JPS6151767A - 燃料電池用複合炭素材 - Google Patents
燃料電池用複合炭素材Info
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- JPS6151767A JPS6151767A JP59173682A JP17368284A JPS6151767A JP S6151767 A JPS6151767 A JP S6151767A JP 59173682 A JP59173682 A JP 59173682A JP 17368284 A JP17368284 A JP 17368284A JP S6151767 A JPS6151767 A JP S6151767A
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- plate
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- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01M—PROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
- H01M4/00—Electrodes
- H01M4/86—Inert electrodes with catalytic activity, e.g. for fuel cells
- H01M4/96—Carbon-based electrodes
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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- Y02E60/30—Hydrogen technology
- Y02E60/50—Fuel cells
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- Electrochemistry (AREA)
- General Chemical & Material Sciences (AREA)
- Fuel Cell (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は燃料電池用発電体の構成部材に関する。
燃料電池における発電体は、リン酸型燃料電池に代表さ
れるように、平板な単位セルが積層されて形成されてい
る。単位セルは、第1図に示すように、例えば、電解質
としてのリン酸を含浸させたマトリックス1が、燃料供
給路2を有して電極として作用する第1の多孔質炭素板
3と、酸化剤供給路4を有して電極として作用する第2
の多孔質炭素板5とによって狭まれ、これら各多孔質炭
素板の外側にそれぞれ不透過性炭素板6及び7が積層さ
れて形成されており、このような単位セルが多数8Nさ
れて燃料電池の発電体が構成される。
れるように、平板な単位セルが積層されて形成されてい
る。単位セルは、第1図に示すように、例えば、電解質
としてのリン酸を含浸させたマトリックス1が、燃料供
給路2を有して電極として作用する第1の多孔質炭素板
3と、酸化剤供給路4を有して電極として作用する第2
の多孔質炭素板5とによって狭まれ、これら各多孔質炭
素板の外側にそれぞれ不透過性炭素板6及び7が積層さ
れて形成されており、このような単位セルが多数8Nさ
れて燃料電池の発電体が構成される。
このような発電体を有する燃料電池においては、゛上記
燃料供給路に水素ガス等の燃料気体が、また、酸化剤供
給路に例えば空気がそれぞれ供給されて、電池反応が行
なわれる。
燃料供給路に水素ガス等の燃料気体が、また、酸化剤供
給路に例えば空気がそれぞれ供給されて、電池反応が行
なわれる。
従来は、燃料電池の製作においては、上記のような単位
セルを所定数積層した後、これらを積層方向に締め付け
て発電体を構成している。上記したように、単位セルは
、その構成部材の殆どが強度の小さい炭素材からなるが
、各構成部材が薄いほど通電発熱損失が軽減されると共
に、燃料電池を小型化し得るので、炭素材は数111若
しくはそれ以下に薄板化されつつあるが、単位セルの製
造やその積層において破損を生じさせないように、薄板
化に限界が生じることとなり、この結果、通電電気抵抗
