JPS6150088B2 - - Google Patents

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JPS6150088B2
JPS6150088B2 JP53117107A JP11710778A JPS6150088B2 JP S6150088 B2 JPS6150088 B2 JP S6150088B2 JP 53117107 A JP53117107 A JP 53117107A JP 11710778 A JP11710778 A JP 11710778A JP S6150088 B2 JPS6150088 B2 JP S6150088B2
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JP
Japan
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ethylene
copolymer
weight
propylene
producing
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JP53117107A
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Takeshi Suzuki
Hiromasa Chiba
Ryoichi Yasunaga
Hironaka Sekine
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JNC Corp
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Chisso Corp
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Publication date
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Priority to BE0/197272A priority patent/BE878940A/fr
Priority to GB7933082A priority patent/GB2032445B/en
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Publication of JPS6150088B2 publication Critical patent/JPS6150088B2/ja
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F297/00Macromolecular compounds obtained by successively polymerising different monomer systems using a catalyst of the ionic or coordination type without deactivating the intermediate polymer
    • C08F297/06Macromolecular compounds obtained by successively polymerising different monomer systems using a catalyst of the ionic or coordination type without deactivating the intermediate polymer using a catalyst of the coordination type
    • C08F297/08Macromolecular compounds obtained by successively polymerising different monomer systems using a catalyst of the ionic or coordination type without deactivating the intermediate polymer using a catalyst of the coordination type polymerising mono-olefins
    • C08F297/083Macromolecular compounds obtained by successively polymerising different monomer systems using a catalyst of the ionic or coordination type without deactivating the intermediate polymer using a catalyst of the coordination type polymerising mono-olefins the monomers being ethylene or propylene
