JPS6149712A - 圧延機におけるワ−クロ−ルの研削方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、圧延機におけるワークロールを研削するた
めの方法に関するものである。

従来技術 周知のように圧延は、ワークロールと被圧延材との間に
生じるｍＷ力によって被圧延材を上下各ワークロールの
間に引き込むことによって行なわれるから、例えば板圧
延を行なう場合には、ワークロールにおける坂道の部分
に摩耗と肌荒れとが生じる。そこでこめ種の摩耗や肌荒
れが製品に悪影響を及ぼさないようにするために、通常
、スケジュール圧延を行なうとともに、定期的なロール
組替えを行なっている。すなわち、例えば４段粗圧延改
のワークロールには、一般に、高硬度アダマイトロール
材が士に使用され、その他に高合金鋳鉄ロール材が一部
に使用されており、これらロール材の！！！類によって
も異なるが、ロールの摩耗進行は、φ０．０１〜０．０
４μ／トン程度であり、坂道の部分のロール摩耗がφ５
００μに達すると、被圧延材でのクラウンが増大するな
どの悪影響がでるので、ロールの組替えを余儀なくされ
ている。

ロールの組替えは、ワークロールをチョックと共に圧延
スタンドから取外し、新たなワークロールを圧延スタン
ドに組込むことによって行なうから、作業が大がかりで
あり、また圧延休止時間が長くなる。したがってロール
組替え回数を少なくできれば、すなわち１回のロール組
習えごとの圧延トン数を垣大できれば、生産性の向上に
大きく寄与することができる。本出願人等は、このよう
な目的のために第４図に示すロールグラインダを開発し
た。

ここで第４図に示すロールグラインダ１について説明す
ると、このロールグラインダ１は圧延スタンド（図示せ
ず）に組込むとともに、オンラインで駆動制御すること
により、ワークロール２を、　圧延スタンドに組込んだ
まま研削できるよう構成したものである。すなわち上下
一対の各ワークロール２に平行となるようガイドシャフ
ト３が配置され、各ガイドシャフト３にワークロール２
の軸方向へ往１ａするようロールグラインダ１が取付け
られている。ロールグラインダ１は、ワークロール２に
向けて油圧シリンダ４によって前進・後退するプラテン
ロッド５を有し、そのプラテンロッド５の先端部には、
バネ等の弾性部材６による押出し力を受けるプラテン７
が内蔵され、プラテン７によりその前面側を通過する研
削ベルト８、をワークロール２の外表面に押付けるよう
構成されている。ここで研削ベルト８は、所定の幅でか
つ長尺の帯状基材に砥粒を付着させたものであって、ロ
ールグラインダ１の本体部に設けた繰り出しり−ル９か
ら、前記プラテン７の前面側を通って巻取りリール１０
に巻付けられている。この研削へルト８の走行速度は、
ワークロール２の周速より大幅に遅い１〜３ｍ／＋ｌ＋
！１で、かつその方向はワー　　　　゛クロール２の回
転方向に対して反対方向に設定されている。また、前記
弾性部材６とプラテンロッド５との間にロードセル１１
が配置され、その出力信号に基づいて油圧シリンダ４を
制御してプラテンロッド５の前進量を調整することによ
り、研削ベルト８の押付力を制御するようになっている
。

また特には図示しないが、ロールグラインダ１をガイド
シャフト３に沿って走行させる駆動門構は、チェーンあ
るいは流体圧シリンダ等によって構成され、ロールグラ
インダ１の走行速度は１〜２Ｆ＋／ｌｌｌＩｎ程度に設
定されている。

上述したロールグラインダ１によるワークロール２の研
削は、プラテンロッド５およびプラテン７によりて研削
ベルト８をワークロール２に所定の押付力で押し付け、
その状態でワークロール２を回転させるとともに研削ベ
ルト８を走行させ、かつロールグラインダ１をワークロ
ール２の軸方向へ往ｖｘＤ（トラバース）させることに
より行なう。