発熱による発電効率の低下が避けられない。
セルを所定数積層した後、これらを積層方向に締め付け
て発電体を構成している。上記したように、単位セルは
、その構成部材の殆どが強度の小さい炭素材からなるが
、各構成部材が薄いほど通電発熱損失が軽減されると共
に、燃料電池を小型化し得るので、炭素材は数111若
しくはそれ以下に薄板化されつつあるが、単位セルの製
造やその積層において破損を生じさせないように、薄板
化に限界が生じることとなり、この結果、通電電気抵抗
発熱による発電効率の低下が避けられない。
更に、このように積層型の燃料電池においては、単位セ
ルを積層方向に集電すると共に、数単位セルごとに冷却
スタックを設けて、これに集熱するため、各部材間に緊
密な接触を達成することが要求されているが、従来の発
電体においては、各部材を緊密に接触させることが必ず
しも容易でなく、この点も熱損失による発電効率の低下
を招く。
ルを積層方向に集電すると共に、数単位セルごとに冷却
スタックを設けて、これに集熱するため、各部材間に緊
密な接触を達成することが要求されているが、従来の発
電体においては、各部材を緊密に接触させることが必ず
しも容易でなく、この点も熱損失による発電効率の低下
を招く。
本発明は燃料電池における上記した問題を解決するため
になされたものであって、各構成部材が緊密に接触して
接着接合され、従って、熱損失及び通電電気抵抗発熱に
よる発電効率の低下を少なくすると共に、各構成部材の
一層の薄板化を可能とする燃料電池用複合炭素材を提供
することを目的とする。
になされたものであって、各構成部材が緊密に接触して
接着接合され、従って、熱損失及び通電電気抵抗発熱に
よる発電効率の低下を少なくすると共に、各構成部材の
一層の薄板化を可能とする燃料電池用複合炭素材を提供
することを目的とする。
本発明による燃料電池用複合炭素材は、燃料供給路を有
する多孔質炭素板と酸化剤供給路を有する多孔質炭素板
との間に不透過性炭素板が積層されていると共に、各炭
素板が炭素材にて相互に接着されていることを特徴とす
る。
する多孔質炭素板と酸化剤供給路を有する多孔質炭素板
との間に不透過性炭素板が積層されていると共に、各炭
素板が炭素材にて相互に接着されていることを特徴とす
る。
第2図は、本発明による燃料電池用複合炭素材の実施例
を示す。
を示す。
燃料供給路11を存して電極として作用する第1の多孔
質炭素板12と、酸化剤供給路13を有して電極として
作用する第2の多孔質炭素板14との間に不透過性炭素
板15が挟まれており、ここに、上記燃料供給路11と
酸化剤供給路13とは直交するように、それぞれ多孔質
炭素板上に溝状に不透過性炭素板に対面して形成されて
いると共に、それぞれの多孔質炭素板と不透過性炭素板
とは接着炭素材によって相互に接着接合されている。
質炭素板12と、酸化剤供給路13を有して電極として
作用する第2の多孔質炭素板14との間に不透過性炭素
板15が挟まれており、ここに、上記燃料供給路11と
酸化剤供給路13とは直交するように、それぞれ多孔質
炭素板上に溝状に不透過性炭素板に対面して形成されて
いると共に、それぞれの多孔質炭素板と不透過性炭素板
とは接着炭素材によって相互に接着接合されている。
上記接着炭素材としては、本発明においては、ピッチや
タール等の熱可塑性材料、フェノール樹脂、フラン樹脂
等の熱硬化性材料等(以下、これらを炭素材前駆材料と
称することがある。)の炭化焼成物が好適である。かか
る炭素材によって多孔質炭素板と不透過性炭素板とを接
着接合するには、上記炭素材前駆材料の溶液や縣濁液を
多孔質炭素板及び/又は不透過性炭素板の接着表面に塗
布し、積層した後、炭素材前駆材料を炭化焼成する。こ
の炭化焼成温度は、炭素材前駆材料が炭素質化する温度
であれば特に制限されないが、前駆材料が例えば樹脂の
場合、1000〜2000 ”cの範囲が適当である。
タール等の熱可塑性材料、フェノール樹脂、フラン樹脂
等の熱硬化性材料等(以下、これらを炭素材前駆材料と
称することがある。)の炭化焼成物が好適である。かか
る炭素材によって多孔質炭素板と不透過性炭素板とを接
着接合するには、上記炭素材前駆材料の溶液や縣濁液を
多孔質炭素板及び/又は不透過性炭素板の接着表面に塗
布し、積層した後、炭素材前駆材料を炭化焼成する。こ
の炭化焼成温度は、炭素材前駆材料が炭素質化する温度