    • C08F297/086Macromolecular compounds obtained by successively polymerising different monomer systems using a catalyst of the ionic or coordination type without deactivating the intermediate polymer using a catalyst of the coordination type polymerising mono-olefins the monomers being ethylene or propylene the block polymer contains at least three blocks

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Inorganic Chemistry (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Graft Or Block Polymers (AREA)
  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
  • Transition And Organic Metals Composition Catalysts For Addition Polymerization (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明はエチレンを共重合させて変成したポリ
プロピレン共重合体の製造方法に関するもので、
より詳しくは低温衝撃強度が10℃〜0℃以下にお
いても大きく、脆化温度が低く、成形品の表面の
微小凹凸のもたらす光沢の低下が小さく、溶融ポ
リマーの成形時における流動に係わる諸持性が改
善され、剛性が大きく品質的にバランスの改善さ
れた変性ポリプロピレンの製造方法に関するもの
である。 立体特異性触媒を用いてプロピレンから重合体
が製造されることが一般に工業的な規模で実施さ
れるようになりポリプロピレンは般用樹脂として
の多種の用途に使用されるようになつた。そして
各利用分野においてその特性によりポリエチレン
と利用分野を共有し、一方ではポリエチレンの特
性と異なる点を以てその利用分野を異にしてい
る。 α−オレフインの重合体としてプロピレンから
得られる高結晶性の重合体は比較的高い融点、硬
度と手張り強度を示すが高砕け点と低い衝撃強さ
を有する。またエチレンから得られる重合体は低
砕け点を要求される分野に用いられ得るが撓み性
と沸騰水に対し得る抵抗性においてポリプロピレ
ンよりも不利な点を有する。 結晶性ポリプロピレンの衝撃値や低温脆弱性を
改良する方法として例えばEPRに代表されるが
如きエラストマーを用いる場合にはウエルド強度
および光沢、剛性が低下する欠点がある。 結晶性ポリプロピレンの低温脆化性を補う目的
をもつて他のオレフイン例えばエチレンとランダ
ム共重合およびまたはブロツク共重合させる方法
も公知であり、プロピレンとエチレンのランダム
共重合体について述べると低温脆化性の改良は不
充分である上に、例えば引張強度の急激な低下が
観察される。プロピレンとエチレンのブロツク共
重合体について述べると低温時の衝撃性を増すた
めにプロピレンに対しエチレンの含量を増した共
重合体においてはポリプロピレンに比して剛性と
透明が低下し非晶性重合体の影響によりプロセス
の運転性は大幅に悪化する。そして共重合体の低
温衝撃強度を向上させるためにエチレン−プロピ
レンランダム共重合体部分の分子量を増加させる
と得られたポリマーから作つた成形品の外観の光
沢がポリプロピレンの単独重合体にくらべて大幅
に低下することが観察される。 以上のような観点からエチレンを含量するプロ
ピレン系ポリマーの品質を改善するためにブロツ
ク共重合を3段階で実施することが試みられた。
これらを例示すると重合溶剤に可溶な非晶状共重
合体の大量の副生とブロツク共重合の結晶性の著
しい低下を防ぐために特公昭4−20621では3段
階のブロツク共重合時に各段階で製造するコポリ
マーブロツクセグメント中のエチレン含有量を第
1段階より第2段階を、第2段階より第3段階を
順次高くしかつ各ブロツクセグメントの構成比率