発朗が解決しようとする問題点 しかるに前記ロールグラインダ１は新規に開発されたも
のであって、その使用方法が確立されているとは８い難
り、これに加えワークロールの摩耗は単純ではないから
、次のような問題が生じていた。すなわち板圧延を行な
うことに伴うワークロールの摩耗形状は、第５図（Ａ）
に示すように坂道の部分が窪んだ所謂リップ形状である
から、このように摩耗したワークロール表面を、前記ロ
ールグラインダ１を単純にトラバースさせて研削したの
では、第５図（Ｂ）に示すように全体が階段状に窪んだ
ロールプロフィルになってしまい、通板性や製品として
の板形状が悪化する問題が生じる。

ところでワークロールの研削は、基本的には、そのプロ
フィルを圧延開始当初の状態に復元するために行なうの
であるから、最大摩耗量およびその位置を検出・測定す
るとともに、他の部分におから各部分での必要研削量を
求めて研削を行なうける最大摩耗量との偏差を測定し、
これらの結果方法が考えられる。このような方法によれ
ば、原理的には圧延開始当初のロールプロフィルを復元
できるが、その実施のためには、ワークロールにおける
各部分での摩耗量の正確な測定および研削中での研削量
の正確な測定を必要とする。しかも研削量は、砥粒の粒
度、押付力、ワークロールと研削ベルトとの相対速度お
よび時間等の要因によって変化する。したがって上記の
方法を実施するためには、制御すべきデータが相当多く
なるから、正確な多［４類の測定器に加え、Ｂ度な制ｗ
Ｊ装置を必要とし、ざらには必ずしも良好とは言い得な
い圧延環境で精度を保つ装置が必要であり、結局上述し
た方法は未だ実施困難である。

問題点を解決するだめの手段 この発明は上記の事情にこみ、ロールプロフィルを圧延
開始当初のプロフィルに復元するために、圧延スタンド
に徂込んだ研削ベルト付ロールグラインダそワーク口−
ル口ａつでトラバースさせることによりワークロールを
研削するにあたり、ロールグラインダをワークロールの
軸長の１ま全体にわたって８肋きせる間における研削ベ
ルトのワークロールに対する押付力を、ワークロールの
うち坂道以外の部分で強くし、かつ坂道の部分で弱くす
る研削方法を提供するものである。

作　　　用 したがってこの発明の方法では、ロールカラーの部分の
研削量が多くなり、これに対して坂道の部分の研削量が
少なくなるから、ロールプロフィルを圧延開始当初にお
けるフラットなプロフィルに復元でき、しかもその場合
の１Ｉ１１制御対象は、研削ベルトの押付力のみである
から、容易に実施できる。

発明の詳細な説明 この発明の方法は、前述したように第４０に示す研削ベ
ルト付ロールグラインダ１をワークロール２の軸方向へ
往復動させて研削を（テなう方法であるが、研削を行な
うに先立って、先ず、研野ｊ対象であるワークロールの
プロフィルおよびそれに基づく研削部位ならびに研削量
を求める必要がある。

ワークロールにおける摩耗ａは、圧１Ａｔ　１ｋ　ＣＧ
よ（ま比例し、したがって被圧延材の鋼種や圧下条件等
に基づいて知り得る摩耗係数と圧延トン数との積を各被
圧延材ごとに求め、かつ積算することｔこより、摩耗部
を知ることができる。また摩耗部（之【、ｔ１所謂坂道
の部分であるから、板幅〜■ｌ・・・Ｗｉｌこよって翔
ることができる。したがって圧延ｒ；＠Ｉｔ、後にこれ
らのデータを逐一測定・記録しておくことにより、ロー
ル摩耗プロフィルをかなり＠　ＩＮＮ　１１度で推定で
きる。したがって推定したプロフィＪしｔよ、第５図（
Ａ）に示すリップ形状の現実の摩耗プロフィルとほぼ同
じになる。

このようなＯ−ルＩＩ；ｆ粍プロフィルを圧延開始前の
プロフィルに復元するためには、ロールカラ一部の研削
量を多くする必要がある。そのために本発明では、ロー
ルグラインダがワークロールの一端から他端にトラバー
スする間における研削ベル１−の押付力を、ロールカラ
一部で強クシ、かつ坂道の部分で弱くする。すなわち研
削ベルトのワークロールに対する押付力と、研削能率（
φμ／′鎖屯）とは、第３図に示すように比例するから
、押付力の強いロールカラ一部での研削量が多くなる。

