JPS6146392Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPS6146392Y2 JPS6146392Y2 JP16857778U JP16857778U JPS6146392Y2 JP S6146392 Y2 JPS6146392 Y2 JP S6146392Y2 JP 16857778 U JP16857778 U JP 16857778U JP 16857778 U JP16857778 U JP 16857778U JP S6146392 Y2 JPS6146392 Y2 JP S6146392Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fluidized bed
- combustion gas
- desulfurization
- combustion
- sox
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000000567 combustion gas Substances 0.000 claims description 26
- 238000006477 desulfuration reaction Methods 0.000 claims description 23
- 230000023556 desulfurization Effects 0.000 claims description 23
- OKTJSMMVPCPJKN-UHFFFAOYSA-N Carbon Chemical compound [C] OKTJSMMVPCPJKN-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 22
- 229910052799 carbon Inorganic materials 0.000 claims description 22
- 239000000428 dust Substances 0.000 claims description 15
- 238000002485 combustion reaction Methods 0.000 claims description 14
- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 4
- 230000003009 desulfurizing effect Effects 0.000 claims description 2
- 239000007789 gas Substances 0.000 description 10
- 238000000034 method Methods 0.000 description 4
- NINIDFKCEFEMDL-UHFFFAOYSA-N Sulfur Chemical compound [S] NINIDFKCEFEMDL-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 239000000446 fuel Substances 0.000 description 2
- 238000000926 separation method Methods 0.000 description 2
- 229910052717 sulfur Inorganic materials 0.000 description 2
- 239000011593 sulfur Substances 0.000 description 2
- 235000019738 Limestone Nutrition 0.000 description 1
- 239000003245 coal Substances 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 239000010459 dolomite Substances 0.000 description 1
- 229910000514 dolomite Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000006028 limestone Substances 0.000 description 1
- 239000002245 particle Substances 0.000 description 1
- 239000007787 solid Substances 0.000 description 1
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、石炭等の固体粒子状の燃料と石灰
石、ドロマイト等の数mmの粒径の脱硫材とを流動
床に供給して燃焼させる流動床燃焼装置に関す
る。
石、ドロマイト等の数mmの粒径の脱硫材とを流動
床に供給して燃焼させる流動床燃焼装置に関す
る。
まず第１図に示す従来の流動床ボイラ装置につ
