JPH08132339A - オンライン圧延ロール研削方法及び装置 - Google Patents
オンライン圧延ロール研削方法及び装置Info
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- JPH08132339A JPH08132339A JP27154594A JP27154594A JPH08132339A JP H08132339 A JPH08132339 A JP H08132339A JP 27154594 A JP27154594 A JP 27154594A JP 27154594 A JP27154594 A JP 27154594A JP H08132339 A JPH08132339 A JP H08132339A
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Abstract
て、エッジビルドアップの原因となる局部摩耗段差を残
さず、良好な表面性状に研削できるようにする。 【構成】圧延機内において圧延ロール1aに対して平面
型またはカップ型の回転砥石20を有する研削ユニット
5を設け、圧延ロールをオンラインで研削する。このと
き、圧延ロールの研削範囲を圧延部の両端から所定長さ
だけ内側のロール軸方向位置、すなわち圧延材端部位置
を基準にしてその位置から20mm〜50mm内側の位
置を境界にしてロール軸方向外側の第1の範囲とロール
軸方向内側の第2の範囲とに分け、第1の範囲では目標
ロールプロフィールと実測ロールプロフィールとの差に
より圧延ロールと回転砥石の接触力を制御して研削し、
第2の範囲では圧延ロールと回転砥石の接触力が一定に
なるように制御して研削する。
Description
ンライン圧延ロール研削方法及び装置に係り、特に、圧
延ロールを圧延に最適な形状及び表面性状に研削するの
に適したオンライン圧延ロール研削方法及び装置に関す
る。
を圧延すると、圧延部分のみが摩耗し非圧延部分との段
差が生じてしまう。このため、幅広のスラブから幅狭の
スラブに順番を付けて圧延するなど圧延上の制約があっ
た。この問題を解決すべく多くのオンラインロール研削
方法及び装置が提案されている。
「オンラインロールグラインダー装置におけるロール研
削方法」には、ロールプロフィール演算装置を備え、オ
ンラインにて測定したロールプロフィールと目的とする
ロールプロフィールとの差を求め、この差からロール軸
方向のオシレート毎に砥石の押付位置を決定し、かつ研
削位置を変更するようにした研削方法が提案されている
(以下、第1の従来技術という)。
ロール研削法」には、圧延ロールの軸線に沿って配設さ
れた複数の研削体を用い、圧延材の通板部(圧延部)は
ロール表面の肌あれが除去できる程度に研削し、非通板
部との段差部は研削体の押付け力を通板部に比較し大き
くする研削方法が述べられている(以下、第2の従来技
術という)。
来技術には次のような問題がある。
ると、圧延部分のみが摩耗し非圧延部分との段差が生じ
てしまうが、このとき、同一幅のスラブ材を圧延すると
圧延材の板端部にあたる位置が圧延部の他の部分より更
に摩耗量が増え、局部摩耗段差を生じる。このため、そ
れが圧延材に転写し、圧延材端部が他の部分より板厚の
厚いエッジビルドアップが生じ、板厚が不均一になる。
耗したロールプロフィールをオンラインにて測定し、所
定のロールプロフィールとの差があれば、その差の大小
により圧延ロールへの研削体の押付け研削する位置と研
削しない位置を演算して決め、研削を行なう。この方法
によれば、エッジビルドアップの原因となる局部摩耗段
差は研削除去できるが、圧延材通板部のロール表面には
研削された部分と研削されない部分とができ、ロール表
面が不均一な粗さとなり良好な表面性状が得られない。
を除去する程度の研削力なので、圧延材の板端部位置に
できる圧延ロールの局部摩耗段差を除去することができ
ない。このため、圧延ロールに局部摩耗段差が残り、上
記のエッジブルドアップ自体を防止することができな
い。また、この従来技術では、圧延ロールの軸線に沿っ
て配設された複数の研削体を用いて研削するので、複数
の研削体の研削位置がロール表面上で重なり合う位置に
ラップマークが生じ、はやり良好なロール表面性状が得
られない。
に際して、ロール表面粗さが不均一になったり、ラップ
マーク等が発生して表面性状が悪化すると、それが圧延
材に転写し、圧延材の表面品質に影響を及ぼす。特に、
圧延された板材がそのまま製品となる連続熱間圧延機列
の最終スタンドや調質圧延機では、研削された後のロー
ル表面性状が圧延材表面に転写すると、圧延材表面に光
沢差が出たり、研削目や複数個の砥石のラップマークが
見えたりするため、圧延材の表面品質に影響を及ぼすよ
うな研削条件を避けて研削することが強く要望されてい
る。
粗さや研削ムラのない良好な表面性状に研削することの
できるオンライン圧延ロール研削方法及び装置をを提供
することである。
プの原因となる局部摩耗段差を残さず圧延ロールを研削
できるオンライン圧延ロール研削方法及び装置をを提供
することである。
の最終スタンドや調質圧延機で圧延ロールを研削して
も、良好な表面品質を持つ圧延材を圧延できるオンライ
ン圧延ロール研削方法及び装置をを提供することであ
る。
達成するために、本発明の研削方法は、圧延機内におい
て圧延ロールに対して平面型またはカップ型の回転砥石
を有する研削ユニットを設け、前記回転砥石を回転させ
ながら前記圧延ロールに押し付け、ロール軸方向に移動
することにより前記圧延ロールを研削するオンライン圧
延ロール研削方法において、前記圧延ロールの研削範囲
を圧延部の両端から所定長さだけ内側のロール軸方向位
置を境界にしてロール軸方向外側の第1の範囲とロール
軸方向内側の第2の範囲とに分け、前記第1の範囲では
目標ロールプロフィールと実測ロールプロフィールとの
差により圧延ロールと回転砥石の接触力を制御して研削
し、前記第2の範囲では圧延ロールと回転砥石の接触力
が一定になるように制御して研削するものである。
て、前記第1の範囲と第2の範囲とを分けるロール軸方
向位置は、圧延材端部位置を基準にしてその位置から2
0mm〜50mm内側にすることが好ましい。
定の接触力は、圧延材端部位置にできる局部摩耗段差を
除去できるような研削能力を得るように設定される。
めに、本発明の研削方法は、前記圧延ロールの研削範囲
を圧延部の両端から所定長さだけ内側のロール軸方向位
置を境にしてロール軸方向外側の第1の範囲とロール軸
方向内側の第2の範囲とに分け、前記第1及び第2の両
範囲で目標ロールプロフィールと実測ロールプロフィー
ルとの差により圧延ロールと回転砥石の接触力を制御し
て研削しかつ前記第1の範囲より前記第2の範囲の方が
同じロールプロフィール差に対する接触力の変化が小さ
くなるように接触力設定ゲインを変えるものである。
ために、本発明の研削方法は、前記研削ユニットの回転
砥石として立方晶窒化硼素砥粒またはダイアモンド砥粒
をレジンボンドで結合した砥粒層を有するものを使用
