JPS6146718B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、床下などに埋設するセパレート型空
気調和機の室外ユニツトを設置するための据付台
に関するもので、宅地の敷地面積の有効利用とエ
アコン設置後の美観の維持をはかることを目的と
するものである。

この目的を達成するために、本発明は住宅の布
基礎に設けた開口に、セパレート型空気調和機の
室外ユニツトを収納する際、コンクリート製の据
付台に合成樹脂製のレールをあらかじめ埋め込む
ことにより、室外ユニツトの収納作業の容易化を
はかり、また室外ユニツト設置後において室外ユ
ニツトの下部とコンクリート製の据付台との間に
間隔を設けて、排水性をも良好とするものであ
る。

以下、本発明をその一実施例を示す添付図面を
参考に説明する。

図において、１は室外ユニツトで、前面に吹出
口１ａを、また後面あるいは側面に吸込口（図示
せず）を有し、室内ユニツト（図示せず）ととも
に周知の冷凍サイクルを構成しているが、室外ユ
ニツト１の構造については本発明の要旨ではない
ので説明は省略する。この室外ユニツト１は、床
下部３に配設され、布基礎部２において数カ所設
けられた換気口（図示せず）より床下部３に吸入
した空気も凝縮器の放熱に使用して布基礎開口部
２ａより空気を放出する。この床下部３への収納
により、宅地の敷地面積の有効利用とエアコン設
置後の美観を維持している。４は前記布基礎開口
部２ａより床下部３へ延出したコンクリート製の
据付台で、その周縁には雨水等が床下に侵入しな
いように止水壁５が設けられている。６は第３図
に示す如く略Ｔ字状に形成された合成樹脂製のレ
ールで、その埋込片６ａを前記据付台４へ埋込む
ことにより据付台４へ取付けられる。このレール
６は複数設けられ、それぞれ前記布基礎部２と直
交する方向に延出している。

上記構成において、室外ユニツト１を据付ける
場合は、まず据付台４上に各レール６を埋込み、
その後室外ユニツト１を押込むなどの作業によつ
て据付けが完了する。このとき、室外ユニツト１
は、レール６を介して据付台４上に載置されるた
め、その接触摩擦が極力小さくなり、作業性が良
好となる。またこのレール６により、室外ユニツ
ト１の低面と据付台４との間に〓間が確保される
ため、布基礎部２の開口部２ａなどより侵入した
雨水は円滑に排出され、乾燥しやすく、室外ユニ
ツト１の防錆作用も行う。これは、据付台４の傾
斜を考慮すればより良好なものとなる。

上記実施例より明らかなように、本発明におけ
る埋設形空気調和機の据付台は、家屋の布基礎の
一部を切欠いて形成された閉口部に、セパレート
型空気調和機の室外ユニツトを設置するコンクリ
ート製の据付台を設け、この据付台に、前記室外
ユニツトを載置する複数のレールを埋設したもの
で、床下空間を室外ユニツトの設置スペースとし
て有効利用および設置の美観がはかれ、しかも複
数のレールにより室外ユニツト低面との接触面積
が小さく、室外ユニツトの据付け時に生じる押込
み作業、引出し作業が容易となるとともに据付台
と室外ユニツト低面との間に〓間が確保できるた
め、雨水などが侵入しても乾燥しやすく、室外ユ
ニツトの防錆に効果が得られるなど、種々の利点
を有するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例における埋設形室外
ユニツトの布基礎部への据付け状態を示す要部斜
視図、第２図は同室外ユニツトにおける据付台の
斜視図、第３図は同据付台におけるレールの斜視
図である。 １……室外ユニツト、２……布基礎、２ａ……
開口部、４……据付台、６……レール。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 家屋の布基礎の一部を切欠いて形成された開
   口部に、セパレート型空気調和機の室外ユニツト
   を設置するコンクリート製の据付台を設け、この
   据付台に、前記室外ユニツトを載置する複数のレ
   ールを埋設した埋設形空気調和機の据付台。