JPS6151A - 新規なビニル化合物 - Google Patents
新規なビニル化合物Info
- Publication number
- JPS6151A JPS6151A JP11870184A JP11870184A JPS6151A JP S6151 A JPS6151 A JP S6151A JP 11870184 A JP11870184 A JP 11870184A JP 11870184 A JP11870184 A JP 11870184A JP S6151 A JPS6151 A JP S6151A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ethylmethylacrylamide
- water
- vinyl compound
- temperature
- polymer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
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- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
- Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、側鎖にN、N−エチルメチルアクリルアミド
基をもつビニル化合物に関する。
基をもつビニル化合物に関する。
本発明者らは、先に、N−イソプロピルアクリルアミド
、N−イソプロピルメタクリルアミド、N −n−プロ
ピルアクリルアミド又はN−n−プロピルメタクリルア
ミドの重合体は、転移温度以下の低温域では親水性でそ
の水溶液は透明であり、加熱し転移□温度より高く“な
ると疎水性に変わり、不透明化する性質を有することを
見出し、この性質を″利用して遮光材料とする ゛こ
とを提案した。
、N−イソプロピルメタクリルアミド、N −n−プロ
ピルアクリルアミド又はN−n−プロピルメタクリルア
ミドの重合体は、転移温度以下の低温域では親水性でそ
の水溶液は透明であり、加熱し転移□温度より高く“な
ると疎水性に変わり、不透明化する性質を有することを
見出し、この性質を″利用して遮光材料とする ゛こ
とを提案した。
しかしながら、上記の重合体は、いずれもその水溶液の
転移温度が45℃以下であり、その利用範囲がかなり限
定される。
転移温度が45℃以下であり、その利用範囲がかなり限
定される。
本発明者らは、更に−った転移温度をもち。
より利用範囲の拡大された材料を開発すべく研究を続け
た結果、文献未載の新規なビニル化合は、可逆的に低温
で水に溶け、高温では不溶となる性質を有すること、す
なわち溶液状態でラジカル重合させた1重量%ポリCN
、N−エチルメチルアクリルアミド)水溶液の転移温度
は、重合条件にもよるが、54〜57°Cの間の転移温
度を有することを見出し、本発明をなすに至った。
た結果、文献未載の新規なビニル化合は、可逆的に低温
で水に溶け、高温では不溶となる性質を有すること、す
なわち溶液状態でラジカル重合させた1重量%ポリCN
、N−エチルメチルアクリルアミド)水溶液の転移温度
は、重合条件にもよるが、54〜57°Cの間の転移温
度を有することを見出し、本発明をなすに至った。
本発明のビニル化合物は、文献未載の新規化合物であり
、例えば、次のように合成される。
、例えば、次のように合成される。
■
l
嘗
l
ここで用いられる溶媒は、CHz=CHCOClと反応
しない溶媒に限定され、アルコール類、アミン類は不可
であるが、それ以外の溶媒については特に制限はなく、
一般にはベンゼン、アセトン、トルエン等が用いられる
。反応温度は溶媒の種類その他の条件により異なるが1
0°C未満が望ましい。10°C以上では、副反応がお
こりビニル化合物の生成が困難になる。
しない溶媒に限定され、アルコール類、アミン類は不可
であるが、それ以外の溶媒については特に制限はなく、
一般にはベンゼン、アセトン、トルエン等が用いられる
。反応温度は溶媒の種類その他の条件により異なるが1
0°C未満が望ましい。10°C以上では、副反応がお
こりビニル化合物の生成が困難になる。
このようにして得られる反応混合物から、目的化合物を
単離するには、まずろ過によりトリエチルアミン塩酸塩
、あるいはN、N−エチルメチルアミン塩酸塩を除去し
、更にろ液からロータリーエバポレーターを用いて溶媒
を除去し、次いで減圧蒸留する。減圧蒸留の際、不純物
が混入して着色している場合は、再蒸留により精製して