し、前記砥粒のサイズを170/200番及び200/
230番のいずれかにし、前記研削ユニットを連続熱間
圧延機列の最終スタンドまたは調質圧延機に設置し圧延
ロールを研削するものである。
ために、本発明の研削方法は、前記研削ユニットの回転
砥石として、前記砥石駆動装置により回転される円盤
と、この円盤の側面に取り付けられ、立方晶窒化硼素砥
粒またはダイアモンド砥粒をレジンボンドで結合した環
状の砥粒層とを有するものを使用し、前記環状の砥粒層
の径方向の幅を30mm〜50mmとし、前記研削ユニ
ットを連続熱間圧延機列の最終スタンドまたは調質圧延
機に設置し圧延ロールを研削するものである。
ために、本発明の研削方法は、前記研削ユニットを1本
の圧延ロールに対して1個設け、その研削ユニットを連
続熱間圧延機列の最終スタンドまたは調質圧延機に設置
し、1個の回転砥石で圧延ロール全長を研削するもので
ある。
めに、本発明の研削装置は、圧延機内において圧延ロー
ルに対して設けられた研削ユニットを有し、前記研削ユ
ニットが、前記圧延ロールを研削する平面型またはカッ
プ型の回転砥石と、前記回転砥石を回転させる砥石駆動
装置と、前記回転砥石を前記圧延ロールに押し付ける砥
石送り装置と、前記研削ユニットを摺動レールに沿って
ロール軸方向に移動させるトラバース装置とを備えるオ
ンライン圧延ロール研削装置において、前記圧延ロール
と回転砥石の接触力を測定する荷重検出手段と、前記圧
延ロールのプロフィールを測定して実測ロールプロフィ
ールを得るプロフィール測定手段と、前記圧延ロールの
研削範囲をロール軸方向外側の第1の範囲とロール軸方
向内側の第2の範囲とに分けるロール軸方向位置、前記
圧延ロールの目標ロールプロフィール及び前記第2の範
囲における圧延ロールと回転砥石の一定の接触力が予め
設定してあり、前記第1の範囲では前記目標ロールプロ
フィールと前記実測ロールプロフィールとの差により圧
延ロールと回転砥石の接触力を演算し、前記荷重検出手
段で測定された接触力がその演算した接触力となるよう
に前記砥石送り装置を制御し、前記第2の範囲では前記
荷重検出手段で測定された接触力が前記一定の接触力に
なるよう前記砥石送り装置を制御する制御手段とを備え
る構成としたものである。
て、前記第1の範囲と第2の範囲とを分けるロール軸方
向位置は、圧延材端部位置を基準にしてその位置から2
0mm〜50mm内側に設定することが好ましい。
の接触力は、圧延材端部位置にできる局部摩耗段差を除
去できるような研削能力を得るように設定される。
めに、本発明の研削装置は、前記圧延ロールと回転砥石
の接触力を測定する荷重検出手段と、前記圧延ロールの
プロフィールを測定して実測ロールプロフィールを得る
プロフィール測定手段と、前記圧延ロールの研削範囲を
ロール軸方向外側の第1の範囲とロール軸方向内側の第
2の範囲とに分けるロール軸方向位置及び前記圧延ロー
ルの目標ロールプロフィールが予め設定してあり、前記
第1及び第2の両範囲で前記目標ロールプロフィールと
前記実測ロールプロフィールとの差により圧延ロールと
回転砥石の接触力を演算しかつ前記第1の範囲より前記
第2の範囲の方が同じロールプロフィール差に対する接
触力の変化が小さくなるように接触力設定ゲインを変
え、前記荷重検出手段で測定された接触力がその演算し
た接触力となるように前記砥石送り装置を制御する制御
手段とを備える構成としたものである。
ために、本発明の研削装置は、前記回転砥石は立方晶窒
化硼素砥粒またはダイアモンド砥粒をレジンボンドで結
合した砥粒層を有し、前記砥粒のサイズを170/20
0番及び200/230番のいずれかにし、連続熱間圧
延機列の最終スタンドまたは調質圧延機に設置されるも
のである。
ために、本発明の研削装置は、前記回転砥石は、前記砥
石駆動装置により回転される円盤と、この円盤の側面に
取り付けられ、立方晶窒化硼素砥粒またはダイアモンド
砥粒をレジンボンドで結合した環状の砥粒層とを有し、
前記環状の砥粒層の径方向の幅を30mm〜50mmと
し、連続熱間圧延機列の最終スタンドまたは調質圧延機
に設置されるものである。
ために、本発明の研削装置は、連続熱間圧延機列の最終
スタンドまたは調質圧延機に設置され、前記研削ユニッ
トを1本の圧延ロールに対して1個設けたものである。
耗により段差ができる。また、同一幅の鋼板を連続圧延
すると、圧延部の圧延材端部にあたる部分が圧延部の他
の部分より多く摩耗し、圧延材端部から所定長さの範囲
に局部摩耗が生じる。この局部摩耗は圧延材の板端部が
早く冷却し他の部分より硬くなることや、板端部での荷
重集中により生じるものであり、局部摩耗が生じる所定
長さの範囲は板厚、板材質等により変化するが、一般的
に圧延材端部から20mmから50mm程度の範囲であ
る。圧延材端部部分を除いた圧延部は一般的にサーマル
クラウンを持ちながら均一に摩耗して行く。
あたる位置として圧延部の両端から所定長さだけ内側の
ロール軸方向位置を設定し、この位置を境界にして圧延
ロールの研削範囲をロール軸方向外側の第1の範囲とロ
ール軸方向内側の第2の範囲とに分ける。そして、圧延
ロールの非圧延部を含む第1の範囲ではロールプロフィ
ールをオンラインで測定し、目標ロールプロフィールと
実測ロールプロフィールとの差により圧延ロールと回転
砥石の接触力を制御して研削し、圧延により生じた摩耗
段差及び局部摩耗段差を除去する。サーマルクラウンを
持ちながら均一に摩耗した第2の範囲では、圧延ロール
と回転砥石の接触力が一定になるように制御して研削す
る。この一定の接触力とは、圧延材端部位置にできた局
部摩耗段差を除去できる研削能力となるようにする。第
2の範囲を一定の接触力で研削することにより、圧延部
は表面粗さにムラのない良好な表面性状に研削される。
なる局部摩耗段差を残さずかつサーマルクラウンの形を
変えることなく、圧延に最適なロールプロフィール及び
表面性状に圧延ロールが研削される。
調質圧延機では、オンライン圧延ロール研削装置により
研削された圧延ロールのロールプロフィールや表面性状
により、圧延材の板厚の均一性や圧延材表面の光沢及び
表面粗度が大きく影響を受ける。本発明のオンライン圧
延ロール研削装置を連続熱間圧延機列の最終スタンドや
調質圧延機に設け圧延ロールを研削することにより、均
一な板厚及び良好な表面品質を持つ圧延材を製造するこ
とができる。
として、第1及び第2の両範囲で目標ロールプロフィー
ルと実測ロールプロフィールとの差により圧延ロールと
回転砥石の接触力を制御して研削しかつ第1の範囲より
第2の範囲の方が同じロールプロフィール差に対する接
触力の変化が小さくなるように接触力設定ゲインを変え
て研削する。第1及び第2の両範囲で目標ロールプロフ
ィールと実測ロールプロフィールとの差により接触力を
制御して研削することにより、圧延ロールはエッジビル
ドアップの原因となる局部摩耗段差を残さず、目標プロ
フィールに研削される。また、圧延部を含む第2の範囲
で接触力を演算するゲインを小さくすることにより、測
定されたロールプロフィールに誤差が有った場合でも、
研削によるロールプロフィール誤差も小さくなるため、
