JPS6148567A - ガス流量制御方法 - Google Patents

ガス流量制御方法

Info

Publication number
JPS6148567A
JPS6148567A JP59166351A JP16635184A JPS6148567A JP S6148567 A JPS6148567 A JP S6148567A JP 59166351 A JP59166351 A JP 59166351A JP 16635184 A JP16635184 A JP 16635184A JP S6148567 A JPS6148567 A JP S6148567A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
valve
gas
thin film
film semiconductor
flow rate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP59166351A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2619351B2 (ja
Inventor
Hirokazu Matsubara
松原 宏和
Nobuo Nakamura
信夫 中村
Eiichi Maruyama
瑛一 丸山
Juichi Shimada
嶋田 寿一
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP59166351A priority Critical patent/JP2619351B2/ja
Publication of JPS6148567A publication Critical patent/JPS6148567A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2619351B2 publication Critical patent/JP2619351B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/50Photovoltaic [PV] energy

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は薄膜半導体形成装置、特に試料基板上に半導体
同相生成物を形成するための化学気相反応装置の改良に
関し、さらに詳述すれば、半導体用ガスの流量*Jmを
高速応答と広範囲に可能ならしめるものである。
〔発明の背景〕
従来、薄膜の形成法としてはCVD (化学気相反応)
法、スパッタ法、イオンブレーティング法。
真空蒸着法9分子線エピタキシー法などが知られj  
       ている。CVD法は揮発性化合物または
反応性気体を熱分解またはプラズマ分解あるいは光分解
することによって基板上に薄膜を形成する方法であり、
スパッタ法はアルゴンなどの加速イオンを衝突させて、
ターゲットの表面から蒸発物を基板に向けて叩き出す方
法であり、イオンブレーティング法はイオン化した蒸発
物を加速して基板に堆積する方法であり、真空蒸着法2
分子線エピタキシー法はそれぞれ真空中あるいは超高真
空中で蒸発物を基板に堆積させる方法である。これらの
方法のうち、均一性、再現性の優れた良質の薄膜が比較
的容易に得られ、かつ多数の基板を同時に処理すること
ができる方法としてはCVD@が優れている。CVD法
の中には半導体用ガス、例えば5jH4r 5IC14
などを高温で熱分解する熱分解法。
紫外線によって分解する光分解法、グロー放電によって
発生するプラズマのエネルギーを利用するプラズマ分解
法などがある。プラズマ分解法は熱分解法に比べて低い
基板温度で膜形成が可能であるので、耐熱性が悪いガラ
ス、プラスチックなどの基板に半導体膜を形成したい場
合によく用いられるプラズマ分解法を用いたCVD法(
以下プラズマCVDと呼ぶ)で半導体装置を形成する際
、さらに要求されるのは、半導体装置の特性向上。
再現性のよい拡散法が必要となる。すなわち、半導体装
置で用いられる半導体膜中に連続的、広範囲に不純物の
濃度勾配をつけたい場合やPN接合等の不純物が異なる
超薄膜を多層量子井戸構造に高速成膜で形成したい場合