いて説明する。流動床燃焼炉としての流動床ボイ
ラ１からの燃焼ガスダクト１０の途中には集塵器
２，５が組み入れられ後流部は煙突９に接続され
ている。集塵器２からの分離ダクト１１は、集塵
器２で集塵される未燃カーボンは、投入燃料の10
〜20％にも達するので、この未燃カーボンを燃焼
させて燃料の使用効率を高めるためのカーボン焼
却炉３に接続され、カーボン焼却炉３からの燃焼
ガスダクト１２の途中には集塵器６が組み入れら
れ、後流部は煙突９に接続されている。流動床ボ
イラ１では第２図に脱硫材の脱硫特性例を示すよ
うに高い脱硫効率を得んが為に800〜900℃の燃焼
温度で作動させ、カーボン焼却炉３は燃え難いカ
ーボンを高効率で燃却する為に約1000℃の燃焼温
度で作動させる。なおボイラ１及びカーボン焼却
炉３からの燃焼ガスの容積は大雑把に１：0.1で
ある。
いて説明する。流動床燃焼炉としての流動床ボイ
ラ１からの燃焼ガスダクト１０の途中には集塵器
２，５が組み入れられ後流部は煙突９に接続され
ている。集塵器２からの分離ダクト１１は、集塵
器２で集塵される未燃カーボンは、投入燃料の10
〜20％にも達するので、この未燃カーボンを燃焼
させて燃料の使用効率を高めるためのカーボン焼
却炉３に接続され、カーボン焼却炉３からの燃焼
ガスダクト１２の途中には集塵器６が組み入れら
れ、後流部は煙突９に接続されている。流動床ボ
イラ１では第２図に脱硫材の脱硫特性例を示すよ
うに高い脱硫効率を得んが為に800〜900℃の燃焼
温度で作動させ、カーボン焼却炉３は燃え難いカ
ーボンを高効率で燃却する為に約1000℃の燃焼温
度で作動させる。なおボイラ１及びカーボン焼却
炉３からの燃焼ガスの容積は大雑把に１：0.1で
ある。
流動床ボイラ１から飛出すカーボンにはなお硫
黄が多く含まれており、これをカーボン焼却炉３
で1000℃付近の高温で焼却すれば、SOxが多発す
る。すなわち、流動床ボイラ１からの燃焼ガスの
容量をＡとすれば、カーボン焼却炉３からの燃焼
ガスの容量は0.1Aであり、SOx濃度は脱硫しな
い時をＢとすれば、脱硫により約90％のSOxが除
去され、脱硫後のSOx濃度は0.1Bとなる。このた
め、流動床ボイラ１からの燃焼ガス中のSOx濃度
は、炉内脱硫が行われているため0.1Bであり、カ
ーボン焼却炉３からの燃焼ガス中のSOx濃度はＢ
である。このため、煙突９から排出されるガス中
のSOx濃度は次のようになる。
黄が多く含まれており、これをカーボン焼却炉３
で1000℃付近の高温で焼却すれば、SOxが多発す
る。すなわち、流動床ボイラ１からの燃焼ガスの
容量をＡとすれば、カーボン焼却炉３からの燃焼
ガスの容量は0.1Aであり、SOx濃度は脱硫しな
い時をＢとすれば、脱硫により約90％のSOxが除
去され、脱硫後のSOx濃度は0.1Bとなる。このた
め、流動床ボイラ１からの燃焼ガス中のSOx濃度
は、炉内脱硫が行われているため0.1Bであり、カ
ーボン焼却炉３からの燃焼ガス中のSOx濃度はＢ
である。このため、煙突９から排出されるガス中
のSOx濃度は次のようになる。
Ａ×０．１Ｂ＋０．１Ａ×Ｂ／Ａ＋０．１Ａ0.18B
従つて、煙突９から排出されるSOx濃度は、
0.18Bであり、流動床ボイラ１からの燃焼ガス中
のSOx濃度0.1Bの略２倍となり、煙突９から排出
されるガス中のSOx濃度が高くなつている。煙突
９から排出されるガス中のSOx濃度を下げるため
には、一般的に考えると煙突９に入るガス中の
SOxを除去することが考えられるが、単に煙突９
の直前に脱硫装置を配置すると、脱硫装置は、ガ
ス全量を処理するために非常に容量の大きいもの
が必要となり、又、ガス中のSOx濃度は高いとい
つても、0.18Bであり、脱硫装置で効率よく処理
できる程のSOx濃度ではないので、処理が困難で
あるといつた問題点がある。そのため、本考案
は、流動床燃焼プラントから排出される燃焼ガス
中のSOx濃度を低下させることを目的としてなさ
れたものであり、本考案は脱硫材を用いた流動床
燃焼炉、同流動床燃焼炉からの燃焼ガス中の未熱
カーボンを集塵する集塵器、同集塵器で集塵され
た前記未燃カーボンを燃焼処理する焼却炉を有す
る流動床燃焼装置において、前記焼却炉からの燃
焼ガスを脱硫手段に導く管路を設けたことを特徴
とする流動床燃焼装置を提供するものである。本
考案の装置によれば、焼却炉からの燃焼ガスは脱
硫手段に導入され燃焼ガス中のSOxが除かれ、
SOx濃度を低下させることができ、そのため、装
置全体の燃焼ガス中のSOx濃度も低く抑えられ、
又、使用する脱硫手段は、焼却炉からの燃焼ガス
だけを処理するため容量の小さいものでよい等の
利点がある。
0.18Bであり、流動床ボイラ１からの燃焼ガス中
のSOx濃度0.1Bの略２倍となり、煙突９から排出
されるガス中のSOx濃度が高くなつている。煙突
９から排出されるガス中のSOx濃度を下げるため
には、一般的に考えると煙突９に入るガス中の
SOxを除去することが考えられるが、単に煙突９
の直前に脱硫装置を配置すると、脱硫装置は、ガ