圧延部でのロール表面性状の変化が少なくなり、良好な
表面製品質を持つ圧延材が製造される。
なる局部摩耗段差を残さず圧延に最適なロールプロフィ
ール及び表面性状に圧延ロールが研削される。また、連
続熱間圧延機列の最終スタンドや調質圧延機で圧延ロー
ルを研削しても、良好な表面品質を持つ圧延材を圧延で
きる。
ールの表面性状は研削する回転砥石に取り付けらた砥粒
のサイズによっても影響され、砥粒サイズが細かくなれ
ばそれに伴って圧延ロールの表面性状は良好となる。し
かし、あまり細かな砥粒サイズの砥石では砥石の寿命が
短すぎ、実際のオンライン圧延ロール研削装置には使用
できない。
化硼素砥粒またはダイアモンド砥粒をレジンボンドで結
合したもので作り、砥粒のサイズを170/200番及
び200/230番のいずれかにすることにより、長時
間、良好な表面性状に圧延ロールを研削することができ
るようになり、連続熱間圧延機列の最終スタンドや調質
圧延機のオンライン圧延ロール研削装置に取り付けられ
る回転砥石に必要な研削能力と砥石寿命を達成すること
ができる。
速度を速くしても、砥石の送りマークが圧延ロール表面
に残らないようにする必要がある。
て、立方晶窒化硼素砥粒またはダイアモンド砥粒をレジ
ンボンドで結合した環状の砥粒層を有するものを用い、
環状の砥粒層の径方向の幅を30mm〜50mmとする
ことにより、砥石移動速度を速くしながら送りマークを
残さず良好な表面性状に研削するとともに、砥石寿命の
確保でき、更に均一に目詰りを起こすことなく研削する
ことができる。これにより連続熱間圧延機列の最終スタ
ンドや調質圧延機のオンライン圧延ロール研削装置に取
り付けられる回転砥石に必要な研削能力と砥石寿命を達
成することができる。
圧延ロールに対して1個設け、1個の回転砥石で圧延ロ
ール全長を研削することにより、複数個の砥石で研削す
る場合のようなラップマークを生じることなく良好な表
面性状に圧延ロールを研削することができ、連続熱間圧
延機列の最終スタンドや調質圧延機で圧延ロールを研削
しても、良好な表面品質を持つ圧延材を圧延できる。
る。まず、本発明の第1の実施例を図1〜図10により
説明する。図1及び図2において、本実施例に関わる圧
延機は圧延材Sを延伸する一対の圧延ロール(上下作業
ロール)1a,1aと、圧延ロール1a,1aを支持す
る一対の圧延ロール(上下補強ロール)1b,1b(一
方のみ図示)とを有する4段圧延機である。圧延ロール
1a,1aは軸受箱3,3により保持され、これら軸受
箱3,3は操作側及び駆動側のスタンド4,4に組み込
まれている。圧延機入側には入側ガイド10が配置さ
れ、圧延材Sの圧延ロール1aへのガイドを行う。圧延
時発生する圧延ロール1a,1aの熱を冷却するクーラ
ントヘッダ15(一方のみ図示)が設けられ、圧延時発
生する圧延ロール1a,1aの熱を冷却する。
圧延ロール研削装置が設けられている。オンライン圧延
ロール研削装置は、1本の作業ロール1aに複数個、こ
の実施例では2個設置された研削ユニット5,5を有し
ている。
ように、作業ロール1aを研削する円盤状の回転砥石2
0、この回転砥石20を砥石回転軸21を介して回転さ
せる砥石駆動装置22、圧延ロール1aに回転砥石20
を押しつける砥石送り装置23、回転砥石20を圧延ロ
ール1aの軸方向に移動させるトラバース装置24を備
えている。
円盤52と、薄板円盤52の反ボス側の側面に固定され
た環状の砥粒層51とを有し、薄板円盤52はボス52
aの部分で砥石回転軸21に取付けられている。また、
薄板円盤52は圧延ロールからの振動を吸収するための
弾性体機能を有しており、圧延ロール1aと砥粒層51
間の接触力により撓み量が変わる構造となっている。
砥粒(一般的にはCBNと呼ばれている)又はダイアモ
ンド砥粒を、レジンボンドを結合材に用いて固めて作ら
れている。また、薄板円盤52の材質は砥粒層51の超
砥粒からの研削熱を容易に放熱する目的と可動部質量を
少なくする目的のため、アルミ材又はアルミ合金で作ら
れている。
転砥石20の片側一方のみを圧延ロール1に接触させる
ため、圧延ロール1aの軸心に直角な線に対して0.5
°〜1.0°程度の微小角傾いて設置されている。これ
により、砥粒層51と作業ロール1aとの接触線が砥石
中央から見て一方の側のみに形成され、薄板円盤52は
弾性体機能を有効に発揮することができる。
回転砥石20を所定の砥石周速になるよう回転駆動する
液圧モータ54(電気モータでもよい)と、液体モータ
54の出力軸54aの回転を砥石回転軸21に伝えるプ
ーリシャフト54b及びベルト55とを有し、出力軸5
4aとプーリシャフト54bとは平行スプライン54c
を介して連結されている。プーリシャフト54bはボデ
ー59に回転自在に支持されている。砥石回転軸21は
スライド型のラジアル軸受21a,21bを介してボデ
ー59内に回転自在にかつ軸方向に移動可能に支持され
ている。砥石回転軸21の反回転砥石側には回転砥石2
0と作業ロール1aの接触力を測定するロードセル53
が配置されている。
り、液圧モータ54はケース25に取り付けられてい
る。また、ボデー59は、図4に示すように、ケース2
5の底部にスライドベアリング25aを介して砥石回転
軸21の軸方向に移動可能に搭載されている。
ケース25に取り付けられた送りモータ57と、送りモ
ータ57の回転でボデー59を作業ロール1aの接離方
向に移動させ、回転砥石20、砥石回転軸21及びロー
ドセル53を一緒に前後送りするバックラッシュレスタ
イプの予圧式ボールねじ56と、送りモータ57の回転
角度を検出するエンコーダ57aとを有している。予圧
式ボールねじ56の代わりにバックラッシュレスタイプ
の歯車機構を用いてもよい。
に、ケース25に取り付けられたトラバースモータ58
と、トラバースモータ58の回転軸に装着され、ラック
14と噛み合うピニオン58aと、ケース25の上面に
取り付けられ、1対のガイドレール7a,7bと係合す
る2対のガイドローラ26(図2参照)と、トラバース
モータ58の回転数を検出するエンコーダ58bとを有
している。ガイドレール7a,7bは、図2に示すよう
に、圧延ロール1aの入側に圧延ロール1aの軸心に沿
って差し渡されたレールフレーム7に取り付けられてい
る。ラック14はガイドレール7aの反圧延ロール側の
側面に形成されている。このように研削ユニット5は、
ガイドローラ26及びガイドレール7a,7bを介して
レールフレーム7に支えられながら、トラバースモータ
58の回転とピニオン58aとラック14の噛合いによ
りスムーズにロール軸心方向に移動可能としてある。
の交換時に操作側の軸受箱3と干渉しないようにする必
要がある。このため、レールフレーム7の両端は、図2
に示すようにスタンド4に取付けられたガイド9に摺動
可能に支持され、研削ユニット5はレールフレーム7の
両端近傍にそれぞれ設けられた操作側及び駆動側のレー
ル移動装置30(図1参照)によりレールフレーム7と
一緒に圧延ロール1aの接離方向に移動できるようにな
っている。各レール移動装置30は先端がレールフレー