などの拡散法である。
従来、この様な拡散を行なう方法としては各半導体用ガ
スの流量をフロメータやサーマル・マスフロメータなど
で制御されている。ガス流量を自動的に制御する流量計
としてはサーマル・マスフロメータが多用されている。
ここで問題となるのはサーマル・マスフロメータの応答
性である。従来のサーマル・マスフロメータのほとんど
はセンサーの細管の周囲を加熱しておきセンサーを通る
ガス流によって生じる温度分布の変化を検出している。
ガス流が零の時上流と下流の温度は等しく、ガス流があ
れば上流温度は減少し、下流の温度は増加する。このよ
うな検出方法は本質的に応答が遅く、応答時間の平均は
約3秒から10秒程度となっている。そのため堆積速度
が速くなると前記の応答時間では実用的に使用不可能と
なる。例えば、堆積速度が毎秒50人で膜厚を250人
にしたい場合応答時間が3秒では膜厚の半分以下は所定
の拡散制御が行なわれていないことになる。また流量の
制御範囲は最大流量の1%程度までである。このため不
純物濃度が2桁以上必要な半導体薄膜を形成するには濃
度の異なるボンベを2本用意するかあるいはサーマル・
マスフロメータを2台用意する必要がある。
一方、プラズマCVD法で用いられる半導体用ガスの中
には比較的低温で熱分解し、被膜を形成する傾向のある
ガスが取扱われている。例えば二塩化シランは100℃
以上の温度で分解し不安定なシリコンを析出し、セレン
化水素は160℃でセレンと水素に分解する。
従来のサーマル・マスフロメータのほとんどは前記熱伝
導の原理を応用したセンサーと熱膨張に従って制御弁の
開度を可変動作している。そのため低温で熱分解し被膜
を形成し易いガスを扱う際、しばしば流路や制御弁の詰
りか生じ易く、長時間の使用が困難である。さらに加熱
によって吸着ガスが放出され半導体膜中に望ましからぬ
不純物を混入させ易いという欠点もある。
他方、多数のガスを扱う場合それに応じたマスフロメー
タが必要となりマスフロメータ本体が小形でないため配
管部分が長くなり、広い設置場所が必要である。
〔発明の目的〕
本発明は上記の欠点を無くし、プラズマCVD法を用い
て、ガス流量を正確に制御することにより半導体薄膜を
再現性よく形成するための薄膜半導体形成装置を提供す
ることを目的とする。
〔発明の概要〕
上記目的を達成するため、本発明においすはガス導入系
のガス流量制御領域に存在するバルブはたとえば水冷を
施した小形電磁弁、あるいは小形圧電素子でその開閉に
よってガスを断続的に流し、(高速応答と広範囲の流量
制御を可能成らしめ、かつ、バルブを駆動するためのパ
ルス発生器と自動操作機能のためのマイクロコンピュー
タを兼ね備えた薄膜半導体形成装置である。
以下、従来例との比較の上で本発明を説明する。
半導体装置ではドーピング不純物の拡散濃度分布を傾斜
ドーピングし、かつ拡散濃度範囲を広く変える必要があ
ることが多い。
例えばPjn形アモルファスシリコン太陽電池の製造に
おいては1層の製造時に微量のジボラン等のP形不純物
をi層の全域にわたって、すなわちp/i界面からi 
/ m界面に向けてボロンが直線分布になるように傾斜
ドーピングを行なっている。この場合のモノシランとジ
ボランの割合はp/i界面で10−″程度、i / o
界面で10−7程度である。このような傾斜ドーピング
を従来のサーマル・マスフロメータで行なうには、手動
ないしはモータ動力で流量設定用ポテンショメータを回
転するかあるいは制御ユニットに外部から信号を入力し
て、決められた流量範囲に従うように制御弁の開度を可
変制御している。そのため、サーマメ・マスフロメータ
の応答時間に見合うように堆積速度を制限する必要があ
った。もう一方の、濃度範囲については、モノシランと
ジボランの割合は、i層で10−6〜10−’、P形お
よびn形層で10−2〜10−1であり、その割合は非
常に異なる。
このような場合、従来は異なるガス濃度のボンベを用意
するかあるいは希釈装置を用いていた。これは従来のサ
ーマル・マスフロメータの制!に!囲1  が狭く、最
大流量の100分の1程度までしか取れないためである
。したがって、このように高速応答で広範囲の流量制御
を行うには従来のサーマル・マスフロメータよりもバル
ブを用いたガス流量制御方法が望ましい。
