JPS6146667B2 - - Google Patents

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JPS6146667B2
JPS6146667B2 JP12393378A JP12393378A JPS6146667B2 JP S6146667 B2 JPS6146667 B2 JP S6146667B2 JP 12393378 A JP12393378 A JP 12393378A JP 12393378 A JP12393378 A JP 12393378A JP S6146667 B2 JPS6146667 B2 JP S6146667B2
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JP
Japan
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plate
sub
pressure
pump
chamber
Prior art date
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JP12393378A
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English (en)
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JPS5551984A (en
Inventor
Minoru Kawabata
Ryuichi Yamada
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Toyoda Koki KK
Original Assignee
Toyoda Koki KK
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Publication date
Application filed by Toyoda Koki KK filed Critical Toyoda Koki KK
Priority to JP12393378A priority Critical patent/JPS5551984A/ja
Publication of JPS5551984A publication Critical patent/JPS5551984A/ja
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Granted legal-status Critical Current

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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は動力舵取装置等に用いる油圧ポンプ、
特にカムリングの側方に2枚のプレートを設け、
これらプレートの接合部を介して吐出ポートから
の圧油を圧送せしめるとともに、バイパス流を吸
入ポートに還流せしめるようにした油圧ポンプに
関するものである。
動力舵取装置に用いられる油圧ポンプにおいて
は、そのポンプロータがエンジンによつて回転駆
動されるところから、エンジン回転数の上昇につ
れてポンプより吐出される流量も増大するため、
動力舵取装置に必要な一定流量を越える余剰流体
を低圧側へバイパスする流量制御弁が備えられ、
これによつて動力損失の軽減が図られている。
ところでこの種の油圧ポンプにおいて、流量制
御弁をサイドプレートの側方に配設し、この流量
制御弁によつて制御されるバイパス孔をポンプロ
ータと同軸上に開口された構成のものにおいて
は、バイパス孔にバイパスされたバイパス流をサ
イドプレート内を通して吸入ポートに還流せしめ
ることが、最短の吸入経路でバイパス流を還流で
きる点で有利となる。このためにはサイドプレー
トを2部材で構成し、この2部材の接合面にバイ
パス通路を形成することが必要となる。この種の
油圧ポンプとして米国特許第3125028号明細書に
記載されているものが公知である。
しかしながら、従来公知の油圧ポンプは、2部
材からなるサイドプレート内をバイパスされるバ
イパス流を一旦カムリングの外方に流入させ、そ
こからサイドプレートの一対の吸入ポートに分流
させる構成となつており、吸入効率の面で難点が
ある。また従来のものにおいては、2部材の接合
