JPS61500486A - 航空機座席の改良 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 Ｌ［紅剋 （産業上の利用分野） この発明は航空機座席の改良に関するものである・（発明の背景） 単一スパー　（ｓｉｎｇｌｅ　５ｐａｒ　）航空機シートフレームは英国特許第 Ａ−２０２２４０３号明細書に説明され、また脚部サブフレームの頂点に装着さ れかつアームレストフレームに順次続く横方向に延びる単一スパーが採用されて いる。ウェビングのシートパッドは、アームレストフレーム間においてコイルバ ネとワイヤハンガーによりｐ史的に懸吊されている。しかし、横スパーがアーム レストフレームの下方に位置する限りは、該スパーは乗客のすぐ後の自由空間を 妨げる。

そして下向きに過剰な荷重がかかる出来本では、乗客の脚は横方向に延びるスパ ーと接触しこれによって骨折することがあった。更に、シートフレームは金属製 であり、例えば同一出願人の特許明細書第ＷＯ−８２１０３３８８号において記 載されている。炭素繊維強化プラスチツク材料やアラミド（ａｒａｍｉｄ）材料 よりも重い。

（発明の要約） 本発明の目的は、下向きに過剰な荷重がかかるときにも安全でかつ乗客のすねに 衝撃を午える前方荷重の危険から乗客を守り、かつ高密度（２６〜２フインチ又 は８６〜６９ａｎ）のシート設備を使用可能とする。炭素繊維及びアラミド材料 を用いた軽量航空機座席を提供する本発明は航空機用のシートフレームとクッシ ョンサポートの組合せからなり、これは上面が平坦な横方向へ延びかつ６部が伸 縮材料と外皮が炭素繊維強化プラスチックから形成した断面非円形の単一スパー と、該スパーに、繊維強化プラスチツク材料製の間隔をおいて装着される複数の シートサポートと、該シートサポート上にかつシートサポートとスパー間に設け られ該シートサポートにより決められる形状のシートパッド、ンサポート隔壁と 、頂面に前記スパーが位置しかつ強固に固定される凹部を形成した、ｌ又はそれ 以上の逆Ｕ字状脚と、から構成される。

また、本発明の航空機用のシートフレームとクッションサポートの組合せは、次 の要件から構成される。即ち、平坦な上面を呈するスパーとその後方に間隔をお いて固定されるＪ形状シートサポートとを有する炭素繊維の一体成形構造体と、 前記スパーと同一の頂面をなす如くシートサポート間に設けかつスパーから片持 状に乗客の通常の重さに対応して弾力的に変形しかつ過剰な下方荷重に対して　 。

はエネルギを吸収して非弾性的な変形となる隔壁（ｄｉａｐｈｒａ腸）と、前記 スパーと同一面をなすと共に先端に下方に曲線的に向くノーズ部をもちかつスパ ーの前方・上方に片持状に延びる曲線状のプロフィルをもつフロント部とから構 成される。該フロント部もまた。

過剰な下方荷重に対してエネルギを吸収して進行性の非弾性的な変形となる。

なお、「炭素繊維強化プラスチック」という言葉は、付加的にグラス或いはケブ ラー（ポリイミド）繊維で強化したプラスチック材料や、炭素Ｈｈ維主体のもの を包含するものである。

（図面の簡単な説明） 本発明の一実施例を添付の図面によって以下に説明する。

第１図は航空機の２名月シートを示す斜視図；第２図は主荷重受は構造を説明す るためフロント部及び隔壁を取り除いて示すシートの斜視図； 第３図は本発明に係る集合シートの側面図；第４図は隔壁及びノーズ部を示す断 面図。

（好ましい実施例の詳細な説明） 以下本発明の実施例を図面に基づいて説明する。

第１図及び第２図に示すように、シートフレームは断面矩形の部材から形成され る横方向に延びるスパー２０から構成され、該スパー２０は偏平な上面をもちか つ心部材（コア）としてアクリル又はポリイミド構造用フオーム（ｓｔｒｕｃｔ ｕｒａｌ　ｆｏａｍ　）　（或いはアルミニウム又はノメックス（Ｎｏ＋ｗｅｘ ）ハニカム）を充填した炭素＃ａｍ強化プラスチック（ｃａｒｂｏｎ　ｆｉｂｒ ｅ　ｒｅｉｎｆｏｒｃｅｄ　ｐｌａｓｔｉｃ　）製の中空外皮を有している。ス パー２０はその長手方向に一定の断面であり１脚アセンブリ２２によって保持さ れており、該アセンブリは通常固定トラック２１を設けた航空機の床に装着され ている。多人数型の座席では、スパー２０の後方に延びかつ横方向に間隔をおい た複数のシートサポート２６が設けられる。該シートサポート２６はほぼＪ断面 でしかも構造用フオーム又はハニカムコアを充填した中空の炭素繊維強化プラス チツク製外皮から構成される。上方にカーブする前記サポート２６の後部には、 シートベルト係止点２７と背もたれ固定点２８を設けてあり、また上方に向う短 尺の突出ポスト２９の端部にはアームレスト固定点３０が設けられている。各固 定点はサポート２６の対向する側面間のメタルスリーブによって区画される。