本発明は従来の連続的な流量制御でなく、ガスを−・旦
寸断してガスをIJivA的に流すことにより、応答が
迅速で広範囲の流量制御ができる薄膜半導体形成装置で
ある。
ガスを断続的に流す手段としてバルブが用いられる。こ
のバルブの中を一定温度でガスが流れる時、1回の寸断
で生じるガス量は内部溜容積によって決まる。内部溜容
積はガス流路となる管の太さくオリフィス径)とバルブ
弁面間の移動距離で与えられる。
さらに、別の言葉で説明をすれば、幾何学的に定容量の
ガスを吸入しては排出する容積形のバルブでガス輸送を
行なうことである。
これによって1回毎のガス量が定量化され流量の高精度
化が行なわれる。
第1図(a)は従来のマスフロメータの時間に対するガ
スの流れを示したもので、ガスは連続的に変化して流れ
るのに対し、第1図(b)は本発明の例でガスは断続的
に流れる。
この図は時間とガス流量の関係を示したもので周期時間
T=1秒、パルス巾時間W=iミリ秒とすれば連続的に
ガスが流れている時の1000分の1の流量に相当し、
1パルス的に見た応答時間は1ミリ秒/回の制御を行な
っていることになる。第2図(1)はTを一定にWを可
変した例、第2図(2)はTを可変にWを一定にした例
、第2図(3)はTもWも可変にした例でそれぞれガス
dL量がパルス面積に比例して変化する様子を概念図で
示したものである。これはそのままバルブを駆動するパ
ルス波に相当する。
ここで問題となるのは、ガスを断続的に流すことにより
ガスの脈流ができることになるがガス噴射口に調節板を
設けることによって断続の周期を2秒以下とすれば実際
上はとんど支障をきたさなかった。
バルブ本体を水冷しないでパルス駆動を行なうとデユテ
ィ・サイクル(W/T)が大きいほど、長時間に従って
バルブは加熱された。例えばT−1/60秒、W=15
ミリ秒、W/T=90%の場合電磁コイル附近の温度は
10分後で60℃、20分後で70℃となった。この状
態でバルブを水冷すると、5分後に20℃となり、水冷
の効果が認められた。また、水冷によりガス温度を一定
温度に近づけることができ、ガス温度によるガス流量の
変動を小さくすることもできた。
取扱い困難なモノシラン、ジボラン、ホスフィン、アル
ミンなどのガスは熱分解反応だけでなく空気や水蒸気と
激しく酸化分解反応を起す。本発明のバルブに措いても
モノシランのガスを流し、少量の空気がリーク発生しバ
ルブを詰まらせたが、バルブを開弁状態にして圧縮窒素
を3〜5 kg/a(の圧力を送り込むことによってそ
のほとんどは再生使用できた。再生不能の場合でもバル
ブ自体の価格が非常に安価で交換も簡易である。
この方法は、プラズマCVD法の他にも減圧CVD法、
常圧CVD法、高温CVD法、 MefalOrgan
ic−CV D法スパッタ法、イオンブレーティング法
、活性化反応性蒸着、プラズマ重合などの薄膜形成法や
、プラズマ酸化、プラズマ窒化、プラズマエッチ、イオ
ン注入などの薄膜加工法などのガス流量制御方法として
も応用できる・また、半導体だけに限らず導体、絶縁物
にも利用される。
バルブの断続開閉パルス駆動には水冷を施した小形電磁
弁および圧電気効果を応用した小形圧電素子が用いられ
る。前者は直線性を含む精度が良好で、使用圧力が高く
、大流量用として、後者は高速応答で使用ガス圧力が低
く、微少流量用として適している。
〔発明の実施例〕
実施例1 本発明の実施例を第3図により説明する。第3図はプラ
ズマCVD装置の構成図である。1および2には110
PPに水素希釈されたジボラン(B2I+、、)および
500ppmに水素希釈されたフォスフイン(PH3)
がそれぞれ接続され、3は10%に水素希釈されたモノ
シラン(SiH4)が接続されている。それぞれのガス
は4,5および6の圧力調節器により所定の圧力に設定
されている。
流量制御はマイクロコンピュータ搭載のプログラマブル
・パルス発生器7を用いで、バルブ8,9゜1(5,1
1および12を駆動開閉することにより反応槽13にガ
スが導入される。これらのガスのガス圧力は応答時間1
0−3秒以下のダイヤフラム式絶対圧力計14を用いて
測定することができる。
15および16は従来のフロート形流量計またはサーマ
ル・マスフロメータでジボランの流量の監視と流量測定
のためのものである。
バルブ9を用いて第2図(1)に示すTを一定にW時間