を第1段階において最も大きくし第2段階と第3
段階の順に順次小さくさせて高い収率で優れた冷
温時の耐衝撃性をもつプロピレン/エチレンブロ
ツク共重合体を得ている。また衝撃や折り曲げに
よる白化度の少ない耐衝撃性を持つブロツク共重
合体を得る方法として特公昭49−24593ではプロ
ピレンホモポリマーを生成させた後に2段階のブ
ロツク共重合体段階を設け後工程エチレン/プロ
ピレンの反応比を大としかつエチレンの反応量を
大きくする方法が示されている。また回分式で得
られる品質のポリマーを再現性良く連続方式で得
る方法として特開昭52−8094では第2段階では水
素の実質的不存在下として後段に移行するにつれ
てエチレンのプロピレンに対する反応比を大きく
して耐衝撃性で高剛性のブロツク共重合体を得る
方法が示されている。 本発明者はここで新規な3段階からなるブロツ
ク共重合の方法を提案する。本発明は結晶性ポリ
プロピレンの特徴である剛性、光沢等を損なわ
ず、結晶性ポリプロピレンの欠点である低温衝撃
強度と高い脆化温度を大幅に改善すると共にさら
に成型性の向上と成型品の寸法安定性の向上を図
るために溶融流れ特性を改良する目的を以てなさ
れ、本発明によりバランスの改善された物性を有
するポリプロピレン共重合体を収率良く製造する
方法に到達したものである。 本発明はエチレン−プロピレンランダム共重合
を3段階で実施するものでその要旨は有機アルミ
ニウム化合物成分と遷移金属ハロゲン化合物成分
を含有する立体規則性触媒を用いてプロピレン−
エチレンを共重合させてエチレンの含量が5ない
し20重量%である変成ポリプロピレンを製造する
方法において、該変成ポリプロピレンの75ないし
90重量%の量のプロピレン系ポリマーのエチレン
含量を2重量%より少なくなるようにして重合を
行なう段階に引き続いて極限粘度が12〔dl/g〕
以上でありエチレン含量が50ないし95重量%であ
るエチレン−プロピレンランダム共重合体(A)を製
造する段階と極限粘度がエチレン−プロピレンラ
ンダム共重合体(A)と異なりかつ9.5〔dl/g〕以下
でありエチレン含量が40ないし90重量%であるエ
チレン−プロピレンランダム共重合体(B)を製造す
る段階とからなり、エチレン−プロピレンランダ
ム共重合体(A)および(B)は2つの異なる経時的段階
に設定された製造段階にあり、エチレン−プロピ
レンランダム共重合体(A)および(B)の総量に対する
エチレン−プロピレンランダム共重合体(A)の占め
る割合を4ないし30重量%に調節することを特徴
とする共重合体の製造方法である。 本発明はプロピレンの実質的な単独重合に引き
続く2段階のランダム共重合時にランダム共重合
体の極限粘度を制御することにより、ランダム共
重合体中のエチレン含有量やランダム共重合体の
生成比率を変化させる方法よりも好ましい物性の
共重合体が得られる事実を見出したことを公知技
術の内容と違う方法でたらしめる一つの要素とす
るものである。 本発明の共重合体の製造方法について以下に詳
しく述べる。 本発明は3段階で共重合体を製造するもので、
第1段階においてはエチレン含量が2重量%以下
のプロピレン系重合体を製造し、続いて2段階に
わたりエチレン−プロピレンランダム共重合体を
製造する方法を示すものである。 本発明の第1段階ではプロピレンの単独重合体
またはエチレン含量が2重量%以下のプロピレン
−エチレン共重合体を製造する。第1段階で製造
される重合体の量的割合は本発明で最終的に得ら
れる重合体の量に対し75〜90重量%にすることが
重要である。第1段階の重合において製造される
重合体の分子量は例えば水素ガスを用いて任意に
調節でき、通常の場合はメルトフローレート
(MFRと略)で0.5〜100のものが得られるように
制御される。重合用の単量体としてエチレンをも
用いる場合にはエチレンの供給を連続して行つて
も断続して行つても同様の結果を得ることができ
る。第1段階で製造される重合体中のエチレン含
量が2重量%を越えると最終的に得られる重合体
の剛性が大きく低下する。 本発明の第2段階および第3段階では第1段階
に引き続く工程にてエチレン−プロピレンランダ
ム共重合体を製造する。 本発明においては第2段階および第3段階で製
造されるエチレン−プロピレンランダム共重合体
についてそのエチレン含量、最終的に得られるブ
ロツク共重合体中のエチレン含量、ランダム共重
合体中に占める2種のランダム共重合体の割合の
他に次式で計算される極限粘度の関係にあるよう
にして製造される。すなわち第1段階の重合の終
了時に得られる重合体の極限粘度の値を基準にし
て〔η〕、第2段階および第3段階の共重合の
終了時に得られる重合体とランダム共重合体によ
るブロツク共重合体の極限粘度をそれぞれ〔η〕