であれば特に制限されないが、前駆材料が例えば樹脂の
場合、1000〜2000 ”cの範囲が適当である。
特に、本発明においては、上記炭素材は耐薬品性にすぐ
れるガラス質炭素からなることが好ましく、更に、かか
るガラス質炭素は熱硬化性樹脂を炭化焼成してなる炭素
であることが好ましい。熱硬化性樹脂としては上記した
以外にも、例えば、キシレン系樹脂、メラミン系樹脂、
アニリン系樹脂等を用いることができるが、特に、フェ
ノール樹脂及びフラン樹脂が耐薬品性にすぐれるのみな
らず、緻密な炭素材を形成する点から好ましく用いるこ
とができる。
れるガラス質炭素からなることが好ましく、更に、かか
るガラス質炭素は熱硬化性樹脂を炭化焼成してなる炭素
であることが好ましい。熱硬化性樹脂としては上記した
以外にも、例えば、キシレン系樹脂、メラミン系樹脂、
アニリン系樹脂等を用いることができるが、特に、フェ
ノール樹脂及びフラン樹脂が耐薬品性にすぐれるのみな
らず、緻密な炭素材を形成する点から好ましく用いるこ
とができる。
また、本発明においては、不透過性炭素板も、耐薬品性
や強度、不透過性にすぐれるガラス質炭素が主要成分を
なす炭素質からなることが好ましく、特に、その炭素質
のうち、黒鉛が5〜50重景%型窩め、残余がガラス質
炭素からなることが好ましい。このような炭素質からな
る不透過性炭素板は、組織が緻密であって、気体不透過
性、強度、電気型導度及び熱電導度のいずれにもすぐれ
るからである。尚、前記したと同様に、このガラス質炭
素も前記したような熱硬化性樹脂の炭化焼成物からなる
ことが好ましい。
や強度、不透過性にすぐれるガラス質炭素が主要成分を
なす炭素質からなることが好ましく、特に、その炭素質
のうち、黒鉛が5〜50重景%型窩め、残余がガラス質
炭素からなることが好ましい。このような炭素質からな
る不透過性炭素板は、組織が緻密であって、気体不透過
性、強度、電気型導度及び熱電導度のいずれにもすぐれ
るからである。尚、前記したと同様に、このガラス質炭
素も前記したような熱硬化性樹脂の炭化焼成物からなる
ことが好ましい。
このような不透過性炭素板を得る方法の一例を挙げる。
即ち、先ず、炭化焼成後に、黒鉛を含む炭素質のうち黒
鉛が5〜50重量%を占め、残部が熱硬化性樹脂から形
成されるガラス質炭素からなるように、熱硬化性樹脂を
黒鉛と共に配合し、混練して、均一な組成物とする。通
常、熱硬化性樹脂・とじては、樹脂粉末を含む樹脂液が
用いられる。次に、この混練物を所定の板状成形品に成
形した後、乾燥し、樹脂を硬化させ、次いで、非酸化性
雰囲気下で高温に加熱し、炭化焼成することにより、熱
硬化性樹脂がガラス質炭素に変化し、かくして炭素質の
うち、黒鉛が5〜50重量%を占め、残部が熱硬化性樹
脂から形成されたガラス質炭素からなる不透過性炭素板
を得ることができる。
鉛が5〜50重量%を占め、残部が熱硬化性樹脂から形
成されるガラス質炭素からなるように、熱硬化性樹脂を
黒鉛と共に配合し、混練して、均一な組成物とする。通
常、熱硬化性樹脂・とじては、樹脂粉末を含む樹脂液が
用いられる。次に、この混練物を所定の板状成形品に成
形した後、乾燥し、樹脂を硬化させ、次いで、非酸化性
雰囲気下で高温に加熱し、炭化焼成することにより、熱
硬化性樹脂がガラス質炭素に変化し、かくして炭素質の
うち、黒鉛が5〜50重量%を占め、残部が熱硬化性樹
脂から形成されたガラス質炭素からなる不透過性炭素板
を得ることができる。
この場合の炭化焼成温度は少なくとも800 ’Cが必
要であり、好ましくは1000〜2000℃の範囲であ
る。必要な焼成時間は板状成形品の形状、寸法にも依存
し、実質的にすべての熱硬化性樹脂が炭化して、ガラス
質炭素に変化するに足る時間焼成すればよいが、通常、
数時間乃至数十時間である。
要であり、好ましくは1000〜2000℃の範囲であ
る。必要な焼成時間は板状成形品の形状、寸法にも依存
し、実質的にすべての熱硬化性樹脂が炭化して、ガラス
質炭素に変化するに足る時間焼成すればよいが、通常、
数時間乃至数十時間である。
また、前記多孔質炭素板としては、従来より知られてい
るように、炭素繊維成形板を用いることができるが、本
発明においては、空隙率の高い発泡状多孔質炭素板を用
いることができる。即ち、従来は、多孔質炭素板には多
孔質であると共に高強度であることが必要であり、特に
、従来は、発電体を圧縮して、各部材間の接触抵抗を低