だけガスを流した例を第4図(a)に示す。
この図は同一ガス、常温一定条件で周期Tを100ミリ
秒間としてパルス11時間Wを変えた場合で、ガス圧力
は14を用いガス流量は16を用いて測定した結果であ
る。
バルブのパルス巾時間Wとガス圧力ならびにガス流量は
Wが1ミリ秒以上であれば比例していることが確認され
た。
なお、Wが1ミリ秒以下でもガス流量が認められたが、
比例範囲は狭く再現性に難があり、ガス作動圧力の変動
に強く影響を受けた第4図(b)は第2図(2)に示す
Wを2ミリ秒間一定にして、周期Tを変えた例でTを変
えることによってもガス圧力、ガス流量を制御すること
が可能である。
第4図(C,)は、ガス作動圧力をパラメータとして第
4図(、)と同様にWによるガス流量、圧力の変動を測
定した例でガス作動圧力によってもガス流量は変動する
ことが判った。
ジボランのラインにあるバルブ8と流量計15は小流量
制御のためのもので、バルブ8はバルブ9に対し、百分
の−の内部溜容積を要し前記TおよびWを変えてガス流
量、ガス圧力の関係を測定したが、第4図(a)〜(C
)の関係はそのまま小流量制御かできることか確認され
た。さらに小流量制御を要する例では第4図(c)に示
したように作動圧力を減圧状態で行なうこともできる。
他にも。
異種ガス間でも流量変動が見られ窒素と水素の例では、
同一流量にする割合は窒素:水素=1=0.8 であっ
た。
ここで、前記の測定例は導電性基板ホルダ−1対式の比
較的小容量のプラズマCVD装置で行なった結果である
。バルブを用いた流量制御法は駆動パルス条件以外にも
、ガスの作動圧力、排気容量、バルブ内部溜容積など、
使用する装置によって条件が異なる。そのため装置の稼
動の前には、前記図4に示したようなガス流量、ガス圧
力の特性をあらかじめ測定し、補正し、ておく必要があ
る。
例えば、第4図(a)に示すよう−な特性はマイクロコ
ンピュータでパルス巾時間Wを可変走査しながらガス圧
力およびガス流量を測定し関数近似をマイクロコンピュ
ータで演算処理をすると直線成分の関数式はy=a十b
xで表わすことができ、これに依って任意のガス流量を
マイクロコンピュータで指令制御することができる。
また前記流量計15.1.6はバルブに対し並列接続に
しておけば流量測定後は制止状態にしておくこともでき
る。
ガスの断続によるガスの脈流の影響については、前記排
気容量などで異なるが、断続による放電のゆらぎ、膜厚
分布の不均一性などを考慮するとWが1ミリ秒ではTは
2秒以下とすれば実用上問題とならないことが判った、 これらの関係をもとに、反応槽13に透明導電膜付きガ
ラス基板を装填し、2.80℃の温度に加熱して反応ガ
スを導入し、プラズマを印加して半導体薄膜を形成した
第2図(1)の様にT’を一定にしてWを変えてガス流
量を制御した例を以下に示す。第5図はB10.。
/Sin、の割合とPFI層形成時間をシーケンスで示
したもので、まず第5図A点に示すモノシランとジボラ
ンの割合いをB、H,/Sil+4= 10−2とする
ためにモノシランのバルブ11にT=0.1 秒以下T
は0.1秒一定とするW=8ミリ秒、ジボランのバルブ
9にW=2ミリ秒のパルス波をプログラマル・パルス発
生器7を用いて駆動し、反応槽内圧力をI Torrに
設定して20秒間プラズマを印加した。
次に、バルブ11を閉じてバルブ12に切換えて、W=
20ミリ秒として、バルブ9は8に切換えて、W=8ミ
リ秒とし図5B点に示すB10./SiH,l= 10
−6のp / i界面から、図5−c点のB10./S
iH,= 5 X 10−7のj/m界面まで傾斜ドー
ピングを行なうために、シランのバルブ12はW=20
ミリ秒の同一条件で保持し、ジボランのバルブ8のパル
ス巾時間Wを8ミリ秒から1ミリ秒としだいに変化して
、15分間プラズマを印加後、バルブ8を閉じ、最後に
、P Hs / 5IH4=10−2とするためにバル
ブ12にW=5ミリ秒、ホスフィンのバルブ10にW=
15ミリ秒の条件で50秒間プラズマを印加してpin
各層をそれぞれ100人、 5000人、250人の厚
さに順次形成した。ここで、前記のWを8ミリ秒から1
ミリ秒の変化は毎秒Wは0,01 ミリ秒の制御設定確
度の変化で、総計9000個のパルス数となる。その後