1+2、〔η〕1+2+3とし (W1+W2)〔η〕1+2=W1〔η〕+W2〔η〕 (W1+W2+W3)〔η〕1+2+3 =W1〔η〕+W2〔η〕+W3〔η〕 W1+W2+W3=1 の関係で示される〔η〕、〔η〕の値の範囲
を定めて共重合を行なうものである。ここで
W1、W2、W3はそれぞれ第1段階、第2段階、第
3段階で製造される重合触媒に不溶な重合体また
は共重合体が最終的に製造される重合溶媒に不溶
な共重合体に対して占める重量割合で、〔η〕
および〔η〕は第2段階および第3段階で製造
される共重合体について計算により得られる換算
値である。すなわち本発明で用いられる〔η〕
および〔η〕は通常分子量を知るために用いら
れる式〔η〕=KMa(Kとaは常数、Mは高分子
物質の分子量)と同じ意味に用いられるものでは
なく共重合時に指針として用いらるものである。 第2段階(または第3段階)で製造するランダ
ム共重合体の極限粘度(135℃のテトラリン溶液
で測定、単位は〔dl/g〕、以下〔η〕と略記)は
最終的に得られる重合溶媒に不溶解な(以下同)
重合体であり当段階では低温特性および加工時の
流れ特性の面で高分子量の共重合体を生成する必
要があり、一般に分子量の調節に用いる水素を重
合用の単量体に添加しないかまたは添加しても少
量にして所定の〔η〕を得るように重合工程を制
御すべきである。そして特に水素を用いずに共重
合体を製造すると最終的に得られる重合体の低温
衝撃強度の優れたものが得られる。当段階で得ら
れるエチレン−プロピレンランダム共重合体のエ
チレン含量は低温衝撃強度の点で50〜95重量%、
特に70〜90重量%にすることが好ましい。当段階
で得られる共重合体の量は次の共重合で得られる
重合体との総量の4〜30重量%、就中8〜25重量
%であることが好ましく、4重量%以下では最終
的に得られる重合体の低温衝撃強度の向上がさし
て得られず30重量%以上では成形品の光沢の改良
が充分になされない。 第3段階(または第2段階)で製造するエチレ
ン−プロピレンランダム共重合体の〔η〕を9.5
以下、好ましくは光沢の点で9.0以下になるよう
に共重合を制御する。〔η〕が9.5より高い場合に
は成形品の光沢の改良が不充分である。当段階で
得られる共重合体はエチレン含量が40〜90重量
%、就中50〜85重量%のものが好ましく、エチレ
ン含量が過少および過多の場合には最終的に得ら
れる重合体の低温時の衝撃強度の向上が充分でな
い。〔η〕と〔η〕の差を大きくして共重合
を行なうとスパイラルフローおよび光沢の点で有
利である。 本発明により最終的に得られる重合体全体にお
けるエチレン含量は5〜20重量%とし、就中8〜
15重量のものが好ましい。エチレン含量が5重量
%より少ない場合は低温時の衝撃強度の改良が不
充分であり20重量%を越えると剛性の低下を招
く。 本発明においてエチレン−プロピレンランダム
共重合時に第2段階と第3段階とを順序を換えて
実施することが可能である。しかしながら最終的
に得られる重合体の低温時の衝撃強度の改良の点
で第2段階を第3段階に先行せしめることが望ま
しい。 本発明で重合および共重合を通じて使用される
立体規則性触媒としては有機アルミニウム化合物
成分と遷移金属ハロゲン化合物成分を含有するも
のを使用する。いわゆるチーグラー触媒としてア
イソタクチツクポリプロピレンの製造に用いられ
るものである。例示するとアルキルアルミニウム
またはアルキルアルミニウムハライドを三塩化チ
タンと組合せたものを基本とする。三塩化チタン
としては四塩化チタンを金属チタンや水素で還元
したもの、金属アルミニウムで還元したものまた
はそれをさらに粉砕したもの、有機アルミニウム
化合物等の有機金属化合物で還元したものを用い
ることができる。 さらにかくして得られる三塩化チタンまたはそ
の組成物を電子供与性化合物例えばエーテル類、
ケトン類、エステル類、シリコン化合物、チツ素
化合物等の電子供与性化合物で処理したものを使
用に供することができる。又四塩化チタンとマグ
ネシウム鎖化合物と反応生成物を使用することが
できる。有機アルミニウム化合物としては一般式
AlRnX3-oで表わされる化合物でRは炭素数1な
いし8のアルキル基、Xはハロゲン、nは1ない
し3の整数を示し、かかる化合物としては例えば
ジメチルアルミニウムクロライド、ジエチルアル
ミニウムクロライド、ジエチルアルミニウムアイ
オダイド、エチルアルミニウムセスキクロライ
ド、トリエチルアルミニウム等の単独または混合
使用によるものをあげることができる。 本発明における重合は、例えばプロパン、ヘキ
サン、ヘプタン等の不活性溶媒を用いるスラリー
重合、プロピレンモノマー中で行なわれるバルク