下させるために、極めて高い圧縮強度が要求され、かく
して、自ずからこれら要求を満足する炭素繊維からなる
成形品が一般に用いられている。しかし、本発明におい
ては、前記したように、多孔質炭素板と不透過性炭素板
とが炭素材によって接着接合されているため、これらの
複合炭素材の間に電解部を挟み込んで積層し、発電体を
構成するための強度を有すればよく、発電体の圧縮を軽
減し得るので、圧縮強度の比較的低い発泡状多孔質炭素
板を用いることができるのである。かかる発泡状多孔質
炭素板も従来より種々の方法にて製造されているが、本
発明においては、この発泡状多孔質炭素板も、前記した
ような熱硬化性樹脂の炭化焼成物からなるのが好ましい
。
るように、炭素繊維成形板を用いることができるが、本
発明においては、空隙率の高い発泡状多孔質炭素板を用
いることができる。即ち、従来は、多孔質炭素板には多
孔質であると共に高強度であることが必要であり、特に
、従来は、発電体を圧縮して、各部材間の接触抵抗を低
下させるために、極めて高い圧縮強度が要求され、かく
して、自ずからこれら要求を満足する炭素繊維からなる
成形品が一般に用いられている。しかし、本発明におい
ては、前記したように、多孔質炭素板と不透過性炭素板
とが炭素材によって接着接合されているため、これらの
複合炭素材の間に電解部を挟み込んで積層し、発電体を
構成するための強度を有すればよく、発電体の圧縮を軽
減し得るので、圧縮強度の比較的低い発泡状多孔質炭素
板を用いることができるのである。かかる発泡状多孔質
炭素板も従来より種々の方法にて製造されているが、本
発明においては、この発泡状多孔質炭素板も、前記した
ような熱硬化性樹脂の炭化焼成物からなるのが好ましい
。
また、この多孔質炭素板は、燃料電池においては、電極
として作用するため、電解質に対する耐薬品性のみなら
ず、耐陽極酸化性も必要であり、従って、この多孔質炭
素板も、適宜に黒鉛化処理することは好ましい。
として作用するため、電解質に対する耐薬品性のみなら
ず、耐陽極酸化性も必要であり、従って、この多孔質炭
素板も、適宜に黒鉛化処理することは好ましい。
尚、本発明によれば、接着用炭素材の場合と同様に、多
孔質炭素板のために熱硬化性樹脂等の炭素材前駆材料よ
り予め燃料又は酸化剤供給路を有するように板状の成形
品を製作し、及び/又は不透過性炭素板のために炭素材
前駆材料より板状の成形品を製作し、硬化処理した後、
積層表面に接着炭素材前駆材料を塗布積層し、次いで、
これらを用いた前駆材料の炭化温度で焼成することによ
り、−挙に本発明による複合炭素材を得ることもできる
。
孔質炭素板のために熱硬化性樹脂等の炭素材前駆材料よ
り予め燃料又は酸化剤供給路を有するように板状の成形
品を製作し、及び/又は不透過性炭素板のために炭素材
前駆材料より板状の成形品を製作し、硬化処理した後、
積層表面に接着炭素材前駆材料を塗布積層し、次いで、
これらを用いた前駆材料の炭化温度で焼成することによ
り、−挙に本発明による複合炭素材を得ることもできる
。
以上のように、本発明の複合炭素材によれば、燃料又は
酸化剤供給路を有する多孔質炭素板間に不透過炭素板が
炭素剤にて緊密に相互に接着接合されているので、不均
一な接触により生じる問題、特に熱損失による発電効果
の低下を少なくすることができる。更に、各構成部材を
積層して構成される従来の単位セルの場合には、各構成
部材が所要の強度を有し得るために一定の厚みを有する
ことが必要であるが、本発明の複合炭素材を用いた単位
セルによれば、上記のように各構成部材が相互に接着接
合されているために、発電体の製作においては単位セル
全体として所定の強度を存すればよく、従って、各構成
部材に必要とされる強度要求が軽減される。この結果、
本発明によれば、従来に比べて薄板の部材を用いること
ができると共に、部材の薄板化によって通電電気抵抗発
熱による発電効果の低下を回避することができる。
酸化剤供給路を有する多孔質炭素板間に不透過炭素板が
炭素剤にて緊密に相互に接着接合されているので、不均
一な接触により生じる問題、特に熱損失による発電効果
の低下を少なくすることができる。更に、各構成部材を
積層して構成される従来の単位セルの場合には、各構成
部材が所要の強度を有し得るために一定の厚みを有する
ことが必要であるが、本発明の複合炭素材を用いた単位