、他の装置を用いてAQ電極を蒸着法により形成して太
陽電池を作成し、光電変換効率6.8 %を得た。
従来のサーマル・マスフロメータによる流量制御の応答
性では1ミリ秒の高速応答で毎秒0.01ミリ秒の制御
設定確度で、さらにB2 H,、/ SiH4の割合が
10−2から10−7といった広範囲な制御は困難であ
り、本発明の有効性が明らかとなった。
実施例2 第6図は外熱型プラズマCVD装置の構成図である。
反応槽17は高純度石英ガラス製の真空容器であり、排
気系18によって器内を少くなくともIX 10−’T
orr以上の高真空中に排気することが可能である。反
応槽の外側には電気炉19が設置されており、電源20
からの供給電力によって所望の温度に均一に加熱される
。反応槽17内には1対または2対以上の導電性基板ホ
ルダー21が挿入され試料基板22はこの基板ホルダー
上に装填され°る。固定具23は基板ホルダー対間を固
定するもので高周波の短絡を防ぐため石英、セラミック
ス等の絶縁物で作られているプラズマを発生するための
高周波電力は外部電源24によって供給され基板ホルダ
ー21を通して反応槽17内に導入され、基板ホルダー
21の間でプラズマが発生し、そのエネルギーによって
試料基板22上に半導体薄膜を形成する。
ガスボンベ25には10−5に水素希釈されたジボラン
(B2HG)、26には5 X 10−’に水素希釈さ
れたホスフィン(PH,)が27には純モノシラン(S
iH4)が接続されている。それぞれのガスは28.2
9および30の圧力調節器により、所定の圧力に設定さ
れる。流量の制御は31,32゜33.34および35
のバルブの開閉によって行ない反応槽17にガスが導入
される。ジボランおよびモノシランの各ラインにはバル
ブ31と32、およびバルブ34と35の2つが並列に
接続されている。バルブ31と32に於いてバルブ3]
−はバルブ32の十分の−の内部溜容積を要し、小流量
制御に用いられる。バルブ34も同様に小流量制御用で
ある。
全てのバルブはパルス発生器を搭載したマイクロコンピ
ュータ36によって、ガス種の切換、ガス流量を制御で
きる。また高速応答の圧力計37゜38および39は一
次側のガス作動圧力(第4図(c)参照)を検知して3
6内にあらかじめ記憶されている作動圧力補正プログラ
ムによって、各バルブにフィードバックをかけて流量制
御が効くようになっている。2次側の反応槽内の圧力調
整はダイヤフラム式圧力計40と自動圧力調整バルブ4
1の組合せで、36からの指令に応じた圧力を一定に保
つことができる。37.38,39゜40の各圧力計は
実施例1(および第4図参照)で示したように駆動パル
ス条件とガス圧力ガス流量の特性測定や補正もできる。
36はその他にも20の昇温−保持−降温の温度設定、
24の高層電力の整合など自動制御、データ収集9M桁
等もできるようになっている。反応槽17内にある42
はガスの脈流緩縮をするための調節板で43は高周波シ
ールド管で内管はアルミナ製絶縁碍子で外管はステンレ
スパイプから成っている。
これらの具備をもとに反応槽17内にタンタル薄膜を蒸
着した石英基板を装填し、500℃の温度に加熱して、
全てのバルブを全開にしてボンベの元栓まで充分な排気
を行ないながら温度を400℃まで降温させる。圧力調
節器28.29および30は1 p s i、 (51
,7Torr)に調節する。
ここで本実施例2のWは第2図(2)の様にWは2ミリ
秒一定条件の例で以下示す。まず、バルブ35をT=1
/30秒とした状態でバルブ33にT=1/70秒、と
してP H3/ 5IH4= 10−2の割合で、反応
槽内圧力をI Torrに設定して50秒間高周波入力
100Wでn層を形成した。
次に、第5図イのD点からB点に示す様にn/i界面か
らi/p界面まで82 H6/ 5IH4の割合を5X
IQ−7から10−6まで傾斜ドーピングを行なうため
、バルブ35のTは1/4o秒一定条件のままバルブ3
1にTを毎秒0.73 ミリ秒ずつ増加してTを1. 
/ 1. 、5秒からTをl/150秒まで変えて15
分間プラズマを印加し、i層を形成した。
最後に、モノシランのバルブ35は閉じて34に、T=
1/1.5 秒、ジボランのバルブ32にT=1/12
5秒とすることにより第5図A点のB10. / 5i