重合、気相重合等のいずれの方式でも実施が可能
である。本発明の第2段階および第3段階におけ
るエチレン−プロピレンランダム共重合において
は不活性溶媒中または気相重合を適用すること
が、ランダム共重合体の組成の制御を行ない易い
こと等の面で好ましい。 本発明における重合ないし共重合の行われる温
度は常温ないし90℃の範囲が好ましく、重合ない
し共重合時の圧力は0〜40Kg/cm2・Gの通常に適用
されている範囲を適用できる。本発明の第2段階
および第3段階のエチレン−プロピレンランダム
共重合時の温度としては40〜65℃の範囲が好まし
く、65℃以上では重合溶媒に可溶な重合体を多く
生成する傾向を有し40℃以上に保つようにすると
重合熱の除熱にとつて熱伝導面での問題を生じま
た重合速度の低下を招く。 次に本発明を実施例による説明する。 実施例 1 内容積50の重合器の内部をN2で置換した後
に乾燥したn−ヘキサン20を入れ、ジエチルア
ルミニウムモノクロライド8gといわゆるA型の
三塩化チタン(四塩化チタンを金属アルミニウム
で還元したもの)を四塩化チタンとエーテルの反
応物に混合し粉砕して得られる三塩化チタン組成
物4gを加え水素を添加し70℃に保持した。次い
でプロピレンを重合器に供給し重合器内の圧力を
10Kg/cm2・Gで70℃に保つて重合を行い重合量が5
Kgになつたところでプロピレンの供給を停止し、
未反応のプロピレンをパージし60℃で0.1Kg/cm2
Gに重合器内を保つた。次いで第2段階として水
素を添加せずまたは少量の水素を重合器へ供給し
続いてエチレンとプロピレンの混合ガスを重合器
へ供給して共重合を行なつた後に未反応の単量体
をパージした。次いで第3段階として重合器内を
60℃で0Kg/cm2・Gに保ち水素を供給した後にエチ
レンとプロピレンの混合ガスを供給し重合器内の
圧力を2Kg/cm2・Gに保ち共重合を行なつた後に未
反応の単量体をパージした。次にイソブチルアル
コール1を加え75℃にて30分間撹拌した後に20
%NaOH水溶液を50ml加え20分間撹拌した。次に
水5を加えて水洗と分離を2回行つて得たスラ
リーを過し乾燥して白色の共重合体の粉末を得
た。重合体の分析および測定結果を表1に示す。 比較例 1 第1段階の重合は実施例1と同様に行つて第2
段階の共重合をより長時間続行し第3段階の共重
合を行なわない例を表1に示す。 比較例 2 実施例1に準じた条件で共重合体を得た。ただ
し第2段階の共重合で得られる共重合体の〔η〕
を本発明の特許請求の範囲よりも低い値にした。
結果を表1に示す。
【表】
【表】
【表】 表1に示された結果により、実施例1にくらべ
て2段階重合による比較例1−1′および1−2′で
は光沢、−20℃でのII値、スパイルフロー値が劣
ることを示している。2段階重合を行ない〔η〕
を低くした比較例1−3′では可溶性ポリマーの
生成割合が多く曲げ弾性率、引張強度が小さく、
全ポリマー中のエチレン含量が多いわりに−20℃
でのII値、脆化温度、スパイルフロー値が劣るこ
とを示している。実施例1−3は〔η〕をやや
高くすることにより−20℃でのII値、脆化温度、
スパイルフロー値がやや劣ることを示している。
比較例2は第2段階でのエチレン/全モノマー重
量比を実施例1と同じにし〔η〕を低くした結
果、−20でのII値、脆化温度、スパイルフロー値
が劣ることを示している。 実施例2および比較例3 実施例1に準じた条件で共重合体を得た。たで
し第2段階および第3段階で製造される共重合体
の重量比を実施例1と変えたものとした。結果を
表2に示す。 実施例3および比較例4 実施例1に準じた条件で共重合体を得た。ただ
し第2段階で製造される共重合体のエチレン含量
を変えたものとした。結果を表2に示す。 比較例 5 実施例1に準じた条件で共重合体を得た。ただ
し第3段階で製造される共重合体の極限粘度の換
算値〔η〕を変えたものとした。結果を表2に
示す。
【表】
【表】 表2に示された結果により、実施例2にくらべ
比較例3−1′はII(23℃および−20℃)の値およ
び脆化温度において劣り、比較例3−2′は光沢が
劣ることが認められる。実施例3にくらべ比較例
4はIIの値(−20℃)および脆化温度において劣
ることが示されている。実施例1にくらべ比較例
5はII(−20℃)の値、脆化温度、光沢において
劣る結果が認められる。 実施例4および比較例6 実施例1に準じた条件で共重合体を得た。ただ
し第3段階で製造される共重合体のエチレン含量
を変えたものとした。結果を表3に示す。 実施例5および比較例7 実施例1に準じた条件で共重合体を得た。ただ
し最終的に得られ重合溶媒に不溶な共重合体全体
のエチレン含量を変えたものとした。結果を表3