ム7にピン結合された油圧シリンダ11を備えている。
ラバース装置24のトラバースモータ58は図3に示す
ように制御装置13aにより制御される。砥石駆動装置
22の液圧モータ54は油圧回路13cから供給される
流体により駆動され、油圧回路13cも制御装置13a
により制御される。また、ロードセル53、砥石送り装
置23のエンコーダ57a及びトラバース装置24のエ
ンコーダ58bの検出信号は情報処理装置13bに送ら
れ処理され、その結果が制御装置13aに送られる。
砥石20を砥石駆動装置22で積極的に高速で駆動する
ことにより、研削能力と砥石寿命を高め長時間研削する
ことができる。また、本実施例では、特開平6−476
54号公報に記載のように回転砥石20は圧延ロールの
有する振動を容易に吸収し、ビビリを生じさせることな
く長時間正しく研削することができるため、研削能力と
砥石寿命を更に高めるのに有効である。
依るが10から150C/Sの振動数を有しながら振動
している。オンライン研削装置として従来オフライン研
削装置で一般的な円筒型砥石を有するロールグラインダ
ーを取り付けた場合、円筒型砥石と圧延ロールは砥石表
面の砥粒を介して接触し、ロール表面の金属と砥粒がぶ
つかりながら研削を行うようになる。
圧延ロールは研削され、次の瞬間砥石は圧延ロールから
離れ砥粒は空を切り回転する。このような不連続研削が
ビビリ現象の原因となり、凹凸のある圧延ロール表面及
び断面となってしまう。
ば、砥石と圧延ロールの接触力の変化は発生しない。し
かし、砥石と砥石フレーム全体を圧延ロールと同調する
よう振動させることは、圧延ロール振動が150c/s
と高周波のため追従が難しい。圧延ロールの振動を砥石
と砥石フレーム全体で逃そうとせず、砥石自体に弾性体
機能を持たせて振動を砥石の撓みで吸収すれば、可動部
の質量が小さくなるため圧延ロールの振動に速やかに追
従し、砥石と圧延ロール間の接触力の変動は小さくな
る。
薄板円盤52に弾性体機能を持たせることで砥石自体に
弾性体機能を持たせ、この回転砥石20を砥粒層51の
周速が外周で1000m/minから1600m/mi
nになるよう回転しながら、回転する圧延ロール1aに
押しつけ撓ませる。圧延ロール1aは上記のように前後
に振動している。この振動によって回転砥石20は押さ
れるが、そのとき薄板円盤52が撓み、圧延ロール1a
からの振動を瞬時に吸収する。これにより、砥粒層51
と圧延ロール1a間の接触力の変動は薄板円盤52の撓
みで生ずる弾性力の小さな範囲となり、ビビリ現象をな
くすことができる。
体機能を有効に発揮させるために、図3に示すように砥
粒層51と圧延ロール1aとの接触位置が砥石中央から
一方の側のみに形成されるように砥石回転軸21を傾け
ている。このようにすれば、圧延ロール1aへの押し付
け力で片持ち梁の形で薄板円盤52が撓み、圧延ロール
1aからの振動を容易に吸収することができる。
台金である薄板円板52に弾性体機能を持たせているの
で、圧延ロールからの振動で可動する質量は砥粒層51
と薄板円板52のみとなり、しかも砥粒層51に少ない
重量で長時間の研削が可能な研削比(工作物の減少体積
/砥石減少体積)の高い超砥粒(立方晶窒化硼素砥粒又
はダイアモンド砥粒)を用いているため、可動部の質量
が非常に小さくなり、回転砥石20の固有振動数が高く
なる。このため、振動する圧延ロールを共振によるビビ
リ現象を生じさせずに長時間正しく研削することができ
る。
用いて説明する。
ィールを示す。この図に示すように、圧延ロールは圧延
により圧延部(通板部)と非圧延部で摩耗により段差が
でき、同一幅の鋼板を連続圧延すると、圧延部の圧延材
端部にあたる部分が圧延部の他の部分より多く摩耗す
る。また、一般的に圧延部はサーマルクラウンを持ちな
がら均一に摩耗して行く。
ールプロフィールの他の例を示す。この例はオフライン
で計測したロールプロフィールであり、サーマルクラウ
ンは消失している。図中、破線が実測ロールプロフィー
ルであり、実線が理論上(計算上)のロールプロフィー
ルである。この図から分かるように、同一幅の圧延材
(鋼板)Sを20本以上圧延し続けると、圧延部と非圧
延部間に摩耗段差aが生じる。また、同一幅の鋼板を連
続圧延すると、圧延材端部Seにあたる部分が他の通板
部より多く摩耗し、圧延材Sの端部Seから所定長さc
の部分に段差bの局部摩耗が生じる。この局部摩耗は圧
延材の板端部が早く冷却し他の部分より硬くなること
や、板端部の荷重集中により生じるものであり、長さc
は板厚、板材質等により変化するが、本願発明者等の検
討によれば一般的に20mmから50mmの範囲にあ
る。その長さcの部分より内側はほぼ均一に摩耗する。
を模式化して図7に示す。図中、Aは圧延ロール1aの
端部位置を、Bは圧延材Sの板端部Seより局部摩耗の
長さcだけ内側の位置を、Cは圧延ロール1aのロール
軸方向中央位置を、Dは圧延材Sの板端部Seの位置を
それぞれ示す。
り生じた摩耗段差a及び局部摩耗段差bを除去するた
め、圧延材S板端部Seにあたる部分より外側のA−D
の範囲では目標ロールプロフィールと実測ロールプロフ
ィールとの差から必要研削量を求め、この必要研削量か
ら圧延ロール1aと回転砥石20の接触力を演算し、こ
れを設定接触力として研削する。局部摩耗の長さcの部
分、すなわちD−Bの範囲も摩耗による形状変化が大き
いので、同様に目標ロールプロフィールと実測ロールプ
ロフィールとの差により圧延ロール1aと回転砥石20
の接触力を制御して研削する。
B−Bの範囲ではサーマルクラウンのあるほぼ一定の曲
率を持ったロールプロフィールとなるので、圧延ロール
1aと回転砥石20の接触力を変えず一定の接触力で研
削する。
変化を図8に示す。圧延ロール1aの研削範囲を圧延部
の両端から局部摩耗長さcを含む所定長さだけ内側のロ
ール軸方向位置Bを境界にしてロール軸方向外側の第1
の範囲A−Bとロール軸方向内側の第2の範囲B−Bと
に分け、第1の範囲A−Bでは目標ロールプロフィール
と実測ロールプロフィールとの差により圧延ロール1a
と回転砥石20の接触力を制御して研削し、第2の範囲
B−Bでは圧延ロール1aと回転砥石20の接触力が一
定になるように制御して研削する。第2の範囲を一定の
接触力で研削することにより、圧延部は表面粗さにムラ
のない良好な表面性状に研削される。
である第2の範囲B−Bの研削能力は圧延材Sの端部S
eによる局部摩耗段差b(図6参照)を除去できること
が必要である。すなわち、一般的に圧延材Sの端部Se
でできる局部摩耗段差bは1コイル圧延すると0.3か
ら0.6μmm生じる。この段差を研削除去可能な研削
能力になるよう制御する。研削能力は圧延ロール1aと
回転砥石20の接触力(回転砥石20の押付け力)、回
転砥石20の圧延ロール1aの軸方向移動速度(トラバ
ース速度)、または回転砥石20の回転数から決まる。
したがって、第2の範囲B−Bでの一定の接触力は、圧
延材端部位置にできる局部摩耗段差bを除去できる研削
能力となるように設定される。
とにより、サーマルクラウンの形を変えることなく、摩