H4= 10−2とし、I Torrの圧力で20秒間
プラズマを印加して2層を形成した。その後、他の装置
を用いて透明導電膜を蒸着して太陽電池を作成した。
別の試料についではi層のボロンドーピングを第5図口
およびハの様にしてこれらの例について太陽電池特性の
比較を行なった。その結果、イの傾斜ドーピングを行な
った例の方が他より短絡電流で9%多い結果が得られた
バルブの構造例を以下に示す。第7図は閉弁状態の二方
口バルブの例で、第7図(1)は平形バルブの一例、第
7図(2)は円錐形バルブの一例、第7図(3)はゲー
ト形バルブの一例、第7図(4)はピンチ形バルブの一
例である。ここで44はガス流路、45はバルブ弁、4
6はバルブ弁を駆動するための電磁石、47はバルブ本
体を冷却するための水冷管、48は可塑性のパイプで例
えばシリコンゴム、テフロンなどから成っている。第7
図(4)のバルブは腐蝕性ガスを扱う場合に用いられる
第8図は全開、全開の二位置にのみ瞬時にガスの断続を
確実に動作するために、49の連続変形型螺旋スプリン
グと50の瞬時変形型円板スプリングを兼ね備えた構造
で、45のバルブ弁を不必要に手作動状態にすることな
く、脈流やサージ圧に強く、チャタリングなどを解消し
た円錐形バルブの一例である。
第9図は三方口形バルブの一例であり、バルブ一台でガ
スを2種類用いて方向切換方式によってガス混合を行な
わしめるものであり、もちろん、臂 これに限らず多方ロバルブを用いることもできる。
第10図は電磁石の換りに圧電素子51を平形バルブに
用いた構造例で高速応答で使用ガス圧力が低く、微少流
量の駆動に適している。
第7図から第10図までは、水冷を施したバルブの構造
例を示したが、使用するガスの種類や用途方法などによ
って、水冷なしのバルブを利用することもできる。
〔発明の効果〕
以上の実施例によって明らかなように本発明による薄膜
半導体形成法はガス流量を高速応答、広範囲に正確に制
御することによって高純度の半導体薄膜を高い生産能力
で再現性よく形成することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)は従来のマスフロメータの時間に対するガ
ス流量の関係を示す特性図、第1図(b)および第2図
は本発明に使用したバルブの開閉によるバルブ直後での
時間とガス流量の関係を示す特性図、第3図および第6
図は本発明で使用したプラズマCVD装置の構成図、第
4図は開弁時間とガス流量およびガス圧力を示した特性
図、第5図はp、i層形成時間に対するシリコン対ボロ
ンの割合の変化をシーケンスで示した特性図、第7図か
ら第10図は本発明に使用したバルブの構造図である。 1.25・・・ジボランガス、2,26・・・ホスフィ
ンガス、3,27・・・モノシランガス、4,5,6゜
28.29,30・・・圧力調整器、7・・・プログラ
マル・パルス発生器、8,9,10,11,12゜31
.32,33,34,35・・・バルブ、13゜17・
・・反応槽、14,37.38,39.40・・・圧力
計、15.16・・・流量計、18・・・排気ポンプ、
19・・・電気炉、20・・・電気炉用電源、21・・
・導電性基板ホルダー、22・・・基板、23・・・絶
縁性固定具、24・・・高周波電源、36・・・マイク
ロコンピュータ、41・・・圧力調整バルブ、42・・
・調節枚、43・・・高周波シールド管、44・・・ガ
ス流路、45・・・バルブ弁、46・・・電磁石、47
・・・水冷管、48・・・可塑性パイプ、49・・・螺
旋スプリング、50・・・第 1 図(久) [11’rlil %+  図(b) 第2 図 端内 第 3 図 第 4 z ひ) W(M、!+) 第5 口 と、え7% @ A’ g4jrIf。 第 に 図 第7図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、少なくとも a、真空に排気することが可能な反応槽と、 b、一種以上の揮発性化合物または反応性ガスを反応槽
    に導入するためのガス導入系、 c、反応槽の内部で化学気相反応(CVD)に関する反
    応は、酸化反応、窒化反応、炭化反応、重合反応、分解
    反応であつて一種以上の揮発性化合物ないしは反応性ガ