面を介して吐出口に圧送される圧油が接合面を介
して隣接するバイパス路に漏洩する虞れがあり、
このために2部材の接合面をラツプ加工等して面
精度を向上させることが必要であつた。
本発明は2部材からなるサイドプレート内を通
してバイパスされるバイパス流を一対の吸入ポー
トに直接かつ均等に還流させるようにして吸入効
率を向上させ、しかも接合面のラツプ加工等を要
することなく接合面からの油洩れを生じないよう
にしたもので、その構成は、駆動軸を回転可能に
軸承した支持部材をポンプ本体に設け、このポン
プ本体内に互いに接合するプレツシヤプレートと
サブプレートを嵌装し、このプレツシヤプレート
と前記支持部材との間にカムリングを介挿し、こ
のカムリング内に前記駆動軸上に設けたポンプロ
ータを収納してこのポンプロータとカムリングと
の間でポンプ室を形成し、前記プレツシヤプレー
トに前記ポンプ室の吸入域に開口する直径方向に
対向した一部の吸入ポートと前記ポンプ室の吐出
域に開口する直径方向に対向した一対の吐出ポー
トとをそれぞれ形成し、前記ポンプ本体に前記駆
動軸と同軸上にバイパス孔を形成した軸部を設
け、この軸部に前記サブプレートを嵌合してポン
プ本体とサブプレートとの間に圧力作用室を形成
し、この圧力作用室に通ずる吐出口より吐出され
る流量を一定にするべく前記バイパス孔を制御す
る流量制御弁を前記ポンプ本体に設け、前記プレ
ツシヤプレートとサブプレートとの接合面にバイ
パス路を直径方向に形成し、このバイパス路の直
径方向両端部を前記一対の吸入ポートに開口させ
るとともに、バイパス路の直径方向中央部を前記
バイパス孔に開口させ、前記一対の吐出ポートを
前記プレツシヤプレートとサブプレートとを貫通
する吐出路を介して前記圧力作用室に接様し、前
記プレツシヤプレートおよびサブプレートを焼結
金属で構成し、これらプレツシヤプレートとサブ
プレートを接合面を合わせて一体に焼結したもの
である。
上記した構成により、ポンプロータが回転駆動
されると、吸入ポートに作動油が吸入され、吐出
ポートより圧油が吐出され、吐出路および吐出口
を介して動力舵取装置に供給される。
ポンプロータの回転数が上昇して吐出ポートよ
り吐出される流量が増大すると、流量制御弁によ
りバイパス孔が開口され、このバイパス孔よりプ
レツシヤプレートとサブプレートとの接合面間に
形成された直径方向のバイパス路を介して余剰流
が一対の吸入ポートに直接かつ均等に還流され
る。この際、プレツシヤプレートとサブプレート
は一体に焼結されているため、プレツシヤプレー
トとサブプレート間の吐出路を流れる圧油が両者
の接合面よりバイパス路に漏洩することがない。
以下本発明の実施例を図面に基いて説明する。
10はポンプ本体で、このポンプ本体10の一端
開口部には支持部材11が嵌着固定されている。
支持部材11には自動車エンジンによつて回転駆
動される駆動軸12が軸受13を介して回転可能
に軸承され、この駆動軸12の一端はポンプ本体
10に駆動軸12と同心的に形成したバイパス孔
14に遊嵌されている。前記ポンプ本体10内に
は2つのプレート、すなわちプレツシヤプレート
15とサブプレート16が嵌装され、プレツシヤ
プレート15は駆動軸12の一端部を軸承し、ま
たサブプレート16は前記バイパス孔14を形成
したポンプ本体10の筒部10aに嵌合してい
る。かかるプレツシヤプレート15およびサブプ
レート16は焼結金属からなり、これら両プレー
ト15,16は焼結成形により製造され、その焼
結成形の際に後述する吸入、吐出ポートおよびバ
イパス路のような所要の流路が形成される。さら
にその後両プレート15,16は両者の接合面を
合せて一体に焼結結合される。
前記支持部材11の側壁11aとプレツシヤプ
レート15との間には、内周に第3図に示すよう
なカム面17aを形成したカムリング17が介挿
され、このカムリング17は前記2つのプレート
15,16と支持部材11との間に設けられた位
置決めピン18により位置決めされている。カム
リング17のカム面17aと支持部材側壁11a
とプレツシヤプレート15とによつて囲まれた空
間にはポンプロータ20が回転可能に収納され、
このポンプロータ20は前記駆動軸12上にスプ
ライン嵌合されている。かかるポンプロータ20
とカムリング17により三日月状のポンプ室21
を180゜の位相差をもつて2か所形成している。
ポンプロータ20の円周上には複数の放射溝20
aが形成され、これら放射溝20aにカムリング
17のカム面17aに接触するベーン22が放射