ス全量を処理するために非常に容量の大きいもの
が必要となり、又、ガス中のSOx濃度は高いとい
つても、0.18Bであり、脱硫装置で効率よく処理
できる程のSOx濃度ではないので、処理が困難で
あるといつた問題点がある。そのため、本考案
は、流動床燃焼プラントから排出される燃焼ガス
中のSOx濃度を低下させることを目的としてなさ
れたものであり、本考案は脱硫材を用いた流動床
燃焼炉、同流動床燃焼炉からの燃焼ガス中の未熱
カーボンを集塵する集塵器、同集塵器で集塵され
た前記未燃カーボンを燃焼処理する焼却炉を有す
る流動床燃焼装置において、前記焼却炉からの燃
焼ガスを脱硫手段に導く管路を設けたことを特徴
とする流動床燃焼装置を提供するものである。本
考案の装置によれば、焼却炉からの燃焼ガスは脱
硫手段に導入され燃焼ガス中のSOxが除かれ、
SOx濃度を低下させることができ、そのため、装
置全体の燃焼ガス中のSOx濃度も低く抑えられ、
又、使用する脱硫手段は、焼却炉からの燃焼ガス
だけを処理するため容量の小さいものでよい等の
利点がある。
次に本考案を第３図に示す１実施例に基づいて
説明する。
説明する。
流動床燃焼炉としての流動床ボイラ１からの燃
焼ガスダクト１０の途中には集塵器２と５とが組
み入れられ後流部は煙突９に接続され、集塵器２
からの分離ダストダクト１１はカーボン焼却炉３
に接続されている。カーボン焼却炉３からの燃焼
ガスダクト１２の途中には集塵器６が、集塵器６
の後流には脱硫装置８が組み入れられ、さらに後
流部は煙突９に接続されている。
焼ガスダクト１０の途中には集塵器２と５とが組
み入れられ後流部は煙突９に接続され、集塵器２
からの分離ダストダクト１１はカーボン焼却炉３
に接続されている。カーボン焼却炉３からの燃焼
ガスダクト１２の途中には集塵器６が、集塵器６
の後流には脱硫装置８が組み入れられ、さらに後
流部は煙突９に接続されている。
流動床ボイラ１では800〜900℃の燃焼温度で作
動させ、カーボン焼却炉３は燃え難いカーボンを
高効率で焼却する為に約1000℃の燃焼温度で作動
させる。
動させ、カーボン焼却炉３は燃え難いカーボンを
高効率で焼却する為に約1000℃の燃焼温度で作動
させる。
流動床ボイラ１からの未燃カーボンにはなお高
率の硫黄が含まれており、これをカーボン焼却炉
３で1000℃付近の高温で焼却すれば、SOxが多発
し、数100ppmのSOxを含む燃焼ガスがカーボン
焼却炉３から排出され、燃焼ガスは集塵器６で燃
焼ガス中の媒塵が除去された後、燃焼ガスは脱硫
装置８に導かれる。燃焼ガスは脱硫装置８によ
り、含有SOxが除去されて浄化される。浄化され
た燃焼ガスは煙突９から大気へ放出される。
率の硫黄が含まれており、これをカーボン焼却炉
３で1000℃付近の高温で焼却すれば、SOxが多発
し、数100ppmのSOxを含む燃焼ガスがカーボン
焼却炉３から排出され、燃焼ガスは集塵器６で燃
焼ガス中の媒塵が除去された後、燃焼ガスは脱硫
装置８に導かれる。燃焼ガスは脱硫装置８によ
り、含有SOxが除去されて浄化される。浄化され
た燃焼ガスは煙突９から大気へ放出される。
カーボン焼却炉３の排ガスのみを脱硫装置８に
通しSOxを吸収させることにより、煙突９から排
出される燃焼ガス中のSOx濃度を低下させること
ができ、又脱硫装置８に通気するガス量は全ガス
量の約10％であるため、脱硫装置８自体もコンパ
クトですむものである。
通しSOxを吸収させることにより、煙突９から排
出される燃焼ガス中のSOx濃度を低下させること
ができ、又脱硫装置８に通気するガス量は全ガス
量の約10％であるため、脱硫装置８自体もコンパ
クトですむものである。
以上、本考案を１実施例に基づいて具体的に説
明したが、本考案はこの実施例だけに限定される
ものではなく、例えば流動床をもつ加熱炉、焼却
炉等の流動床燃焼装置であれば全てに適用できる
ものである。
明したが、本考案はこの実施例だけに限定される
ものではなく、例えば流動床をもつ加熱炉、焼却
炉等の流動床燃焼装置であれば全てに適用できる
ものである。
第１図は従来の流動床燃焼装置を示す図、第２
図は脱硫材の脱硫特性を示すグラフ、第３図は本
考案の１実施例を示す図である。 １……流動床ボイラ、２，５，６……集塵器、
３……カーボン焼却炉、８……脱硫装置、９……
煙突、１０，１２……燃焼ガスダクト、１１……
分離ダストダクト。
図は脱硫材の脱硫特性を示すグラフ、第３図は本
考案の１実施例を示す図である。 １……流動床ボイラ、２，５，６……集塵器、
３……カーボン焼却炉、８……脱硫装置、９……
煙突、１０，１２……燃焼ガスダクト、１１……
分離ダストダクト。
Claims (1)
- 脱硫材を用いた流動床燃焼炉、同流動床燃焼炉
からの燃焼ガス中の未燃カーボンを集塵する集塵
器、同集塵器で集塵された前記未燃カーボンを燃
焼処理する焼却炉を有する流動床燃焼装置におい
て、前記焼却炉からの燃焼ガスを脱硫手段に導く