    スが基板表面に接している構造の基板ホルダー部。 d、反応槽の内部で化学反応を行なわせしめるための励
    起源は少くなくとも、放電プラズマ、熱源、光源からな
    る反応励起発生部の一種以上。 を具備し、試料基板上に固相生成物が析出する目的で用
    いられる化学気相反応装置において、上記ガス導入系の
    ガス流量制御をバルブの断続的開閉手段によつてガスを
    流すことを特徴とする薄膜半導体形成装置。 2、反応槽の外側から1種類以上のガスおよび基板ホル
    ダー上に装填された試料基板を80℃から1100℃の
    範囲の温度に加熱するための炉体と電力供給系を備付け
    ることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の薄膜半
    導体形成装置。 3、バルブの断続的開閉手段に水冷バルブを用いること
    を特徴とする特許請求の範囲第1項記載の薄膜半導体形
    成装置。 4、バルブの断続的開閉手段に於いてバルブはマイクロ
    コンピュータ搭載のプログラマルなパルス発生器でパル
    ス駆動することを特徴とする特許請求の範囲第1項記載
    の薄膜半導体形成装置。 5、バルブの断続的開閉手段に於ける一台のバルブの周
    期時間は2秒以下であることを特徴とする特許請求の範
    囲第1項記載の薄膜半導体形成装置。 6、バルブの断続的開閉手段に於ける一台のバルブのパ
    ルス巾時間は1ミリ秒以上であることを特徴とする特許
    請求の範囲第1項記載の薄膜半導体形成装置。 7、上記バルブは一台あるいはそれ以上の複数台であっ
    て、上記ガスは1種類以上のガスを断続的に流すガス混
    合装置を有したことを特徴とする特許請求の範囲第1項
    記載の薄膜半導体形成装置。
JP59166351A 1984-08-10 1984-08-10 ガス流量制御方法 Expired - Lifetime JP2619351B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP59166351A JP2619351B2 (ja) 1984-08-10 1984-08-10 ガス流量制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP59166351A JP2619351B2 (ja) 1984-08-10 1984-08-10 ガス流量制御方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6148567A true JPS6148567A (ja) 1986-03-10
JP2619351B2 JP2619351B2 (ja) 1997-06-11

Family

ID=15829764

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP59166351A Expired - Lifetime JP2619351B2 (ja) 1984-08-10 1984-08-10 ガス流量制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2619351B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63118075A (ja) * 1986-11-07 1988-05-23 Hitachi Ltd グロ−放電による被覆方法
KR100479639B1 (ko) * 2002-04-06 2005-03-30 재단법인서울대학교산학협력재단 다층 박막의 제조를 위한 화학 기상 증착 장치 및 이를 이용한 다층 박막 증착 방법

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5898138A (ja) * 1981-12-07 1983-06-10 Hitachi Metals Ltd 減圧cvd装置
US4428812A (en) * 1983-04-04 1984-01-31 Borg-Warner Corporation Rapid rate reactive sputtering of metallic compounds