耗により生じたロールプロフィールの段差部を平坦にす
ることができる。
削方法を実施するものであり、その制御手順を図9にフ
ローチャートで示す。これら制御手順は情報処理装置1
3bにプログラムとして予め格納されている。
石20を作業ロール1aに押し付けながらロール軸方向
に移動させ、ロール全長のプロフィールを測定する(ス
テップ100)。このオンラインの研削装置を用いて行
なうロールプロフィール測定方法は特開平6−4765
4号公報に記載の方法を用いることができ、その一例に
ついて後述する。次に、目標ロールプロフィールと実測
ロールプロフィールとの差からA−B間の必要研削量を
求め、この必要研削量から圧延ロール1aと回転砥石2
0の接触力を演算し、これを設定接触力とする(ステッ
プ101)。目標ロールプロフィール及びBの位置は予
め情報処理装置13bに記憶してある。次いで2つの研
削ユニット5,5の回転砥石20を作業ロール1aに押
し付けながらロール軸方向に移動させ、研削を開始する
(ステップ102)。このとき、情報処理装置13bは
トラバースモータ58のエンコーダ58bの検出信号か
らロール軸方向の研削位置を常時認識しており(ステッ
プ103)、研削位置がA−B間にあるときにはロード
セル53により測定された圧延ロール1aと回転砥石2
0との接触力が上記のように演算され設定された接触力
となるように砥石送り装置23の送りモータ57の送り
量を制御する(ステップ104)。また、研削位置がB
−C間にあるときはロードセル53で測定された接触力
が一定の接触力になるように砥石送り装置23の送りモ
ータ57の送り量を制御する(ステップ105)。その
一定の接触力も予め情報処理装置13bに記憶してあ
る。ロール全長の研削が完了すると研削回数をカウント
し(ステップ106,107)、研削回数が指定回数に
達したかどうかを判定する(ステップ108)。指定研
削回数とは例えば5〜6回であり、この回数も予め情報
処理装置13bに記憶してある。研削回数が指定回数に
達しない場合はステップ102に戻って上記のステップ
103〜108の処理を繰り返し、指定回数に達すると
ステップ100に戻って再びロールプロフィールを測定
し、上記のステップ101〜108の処理を繰り返す。
以上のロール研削を圧延中継続して実施する。
ル測定の処理手順の一例を図10を用いて説明する。こ
の処理手順も情報処理装置13bにプログラムとして格
納されている。まず、一方の研削ユニット5の回転砥石
20を作業ロール1aの操作側端部に押し付ける(ステ
ップ300)。次で、トラバースモータ58を回転し研
削ユニット5aをロール軸方向に移動する(ステップ3
01)。この移動の間、ロードセル53で砥粒層51と
作業ロール1aとの接触力を測定し、その接触力が一定
となるように送りモータ57で送り位置を制御し(ステ
ップ302)、送りモータ57のエンコーダ57aから
の信号により回転砥石20の送り量を算出する(ステッ
プ303)。これと同時に、トラバースモータ58のエ
ンコーダ58bからの信号により研削ユニット5aのロ
ール軸方向の位置を測定する(ステップ304)。そし
て、ロール軸方向の位置と回転砥石の送り量からロール
プロフィールを算出する(ステップ305)。他方の研
削ユニット5についても同様の手順を実施し、ロールプ
ロフィールを算出する(ステップ306)。ただし、ロ
ール軸方向の移動は駆動側端部から行なう。2つの研削
ユニット5,5の移動により求めたロールプロフィール
を合成し、作業ロール1aの全長のプロフィールを決定
する(ステップ307)。以上によりオンライン研削装
置を利用し、圧延ロールのプロフィールをオンラインで
測定することができる。
ルプロフィールを測定する方法として、特開平6−47
654号公報に記載のように送り位置を固定し、接触力
の変化を測定する方法であってもよい。また、専用のオ
ンラインプロフィルメータを設置し、その検出値を用い
てもよい。
ドアップの原因となる局部摩耗段差を残さずかつサーマ
ルクラウンの形を変えることなく、圧延に最適なロール
プロフィール及び表面性状に圧延ロールを研削すること
ができる。
調質圧延機では、オンライン圧延ロール研削装置により
研削された圧延ロールのロールプロフィールや表面性状
により圧延材の板厚の均一性や、圧延材表面の光沢及び
表面粗度が大きく影響を受ける。本実施例のオンライン
圧延ロール研削装置を連続熱間圧延機列の最終スタンド
や調質圧延機に設け圧延ロールを研削することにより、
均一な板厚及び良好な表面品質を持つ圧延材を製造する
ことができる。
する。
り所定長さだけ内側のロール軸方向位置Bを境にして内
側の第2の範囲B−Cでは接触力を一定にして研削する
ことにより、B−Cの範囲では摩耗した形状と同じ形状
に研削される。したがって、この方法は、B−Cの範囲
で左右均一に摩耗した場合に都合の良い方法である。し
かし、B−Cの範囲で均一に摩耗せず、左右不均一に摩
耗する場合は左右対称のロールプロフィールになるよう
に研削する必要があり、そのためこの範囲でも目標ロー
ルプロフィールを設定し、目標ロールプロフィールと実
測ロールプロフィールとの差から圧延ロール1aと回転
砥石20の接触力を場所によって変えて研削する必要が
ある。しかし、この場合でも圧延ロール1aと回転砥石
20の接触力の差を場所によって大きくし過ぎると、圧
延部の場合は圧延ロール1a表面性状が場所によって変
わり、これが圧延材Sに転写し表面品質を悪化させる恐
れがある。
フィールと実測ロールプロフィールとの差が同じであっ
てもロール端部のA−Bの範囲と圧延部のB−Cの範囲
では圧延ロール1aと回転砥石20の接触力を演算する
ゲインを変えることにより、ロール端部はより大きな接
触力の差になり、圧延部は小さな接触力の差にとなるよ
うにする。圧延部の接触力を演算するゲインを小さくす
ることにより、測定されたロールプロフィールに誤差が
有った場合でも、研削によるロールプロフィール誤差も
小さくなるため、圧延部でのロール表面性状の変化が少
なくなり、良好な表面品質を持つ圧延材を製造すること
ができる。
圧延ロール研削装置の制御手順をフローチャートで示
す。
ニット5,5の回転砥石20を作業ロール1aに押し付
けながらロール軸方向に移動させ、ロール全長のプロフ
ィールを測定する(ステップ500)。次に、目標ロー
ルプロフィールと実測ロールプロフィールとの差からA
−B間及びB−間の必要研削量を求め、この必要研削量
からA−B間よりB−C間の方が同じロールプロフィー
ル差に対する接触力の変化が小さくなるように接触力設
定ゲインGを変えて接触力を演算し、これを設定接触力
とする(ステップ501)。すなわち、目標ロールプロ
フィールをZ(x)、実測ロールプロフィールをZ′
(x)、接触力変換定数をK、ゲインをG1,G2とす
ると、A−B間では、 P(x)=KG1{Z(x)−Z′(x)} …(1) で接触力P(x)を演算し、B−C間では、 P(x)=KG2{Z(x)−Z′(x)} …(2) で接触力P(x)を演算する。ここで、{Z(x)−