前記シートサポート２６間のシート幅方向スパンには、ポリイミド又はアクリル 構造用フオーム製パネル３２をもって強化されかつ上面及び下面共に炭素繊維材 料で被覆した隔壁３１を配置する。該隔壁３１は前記シートパッド）２Ｂの断面 にしたがった形をしており、はぼ剛性のある自立構造とすることができる。しか し、シート隔壁の硬さで、硬くしたり軟らかくしたりして変化させることが可能 である。

このようにシート隔壁は、パネル３２の上下面に被覆した多数のラミネート部３ １ａ、３１ｂ　（第４図）にて形成でき、これによりパネルは多層板バネの如く 揺動動作する。このコアと板バネの結合構造の隔壁３１によっである程度の可撓 性が得られるので、座席は異常荷重の下でもエネルシ減衰特性を発揮して好適な 状態をもって乗客の動きに対応することができる。座席のフロント部又はノーズ 部２４はスパー２０から前方及び上方に延び、その先端は下向き曲面のフロント エツジ２５となっている。このシートフロント部２４も構造用フオームのコア材 と上下面の合成樹脂強化の炭素繊維の外皮で構成される。スパー２０に対し片持 ち状に接する個所となる。フロント部２４の最大厚み部分は、スパー２０の厚み の半分以下であって、前方に向う一定のテーパ断面を形成している。このように 一体的に成形されたシートパン構造によって可能となった上方に向うシートフロ ント部２４を設けることは、座席を強化することになり、しかも座席の背もたれ ４１がリクライニングされたとき、乗客が座席から滑り落ちない助けとなる。下 向きの重荷重の状態では、フロント部２４は上面外皮の屈曲及び下面外皮の圧縮 又はバックリングという形で変形し、これによりエネルギを減衰させるが、しか しフロント部２４の完全な圧壊があっても、主たる荷重受は構造体には影響しな い。

シートサポート２Ｂ、スパー２０．フロント部２４及び隔壁３１は、非硬化状態 の合成樹脂を予め含有せしめた材料と共に集合せしめられ。

この集合体（アセンブリ）を約１２０〜１８０℃にて自動的に粘着して硬化させ 単一構造体に一体化させる。シートフレーム部材２６にかかる荷重は、スパー２ ０を通して脚２２に伝達し、該脚は垂直ポルト５０によって締付られる（第３図 ）、第１図に示す配置は２個のシートフロアと側壁固定ユニット用のもので、第 ３図のものは単一側壁固定の窓側シート用のものであり、座席数の変化によりス パー２０を短かくしたり長くしたり、及びシートサポート２６や脚２２を付加す るか又は取り除いたりする。従って、広胴航空機用の３座席センターシートは、 ４（１のシートフレーム部材２６を有し、一対の間隔をおｌ、Ｘた脚２２によっ て床から支持される。フロント部２４．スノ（−２０，フレーム部材２Ｂ及び隔 １７３１によって画成されるシートアセンブリｔ＊、Ｓ除し易い連続した頂面を 有している。スノ＜−２０は、七〕くレートシートウェビングを使用するときよ りも高い位置にあり、この位１よ省スペースに有効である。更に、下方への過剰 な荷重状態で非構造的なノーズ部２４と隔壁３１の脱落時に、シートの乗客は角 形ス／（−２０に強く押し付けられるが、英国特許第Ａ−２０２２４０３号明細 書の曲線金属スパーと異なり、傷付くおそれがない。

脚２２は側方からみてほぼＵ形状であり、フロント脚１２と９７脚１４に続く水 平リム１０から形成される。該水平リムｌＯにｔ±前記シートスパー２０用の四 部１６をその頂面に有している０脚部は全長はぼ工断面で、樹脂で接着した溝型 の炭素繊維成形物にて覆った１％泡アλレミニウム（ｆｏａｍｅｄ　ａｌｕ＋＊ １ｎｉｕ璽）或いはアクリル又はボＩＪイミド構造フオームのノメックス／翫二 カムの６部から製作される。また、脚２２の下面及び前後面は、樹脂で接着した 炭素繊維の被覆用スト１リツプにて覆われている０脚２２の各部は集合されオー トクレーブ内で１１固のユニットとして硬化される０脚１２．１４の下端にはピ ンを取付Ｃすだ装着ブロック】８が設けられ、これを航空機フロアのトラック１ こ合せることにより脚アセンブリを所定位置に保持する。ス／＜−２０力（一定 のプロフィルでありシートの下方が平面でしかも障害物力く何もなｌ、Ｎため、 脚２２をスパー２０の任意の位置に取付けること力（できる、？ｊ、ｌよ、本発 明の利点である。

第３図において、気泡プラスチックを成形したシートクッション４０は、隔壁３ １の上にフィツトされる。背もたれ４１はスタブポスト２９間に軸着され、従来 手段によってアップライト或１／ｚｔ−＊傾斜姿勢に保持し得る。接待もたれ４ １はまた１箱型の合成の外皮と炭素繊維強化プラスチックの心材とから構成され 、隔壁４５が周囲に一体に設けられている。この場合バック隔壁４５は前記シー ト隔１３３１と重ねて集合シートとし、これによりシートの乗客は剛的な隔壁材 料によって後のシート列から遮断される。アームレスト４２は従来の方式で設け られている。