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5898138A (ja) * 1981-12-07 1983-06-10 Hitachi Metals Ltd 減圧cvd装置
US4428812A (en) * 1983-04-04 1984-01-31 Borg-Warner Corporation Rapid rate reactive sputtering of metallic compounds

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63118075A (ja) * 1986-11-07 1988-05-23 Hitachi Ltd グロ−放電による被覆方法
JPH0527707B2 (ja) * 1986-11-07 1993-04-22 Hitachi Ltd
KR100479639B1 (ko) * 2002-04-06 2005-03-30 재단법인서울대학교산학협력재단 다층 박막의 제조를 위한 화학 기상 증착 장치 및 이를 이용한 다층 박막 증착 방법

Also Published As

Publication number Publication date
JP2619351B2 (ja) 1997-06-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4885258A (en) Method for making a thin film transistor using a concentric inlet feeding system
US4998503A (en) Apparatus for forming functional deposited film by microwave plasma CVD process
US5160543A (en) Device for forming a deposited film
US5002793A (en) Process for forming film in a three-chambered apparatus having two chamber faces coated with films of at least 106 Ω cm resistance
US5241987A (en) Process gas supplying apparatus
JPS61229319A (ja) 薄膜形成方法
JPH0645886B2 (ja) 堆積膜形成法
US4812328A (en) Method for forming deposited film
US4803093A (en) Process for preparing a functional deposited film
JPS6148567A (ja) ガス流量制御方法
US4822636A (en) Method for forming deposited film
US4525375A (en) Method of controllong the deposition of hydrogenated amorphous silicon and apparatus therefor
JPS62139875A (ja) 堆積膜形成法
JPS62142778A (ja) 堆積膜形成法
JPH0645891B2 (ja) 堆積膜形成法
JPH0647734B2 (ja) 堆積膜形成法
CN111341689B (zh) 气体流量控制装置和控制方法及应用该装置的半导体设备
JP2637397B2 (ja) 堆積膜形成法
JPH0647729B2 (ja) 堆積膜形成法
JPS602667A (ja) 固体原料の昇華供給装置
JPS6296675A (ja) 堆積膜形成法
JPS62196374A (ja) 堆積膜形成装置
JPH0645884B2 (ja) 堆積膜形成法
JPS62139877A (ja) 堆積膜形成法
JPS6296674A (ja) 堆積膜形成法

Legal Events

Date Code Title Description
EXPY Cancellation because of completion of term