Z′(x)}は目標ロールプロフィールと実測ロールプ
ロフィールとの差、すなわち必要研削量であり、ゲイン
G1、G2はG1>G2の関係にある。一例としてG1
=1,G2=0.5に設定する。上記の式(1)及び
(2)はゲインG1,G2、Bの位置とともに予め情報
処理装置13bに記憶してある。
石20を作業ロール1aに押し付けながらロール軸方向
に移動させ、研削を開始する(ステップ502)。この
とき、情報処理装置13bはトラバースモータ58のエ
ンコーダ58bの検出信号からロール軸方向の研削位置
を常時認識しており、研削位置がA−B間にあるときに
はロードセル53により測定された圧延ロール1aと回
転砥石20との接触力が上記の式(1)で演算され設定
された接触力となるように砥石送り装置23の送りモー
タ57の送り量を制御し、研削位置がB−C間にあると
きはロードセル53で測定された接触力が上記のしき
(2)で演算された接触力となるように砥石送り装置2
3の送りモータ57の送り量を制御する(ステップ50
3)。ロール全長の研削が完了すると研削回数をカウン
トし(ステップ504,505)、研削回数が指定回数
に達したかどうかを判定する(ステップ506)。指定
研削回数とは例えば5〜6回であり、この回数も予め情
報処理装置13bに記憶してある。研削回数が指定回数
に達しない場合はステップ502に戻って上記のステッ
プ503〜506の処理を繰り返し、指定回数に達する
とステップ500に戻って再びロールプロフィールを測
定し、上記のステップ501〜506の処理を繰り返
す。以上のロール研削を圧延中継続して実施する。
ルドアップの原因となる局部摩耗段差を残さずかつサー
マルクラウンの形を変えることなく、圧延に最適なロー
ルプロフィール及び表面性状に圧延ロールを研削するこ
とができる。また、連続熱間圧延機列の最終スタンドや
調質圧延機の圧延ロールを研削しても、圧延材の表面品
質を良好に保つオンラインの研削が可能となる。
より説明する。本実施例は本発明のオンライン圧延ロー
ル研削装置を備えた圧延機を連続熱間圧延機列の最終ス
タンドに設置したものである。
機列は、第1スタンドから第6スタンドまでの6台の圧
延機80〜85をタンデムに配列して構成され、最終ス
タンド(第6スタンド)の圧延機85に本発明のオンラ
イン圧延ロール研削装置が設けられている。この圧延ロ
ール研削装置は上下の圧延ロール1a,1aに対してそ
れぞれ1個づつ配置された研削ユニット5を有してい
る。研削ユニット5の構成を含む圧延ロール研削装置の
その他の構成は、圧延ロール1aの全長を1個の研削ユ
ニット5で研削するように制御するように制御装置13
a及び情報処理装置13b(図3参照)が機能する点を
除いて第1の実施例と同じである。
回転砥石20は、第1の実施例で説明したように、薄板
円盤52と、薄板円盤52の側面に取り付けられ、立方
晶窒化硼素砥粒又はダイアモンド砥粒を、レジンボンド
を結合材に用いて固めて作られた環状の砥粒層51とを
有しているが、砥粒層51の砥粒のサイズは170/2
00番及び200/230番のいずれかである。更に、
環状の砥粒層51の径方向の幅(砥石幅)Wは30mm
〜50mmとされている。
イン圧延ロール研削装置を設けた場合、他のスタンドと
異なり研削した圧延ロール1a表面性状が圧延材Sに転
写するので、オンライン圧延ロール研削装置は研削能力
を高める以上に、圧延ロール1a表面性状を良好に維持
することが望まれる。
ル表面研削粗度の違いについての実験結果を示す。この
図の各砥粒粒度毎の矢印の範囲がロール表面粗度の範囲
を示す。また、図15に砥石の砥粒粒度の違いと研削比
(工作物の破研削量/砥石の摩耗量)の違いの関係につ
いての実験結果を示す。各砥粒粒度毎の矢印の範囲が研
削比の範囲を示す。これらの実験結果における研削条件
は以下のようである。 ロール(被研削材):ニッケルグレンロール ロール回転速度:300〜600m/min 砥石回転速度:1200m/min 接触力:300N 砥石トラバース速度:10〜20mm/s アップカット研削(ロールの回転方向と砥石回転方向が
逆の状態で研削) 砥石幅:40mm。
ドにオンライン圧延ロール研削装置によって研削された
圧延ロール1a表面性状は平均粗さRa0.9μmmか
ら1.0μmm以上の凹凸のある表面状態になると、こ
の凹凸が研削目として圧延材Sに転写することが分かっ
た。このため、これを避けるために、圧延ロール1a表
面性状を平均粗さRa0.9μmmから1.0μmm以
下の凹凸の状態に研削する必要があり、図14より立方
晶窒化硼素(CBN)またはダイアモンド砥粒でできた
砥粒層51の砥粒の粒度は#170/200を含めこれ
より細かいことが必要となる。一方、砥粒の粒度を細か
くすれば圧延ロール1aの平均粗さは向上するが、図1
5に示すように砥粒の磨減は急激に早くなる。これは砥
粒が小さくなると結合材がレジンボンドなので砥粒を支
える力が小さくなり、容易に砥粒が脱落し砥粒層51の
摩耗が早くなるからである。砥粒粒度が#230/27
0以上細かくなると砥石寿命は2,3日となり、頻繁に
砥石の交換が必要となるので、砥石交換のために圧延を
止める必要が生じ、オンラインロール研削装置の効果が
大きく失われる。
1の砥粒粒度を170/200番か200/230番と
することにより、最終スタンドのオンライン圧延ロール
研削装置に取り付けられる回転砥石20に必要な研削能
力と砥石寿命を達成することができる。
ロール1aの1回転中に回転砥石がロール軸方向に移動
する距離が砥粒層51の幅、すなわち砥石幅Wの1/3
以上になると、砥石の送りマークが発生しやすいことが
分かった。例えば、ロール径700mm、ロール回転速
度300m/minのとき、砥石幅Wを20mm,30
mm,40mmにして砥石幅Wの/3だけ移動する時の
回転砥石20のロール軸方向移動速度(許容砥石移動速
度)は、それぞれ、 砥石幅W 20mm 許容砥石移動速度 15mm/s 30mm 22.7mm/s 40mm 30mm/s 50mm 37.5mm/s 60mm 45.4mm/s となり、砥石幅Wが広いほど送りマークを残さず砥石移
動速度を速くすることができる。
度や圧延ロール1aと回転砥石20の接触力を同じにし
ても、砥石幅Wによって砥石の寿命が異なる。例えばC
BN砥粒で#170/200の砥石で圧延ロール1aを
研削しても、砥石幅20mmでは研削比50に対し、砥
石幅40mmでは研削比120となる。つまり砥石幅が
広い方が上記のように砥石移動速度を速くできるだけで
なく、研削比が大きくなり、このため同じ研削能力を要
求される場合、砥石幅が広い方が砥石寿命が長いことに
なる。しかし、砥石幅Wを広くしすぎると環状の砥粒層
51の外周部と内周部とで研削速度差が大きくなり、均
一に接触して研削するのが難しくなったり、研削速度が
相対的に遅くなる内側に目詰りが生じたりする。
mが良く、特に40mm前後が最適であり、これにより
砥石移動速度を速くしながら送りマークを残さず良好な
表面性状に圧延ロール1aを研削できるとともに、砥石
寿命の確保でき、更に均一に目詰りを起こすことなく研