方向に摺動可能に嵌装されており、これらベーン
22によつて前記ポンプ室21を複数の室に密封
分離している。
前記支持部材側壁11aとプレツシヤプレート
15には、前記ポンプ室21の吸入域に開口する
各一対の吸入ポート23,24およびポンプ室2
1の吐出域に開口する各一対の吐出ポート25,
26がそれぞれ直径方向に相対向して形成され、
これら吸入ポート23,24と吐出ポート25,
26は第3図に示すようにほぼ90゜の位相差をも
つて交互に配置されている。吸入ポート23,2
4はポンプ本体10に形成された環状溝27に連
通され、この環状溝27はポンプ本体10上にブ
ラケツト19を介して支持されたタンク28内に
吸入孔29を介して連通されている。これによつ
てタンク28に収容された作動油が吸入孔29よ
り環状溝27および吸入ポート23,24を介し
てポンプ室21の各吸入域に導かれる。前記プレ
ツシヤプレート15に形成された一対の吸入ポー
ト24は、前記プレツシヤプレート15とサブプ
レート16との接合面に直径方向に形成されたバ
イパス路30の直径方向両端部に開口され、この
バイパス路30の直径方向中央部に前記バイパス
孔14が開口されている。
一方前記プレツシヤプレート15に形成された
吐出ポート26はサブプレート16に形成された
吐出路31を介してサブプレート16とポンプ本
体10との間に形成された圧力作用室32に連通
されている。吐出ポート26にはまたプレツシヤ
プレート15とサブプレート16との接合面に形
成された連通路47を介してプレツシヤプレート
15の端面に形成された円周溝33が連通され、
この円周溝33は前記複数の放射溝20aにそれ
ぞれ連通されている。かかる円周溝33に対向し
て前記支持部材11の側壁11aに円周溝34が
形成され、この円周溝34は前記放射溝20aに
連通されている。
次に吐出流量を制御する流量制御弁35につい
て説明する。前記ポンプ本体10には、バイパス
孔14に交差する弁孔36が形成されている。弁
孔36にはバイパス孔14を制御するスプール弁
37が摺動可能に嵌装されている。弁孔36の一
端には孔38を介して前記圧力作用室32が連通
され、この弁孔36の一端にオリフイス39を介
して吐出口40が連通されている。弁孔36の他
端には前記オリフイス39の下流側に通孔41,
42,43を介して連通させ、この弁孔36の他
端にはスプール弁37を弁孔36の一端に向けて
押圧するスプリング44が介挿されている。これ
によりオリフイス39を介して吐出口40より吐
出される油量は、オリフイス39前後の圧力差が
一定になるようにバイパス孔14を制御するスプ
ール弁37により常に一定に制御され、この一定
油量が図略の動力舵取装置に供給される。なお、
45はスプール弁37内に設けられた圧力逃し弁
である。
上記した構成において以下そのポンプ作用につ
いて説明する。自動車エンジンによつて駆動軸1
2とともにポンプロータ20が回転駆動される
と、ポンプ室21の吸入域にはタンク28より吸
入孔29、環状溝27および吸入ポート23,2
4を介して作動油が吸入され、ポンプ室21の吐
出域で加圧された圧油はプレツシヤプレート15
に形成した吐出ポート26、サブプレート16に
形成した吐出路31、圧力作用室32、孔38、
弁孔36の一端およびオリフイス39を介して吐
出口40より吐出され、動力舵取装置に供給され
る。この際前記吐出ポート26に圧送された圧油
はプレツシヤプレート15とサブプレート16と
の接合面に形成された連通路47より円周溝33
を介して放射溝20aおよび円周溝34に導か
れ、これによりベーン22をカムリング17のカ
ム面17aに圧接せしめるとともに、ポンプロー
タ20を油圧的にバランスさせ、また圧力作用室
32に作用する圧油およびスプリング48の発力
によりサブプレート16を押圧してプレツシヤプ
レート15をカムリング17に圧接せしめる。
この際、プレツシヤプレート15とサブプレー
ト16は一体に焼結されているため、プレツシヤ
プレート15とサブプレート16間を流れる圧油
が両者の接合面より洩れてバイパス路30に流出
する虞れがなくなり、圧力損失を防止できるよう
になる。
前記ポンプ室21の吐出域より吐出される流量
はポンプロータ20の回転数、すなわちエンジン
回転数に比例し、従つてエンジン回転数が上昇し
て吐出流量が増大すると、前記オリフイス39の
上流側の圧力が上昇し、これによりスプール弁3
7がスプリング44の発力に抗して摺動し、バイ
パス孔14を開口する。これにより弁孔36の一