本発明のシートは軽量であるにもかかわらず、大変強固であり、しかも少ない部 品にて構成されている。スパー２０は前方にかつ上昇位置にあり、乗客には平担 な面で接するので、急な垂直荷重に対しても傷付ける危険を低減する。

なお、本発明は上述した実施例に限ることなく１本発明の範囲を逸脱しない限り 他の変更は勿論可能である。

ＡＮＮＥＸ　Ｔｏ　ＴＨｘ：　ＩＮＴＥＲＮＡＴＩＯＮＡＬ　５ＥＡＲＣＨＲＥ ＰＯＲＴ　ＯＮ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．横方向に延びる単一のスパーと、該スパーを航空機フロアから保持する側方 プロフィルがＵ形状の少なくとも１個の脚アセンブリと、前記スパーに間隔をお いて固着されかつバックシートを軸着するため後端が上方に向って曲がった複数 のＪ状シートサポートと、各シートサポート間に設けるシートクッションサポー ト手段とからなる航空世用シートフレームアセンブリにおいて、以下のことを特 徴とする： （ａ）前記シートサポート及びスパーは、荷重を受けたときバックリングを生じ ないように、炭素繊維強化プラスチックの外皮と伸縮材料の強固な心部とを一体 に成形して形成されたこと；（ｂ）前記スパーは、平坦な上面を有する如く深さ より広幅の矩形断面であること； （ｃ）前記脚アセンブリは、スパーが配置される箇所に角のある形を設けている こと； （ｄ）前記シートクッションサポート手段はスパーから保持された隔壁でありか つ前記シートサポートの頂面と連続した上面を有すること。 心部が硬い耐熱性気泡プラスチック材料である請求範囲第１項記載のアセンブリ 。 心部がアルミニウム或いはアラミドハニカムである請求範囲第１項記載のアセン ブリ。 隔壁はシートサポート及びスパーと一体に形成した硬質材料からなり、その後端 はＪ形状シートサポートに対応して上方に曲がっている請求範囲第１項記載のア センブリ。 バックシートも硬質材料の隔壁を有し、この隔壁はシートパン隔壁と重合して集 合シートを形成し、これにより該シートを後列シートと分離している請求範囲第 ４項記載のアセンブリ。 ６．一束の強化材料が隔壁の上方に曲がった後方端部内に一体に設けられる請求 範囲第５項記載のアセンブリ。 ７．シートクッションサポート手段は、スパーの前部上縁から前方・上方へ片持 ち状に張り出す曲率プロフィルをもちかつスパーと連続した上面をもつフロント 部からなる請求範囲第６項記載のアセンブリ。 ８．シートサポート，スパー及び隔壁は、未硬化の樹脂をしみこませた炭素繊維 材料で組み合せ、４００℃以下に加熱して樹脂を硬化させ、硬質の単一の構造物 としてなる請求範囲第７項記載のアセンブリ。 ９．前記脚は、炭素繊維強化プラスチック材料内で成形され、ウェブ部の心部が 炭素繊維強化プラスチックにて表面仕上げされた１断面をなす請求範囲第８項記 載のアセンブリ。 １０．心部が硬質の耐熱性プラスチック材料，アルミニウム或いはアラミドハニ カムからなる請求範囲第９項記載のアセンブリ。 １１．隔壁上に直接シートクッションを設けてなる請求範囲第１項記載のアセン ブリ。 １２．平坦な上面を有する非円形断面でかつ伸縮材料の心部と炭素繊維強化プラ スチックの外皮から形成された、横方向に延びる単一のスパーと、該スパーに間 隔をおいて固着された炭素繊維強化プラスチック材料の複数のシートサポートと 、該シートサポートとスパーの上及びこれらの間に設けかつシートサポートによ り画成されたプロフィルを有するシートクッションサポートと、側面プロフィル が逆Ｕ字状で夫々の頂部にスパーが配置し強固に固定されるための凹部を形成し た１又はそれ以上の脚とから構成したことを特徴とする航空機用シートフレーム 及びクッションサポートの組合せ。 １３．平坦な上面を呈するスパーとその後方に間隔をおいて固定されるＪ形状シ ートサポートとを有する炭素繊維の一体成形構造体と、前記スパーと同一の頂面 をなす如くシートサポート間に設けかつスパーから片持状に乗客の通常の重さに 対応して弾力的に変形しかつ過剰な下方荷重に対してはエネルギを吸収して非弾 性的な変形となる隔壁と、前記スパーと同一面をなすと共に先端に下方に曲線的 に向くノーズ部をもちかつスパーの前方・上方に片持状に延びる曲線状のプロフ ィルをもつと共に過剰な下方荷重に対してエネルギを吸収して進行性の非弾性的 な変形となるフロント部とからなることを特徴とする航空機用シートフレーム及 びクッションサポートの組合せ。