、高純度のものとすることができる。目的物N、N−エ
チルメチルアクリルアミド(65°C/ 1 mmI(
g )は無色透明な液体である。
単離するには、まずろ過によりトリエチルアミン塩酸塩
、あるいはN、N−エチルメチルアミン塩酸塩を除去し
、更にろ液からロータリーエバポレーターを用いて溶媒
を除去し、次いで減圧蒸留する。減圧蒸留の際、不純物
が混入して着色している場合は、再蒸留により精製して
、高純度のものとすることができる。目的物N、N−エ
チルメチルアクリルアミド(65°C/ 1 mmI(
g )は無色透明な液体である。
本発明のビニル化合物の溶解特性については、水、メチ
ルアルコール、エチルアルコール、N。
ルアルコール、エチルアルコール、N。
N−ジメチルホルムアミド、N、N−ジエチルホルムア
ミド、ジメチルスルホキシド、アセトン、ジオキサン、
テトラヒドロフラン、クロロホルム、四塩化炭素等に可
溶であり、n−ヘキサン、n−へブタンには相分離する
。
ミド、ジメチルスルホキシド、アセトン、ジオキサン、
テトラヒドロフラン、クロロホルム、四塩化炭素等に可
溶であり、n−ヘキサン、n−へブタンには相分離する
。
本発明のビニル化合物は、
の各基を有するので、IRスペクトル、N M Rスペ
クトル、マススペクトルによって同定することができる
。
クトル、マススペクトルによって同定することができる
。
本発明のビニル化合物の重合体は、低温域で水に溶け、
高温域で水に不溶となる高温疎水化型の熱可逆高分子で
ある。このポリマーは水中に於ける熱可逆特性を利用し
、吸着剤、遮光体等多方面に利用できる。
高温域で水に不溶となる高温疎水化型の熱可逆高分子で
ある。このポリマーは水中に於ける熱可逆特性を利用し
、吸着剤、遮光体等多方面に利用できる。
次に実施例および参考例によって、本発明をさらに詳細
に説明する。
に説明する。
実施例1
11容の三角フラスコにトリエチルアミン38.5ml
、エチルメチルアミン25WLl及びベンゼン450d
を入れ、氷で冷やして、内容液を10°C未満の温度に
保ち、かきまぜながら、この中にアクリル酸クロリド2
3−とベンゼン5Q mlの混合溶液を滴下漏斗から約
3時間かけてゆっくりと滴下した。滴下完了後、反応液
を1昼夜放置冷却したのち、ろ過し、ロータリーエバポ
レータを用いて、ろ液からベンゼンを除去し濃縮した。
、エチルメチルアミン25WLl及びベンゼン450d
を入れ、氷で冷やして、内容液を10°C未満の温度に
保ち、かきまぜながら、この中にアクリル酸クロリド2
3−とベンゼン5Q mlの混合溶液を滴下漏斗から約
3時間かけてゆっくりと滴下した。滴下完了後、反応液
を1昼夜放置冷却したのち、ろ過し、ロータリーエバポ
レータを用いて、ろ液からベンゼンを除去し濃縮した。
次いで減圧蒸留して沸点65°C/ 1 mmHg、無
色透明の留分を回収した。以上の操作より液状物質22
.6gを得た。
色透明の留分を回収した。以上の操作より液状物質22
.6gを得た。
この物質のマススペクトルを第1図に、赤外線吸収スペ
クトルを第2図に、NMRスペクトルを第3図に示す。
クトルを第2図に、NMRスペクトルを第3図に示す。
これらスペクトルの分析の結果は、次のとおりである。
(親ピーク)
m / e−= 27 CH2=CH−(フラグメ
ントピーク) ”/e= 55 CH2=CHCo−(フラグメン
トピーク) (フラグメントピーク) m / e = 98 CH2=CH−Co−NI
(−CHxCHs(フラグメントピーク) IR分析:3500CM (−N<)1648CM
(>C=O) 1608CM (CH2=CH−) 980CM (CH2=CH−) NMR分析:0.96 pIm(−C)h−CHsのC
T−h)1、 15 pIm(−CH3) 1、50 ppm(CH2) 以上の分析結果から、この物質はN、N−エチルメチル
アクリルアミドであることが確認された。
ントピーク) ”/e= 55 CH2=CHCo−(フラグメン
トピーク) (フラグメントピーク) m / e = 98 CH2=CH−Co−NI
(−CHxCHs(フラグメントピーク) IR分析:3500CM (−N<)1648CM
(>C=O) 1608CM (CH2=CH−) 980CM (CH2=CH−) NMR分析:0.96 pIm(−C)h−CHsのC
T−h)1、 15 pIm(−CH3) 1、50 ppm(CH2) 以上の分析結果から、この物質はN、N−エチルメチル
アクリルアミドであることが確認された。
参考例
実施例で得たN、N−エチルメチルアクリルアミド4.
