JPS6152072B2 - - Google Patents

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Publication number
JPS6152072B2
JPS6152072B2 JP56019018A JP1901881A JPS6152072B2 JP S6152072 B2 JPS6152072 B2 JP S6152072B2 JP 56019018 A JP56019018 A JP 56019018A JP 1901881 A JP1901881 A JP 1901881A JP S6152072 B2 JPS6152072 B2 JP S6152072B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lining plate
storage tank
lining
plate
concrete
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP56019018A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS56119900A (en
Inventor
Ryoichi Sasaki
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Shibaura Electric Co Ltd filed Critical Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
Priority to JP1901881A priority Critical patent/JPS56119900A/ja
Publication of JPS56119900A publication Critical patent/JPS56119900A/ja
Publication of JPS6152072B2 publication Critical patent/JPS6152072B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、放射性物質を貯留するコンクリート
構造貯槽の内表面に、金属板によるライニングを
施したライニング貯槽に関するものである。
金属板のライニングを施した貯槽は、原子力プ
ラント等各種プラントにおいて広く使用されてい
るが、以下原子力プラントの放射性廃棄物を貯留
するライニング貯槽を例に説明する。
原子力プラントにおいて生じた放射性廃棄物
は、これから発生する放射線を減衰させるため厳
重に管理された建屋内に貯留される。近来、原子
力発電プラントは大容量化する傾向にあるが、反
面、耐震上の問題等から建屋はその大きさを制限
される。従つて貯槽は、形状、配置等を容積効率
のよいものにする必要があるため一般には角形槽
が多く使用されつつある。
以下、従来のライニング貯槽の概略構造を説明
する。第1図はライニング貯槽の縦断面図であ
る。貯槽の底1、壁2、天井3は鉄筋コンクリー
トにより構成され、底1、および壁2のある高さ
までの内表面には、ライニング板4が取付けられ
ている。ライニング板4は、貯槽のコンクリート
打設時あらかじめコンクリート内表面と同一面が
露出するように埋込まれた埋込金属5に、コンク
リート硬化後溶接により取付けられる。ライニン
グ板4は通常3〜6ミリメートル厚のステンレス
鋼鋼板であつて槽内正圧に対してコンクリート面
に密着しコンクリート強度に支えられている。ま
た壁面と壁面、壁面と底面および両壁面と底面の
交差するコーナー部には第2図に示す様に丸みを
つけ、貯留目的の終つた内容物を槽外に移送する
際、隅に内容物が残留しにくい構造となつてい
る。
従来、このコーナー部のうち、壁と壁および壁
2と底1の2面が交差する部分は、埋込金物とし
て鉄板をプレス整形したベンドプレート6を使用
し、その上にライニング板4が取付けられてい
る。また、両壁面と底面の三面が交差する部分
は、第3図のように埋込金物に球殻状に整形した
球殻状埋込金物8を使用し、その上にこれも埋込
金物と同じ様に絞り加工した球状ライニング板7
を取付けている。したがつて従来は、ベンドプレ
ート6または球殻状埋込金物8を整形する型と、
ライニング板を加工する型の二種類の型が必要と
なる。この様な場合、ベンドプレート6または球
殻状埋込金物8とライニング板の丸みの違い、板
厚の違い、材料の違いなどにより丸みに微妙な差
ができ、これを一様なものにするための管理、修
正等に多大な時間、労力を要する。一方、ベンド
プレート6または球殻状埋込金物8の設定は、コ
ンクリート打設前に行うため打設後の形状は多少
変化するが、コンクリートで固められているため
修正ができない。前述した様に、ライニング板の
強度はコンクリート強度に依存しているためライ
ニング板とコンクリート、ベンドプレート6また
は球殻状埋込金物8とは密着している必要があり
ライニング施工時、コンクリート打設により変形
したベンドプレート6または球殻状埋込金物8の
丸みに合わせてライニング板を修正する作業が生
じる。また、この球殻状埋込金物8に取付けられ
るライニング板は絞り加工となるため減肉があり
規定の厚さを得るためには一段厚い板を使用する
ことになる。しかし減肉はライニング板が一様に
減肉するわけではなく縁の部分は素材の厚さのま
まである。この結果ライニング板と溶接接続され
るライニング板との間には厚さの違いができるた
め、これを修正しなければならない。この様に部
品単価が高価になる上据付に時間がかかる。
本発明の目的は、この様な点を考慮しコーナー
部の形状を簡略化して据付精度の向上、据付時間
の短縮および製造コストの安価なライニング貯槽
を提供することにある。
本発明は上記目的を達成するためつぎの構成を
有している。すなわち、本発明はコンクリート貯
槽の内面にライニング板を設置したライニング貯
槽において、貯槽の底面と両壁面との三面交差コ
ーナー部にライニング板とライニング板溶接用の
裏当金とを兼用し、かつ立方からライニング板の
一部となる兼用部を機械加工で製作してなるコー
ナーブロツクと、このコーナーブロツクの2面が