セルによれば、上記のように各構成部材が相互に接着接
合されているために、発電体の製作においては単位セル
全体として所定の強度を存すればよく、従って、各構成
部材に必要とされる強度要求が軽減される。この結果、
本発明によれば、従来に比べて薄板の部材を用いること
ができると共に、部材の薄板化によって通電電気抵抗発
熱による発電効果の低下を回避することができる。
また、図示したように、一対の多孔質炭素板における燃
料又は酸化剤供給路を直交して形成することにより、単
位セルは一層強度にすぐれることとなり、発電体の製作
時の作業を容易にする。
料又は酸化剤供給路を直交して形成することにより、単
位セルは一層強度にすぐれることとなり、発電体の製作
時の作業を容易にする。
以下に実施例を挙げて本発明を説明するが、本発明はこ
れら実施例により何ら限定されるものではない。
れら実施例により何ら限定されるものではない。
実施例1
ガラス質炭素85重量%を含み、空隙率72%であり、
燃料供給路を存する縦横各200 mm、厚み11mの
発泡状炭素板と、酸化材供給路を存する上記と同じ寸法
の発泡状炭素板と、炭素質のうち、黒鉛が22重量%を
占め、残部が実質的にガラス賞炭素よりなる縦横各20
On+、厚み0.8 v*の不透過性炭素板とを、そ
れぞれの積層表面にフェノール樹脂液を塗布し、積層し
た。
燃料供給路を存する縦横各200 mm、厚み11mの
発泡状炭素板と、酸化材供給路を存する上記と同じ寸法
の発泡状炭素板と、炭素質のうち、黒鉛が22重量%を
占め、残部が実質的にガラス賞炭素よりなる縦横各20
On+、厚み0.8 v*の不透過性炭素板とを、そ
れぞれの積層表面にフェノール樹脂液を塗布し、積層し
た。
これを15g/dの面圧を保持したままで20°C/時
の速度で加熱し、150°Cの温度で8時間加熱して樹
脂を硬化させた後、非酸化性雰囲気下に900℃まで5
℃/時の速度で加熱し、更に、1550℃まで50℃/
時の速度で加熱し、1550℃にて10時間保持して、
上記フェノール樹脂を炭化焼成し、ガラス質炭素材にて
相互に接着接合された本発明による燃料電池用複合炭素
材を得た。
の速度で加熱し、150°Cの温度で8時間加熱して樹
脂を硬化させた後、非酸化性雰囲気下に900℃まで5
℃/時の速度で加熱し、更に、1550℃まで50℃/
時の速度で加熱し、1550℃にて10時間保持して、
上記フェノール樹脂を炭化焼成し、ガラス質炭素材にて
相互に接着接合された本発明による燃料電池用複合炭素
材を得た。
実施例2
実施例1において、フェノール樹脂液に代えてフラン樹
脂液を用いた以外は実施例1と同様にして、本発明によ
る燃料電池用複合炭素材を得た。
脂液を用いた以外は実施例1と同様にして、本発明によ
る燃料電池用複合炭素材を得た。
実施例3
燃料供給路を有するように熱硬化性樹脂を成形し、硬化
させた縦横各200龍、厚み1.3mm、空隙率68%
の板状成形品と、酸化材供給路を有するように成形した
同様の板状成形品と、黒鉛32重量%を含有し、残部が
実質的に熱硬化性フェノール樹脂よりなり、樹脂を硬化
処理した縦横各200fi、厚み0.8 m−の板状成
形品とのそれぞれの積層表面にフェノール樹脂液を塗布
し、この後、 □実施例1と同様に加熱処理
し、各板状成形品を発泡状炭素板又は不透過性炭素板に
炭化焼成すると同時に、接着用炭素材前駆材料であるフ
ェノール樹脂を炭化焼成し、かくして、ガラス質炭素材
にて相互に接着接合された本発明による燃料電池用複合
炭素材を得た。
させた縦横各200龍、厚み1.3mm、空隙率68%
の板状成形品と、酸化材供給路を有するように成形した
同様の板状成形品と、黒鉛32重量%を含有し、残部が
実質的に熱硬化性フェノール樹脂よりなり、樹脂を硬化
処理した縦横各200fi、厚み0.8 m−の板状成
形品とのそれぞれの積層表面にフェノール樹脂液を塗布
し、この後、 □実施例1と同様に加熱処理
し、各板状成形品を発泡状炭素板又は不透過性炭素板に
炭化焼成すると同時に、接着用炭素材前駆材料であるフ
ェノール樹脂を炭化焼成し、かくして、ガラス質炭素材
にて相互に接着接合された本発明による燃料電池用複合
炭素材を得た。
第1図は燃料電池における従来の単位セルを示す斜視図
、第2図は本発明による複合炭素材を示す斜視図である
。 1・・・マトリックス、2・・・燃料供給路、3・・・