管路を設けたことを特徴とする流動床燃焼装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16857778U JPS6146392Y2 (ja) | 1978-12-08 | 1978-12-08 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16857778U JPS6146392Y2 (ja) | 1978-12-08 | 1978-12-08 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5584404U JPS5584404U (ja) | 1980-06-11 |
| JPS6146392Y2 true JPS6146392Y2 (ja) | 1986-12-26 |
Family
ID=29169847
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16857778U Expired JPS6146392Y2 (ja) | 1978-12-08 | 1978-12-08 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6146392Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5652460B2 (ja) * | 2012-11-28 | 2015-01-14 | 住友金属鉱山株式会社 | 中和処理方法及び中和剤 |
| JP5704280B2 (ja) * | 2014-11-17 | 2015-04-22 | 住友金属鉱山株式会社 | 中和処理方法及び中和剤 |
-
1978
- 1978-12-08 JP JP16857778U patent/JPS6146392Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5584404U (ja) | 1980-06-11 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP2007530256A (ja) | 煙道ガスからの水銀除去を向上させるための臭素添加 | |
| JP5484295B2 (ja) | 煙道ガス清浄方法 | |
| JP4043356B2 (ja) | 発電プラント、ボイラの稼動方法 | |
| CN114278948A (zh) | 一种退役风电叶片的处理装置及方法 | |
| JPS6146392Y2 (ja) | ||
| KR100870758B1 (ko) | 유동층보일러시스템의 연소배가스 처리공정 | |
| JPH0868528A (ja) | 焼却炉排ガスの処理方法及び装置 | |
| JPS5833368Y2 (ja) | 流動床燃焼装置 | |
| JP3545266B2 (ja) | 乾式排ガス処理方法及び装置 | |
| JPS62209193A (ja) | コ−クスの製造と水蒸気による発電とを同時に行う方法 | |
| CN210601596U (zh) | 一种环保节能型生物质循环流化床锅炉 | |
| DK165673C (da) | Fremgangsmaade til tilbageholdelse af kviksoelv fra roeggasser fra et forbraendingsanlaeg | |
| JPS5671704A (en) | Method of starting fluidized boiler | |
| CN111389223A (zh) | 一种烟气脱硫脱硝系统及工艺 | |
| JPS5821163B2 (ja) | 流動層の燃焼制御方法 | |
| JPS59167610A (ja) | 流動層ボイラ装置 | |
| CN216644216U (zh) | 一种污泥协同燃煤电站耦合处置系统 | |
| JP2001000833A (ja) | ボイラ排煙処理設備 | |
| US4253926A (en) | Utilization of high sulphur fuels without air pollution | |
| JPH0658165B2 (ja) | 流動床燃焼ボイラにおける未燃分再燃焼方法 | |
| SU817393A1 (ru) | Способ обработки продуктов сгорани жидКОгО СЕРНиСТОгО ТОплиВА | |
| FI81970B (fi) | Foerfarande och anlaeggning foer avlaegsnande av svavel ur roekgaserna fraon ett kraftverk som anvaender fast braensle. | |
| JPS59167608A (ja) | 流動層燃焼装置 | |
| JPH0238172Y2 (ja) | ||
| CN113803723A (zh) | 一种污泥协同燃煤电站耦合处置系统 |