en)
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JPS5615471A (en
Inventor
Katsuhiko Nose
Masahiro Wada
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyobo Co Ltd
Original Assignee
Toyobo Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Toyobo Co Ltd filed Critical Toyobo Co Ltd
Priority to JP8904679A priority Critical patent/JPS5615471A/ja
Publication of JPS5615471A publication Critical patent/JPS5615471A/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はアニオン染料で染色されたセルロース
系繊維製品の汚染防止加工法に関するものであ
る。
アニオン染料によつて染色されたセルロース系
繊維製品は一般的にいつて淡色を除いては湿潤堅
牢度すなわち、汗、水、洗濯等に対する堅牢度が
劣り、堅牢度向上のために多くの場合カチオン系
フイツクス剤で処理される。このようなカチオン
系フイツクス剤で処理された繊維製品の表面はカ
チオン性を帯びており、アニオン系物質を吸着し
やすい状態になつている。とりわけ、プリント品
は多かれ少なかれ白場を有しており、事実上、柄
部のみフイツクス剤で処理することは不可能であ
つてカチオン系フイツクス剤が白場にも付与され
ることから、この白場は柄部と比べてカチオン性
が強くアニオン系物質を吸着しやすい。このよう
なことから、特にカチオン系フイツクス剤で処理
された製品の白場には着用時、洗濯時に接触する
アニオン性の汚れが吸着され易く白場を汚染し、
著しく美観を損う欠点がある。また、カチオン系
フイツクス剤処理製品ほどでないにしても含窒素
樹脂加工剤、柔軟仕上剤、撥水剤等のカチオン性
を帯びた処理剤によつて処理されたセルロース系
繊維染色品も同様に未処理品と比べて汚染しやす
い欠点を有している。
本発明者等はアニオン染料で染色された繊維製
品の汚染防止加工法につき鋭意研究の果、本発明
の方法に到達した。すなわち、本発明はアニオン
染料で染色されたセルロース系繊維製品、もしく
は該製品のカチオン系フイツクス剤処理物を、ア
ニオン系物質で処理することを特徴とするセルロ
ース系繊維製品の汚染防止加工法である。
本発明の方法によれば堅牢度が優れ、かつアニ
オン系汚れに対する耐汚染性の優れた染色品を提
供することができる。更に効果の耐久性も良好で
あり、長期の着用によつても鮮明性を損うことが
ない特徴を有する。
本発明でいうアニオン染料で染色されたセルロ
ース系繊維製品とはアニオン基を有する直接染
料、反応性染料、螢光染料等、好ましくは反応性
染料、蛍光染料で染色または捺染された綿、麻、
ビスコース、レーヨン、銅安レーヨン、ポリノジ
ツク等の繊維製品であり、該セルロース系繊維単
独からなる糸条、編織物、不織布のみならず該セ
ルロース繊維と他の繊維との混紡、交編織、混合
不織布等を包含する。
本発明においては、上記染色繊維製品の通常カ
チオン系フイツクス剤で処理されたものが対象と
なるが、カチオン系フイツクス剤処理品だけでな
く窒素含有樹脂加工剤、カチオン性柔軟剤、カチ
オン性撥水剤等のカチオン性を帯びた処理剤で処
理された染色品にも適用することができる。
本発明において用いられるカチオン系フイツク
ス剤としては、グリシジルトリアルキルアンモニ
ウムクロライドの開環重合体、ポリアクリルアミ
ド、ポリアクリ酸エステル、ポリスチレン、ポリ
アクリロニトリル、ハロゲン含有ポリマーなどの
化学変性によつて得られるポリカチオン重合体等
のほか、次式 (但し、式中R,R1,R2,R3はアルキル基を
表わし、Xはハロゲン原子を表わす。) で示される重合性不飽和単量体の単独または共重
合体、もしくは遂次メンシユトキン反応によつて
得られる次式の重合体 (但し、式中R4,R5はアルキル基、置換アル
キル基を表わし、R6,R7はメチレン基、エチレ
ン基、プロピレン基のような2価の炭化水素基を
表わす。またnは正の整数、Xはハロゲン原子を
表わす。) などが挙げられる。しかし、これらに限定される
ものではない。その使用量は使用染料の種類、繊
維の種類、他繊維の混用の有無等によつても異な
るが、繊維に対し通常0.02〜5重量%であり、好
ましくは0.1〜2重量%である。
本発明において用いられるアニオン系物質とし
ては、通常繊維に適用して実質的に着色を生じな
い脂肪族または芳香族のカルボン酸塩、スルホン
酸塩、硫酸エステル塩または燐酸エステル塩など
であるが、具体的にはカプロン酸、ステアリン酸
のような高級脂肪酸の塩、羊毛脂などに存在する
第2級高級脂肪酸塩、トリイソブテニルコハク酸
のようなアルキルジカルボン酸の塩、高級アルコ
ール硫酸エステル塩、高級アルキルスルホン酸
塩、高級アルキルジスルホン酸塩、スルホン化高
級脂肪酸塩、高級アルキル燐酸エステル塩、高級
脂肪酸多価アルコールエステルの硫酸エステル
塩、スルホン酸塩、高級アルコールアルキレンオ
キシド付加体の硫酸エステル塩、アルカンスルホ
ン酸塩、燐酸エステル塩、高級脂肪酸とアミノ酸
との縮合物、高級脂肪酸アルキロールアミドの硫
酸エステル塩、アルキルスルホン酸塩、高級アル
キルスルホンアミドのアルキルカルボン酸塩、ス
ルホコハク酸エステル塩、アルキルベンゼンスル
ホン酸塩、アルキルフエノールスルホン酸塩、ア
ルキルナフタレンスルホン酸、アルキルナフタレ
ンスルホン酸のホルマリン縮合物、環集合多環化
合物のスルホン酸塩、アルキルアリールスルホン
酸塩のケトン化合物、石油スルホン酸塩、アルキ
ルベンゾイミダゾールスルホン酸塩、ナフテン酸
塩、ナフテニルアルコール硫酸エステル塩、樹脂
酸塩、樹脂酸アルコール硫酸エステル塩、リグニ
ンスルホン酸塩等が例示される。しかし、特に好
ましいのは硫酸エステル塩である。
その使用量は適用方法、たとえば浸漬処理、パ
ツド処理や生地の前歴、たとえば使用されるカチ