削することができる。
うな砥粒層51を取り付けた回転砥石20を用いて研削
することにより、研削されロール表面が圧延材Sに研削
目等を転写するのを防ぐことができる。しかし、1本の
圧延ロール1aに対して複数個の回転砥石20を用いて
研削すると、回転砥石20が圧延ロール1a表面上でラ
ップする所が生ずる。このラップした位置の圧延ロール
1aの表面性状が他とは微少ながら異なってくる。本実
施例では、圧延材Sの表面性状の厳しい上記最終スタン
ドの圧延機では1本の圧延ロール1aに対し1個の回転
砥石20で圧延ロール1aの一方の端部から他方の端部
まで研削する。これにより良好な表面品質を持つ圧延材
Sを圧延することができる。
状の厳しい圧延機として連続熱間圧延設備の最終スタン
ドに本発明を適用したが、圧延材Sの表面性状の厳しい
圧延機であればそれ以外にも本発明は適用することがで
きる。例えば、図示はしないが調質圧延機に本発明を適
用しても同様の効果が得られる。
したが、上記実施例本発明の精神の範囲内で種々変更可
能である。例えば、上記実施例では回転砥石として薄板
円盤に環状の砥粒層を取り付けた平面型の回転砥石を有
するものとしたが、基礎円板にカップ型の砥石部材を取
り付けたカップ型の回転砥石にも本発明を同様に適用
し、同様の効果を得ることができる。
表面は常に肌荒れのない表面性状を維持できるので、摩
耗段差の改善と表面粗さの改善により、同一幅材の圧延
を制限なく連続的に行なうことができる。
も、圧延ロールの摩耗段差や圧延材端部の局部摩耗が減
少し、圧延材の板形状やエッジビルドアップを改善でき
る。
圧延機の圧延ロールをオンラインで研削しても、圧延ロ
ールの表面性状が圧延材表面に転写して光沢差や研削目
により表面品質が低下することがなく、良好な表面品質
を持つ圧延材を製造することができる。
圧延設備の圧延ロールをオンラインで研削しても、1本
のロールに対し1個の回転砥石を用いて全長を研削する
ことによりラップマークのない高品位の圧延ロールの表
面性状に研削を行うことができ、良好な表面品質の圧延
材を圧延することができる。
ール研削装置を備えた圧延機の要部の部分断面側面図で
有る。
断面平面図である。
処理装置とともに示す図である。
ールプロフィールを示す図である。(社団法人「日本鉄
鋼協会」西山記念技術講座「ロールプロフィール変更装
置を有する圧延機」住友金属 益居 健氏著より。)
ィールを示す図である。(社団法人「日本鉄鋼協会」西
山記念技術講座「ロールプロフィール変更装置を有する
圧延機」住友金属 益居 健氏著より。)
式化して示す図である。
ルを第1の実施例により研削するときの接触力の変化を
示す図である。
手順を示すフローチャートである。
ィール測定処理手順の詳細を示すフローチャートであ
る。
装置の制御手順を示すフローチャートである。
列の概略図である。
関係を示す図である。
である。
Claims (14)
- 【請求項1】 圧延機内において圧延ロールに対して平
面型またはカップ型の回転砥石を有する研削ユニットを
設け、前記回転砥石を回転させながら前記圧延ロールに
押し付け、ロール軸方向に移動することにより前記圧延
ロールを研削するオンライン圧延ロール研削方法におい
て、 前記圧延ロールの研削範囲を圧延部の両端から所定長さ
だけ内側のロール軸方向位置を境界にしてロール軸方向
外側の第1の範囲とロール軸方向内側の第2の範囲とに
分け、前記第1の範囲では目標ロールプロフィールと実
測ロールプロフィールとの差により圧延ロールと回転砥
石の接触力を制御して研削し、前記第2の範囲では圧延
ロールと回転砥石の接触力が一定になるように制御して
研削することを特徴とするオンライン圧延ロール研削方
法。 - 【請求項2】 請求項1記載のオンライン圧延ロール研
削方法において、前記第1の範囲と第2の範囲とを分け
るロール軸方向位置は、圧延材端部位置を基準にしてそ
の位置から20mm〜50mm内側にあることを特徴と
するオンライン圧延ロール研削方法。 - 【請求項3】 請求項1記載のオンライン圧延ロール研
削方法において、前記第2の範囲での一定の接触力は、
圧延材端部位置にできる局部摩耗段差を除去できるよう
な研削能力を得るように設定されることを特徴とするオ
ンライン圧延ロール研削方法。 - 【請求項4】 圧延機内において圧延ロールに対して平
面型またはカップ型の回転砥石を有する研削ユニットを
設け、前記回転砥石を回転させながら前記圧延ロールに
押し付け、ロール軸方向に移動することにより前記圧延
ロールを研削するオンライン圧延ロール研削方法におい
て、 前記圧延ロールの研削範囲を圧延部の両端から所定長さ
だけ内側のロール軸方向位置を境にしてロール軸方向外
側の第1の範囲とロール軸方向内側の第2の範囲とに分
け、前記第1及び第2の両範囲で目標ロールプロフィー
ルと実測ロールプロフィールとの差により圧延ロールと
回転砥石の接触力を制御して研削しかつ前記第1の範囲
より前記第2の範囲の方が同じロールプロフィール差に
対する接触力の変化が小さくなるように接触力設定ゲイ
ンを変えることを特徴とするオンライン圧延ロール研削
方法。 - 【請求項5】 圧延機内において圧延ロールに対して平
面型またはカップ型の回転砥石を有する研削ユニットを
設け、前記回転砥石を回転させながら前記圧延ロールに
押し付け、ロール軸方向に移動することにより前記圧延
ロールを研削するオンライン圧延ロール研削方法におい
て、 前記研削ユニットの回転砥石として立方晶窒化硼素砥粒
またはダイアモンド砥粒をレジンボンドで結合した砥粒
層を有するものを使用し、前記砥粒のサイズを170/
200番及び200/230番のいずれかにし、前記研
削ユニットを連続熱間圧延機列の最終スタンドまたは調
質圧延機に設置し圧延ロールを研削することを特徴とす
るオンライン圧延ロール研削方法。 - 【請求項6】 圧延機内において圧延ロールに対して平
面型またはカップ型の回転砥石を有する研削ユニットを
設け、前記回転砥石を回転させながら前記圧延ロールに
押し付け、ロール軸方向に移動することにより前記圧延
ロールを研削するオンライン圧延ロール研削方法におい
て、 前記研削ユニットの回転砥石として、前記砥石駆動装置
により回転される円盤と、この円盤の側面に取り付けら
れ、立方晶窒化硼素砥粒またはダイアモンド砥粒をレジ
ンボンドで結合した環状の砥粒層とを有するものを使用
し、前記環状の砥粒層の径方向の幅を30mm〜50m
mとし、前記研削ユニットを連続熱間圧延機列の最終ス
タンドまたは調質圧延機に設置し圧延ロールを研削する
ことを特徴とするオンライン圧延ロール研削方法。 - 【請求項7】 圧延機内において圧延ロールに対して平
面型またはカップ型の回転砥石を有する研削ユニットを
設け、前記回転砥石を回転させながら前記圧延ロールに
押し付け、ロール軸方向に移動することにより前記圧延
ロールを研削するオンライン圧延ロール研削方法におい
て、 前記研削ユニットを1本の圧延ロールに対して1個設
け、その研削ユニットを連続熱間圧延機列の最終スタン
ドまたは調質圧延機に設置し、1個の回転砥石で圧延ロ