69g及び196アゾビスイソブチロニトリルを含むメ
タノール溶液17.45gをアンプルに入れ、液体窒素
を用いて減圧脱気を行い、上部をバーナーで封じた。こ
のアンプルを50℃の恒温槽に2時間浸漬して重合反応
を行わせた。
69g及び196アゾビスイソブチロニトリルを含むメ
タノール溶液17.45gをアンプルに入れ、液体窒素
を用いて減圧脱気を行い、上部をバーナーで封じた。こ
のアンプルを50℃の恒温槽に2時間浸漬して重合反応
を行わせた。
重合反応後、アンプルに少量のハイドロキノンを加え反
応を停止させ、ロータリーエバポレータを用いてメタノ
ールを除去したのち、アセトン溶液とし、さらにジエチ
ルエーテル中に投入して未反応モノマーを溶解させ、不
溶部分を回収した(収量3.47g)。得られたポリマ
ーをクロロホルム溶液とし、ウベローデ粘度計を用いて
粘度測定した結果、その極限粘度〔η〕は0.62であ
った。
応を停止させ、ロータリーエバポレータを用いてメタノ
ールを除去したのち、アセトン溶液とし、さらにジエチ
ルエーテル中に投入して未反応モノマーを溶解させ、不
溶部分を回収した(収量3.47g)。得られたポリマ
ーをクロロホルム溶液とし、ウベローデ粘度計を用いて
粘度測定した結果、その極限粘度〔η〕は0.62であ
った。
得られたポリ (N、N−エチルメチルアクリルアミド
)を水に溶解して、1重量%水溶液を調整し、この水溶
液を昇温速度1℃/ minで昇温させながら分光光度
計を用いて、500 nm の透過率と温度との関係を
求めた。この結果をグラフとして第4図に示す。
)を水に溶解して、1重量%水溶液を調整し、この水溶
液を昇温速度1℃/ minで昇温させながら分光光度
計を用いて、500 nm の透過率と温度との関係を
求めた。この結果をグラフとして第4図に示す。
このグラフから明らかなように、ポリ(N、N−エチル
メチルアクリルアミド)は、低温域では水に溶解してい
るが、54°Cより析出しはじめ55°Cでは500n
mノ透過率が096となり、水に不溶となることがわか
る。
メチルアクリルアミド)は、低温域では水に溶解してい
るが、54°Cより析出しはじめ55°Cでは500n
mノ透過率が096となり、水に不溶となることがわか
る。
第1図は、N、N−エチルメチルアクリルアミドのマス
スペクトル、第2図ハ、N、 N −エチルメチルアク
リルアミドの赤外線吸収スペクトル、第3図は、N、N
−エチルメチルアクリルアミドのNMRスペクトルを示
す。第4図は、ポリ 5N、N−エチルメチルアクリル
アミド)1重量%水溶液についての温度とsoo nm
での透過率との関係を示す。
スペクトル、第2図ハ、N、 N −エチルメチルアク
リルアミドの赤外線吸収スペクトル、第3図は、N、N
−エチルメチルアクリルアミドのNMRスペクトルを示
す。第4図は、ポリ 5N、N−エチルメチルアクリル
アミド)1重量%水溶液についての温度とsoo nm
での透過率との関係を示す。
Claims (1)
- (1)一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼・・・( I ) で表わされるビニル化合物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11870184A JPS6151A (ja) | 1984-06-08 | 1984-06-08 | 新規なビニル化合物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11870184A JPS6151A (ja) | 1984-06-08 | 1984-06-08 | 新規なビニル化合物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6151A true JPS6151A (ja) | 1986-01-06 |
JPS6350341B2 JPS6350341B2 (ja) | 1988-10-07 |
Family
ID=14743000
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11870184A Granted JPS6151A (ja) | 1984-06-08 | 1984-06-08 | 新規なビニル化合物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6151A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1989008100A1 (en) * | 1988-02-24 | 1989-09-08 | United States Of America, Represented By The Secre | Polyacrylamide gels for improved detection of proteins |
-
1984
- 1984-06-08 JP JP11870184A patent/JPS6151A/ja active Granted
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1989008100A1 (en) * | 1988-02-24 | 1989-09-08 | United States Of America, Represented By The Secre | Polyacrylamide gels for improved detection of proteins |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6350341B2 (ja) | 1988-10-07 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |