JPS61502280A - 白血球のクラスおよびサブクラスの同定、計数並びに試験方法およびそれに用いる試薬系 - Google Patents
白血球のクラスおよびサブクラスの同定、計数並びに試験方法およびそれに用いる試薬系Info
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- JPS61502280A JPS61502280A JP60502479A JP50247985A JPS61502280A JP S61502280 A JPS61502280 A JP S61502280A JP 60502479 A JP60502479 A JP 60502479A JP 50247985 A JP50247985 A JP 50247985A JP S61502280 A JPS61502280 A JP S61502280A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
白血球のクラスおよびサブクラスの同定、計数並びに試験方法およびそれに用い
る試薬系本発明は免疫血液学的手法に関し、更に詳しくは、特定のサブクラスの
白血球表面の選択抗原決定基に対する蛍光応答抗体を以って培養された全血資料
からの白血球について、クラス並びにクラス内サブクラスの同定とこれらサブク
ラス内の細胞の計数とを行なうための方法およびそれに用いる試薬系に関する。
血液白血球のリンパ球集団は、免疫応答において独特な役割を演する多くのサブ
クラスに細分化されることが知られている。疾患状態においては、種々のサブク
ラス中に見出されるリンパ球の相対数は変化するようである。従って、種々のサ
ブクラス中の細胞の計数と同定とは、ラボラトリ−・マネージメント(Labo
ratory Management)1984年5月号。
29−37頁においてジェームズ・アール・ダウニング(JamesR,Doe
ining)等が述べているように、疾患の研究と治療とに有用な情報を提供す
るであろう。
機能上独特なリンパ球およびその他の白血球の数種の特殊なサブクラスは細胞上
の抗原決定基に基いて同定し得ることは既知である。
モノクローナル抗体技法は各種リンパ球やその他の白血球のサブクラスに対する
高純度の抗体を多量に産生ずるのに利用されてきた。かかる抗体を利用して、個
人のリンパ球をアッセイし、各種サブクラス中の細胞の相対数を測定することが
可能であることが判明した。また、直接あるいは間接的技法を利用して、抗体に
蛍光標識をなし、それによって検体資料を流動細胞計測分析で、および形態学的
に、分析可能ならしめることができる。
更に最近では、卓球および顆粒球と反応する数種のものを含んで、補助的モノク
ローナル抗体が開発されている。
ハンセン(Hansen)等は、米国特許第4,284.412号明細書および
イムノロジー(Immunology)第77巻、第8号、 4914−491
7頁(1980年)において、特定のリンパ球サブクラスの自動化した同定およ
び計数のための方法並びに装置を記載している。抗凝血性となした全血資料また
はバッフィコート資料を関心のある特異的リンパ球サブクラスに対する抗体を以
って培養する。この抗体の結合は、それが蛍光性化学部分と結合している場合(
直接法)でも、それがまた、蛍光染料部分が結合した他の高分子と特異的に結合
している場合(間接法)であっても、検知可能である。これらの蛍光部分は、投
射レーザー光を照射すると蛍光を発する特性を有する。そこで試料を、溶解剤と
して塩化アンモニウムを用いて溶解する。次いで希釈した試料を流動細胞蛍光定
量分析に付す。4種の細胞集団が区別される。しかしながら、3種の集団のみが
白血球によることがわかる。これらの集団は(1)リンパ球、(2)単球および
(3)顆粒球として同定される。4番目の集団は、血小板と、赤血球の不完全溶
解による赤血球破片との集塊すなわち群として同定される。
これらの参考文献に記載された溶解技法は本発明によって改善され、免疫学的に
標識した特異的白血球の形態を更に良好に維持し、それらの貯蔵安定性を改善し
且つそれらは、細胞蛍光分析、或いはその他の操作例えば染色細胞の、スライド
上での顕微鏡検査に対して、より好適となった。
クールター・コーポレーション(Coulter Corpration)。
クールター・エレクトロニクス・インコーボレーテフト(Coulter El
ectronics+Inc、)、またはクールター・エレクトロニクス、リミ
テッド(Coulter Electronics、Ltd、)の所有する商標
、rcoυLTERJ、rcOtlLTERCLONEJ、rlsOTONJ
。
「E、A、SY、1」「MDADS」およびrEPIcsJを本書中で使用する
。
ここに、添付図面を参照しつつ本発明の態様を実施例によって説明する。
第1A図および18図は流動細胞計測分析によって作った細胞膜抗原ヒストグラ
ムを示す。横座標は、緑色蛍光強度の対数に直接比例する数値を表わす。縦座標
は、各チャンネル内で計数された細胞数を比例尺度で示す。
第1A図は、実施例1におけるような、T4− FITCをもった試料を示す。
第1B図は、蛍光抗体を添加しない対照を示す。
第2図は、横座標が直角光散乱強度の対数を表わし縦座標が前方角光散乱強度を
表わす等値線図である。長方形は、特異的白血球細胞クラス、即ち、リンパ球、
単球、顆粒球を含有するこの二次元分布の特定区域を示す。この等値線図は流動
細胞計測器による二次元データから決定した。各等値線は、光散乱強度に関わり
なく、木質的に同一細胞数が存在する図上の位置を示す。
本発明は、細胞表面の抗原決定基、およびその標識抗体との反応性の利用に基い
て、全血中の白血球のクラスを同定し且つこれらクラス内の選択されたサブクラ
ス中の細胞を計数するだめの改良された試薬系と方法とに関する。本発明は、ハ
ンセン等が説明した一般的綜合手順を若干採用するが、従来の溶解および細胞固
定手順に対しては特段の改良をなすものである。
本発明によれば、試薬系は、(A)サポニンを含有する溶解試薬と、(B)架橋
結合剤を含有する固定試薬との水溶液を含んでなる。改良試薬系は、赤血球を溶
解する一方、血液白血球のクラスの物理的および形態的性質を維持すると共に特
異的白血球のサブクラスに標識をする。試料は流動細胞計測の原理によっても、
また顕微鏡的形態によっても分析することができる。
溶解剤としてサポニンを使用すれば、この方法は限られた量の架橋結合固定液に
よる固定を可能とする。これは室温または好ましくは昇温下、例えば42℃で溶
解することによって達成され、赤血球膜を選択的に不安定となし溶解反応を促進
する。主としてカリウム塩よりなる浸透圧の低い緩衝剤の使用もまた溶解を扶け
る。
グルタルアルデヒドはグリオキサールより強い固定剤で特化H61−50228
0(3)
はあるが、グリオキサールは架橋結合剤としてグルタルアルデヒドよりも好まし
い;何となれば、グルタルアルデヒドは可成りの量の蛍光を生ずるにも拘らず、
グリオキサールは白血球と反応後に、たとえあっても、最少のバックグラウンド
蛍光しか与えないからである。ジアルデヒドは、この目的のためにほんの微弱な
架橋結合作用しか有しないモノアルデヒド、例えばホルムアルデヒドよりも好ま
しい。
ジメチルスルホキサイドまたは尿素の固定液への添加は反応を改善し、かつ固定
液の必要量を凍らしてサポニンの白血球に対する作用を遅延させる傾向がある。
加うるに、約4℃への温度降下(水浴の使用による如き)は反応を遅らせる。細
胞は弱く固定されて、細胞プレパラート用スライド上に充分に拡げることができ
る。
本願と同日に出願した同時係属の米国特許出願第615,966号には、若干類
似した溶解法が記載されているが、かかる方法は、細胞表面抗原決定基と、既知
の環境下で蛍光を発する細胞に標識する抗体とのその反応性とを利用するための
免疫学的技法を含んでいない。
本発明は、細胞表面の抗原決定基およびその標識抗体との反応性の利用に続いて
、標識した細胞を同定するために流動細胞計測または顕微鏡的形態学の原理を利
用することに基き、全血中の白血球のクラスを同定し且つサブクラス中の細胞を
計数するための方法に関する。
「溶解」 (リーシス)またはその種の形の語句および「形態」(モルフォロジ
ー)なる語句を本書中で使用する。
赤血球の溶解とは、赤血球が最早や物理的技法では検出不能の状態となされてい
るか、またはそれらの発する信号が白血球の生ずる信号と干渉しなくなるよう充
分に減少したような赤血球の残渣となっていることを意味する。形態とは、細胞
の顕微鏡検査方法および人間のまたは人工知能の技法による細胞のクラスおよび
サブクラスの決定を意味する。
本発明によれば、全血試料は、希釈したモノクローナル抗体を以って培養され、
成るサブクラスの白血球に標識をする。それからクラスとサフリラスとの同定に
先立って、赤血球を溶解により除去し、白血球を架橋結合固定液の使用によって
安定化する。白血球のクラスとサブクラスとを同定する段階の前に赤血球を溶解
することは、2個またはそれ以上の赤血球あるいはその破片が計数変換器を同時
に通過して白血球と誤認され得る危険を回避するために好ましいことである。好
ましい手順は、赤血球を破壊してそれらのヘモグロビンの部分を溶液中へ放出さ
せるように、細胞QfB液へ溶解試薬を添加することによって、白血球の同定に
先立ち赤血球を溶解することである。
問題点は、白血球上の抗原抗体複合物に損傷を与えることなく赤血球を溶解し、
一方ではそれらの細胞形態を保存し且つ安定な細胞懸濁液を生成することにある
。
全血試料は、赤血球を溶解し、また同時に白血球血液細胞を、測定によってそれ
らとそのサブクラスとを弁別し得る状態に維持する方法でもって処理されなけれ
ばならない。
溶解試薬は迅速に、好ましくは1分未満内に作用する必要がある。シトグラム(
cy togram)には血小板の集塊すなわち群のクラスターと、白血球のク
ラスターから分離した赤血球の破片とが生ずる。
本発明の好ましい態様においては、全血試料は蛍光色素で染めた抗体を以って培
養し特異的サブクラスの白血球に標識する。赤血球はサポニン含有溶解試薬を以
って選択的に溶解され、次いで直接に標識した白血球ば、ジアルデヒド含有固定
試薬を用いて固定される。それから白血球細胞懸濁液は、前方角および直角光散
乱の組合せによって分析し、少くとも3クラスを示すデータを得る。免疫蛍光陽
性の白血球集団はC0ULTEROEprcsO流動細胞計測器を以って計数す
る。固定液は、架橋結合性すなわち二官能性固定液、好ましくはジアルデヒドで
ある。
次のC0ULTERCLONE■抗体によって好結果を得た。
T4−FITC,T8−FITC,Tll、Tl1−FITC,Bl−FITC
,Mo2−FITC。
本発明の目的に有用なその他の抗体は、0KT1.PAN、0KT4. IND
および、単球や顆粒球と反応するOKMl、M/Gをも含む。
本書中で使用する「蛍光応答抗体」とは、自ら蛍光を発する抗体、若しくは標識
されて特定の刺激の下で蛍光を発する抗体を云う。
血液白血球の物理的性質と形態とを維持しつつ、また特異的白血球のサブクラス
に免疫学的に標識し乍ら、血液赤血球を溶解する技法が開発された。この技法は
遠心分離を含まないことで独特であり、更に、細胞を充分に保護するので、細胞
は4°Cで1日間貯蔵し依然として流動分析に使用することができる。此の技法
を使用して例えばTリンパ球を、+1) C0ULTERCLONET4−FI
TCモノクローナル抗体を用い、ヘルパーリンパ球と、(21C0ULTERC
LONE T8−FITCモノクローナル抗体を用い、サプレッサーリンパ球と
に分裂させることが可能である。
また本発明の技法によって作った細胞は他の細胞調製、例えば遠心細胞現象によ
る調製に対しても好適である。
本発明の技法はサポニン溶解試薬の所要濃度を最小限となし、その結果、限られ
た量の固定液を以って固定することができる。溶解は室温または好ましくは昇温
下、例えば42℃で達成され、赤血球膜を選択的に不安定となし溶解反応を促進
する。主としてカリウム塩よりなる浸透圧の低い緩衝剤の使用もまた、溶解を扶
ける。
溶解について同等条件を与えるサポニン使用量は温度の増加Gこつれで減少し得
ることが確認された。かくして、検体標本中の遠心分離されないサポニンの残存
量は、溶解試薬の温度の上昇によって最小限となすことができる。
二官能性または架橋結合性固定剤、例えばグリオキサール、グルタルアルデヒド
、カルボジイミド7サクシンアルデヒド、マースキー試薬等は固定試薬中に使用
するのに好適である。マースキー試薬はサツカリドの化学処理から誘導したグリ
オキサールの不純な調剤から主として成っている。グリオキサールは、蛍光を発
しないので固定試薬には特に好ましい。これは、この手順において後に抗体結合
綿78六FIHGI−502280(4)胞の蛍光を測定する際に利点となる。
本発明は蛍光測定に限定されることなく、ニューヨーク科学学会年報(Annu
aIs of the New York Academy of 5cien
ce)1983年、第420巻、127−138頁で、ディー・ワイ・メイゾン
(D、Y、Mason) 、ゼソド・アブドラジズ(Z、Abdulaziz)
およびビー・ファリーニ(B、Falini)の「限定された免疫蛍光法並びに
関連する細胞科学的方法J (Defined Immunofluo。
rescence and Re1ated Cytochemical Me
thods)に記載されているような吸光測定を行なうこともできる。
本発明の技法は、直流および交流インピーダンスの付加的物理的測定と共に用い
ることができる。この測定は、前述の光散乱測定と共に、またはそれらの代りに
利用することができる。
固定した血液細胞は光散乱手順に先立ち、約2乃至4℃で冷蔵した時は安定であ
る。実験研究によれば試料は溶解後24時間安定であることが確実であった。例
えば、CO[ILTERCLONE抗体T8−FITC抗体用8て、陽性細胞の
パーセントは試料調製直後で20.3±1.0.溶解後20時間で20.3±0
.6.また溶解後24時間で20.0±0.3であった。
処理段階の合間に、表面に浮かんでいる流体を遠心除去することは、それによっ
て細胞の破片が可成り減少し、過剰の緩く結合した抗体が除かれるという点で有
益である。
しかし乍ら、遠心操作は、存在する細胞の絶対数を取得す招来し得るという不利
を有する。遠心分離は半自動化システムの一部となり得るが、完全自動システム
には可成りの複雑性を持ち込む。
本発明の試薬系の開発における大きい制約の1つは、流動細胞計測器、例えばE
PICSシステムに対する試料調製が、標準血液分析器、例えばC0ULTER
■S型シリーズの機器に対する試料調製とは相違して、非同期性であることであ
る。
最終試料調製と測定との間の時間は略々即刻から翌日に迄亘り得る。
もう1つ別の問題点は、適宜な対照の選定である。成る場合、例えば蛍光標識マ
ウス免疫グロブリンG(マウスIgG−FITC)を対照として使用する場合に
は、モノクローナル抗体の強烈な特異性はバックグラウンド蛍光の過大評価を来
たす。無標識抗体による前培養および/または同時培養は、非特異的結合場所を
ブロックし、多(の場合このために、対照の必要性を無くすことができる。
本発明によって調製した抗体含有試料は、ロマノウスキー染料(Romanow
sky 5tain)を使用して調製することができる。また蛍光の研究の場合
には、細胞を2種の染料、例えばジクロロフルオレセインと4,6−ジアミツー
2−フェニルインドール(DAPI)と、で染色することが可能である。その他
慣用の染料はマイスロマイシン(Mi thromycin)およびアクリジン
オレンジを含む。
以下の実施例は本発明に従った方法と手順との若干例を説明するものである。
実施例1
細胞調製:溶解並びに固定試薬を室温、約24℃で調製した。
1、燐酸塩緩衝生理的食塩水(PBS) 100μlを16 ×100の試験管
に入れ、続いて全血100μβを加えた。それから試験管内容物を廻しながら穏
かにかき混ぜた。
2、C0ULTERCLONEモノクローナルTll抗体5マイクログラムを同
じ試験管に添加し穏かにかき混ぜた。それから試験管を、時折り振温し乍ら室温
即ち約24℃に20分間保持した。
38 これが間接蛍光法であったので、試料を遠心操作により4mlのPBSで
2回洗浄した。それから試料を85マイクログラムの蛍光標識ヤギ抗マウス(a
n timouse)抗体で処理し、20分間培養して、前のように4 m l
のPBSで洗浄した。
4、3gのNaClと1gのNaHCOxとに水を加えて1リツトルとしてなる
溶液1m7!に細胞を懸濁した。
5、 それから、24gのサポニン、4.0gのNaCjl!、1gのソルビン
酸に水を加えて1リツトルとしてなる溶解試薬100μβを、間接標識したTリ
ンパ球を含む血液を容れた試験管に添加し、連続的に8秒間攪拌した。
6.8秒間溶解の終了時点で、1000μlの固定試薬を溶解試料に添加した。
この固定試薬は、6.0gのNaC1と22gのグルタルアルデヒドとに水を加
えて1リツトルとしてなるものである。
7、 モノクローナル抗体で間接標識をなし、溶解し、次いで固定した試料は、
グルタルアルデヒドが誘発する自己蛍光の発生の為に、15分以内に流動細胞計
測器で分析しなければならない。試料の濾過、好ましくは37ミクロンのメツシ
ュを通すことが望ましい。
試料分析;試料は、C0tlLTEII EPIC3V単一レーザ、流動細胞計
測器システムで分析した。このシステムの構成はここに説明するように設定され
ている。レーザは488nrrlの放射を500m w発生する。好ましいフィ
ルタ構成は緑色蛍光に対する遮蔽フィルタとして作用する515干渉と、488
nmの二色性ミラーと、直角光散乱に対するMDIフィルタと、前方角光散乱に
対するNDJフィルタとである。データはコンピュータシステム例えば、C0L
ILTERMDADS ”またはE。八。SY、1■。
で解析した。測定した3つのパラメータは、蛍光度対数と低角光散乱および直角
光散乱対数とであった。またこの分析手法は以下の各実施例に対しても利用した
。
実施例2
細胞調製:溶解並びに固定試薬を37℃で調製した。試薬はこの手順の間を通じ
て水浴中で冠栓したままとなし得る。
1゜ 1.0gのNaN3.1.36 gのKH2PO4,、1,31gのKz
HPOaおよび3.73gのKClに水を加えて1リツトル容としてなる標識用
希釈剤100μβ部を16 X 100の試験管に入れ、続いて全血100μβ
を加えた。それから試験管内容物を廻して穏かにかき混ぜた。
2、 非特異的、無標識マウス抗体10“マイクログラムを添加してモノクロー
ナル抗体の非特異的結合をブロックした。
3、C0ULTERCLONEモノクローナル抗体T4−FITCの1マイクロ
グラムを同じ試験管に添加し穏かにかき混ぜた。それから試験管を時折り振盪し
乍ら37℃に保持した水浴中に5分間置いた。
4、次いで4gのサポニン、 1.75gのNaC(1、1,368のKH2P
O4= 1゜31gのKH2O4および2.24gのKCl1に水を加えて1リ
ツトル容としてなる溶解試薬100μβを、血液と抗体とを収容した試験管に添
加して、水浴中で1分間連続的に攪拌した。
5.1分間溶解の終了時点で、500μlの固定試薬を、溶解試料に添加し、穏
かにかき混ぜ、更に5分間、時折りかき混ぜ乍ら37℃の水浴中に保持した。こ
の固定試薬は、11.7 gのNaCl 、 0.43 gのグルコン酸カルシ
ウム、21gのグリオキサール、 220gのジメチルスルホキサイドおよび2
5gのカルボワックス1450(Carbowax 1450)に、水を加えて
1リツトル容としてなるものである。
恰度この時点までに全血はモノクローナル抗体で標識し、溶解し、次いで固定さ
れていた。ここで、EPIC3流動細胞計測器を以って分析する用意ができた。
好ましくは37ミクロンメツシュを通しての、試料の濾過が望ましい。試料は試
料分析に先立って少なくとも5分間、必要ならば氷上約2℃で安定化する。分析
は実施例Iの終りで述べた通りに行なった。
実施例1のC0IJLTERCLONE モ/クローナルT4−FITCに代え
て次のC0ULTERCLONEモノクローナル抗体、即ち−T8−FITC;
T11−FITC;Bl−FITC;Mo2−FITCの何れかJつを使用する
以外は上記手順に従い、同様な結果を得た。それぞれの場合において、標識され
た白血球サブクラスは使用した抗体に対し特異性ある白血球であった。
実施例3
細胞調製:溶解並びに固定試薬を24°Cで調製した。試薬はこの手順の間を通
じて水浴中で冠栓したままとなし得る。
1、l5OTON■Plus希釈剤1リフドル中、NaN31−0gよりなる標
識用希釈剤100μβを16 X 100の試験管に入れ、続いて全血100μ
βを加えた。それから試験管内容物を廻して穏かにかき混ぜた。
2、C0IJLTERC1、ONEモノクローナルT4−FTTCの1マイクロ
グラム量を同じ試験管に添加し、穏かにかき混ぜ、更に時折り振盪し乍ら、室温
(24℃)で5分間試験前立てに載置した。
3、 次いで、0.5gのサポニン、3.72gのKCA 、 1.36 gの
K)IZPO,および1.31 gのKJPOaに水を加えて1リツトル容とし
てなる溶解試薬1000μlを、血液と抗体とを収容した試験管に添加して、3
0秒秒間外に渦状に攪拌し、更に毎分穏かにかき混ぜ乍ら、室温(24℃)で5
分間試験前立てに載置した。
4.5分間溶解の終了時点で、12.6gのNaCjl! 、 220 gのジ
メチルスルホキサイド、200mJのマースキー試薬および600mjl!のl
5OTON Plus希釈剤からなる固定試薬1000μ間時折りかき混ぜ乍ら
、室温(約24℃)に保持した。マースキー試薬は、米国ニューシャーシー州、
サマヴイルのマースキーズ・ナショナル・ダイアグノスチクス(Mirsky’
5National Diagnostics)から商業的に入手し得る。
恰度この時点までに全血はモノクローナル抗体で標識し、溶解し、次いで固定さ
れていた。EPIC5流動細胞計測器を以って分析する用意ができた。好ましく
は37ミクロンメツシュを通しての、試料の濾過が望ましい。
試料は、試料分析に先立って少なくとも五分間、必要ならば氷上で安定化し、実
施例1の終りで述べた通りに分析した。
実施例4
細胞潤製:溶解並びに固定試薬を42℃で調製した。試薬はこの手順の間を通じ
て水浴中で冠栓したままとなし得る。
1、l5OTON Plus希釈剤1リットル中、NaN:+ 1.0gよりな
る標識用希釈剤100μlを16 X 100の試験管に入れ、続いて全血10
0μlを加えた。それから試験管内容物を廻して穏かにかき混ぜた。
2、C0ULTERCLONE %/ )y o−ナル抗体T4−FITC(7
) 4 フィクログラムを同じ試験管に添加し、穏かにかき混ぜ、更に5分間時
折り振盪し乍ら、42℃に維持した水浴中に置いた。
3、 24gのサポニン、4.0gのNaC(1、1,0gのソルビン酸に水を
加えてl Uノトルとしてなる溶解試薬を調製した。
次いでこの熔解試薬10ミリリツトルを、蒸留水中1.31 gのKH2O4お
よび1゜36gのKH2PO4よりなる溶解希釈剤1リツトルで希釈した。この
混合物1000μlを、血液と抗体とを収容した試験管に添加して、試験管を1
分間水浴中で連続的に攪拌した。
4.30秒溶解の終了時点で、12.6gのNaC!!、 200m I!のマ
ースキー試薬、220gのジメチルスルホキサイドおよび600m1のl5OT
ON Plus希釈剤に水を加えて1リツトル容としてなる固定試薬1000u
Nを、溶解した試料に添加し、穏かにかき混ぜ、更に5分間時折りかき混ぜ乍ら
、42℃の水浴中に保持した。
恰度この時点までに全血はモノクローナル抗体で標識し、溶解し、次いで固定さ
れていた。EPICS流動細胞計測器で分析する用意ができた。好ましくは37
ミクロンメツシュを通しての、試料の濾過が望ましい。
試料は、試料分析に先立、って少なくとも5分間必要ならば氷上で安定化し、実
施例1の終りで述べた通りに分析した。
実施例5
細胞調製:溶解並びに固定試薬を37℃で調製した。試薬はこの手順の間を通じ
て水浴中で冠栓したままとなし得る。
1、 1.0gのNaN:+、 1.36gのX)IzPOt、 1.31gの
M、)lPO4および3.73gのKCIに水を加えて1リツトル容としてなる
標識用希釈剤100μβ部を16 X 100の試験管に入れ、続いて全血10
0117!を加えた。それから試験管内容物を廻し乍ら穏かにかきl昆ぜた。
2゜ 非特異的、゛無標識マウス抗体10マイクログラムを添加してモノクロー
ナル抗体の非特異的結合をブロックした。
3、C0ULTERCLONEモノクローナル抗体T8〜FTTCの1マイクロ
グラムを同じ試験管に添加し穏かにかき混ぜた。それから試験管を時折り振盪し
乍ら37℃に保持した水浴中に5分間置いた。
4、 次いで、4gのサポニン、 1.75gのNaCj!、1.36 gのX
)12POい1.31 gのMzHPOaおよび2.24 gのKCPに水を加
えて1す7)ル容としてなる溶解試薬100μβを、血液と抗体とを収容した試
験管に添加して、水浴中で1分間連続的に攪拌した。
561分間溶解の終了時点で、500μlの固定試薬を溶解試料に添加し、穏か
にかき混ぜ、更に5分間、時折りかき混ぜ乍ら37℃の水浴中に保持した。この
固定試薬は、11.7gのNaCl 、 0.43 gのグルコン酸カルシウム
、21gのグリオキサール、220gのジメチルスルホキサイドおよび25gの
カルボワックス1450に水を加えて1リツトル容としてなるものである。
恰度のこの時点までに、全血は、モノクローナル抗体で標識し、溶解し、次いで
固定されていた。ここで、ア・−ル・シー・ライフ(R,C,Leif)等がク
リニカル・ケミストリー(C1inical Chemistry) (197
7年)第23巻、1492−8頁で、またアール・エイ・トーツス(R,A、T
homas)等がジャーナル・オブ・ヒストケミストリー・アンド・サイトケミ
ストリー(J、H4stochemistry and Cytochemis
try) (1977年)第25巻、第77号、827−835頁で、A?lA
CIITとして提寡した原理を使用して、C0ULTERCVAを備えたEPI
C5流動細胞計測器で分析する用意ができた。C0ULTERCVA”なる名称
は、「細胞量付属品J (Cell volumeaccessory)を表わ
し、また粒子検出について周知のクールター(Coulter)の原理を利用し
た電子的細胞分析装置を使用し且つ流動細胞計測器中に一体化したことを願る単
純な言葉で意味するものである。かかる多重パラメータ機器は商業宣伝されてい
る。好ましくは37ミクロンメツシュを通しての試料の濾過は必須である。
試料は、試料分析に先立って少なくとも5分間、必要ならば氷上で、安定化する
。測定したパラメータは、前方角光散乱と直角光散乱とフルオレセイン免疫蛍光
と電子的細胞量とであった。
実施例6
細胞調製:溶解並びに固定試薬を42℃で調製した。試薬はこの手順の間を通じ
て水浴中で冠栓したままとなした。
1、l5TON Plus希釈剤1リットル中、NaN31gよりなる標識用希
釈剤100μlを16 X 100の試験管に入れ、続いて全血100μlを加
えた。それから内容物を廻して穏かにかき混ぜた。
2、C01lLTERCLONBモノクローナル抗体T4−FITCの4マイク
ログラムを同じ試験管に添加した。試験管を穏かにかき混ぜ、次いで時折り振盪
し乍ら、42℃に維持し′二本浴中に5分間置いた。
3、 次いで0.4gのサポニン、0.05gのソルビン酸、1.36gのKH
2PO4,1,31gのに、HPO4,3,72gのK(Jに水を加えて1リツ
トルとしてなる溶解剤100μlを、血液と抗体とを収容した試験管に添加して
、水浴中で30秒間連続的に攪拌した。
4.30秒溶解の終了時点で、12.6gのNaCII、220gのジメチルス
ルホキサイド、200mAのマースキー試薬および600mfのl5OTON
Plus希釈剤よりなる固定試薬1000μlを、溶解した試料に添加し、穏か
にかき混ぜ、更に5分間時折りかき混ぜ乍ら42℃の水浴中に保持した。
恰度この時点までに、全血はモノクローナル抗体で標識し、溶解し、次いで固定
されていた。EPIC3流動細胞計測器で分析する用意ができた。好ましくは3
7ミクロンメツシュを通しての、試料の濾過が望ましい。試料は、試料分析に先
立って少なくとも5分間、必要ならば、氷上で安定化し、実施例1で述べた通り
に分析した。
実施例7
細胞調製:溶解並びに固定試薬を37℃で調製した。試薬はこの手順の間を通じ
て水浴中で冠栓したままとなし得る。
1、 1.0gのNaN3.1.3.6gのKHzPOイ1.31 gのに2H
PO4および3.73gのK(Jに水を加えてlリットル容としてなる標識用希
釈剤100μlを16 X 100の試験管に入れ、続いて全血100μβを加
えた。それから試験管内容物を廻し乍ら穏かにかき混ぜた。次いでこのものに、
10m1の無水エタノール中、0.025gの4,9−ジアミへ2−フェニルイ
ンドール(DAPI)よりなる染色溶液10μlを添加した。
2゜ 非特異的無標識マウス抗体JOマイクログラムを添加してモノクローナル
抗体の非特異的結合をブロックした。
試験管を穏かにかき混ぜ、それから5分間時折り振盪し乍ら、37℃に維持した
水浴中6ご置いた。
3、C0ULTERCLONEモノクローナル抗体T8−FITCの1マイクロ
グラムを同じ試験管に添加した。試験管を穏かにかき混ぜ、次いで5分間時折り
振盪し7乍ら、37℃に維持した水浴中に置いた。
43 染料溶液と血液と抗体とを収容した試験管に、100μβの溶解試薬を添
加した。この試薬は、4gのサポニン。
1.75gのNaCj! 、1.36gのX)12PO,、)、、31gのに、
HPO,,2,24gのKCAに水を加えて1リツトル容としてなるものである
。
試薬を添加した後、試験管を水浴中で1分間連続的に攪拌した。
5.1分間溶解の終了時点で、11.7 gのNaC7!、0.43 gのグル
コ〕/酸カルシウム、21gのグリオキサール、220gのジメチルスルホキサ
イド、25gのカルボワックスJ450に水を加えて1リツトルとしてなる固定
試薬500μ2を、溶解試料に添加し、穏かにかき混ぜ、更Gこ5分間時折りか
き混ぜ乍ら37°Cの水浴中に保持した。
恰度この時点までに、全血はモノクローナル抗体T8−FITCとDAPIとで
標識し、溶解し、次いで固定されていた。それは遠心細胞現象により調製する用
意ができた。試料は、試料分析に先立って少なくとも5分間、必要ならば氷上で
安定化する。
?、’+fiHU61−502280 (7)6゜ 分子量約700,000の
ポリd、リジン、、 50mgよりなるポリ d、リジン)容量を使用し、スラ
イドをこの7容液中に浸漬し、次いで60°Cに維持したスライド乾燥器上で乾
燥することにより、標準顕微鏡スライドを作製した。
7、一対のライフ・セントリフニーガル・サイトロジー(Leif Centr
ifugal Cytology)バケット(米国特許第4 、250 、38
0号)を組立てて、溶解血液試料を150Orpmで5分間旋転させた。表面に
浮かんだ流体を除去し試料を標識用希釈剤で3回洗浄した。
8、 表面に浮かんだ流体を除去して、スライド上の標識用希釈剤中の細胞をカ
バーグラスで蔽った。これでスライドは、I)APIに対する水銀アーク紫外線