に示す。 実施例6および比較例8 実施例1に準じた条件で共重合体を得た。ただ
し第2段階で得られる共重合体の極限粘度の換算
値〔η〕を低く、第3段階で得られる共重合体
の極限粘度の換算値〔η〕を実施例6について
は高くなるようにした。結果を表3に示す。
【表】
【表】 表3に示された結果により、実施例4にくらべ
比較例6はIIの値(23℃および−20℃)および脆
化温度において劣ることが認められる。 実施例5にくらべ比較例7−1′はIIの値(23
℃)および脆化温度において劣り、比較例7−
2′は光沢および曲げ弾性率において劣ることが認
められる。実施例6および比較例8においては脆
化温度が高い結果が認められる。 実施例7および比較例9(ηの低いもの) 第1段階のプロピレン系の重合を実施例1に準
じて行ない、第2段階のエチレン−プロピレン共
重合において水素を添加する直前にトリエチルア
ルミニウムを添加し、その後は実施例1に準じて
共重合を行なつた。結果を表4に示す。トリエチ
ルアルミニウムを途中で1.9g添加した場合に第
2段階および第3段階の共重合時に重合媒体の活
性が向上し、生成したポリマーの諸物性値および
可溶性ポリマーの生成量においてはトリエチルア
ルミニウムを途中で添加しない場合とほぼ同様で
あることが観察された。 実施例8および比較例10(ηの低いもの) 実施例1における重合触媒としての三塩化チタ
ン組成物に代えて、四塩化チタンをジエチルアル
ミニウムクロライドで環元して得られた固体成分
をジイソアミルエーテルのヘキサン溶液により処
理し、次いで四塩化チタンと共に加熱して反応さ
せた後に分離し乾燥して得られた三塩化チタン組
成物を2.5g使用する以外は実施例1に準じて共
重合を行なつた結果を表4に示す。
【表】
【表】

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 有機アルミニウム化合物成分と遷移金属ハロ
    ゲン化合物成分を含有する立体規則性触媒を用い
    てプロピレンとエチレンを共重合させてエチレン
    の含量が5ないし20重量%である変成ポリプロピ
    レンを製造する方法において、該変成ポリプロピ
    レンの75ないし90重量%の量のプロピレン系ポリ
    マーのエチレン含量を2重量%より少なくなるよ
    うにして重合を行なう段階に引き続いて極限粘度
    が12〔dl/g〕以上でありエチレン含量が50ない
    し95重量%であるエチレン−プロピレンランダム
    共重合体(A)を製造する段階と極限粘度がエチレン
    −プロピレンランダム共重合体(A)と異なりかつ
    9.5〔dl/g〕以下でありエチレン含量が40ないし
    90重量%であるエチレン−プロピレンランダム共
    重合体(B)を製造する段階とからなり、エチレン−
    プロピレンランダム共重合体(A)および(B)は2つの
    異なる経時的段階に設定された製造段階にあり、
    エチレン−プロピレンランダム共重合体(A)および
    (B)の総量に対するエチレン−プロピレン共重合体
    (A)の占める割合を4ないし30重量%に調節するこ
    とを特徴とする共重合体の製造方法。 2 極限粘度が9.0〔dl/g〕以下であるエチレン
    −プロピレンランダム共重合体(B)を製造する段階
    を有することを特徴とする特許請求の範囲第1項
    に記載の共重合体の製造方法。 3 エチレン含量が70ないし90重量%であるエチ
    レン−プロピレンランダム共重合体(A)を製造する
    段階を有することを特徴とする特許請求の範囲第
    1項に記載の共重合体の製造方法。 4 エチレン含量が50ないし85重量であるエチレ
    ン−プロピレンランダム共重合体(B)を製造する段
    階を有することを特徴とする特許請求の範囲第1
    項に記載の共重合体の製造方法。 5 プロピレン系ポリマーを製造する段階に引き
    続いてエチレン−プロピレンランダム共重合体(A)
    および(B)を2つの異なる経時的段階に設定された
    製造段階で製造してエチレンの含量が8ないし15
    重量%である変成ポリプロピレンを製造すること
    を特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の共重
    合体の製造方法。
JP11710778A 1978-09-22 1978-09-22 Preparation of copolymer Granted JPS5543152A (en)

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