端を流れる圧油の一部がバイパス孔14にバイパ
スされ、このバイパス流はプレツシヤプレート1
5とサブプレート16との間に形成されたバイパ
ス路30によつて前記一対の吸入ポート24に直
接かつ均等に還流され、ポンプ室21の吸入域に
吸入される。このようなスプール弁37によるバ
イパス流の制御によりオリフイス39の前後の圧
力差が一定に保たれ、吐出口40より常に一定流
量の圧油が吐出されるようになる。
以上述べたように本発明は、カムリングの側方
に焼結金属からなるプレツシヤプレートおよびサ
ブプレートの2つのプレートを設け、これらプレ
ツシヤプレートとサブプレートとの接合面にバイ
パス路を直径方向に形成し、このバイパス路の直
径方向両端部を一対の吸入ポートに開口させ、直
径方向中央部をバイパス孔に開口させた構成であ
るので、流量制御弁にてバイパス孔にバイパスさ
れた余剰流をバイパス路を介して一対の吸入ポー
トに直接かつ均等に還流させることができ、これ
によつて吸入ポートへの吸入効率を著しく高める
ことができる効果がある。
しかも本発明は、プレツシヤプレートとサブプ
レートとを焼結により一体化したので、両プレー
トの液密的な結合を容易に行い得、これによつて
両プレートの接合面をラツプ加工等する必要なく
して接合面からの油洩れを確実に防止でき、ポン
プ効率を向上できる効果も奏せられる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例を示すもので、第1図は
油圧ポンプの断面図、第2図および第3図および
第4図はそれぞれ第1図の−線、−線お
よび−線矢視断面図である。 10……ポンプ本体、11……支持部材、12
……駆動軸、15……プレツシヤプレート、16
……サブプレート、17……カムリング、20…
…ポンプロータ、21……ポンプ室、24……吸
入ポート、26……吐出ポート、28……タン
ク、30……バイパス路、31……吐出路、35
……流量制御弁、40……吐出口。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 駆動軸を回転可能に軸承した支持部材をポン
    プ本体に設け、このポンプ本体内に互いに接合す
    るプレツシヤプレートとサブプレートを嵌装し、
    このプレツシヤプレートと前記支持部材との間に
    カムリングを介挿し、このカムリング内に前記駆
    動軸上に設けたポンプロータを収納してこのポン
    プロータとカムリングとの間でポンプ室を形成
    し、前記プレツシヤプレートに前記ポンプ室の吸
    入域に開口する直径方向に対向した一対の吸入ポ
    ートと前記ポンプ室の吐出域に開口する直径方向
    に対向した一対の吐出ポートとをそれぞれ形成
    し、前記ポンプ本体に前記駆動軸と同軸上にバイ
    パス孔を形成した軸部を設け、この軸部に前記サ
    ブプレートを嵌合してポンプ本体とサブプレート
    との間に圧力作用室を形成し、この圧力作用室に
    通ずる吐出口より吐出される流量を一定にするべ
    く前記バイパス孔を制御する流量制御弁を前記ポ
    ンプ本体に設け、前記プレツシヤプレートとサブ
    プレートとの接合面にバイパス路を直径方向に形
    成し、このバイパス路の直径方向両端部を前記一
    対の吸入ポートに開口させるとともに、バイパス
    路の直径方向中央部を前記バイパス孔に開口さ
    せ、前記一対の吐出ポートを前記プレツシヤプレ
    ートとサブプレートとを貫通する吐出路を介して
    前記圧力作用室に接続し、前記プレツシヤプレー
    トおよびサブプレートを焼結金属で構成し、これ
    らプレツシヤプレートとサブプレートを接合面を
    合せて一体に焼結してなる油圧ポンプ。
JP12393378A 1978-10-06 1978-10-06 Hydraulic pump Granted JPS5551984A (en)

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JPS5551984A JPS5551984A (en) 1980-04-16
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JPS5551984A (en) 1980-04-16

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