オン化合物の種類および濃度等によつても異なる
が、繊維重量に対し通常0.1〜10重量%が好まし
く、更には0.2〜3重量%が特に好ましい。
本発明の処理方法は、染色品をカチオン系フイ
ツクス剤で処理し、次にアニオン系物質で吸尽処
理し、更に樹脂加工剤や柔軟剤で仕上するか、も
しくはカチオン系フイツクス剤で処理し、アニオ
ン系物質と樹脂加工剤や柔軟剤との同浴で処理す
る。同浴処理の場合、相溶性に注意が必要なのは
もちろんである。
かくして処理された製品はアニオン系汚れに接
触してもほとんど吸着されず、ほぼ永久的に効果
を持続し美観を損うことのない商品価値の高い製
品となる。
以下、実施例により本発明を説明する。なお、
実施例中の部および%は重量部および重量%であ
る。
実施例 1 精練漂白蛍光染色された綿100%天竺編地を下
記の処方で化柄模様に捺染し、つづいて120℃で
2分間乾燥してから150℃で3分間キユアリング
した後、ノイゲンHC(第一工業製薬社 非イオ
ン系洗浄剤)1g/およびソーダ灰0.5g/
よりなる水性液中70℃で5分間ソーピングし、水
洗乾燥した。
捺染糊処方 チバクロン ターキスプルー GRD 5部 (チバ・ガイギー社 反応性染料) 尿 素 20 ソーダ灰 2 アルギン酸ソーダ(6%) 35 ハーフエマルジヨン (50%ミネラルターペン) 35 水 8 次いで、捺染布をダンフイツクス202(日東紡
績社 カチオン系フイツクス剤)2%水溶液によ
り絞り率80%でパツドし、120℃で乾燥した後、
捺染布の白場部分のみを切り取り、下記処理液
(A)〜(F)により絞り率70%でパツドし、110
℃で3分間乾燥した。
処理液処方 (A) ラウリル硫酸ソーダ1%(本発明) (B) ドテシルベンゼンスルホン酸ソーダ1.5%
(本発明) (C) ステアリル燐酸エステルソーダ1%(本発
明) (D) モノ―2―エチルヘキシルエステルのソーダ
塩2%(本発明) (E) オレイルザルコシン酸ソーダ1.5%(本発
明) (F) (C)+シリコーラン810(一方社油脂 シリ
コーン)3%(本発明) (G) 処理剤 なし 得られた処理布をレマゾールレツド2BS(ヘキ
スト社 反応性染料)の0.001%水溶液中に50℃
10分間浸漬した結果、本発明処理布の(A)〜
(F)はいずれも全く汚染せず、一方(G)は著
しく汚染した。
実施例 2 実施例1で得た処理布(A)および(G)を用
いて衣服を縫製し、着用試験(1日着用・洗濯)
を10日間実施し、その白度保持性を評価した結
果、(G)がくすみを生じるのに対し(A)は極
めて良好な白度を示した。
実施例 3 ポリエステル繊維/綿(50/50%)混紡糸より
なる織物を常法により糊抜、精練、漂白、蛍光染
色した後、下記処方の処理液により絞り率80%で
パツドし、110℃で3分間乾燥、150℃で3分間キ
ユアリングしてからソーピングした。得られた処
理布を実施例1と同様汚染防止試験した結果耐汚
染性は極めて良好であつた。
ベツカミン FSK(大日本インキ社 グリ
オキザール系樹脂) 5 部 キヤタリスト G(大日本インキ社 触
媒) 0.5 ESN―95(一方社油脂 柔軟剤) 5 モノ―2―エチルヘキシルエステルのソーダ
塩 3 部 また、比較例としてモノ―2―エチルヘキシル
エステルのソーダ塩を添加しない処理も実施し、
同様に汚染防止試験を行つた結果、かなりの汚染
を生じた。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 アニオン染料で染色されたセルロース系繊維
    製品、もしくは該製品のカチオン系フイツクス剤
    処理物を、アニオン系物質で処理することを特徴
    とするセルロース系繊維製品の汚染防止加工法。
JP8904679A 1979-07-12 1979-07-12 Antiistain processing method of cellulosic fiber product Granted JPS5615471A (en)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8904679A JPS5615471A (en) 1979-07-12 1979-07-12 Antiistain processing method of cellulosic fiber product

Applications Claiming Priority (1)

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JP8904679A JPS5615471A (en) 1979-07-12 1979-07-12 Antiistain processing method of cellulosic fiber product

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5615471A JPS5615471A (en) 1981-02-14
JPS6152271B2 true JPS6152271B2 (ja) 1986-11-12

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ID=13959939

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JP8904679A Granted JPS5615471A (en) 1979-07-12 1979-07-12 Antiistain processing method of cellulosic fiber product

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104074063A (zh) * 2014-06-11 2014-10-01 上海市纺织科学研究院 一种用于棉织物的阳离子荧光染色工艺

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JPS5615471A (en) 1981-02-14

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