多孔質炭素板、4・・・酸化剤供給路、5・・・多孔質
炭素板、6及び7・・・不透過性炭素板、11・・・燃
料供給路、12・・・多孔質炭素板、13・・・酸化剤
供給路、14・・・多孔質炭素板、15・・・不透過性
炭素板。 1ζΔ’ 1 41 第 2′図
、第2図は本発明による複合炭素材を示す斜視図である
。 1・・・マトリックス、2・・・燃料供給路、3・・・
多孔質炭素板、4・・・酸化剤供給路、5・・・多孔質
炭素板、6及び7・・・不透過性炭素板、11・・・燃
料供給路、12・・・多孔質炭素板、13・・・酸化剤
供給路、14・・・多孔質炭素板、15・・・不透過性
炭素板。 1ζΔ’ 1 41 第 2′図
Claims (8)
- (1)燃料供給路を有する多孔質炭素板と酸化剤供給路
を有する多孔質炭素板との間に不透過性炭素板が積層さ
れていると共に、各炭素板が炭素材にて相互に接着され
ていることを特徴とする燃料電池用複合炭素材。 - (2)不透過性炭素板が50重量%以上のガラス質炭素
からなることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の
燃料電池用複合炭素材。 - (3)不透過性炭素板が50重量%以上のガラス質炭素
と5〜50重量%の黒鉛とからなることを特徴とする特
許請求の範囲第1項記載の燃料電池用複合炭素材。 - (4)ガラス質炭素が熱硬化性樹脂の炭化焼成物からな
ることを特徴とする特許請求の範囲第2項又は第3項記
載の燃料電池用複合炭素材。 - (5)多孔質炭素板が発泡状多孔質炭素板であることを
特徴とする特許請求の範囲第1項記載の燃料電池用複合
炭素材。 - (6)発泡多孔質炭素板が熱硬化性樹脂の炭化焼成物か
らなることを特徴とする特許請求の範囲第5項記載の燃
料電池用複合炭素材。 - (7)炭素材がガラス質炭素材であることを特徴とする
特許請求の範囲第1項記載の燃料電池用複合炭素材。 - (8)ガラス質炭素が熱硬化性樹脂の炭化焼成物からな
ることを特徴とする特許請求の範囲第7項記載の燃料電
池用複合炭素材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59173682A JPS6151767A (ja) | 1984-08-20 | 1984-08-20 | 燃料電池用複合炭素材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59173682A JPS6151767A (ja) | 1984-08-20 | 1984-08-20 | 燃料電池用複合炭素材 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6151767A true JPS6151767A (ja) | 1986-03-14 |
Family
ID=15965144
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP59173682A Pending JPS6151767A (ja) | 1984-08-20 | 1984-08-20 | 燃料電池用複合炭素材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6151767A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003234110A (ja) * | 2002-02-07 | 2003-08-22 | Mitsubishi Pencil Co Ltd | 燃料電池用セパレータ及びその製造方法 |
-
1984
- 1984-08-20 JP JP59173682A patent/JPS6151767A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2003234110A (ja) * | 2002-02-07 | 2003-08-22 | Mitsubishi Pencil Co Ltd | 燃料電池用セパレータ及びその製造方法 |
JP4587632B2 (ja) * | 2002-02-07 | 2010-11-24 | 三菱鉛筆株式会社 | 燃料電池用セパレータ及びその製造方法 |
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