ール全長を研削することを特徴とするオンライン圧延ロ
ール研削方法。 - 【請求項8】 圧延機内において圧延ロールに対して設
けられた研削ユニットを有し、前記研削ユニットが、前
記圧延ロールを研削する平面型またはカップ型の回転砥
石と、前記回転砥石を回転させる砥石駆動装置と、前記
回転砥石を前記圧延ロールに押し付ける砥石送り装置
と、前記研削ユニットを摺動レールに沿ってロール軸方
向に移動させるトラバース装置とを備えるオンライン圧
延ロール研削装置において、 前記圧延ロールと回転砥石の接触力を測定する荷重検出
手段と、 前記圧延ロールのプロフィールを測定して実測ロールプ
ロフィールを得るプロフィール測定手段と、 前記圧延ロールの研削範囲をロール軸方向外側の第1の
範囲とロール軸方向内側の第2の範囲とに分けるロール
軸方向位置、前記圧延ロールの目標ロールプロフィール
及び前記第2の範囲における圧延ロールと回転砥石の一
定の接触力が予め設定してあり、前記第1の範囲では前
記目標ロールプロフィールと前記実測ロールプロフィー
ルとの差により圧延ロールと回転砥石の接触力を演算
し、前記荷重検出手段で測定された接触力がその演算し
た接触力となるように前記砥石送り装置を制御し、前記
第2の範囲では前記荷重検出手段で測定された接触力が
前記一定の接触力になるよう前記砥石送り装置を制御す
る制御手段とを備えることを特徴とするオンライン圧延
ロール研削装置。 - 【請求項9】 請求項8記載のオンライン圧延ロール研
削装置において、前記第1の範囲と第2の範囲とを分け
るロール軸方向位置は、圧延材端部位置を基準にしてそ
の位置から20mm〜50mm内側に設定されることを
特徴とするオンライン圧延ロール研削装置。 - 【請求項10】 請求項8記載のオンライン圧延ロール
研削装置において、前記第2の範囲での一定の接触力
は、圧延材端部位置にできる局部摩耗段差を除去できる
ような研削能力を得るように設定されることを特徴とす
るオンライン圧延ロール研削装置。 - 【請求項11】 圧延機内において圧延ロールに対して
設けられた研削ユニットを有し、前記研削ユニットが、
前記圧延ロールを研削する平面型またはカップ型の回転
砥石と、前記回転砥石を回転させる砥石駆動装置と、前
記回転砥石を前記圧延ロールに押し付ける砥石送り装置
と、前記研削ユニットを摺動レールに沿ってロール軸方
向に移動させるトラバース装置とを備えるオンライン圧
延ロール研削装置において、 前記圧延ロールと回転砥石の接触力を測定する荷重検出
手段と、 前記圧延ロールのプロフィールを測定して実測ロールプ
ロフィールを得るプロフィール測定手段と、 前記圧延ロールの研削範囲をロール軸方向外側の第1の
範囲とロール軸方向内側の第2の範囲とに分けるロール
軸方向位置及び前記圧延ロールの目標ロールプロフィー
ルが予め設定してあり、前記第1及び第2の両範囲で前
記目標ロールプロフィールと前記実測ロールプロフィー
ルとの差により圧延ロールと回転砥石の接触力を演算し
かつ前記第1の範囲より前記第2の範囲の方が同じロー
ルプロフィール差に対する接触力の変化が小さくなるよ
うに接触力設定ゲインを変え、前記荷重検出手段で測定
された接触力がその演算した接触力となるように前記砥
石送り装置を制御する制御手段とを備えることを特徴と
するオンライン圧延ロール研削装置。 - 【請求項12】 圧延機内において圧延ロールに対して
設けられた研削ユニットを有し、前記研削ユニットが、
前記圧延ロールを研削する平面型またはカップ型の回転
砥石と、前記回転砥石を回転させる砥石駆動装置と、前
記回転砥石を前記圧延ロールに押し付ける砥石送り装置
と、前記研削ユニットを摺動レールに沿ってロール軸方
向に移動させるトラバース装置とを備えるオンライン圧
延ロール研削装置において、 前記回転砥石は立方晶窒化硼素砥粒またはダイアモンド
砥粒をレジンボンドで結合した砥粒層を有し、前記砥粒
のサイズを170/200番及び200/230番のい
ずれかにし、連続熱間圧延機列の最終スタンドまたは調
質圧延機に設置されることを特徴とするオンライン圧延
ロール研削装置。 - 【請求項13】 圧延機内において圧延ロールに対して
設けられた研削ユニットを有し、前記研削ユニットが、
前記圧延ロールを研削する平面型またはカップ型の回転
砥石と、前記回転砥石を回転させる砥石駆動装置と、前
記回転砥石を前記圧延ロールに押し付ける砥石送り装置
と、前記研削ユニットを摺動レールに沿ってロール軸方
向に移動させるトラバース装置とを備えるオンライン圧
延ロール研削装置において、 前記回転砥石は、前記砥石駆動装置により回転される円
盤と、この円盤の側面に取り付けられ、立方晶窒化硼素
砥粒またはダイアモンド砥粒をレジンボンドで結合した
環状の砥粒層とを有し、前記環状の砥粒層の径方向の幅
を30mm〜50mmとし、連続熱間圧延機列の最終ス
タンドまたは調質圧延機に設置されることを特徴とする
オンライン圧延ロール研削装置。 - 【請求項14】 圧延機内において圧延ロールに対して
設けられた研削ユニットを有し、前記研削ユニットが、
前記圧延ロールを研削する平面型またはカップ型の回転
砥石と、前記回転砥石を回転させる砥石駆動装置と、前
記回転砥石を前記圧延ロールに押し付ける砥石送り装置
と、前記研削ユニットを摺動レールに沿ってロール軸方
向に移動させるトラバース装置とを備えるオンライン圧
延ロール研削装置において、 連続熱間圧延機列の最終スタンドまたは調質圧延機に設
置され、前記研削ユニットを1本の圧延ロールに対して
1個設けたことを特徴とするオンライン圧延ロール研削
装置。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0985459A2 (de) * | 1998-09-08 | 2000-03-15 | SMS Demag AG | Arbeitsverfahren zum Nachschleifen der in Warmbandwalzgerüsten eingebauten Walzen |
CN113664658A (zh) * | 2021-09-01 | 2021-11-19 | 江西三格滤清器制造有限公司 | 一种滤清器打磨装置 |
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1994
- 1994-11-04 JP JP27154594A patent/JP3343171B2/ja not_active Expired - Fee Related
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EP0985459A2 (de) * | 1998-09-08 | 2000-03-15 | SMS Demag AG | Arbeitsverfahren zum Nachschleifen der in Warmbandwalzgerüsten eingebauten Walzen |
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