なお、研削ベルト・の押付力を増大させれば、研ｒリベ
ルトに作用づ°る引張力も増大するから、押付力は研削
ベルトの引張強度によって、例えば６００にｇｆにシリ
限され、したがって最大押付力と必要ｖｒ削量とによっ
て、新妻研削時間が決まる。またワークロールの坂道の
部分は、ロールカラ一部の研削が進行するに伴って研削
すればよいから、研６；ｊ開始当初のロールカラ一部を
主に研削している間は、坂道の部分における研削ベルト
の押付力はホＩｆ　１　ｍよく、ロールカラ一部の研削
の進行に伴って坂道の部分での研削を次第に行なうよう
押付力を増す。その場合、ロール摩耗プロフィルを予め
推定してあり、また押付力に応じた１トラ／＜　−ス当
りの研ｆ？１ｆｆｌも予め実践データ等により知られて
いるから、研削ベルトの押付力およびその制御パターン
を容易に決定でき、例えば第１図（Ａ）に示すように押
付力を制御する。このようにして研削を行なうことによ
り、ロールプロフィルが第１図（Ｂ）に示す形状となり
、圧延開始当初のプロフィルを再現できる。

しかして上述した方法では、制御すべきパラメータが研
削ベルトの押付力のみであり、し力λもその制御パター
ンを容易に決定できるから、容易力１つ正確にロールプ
ロフィルを再現できる。なお、押付力の！ｌ　ｌは、ロ
ールグラインダに組込んであるＯ−ドセルの出力に基づ
いて行なえばよい。また上述の方法では、ロールグライ
ンダをワークロールの釉長の全体にわたってトラバース
させる力＼ら、ロールプロフィルの再現と同時に肌荒れ
そ是正できる。

なお、この発明の研削方法を実施するにあたっては、予
めロール摩耗プロフィルを求める必要があり、そのため
の方法は、前述した摩耗係数、圧延トン数および板幅に
基づいて推定する方法でもよく、あるいはワークロール
の表面を軸方向にトレースすることにより、凹凸を測定
してプロフィルを求めるなどのプロフィルメータによっ
て０−ル摩耗プロフィルを求める方法であってもよい。

発明の効果 以上の説明から明らかなようにこの発明の研削方法によ
れば、ワークロールを圧延スタンドに取付けたままその
プロフィルを、圧延開始前のプロフィルに復元でき、し
たがってロール組苔え頻度を従来に較べて大幅に低減で
きるから、圧延設備の生産性が向上し、またロールの原
単位を削減できることに加え、ロールショップにおける
工数を削減できる等の実用土偶れた効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１０（Ａ）はこの発明の方法における研削ベルトの押
付力の制御パターンをロール摩耗プロフィルと併せて示
す説明図、第１図ＣＢ）は研削して復元したロールプロ
フィルを示す図、第２図はこ−の発明の研削手順を示す
ブロック図、第３図は研削ベルトの押付力と研削、ｉｉ
ｃ率との関係を示す線図、第４図はロールグラインダを
示す略解図、第５図（Ａ）はロール摩耗プロフィルを示
す図、第５図（８）はロールグラインダを単純にトラバ
ースさせて研削した後のロールプロフィルを示す図であ
る。 １・・・ロールグラインダ、　２・・・ワークロール、
８・・・研削ベルト。 出５顆人　　川崎製鉄株式会社 石川島播ｒ８重工業株式会社 代理人　　弁理士　豊　１）武　久 （ばか１名） 第３図 Ｗ封力ＫＱｊ 第４図 第５図 （Ａ） （Ｂ）

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. ワークロールの周速以下の微速で走行する所定幅の研削
   ベルトを有しかつ圧延スタンドに組込まれたロールグラ
   インダを、その研削ベルトをワークロール表面に押し付
   けつつワークロールの軸方向へ往復動させてワークロー
   ルの研削を行なうにあたり、ロールグラインダをワーク
   ロールの軸長のほぼ全体にわたって移動させる間におけ
   る前記研削ベルトのワークロールに対する押付力を、ワ
   ークロールのうち坂道以外の部分で強くし、かつ坂道の
   部分で弱くすることを特徴とする圧延機におけるワーク
   ロールの研削方法。