交差する部分に使用する円弧面を有するスペーサ
ーとを設けたことを特徴とするライニング貯槽で
ある。
以下、本発明を一実施例の図面を参照して説明
する。第4図は本発明による壁面二面と底面との
三面の交差するコーナーに使用するコーナーブロ
ツク9であり、第5図は壁と壁或いは壁と床の二
面が交差する部分に使用するスペーサー10であ
り、第6図はこれらのコーナーブロツク9とスペ
ーサー10の施工図である。
第4図のコーナーブロツク9は、機械加工、或
いは鋳、鍛造で概略の形状に整形したものを機械
加工により製作するもので7aはそのままライニ
ング板の一部となる兼用部、11はライニング板
を溶接する際の裏当金部である。また第5図のス
ペーサー10は通常の形鋼等の様に引抜加工か機
械加工により製作する。この様にして製作された
コーナーブロツク9、スペーサー10は従来のベ
ンドプレート等に較べはるかに精度のよいものと
なる。
コンクリートに埋込まれる下地材のコーナー部
は形鋼により直角に構成され、コーナーブロツク
9、スペーサー10はコンクリート打設硬化後下
地材の所定の位置に溶接により固定する。尚、貯
槽の底、壁、天井、さらには内ばりされるライニ
ング板、コンクリート打設時に埋込まれている埋
込金属は従来と同様な構造をとる。
前述したように本発明のコーナーブロツク9、
スペーサー10を使用すれば隅の構造を簡略化し
下地材設定時ベンドプレート、球殻状埋込プレー
トが不要になり形鋼等により隅の部分が直角に構
成できるため早く精度よく設定することが可能に
なる。
また、コーナーブロツク9、スペーサー10の
取付工事はコンクリート硬化後行うため建屋工事
と無関係となり建屋の工程が短縮できる。また、
ライニング工事においてはコーナーブロツク9、
スペーサー10がコンクリート打設により変形す
ることがないのであらかじめこれに合うように曲
げたライニング板の修正が不要となる。さらに三
面の交差する部分のライニング板はコーナーブロ
ツク9の一部が兼用することになるので締り加工
したライニング板が不要となる。この様に下地材
の製作、設定から、ライニング板の製作、施工に
かけて合せ加工、修正作業等がなくなるため工事
期間を短縮する等ライニング作業を容易にするこ
とができる。
つまり、本発明のコーナーブロツク、スペーサ
ーを使用することにより、建屋工事を含めた工事
期間の短縮、構造簡略化による据付精度の向上、
部品単価の低減が期待でき全体として品質がよ
く、製造原価の安価なライニング貯槽を提供する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来ライニング貯槽の縦断面図、第2
図は第1図に於ける―矢視断面図で従来構造
を示す断面図、第3図は第1図に於ける矢視
“X”部詳細図で従来構造を示す斜視図、第4図
は本発明のライニング貯槽のコーナーブロツクの
一実施例を示す斜視図、第5図は本発明のライニ
ング貯槽の二面接続部に使用したスペーサーの一
実施例を示す斜視図、第6図は第4図、第5図の
コーナーブロツクおよびスペーサーを設置した状
態を示す斜視図である。 4:ライニング板、7:球状ライニング板、7
a:兼用部、8:球殻状埋込金物、9:コーナー
ブロツク、10:スペーサー、11:裏当金部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 コンクリート貯槽の内面にライニング板を設
    置したライニング貯槽において、貯槽の底面と両
    壁との三面交差コーナー部ににライニング板とラ
    イニング板溶接用の裏当金とを兼用し、かつ立方
    体からライニング板の一部となる兼用部を機械加
    工で製作してなるコーナーブロツクと、このコー
    ナーブロツクの2面が交差する部分に使用する円
    弧面を有するスペーサーとを設けたことを特徴と
    するライニング貯槽。
JP1901881A 1981-02-13 1981-02-13 Lining storage tank Granted JPS56119900A (en)

Priority Applications (1)

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JP1901881A JPS56119900A (en) 1981-02-13 1981-02-13 Lining storage tank

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1901881A JPS56119900A (en) 1981-02-13 1981-02-13 Lining storage tank

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Publication Number Publication Date
JPS56119900A JPS56119900A (en) 1981-09-19
JPS6152072B2 true JPS6152072B2 (ja) 1986-11-11

Family

ID=11987736

Family Applications (1)

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JP1901881A Granted JPS56119900A (en) 1981-02-13 1981-02-13 Lining storage tank

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JP (1) JPS56119900A (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5270317U (ja) * 1975-11-20 1977-05-25

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JPS56119900A (en) 1981-09-19

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