励起およびFITCに対する可視光励起を以って顕微鏡試験を行なう用意ができ
た。
前述の実施例から判るように、相対的容積は血液試料については50から100
μβまで、溶解試薬は100から1000μlまで、固定試薬は500から10
00μlまで変えることができる。溶解試薬濃度の0.24から4 g/Lおよ
び固定試薬濃度のQ、66 g/l−から40 g/Lば、それらの容量に対し
逆の関係となり、すべての先に加えた試薬の容積が増加するにつれて増大させな
ければならない。また、サポニンの量、0.24から4.0gルは、温度24℃
から60℃までと、溶解期間38秒から5分までとの両方と逆関係にある。また
、固定液の量は、試料が形態分析のために長期間貯蔵されるか直ちに使用ささる
かに関係する。長期間貯蔵のためには、最大限の固定が必須であるが、殆ど即刻
の使用に対しては、往々にして最小限の固定が好ましい。
蔓に述べた解説的態様は、本発明の原則についての実施例を構成するものである
が、当該技術に通常の熟練度を有する者であれば、本発明の範囲を逸脱すること
なく、数多くの変更を生み出し得るであろうことが明らかである。
第1B図
録色質光戊文士数
特大昭61〜502280 (8)
1′″″″6″″□2PCτノUS85100954
Claims (16)
- 1.細胞表面の抗原決定基およびその標識抗体との反応性の利用に基いて、全血 中の白血球のクラスを、また好ましくは選択されたサブクラスをも同定する方法 において、サポニンを含有する溶解試薬を以って所定時間,特定温度条件下に赤 血球を溶解し;続いて架橋結合固定試薬を以って所定時間,特定温度条件下に白 血球を処理し;それによって白血球の物理的性質を、また好ましくは形態的性質 をも維持せしめて白血球同定を可能となすことを特徴とする改良方法。
- 2.前記標識抗体のそれぞれが蛍光色素と結合した抗体である請求の範囲第1項 記載の改良方法。
- 3.物理的測定の組合せを使用して白血球のクラスを単離し且つ各クラスの蛍光 分布を測定する請求の範囲第2項記載の改良方法。
- 4.前記物理的測定の少なくとも1つが、光散乱、電子的インピーダンス、前方 角光散乱と直角光散乱との組合せまたは電子的インピーダンスと直角光散乱との 組合せである請求の範囲第3項記載の改良方法。
- 5.白血球を形態によりクラス別けし、且つ蛍光強度によりサプクラス別けする 請求の範囲第3項記載の改良方法。
- 6.前記固定試薬がグルタルアルデヒドを含有する請求の範囲第1項乃至第5項 の何れか1つに記載の改良方法。
- 7.前記固定試薬が活性成分として非蛍光性ジアルデヒドを含有する請求の範囲 第1項乃至第5項の何れか1つに記載の改良方法。
- 8.前記溶解試薬がサポニンを約0.24g/L乃至約4g/Lの濃度で含有し ;または溶解される試料中においては約0.2g/L乃至約1.14g/L含有 する請求の範囲第1項乃至第7項の何れか1つに記載の改良方法。
- 9.前記溶解温度が約24℃乃至42℃である請求の範囲第1項乃至第8項の何 れか1つに記載の改良方法。
- 10.前記溶解時間が8秒乃至約5分である請求の範囲第1項乃至第9項の何れ か1つに記載の改良方法。
- 11.赤血球を溶解するに充分であるが白血球を実質的に無傷で残す量のサポニ ンを含有する溶解試薬と;白血球の物理的性質を、また好ましくは形態的性質を も維持せしめて白血球同定を可能となすような量の架橋結合剤を含有する固定試 薬とよりなることを特徴とする特異的抗体を以って標識された白血球のクラスを 、また好ましくはサブクラスをも同定するために全血試料に使用する試薬系。
- 12.前記固定試薬がグルタルアルデヒドを含有する請求の範囲第11項記載の 試薬系。
- 13.前記固定試薬が活性成分として非蛍光性ジアルデヒドを含有する請求の範 囲第11項記載の試薬系。
- 14.白血球を染色する少なくとも1種の染料を含む請求の範囲第11項乃至第 13項の何れか1つに記載の試薬系。
- 15.前記溶解試薬がサポニンを約0.24g/L乃至約4g/Lの濃度で;ま たは溶解される試料中においては約0.2g/L乃至約1.14g/L含有する 請求の範囲第11項乃至第14項の何れか1つに記載の試薬系。
- 16.抗体が白血球を標識するために蛍光色素に結合するものである請求の範囲 第11項項乃至第15項の何れか1つに記載の試薬系。
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