JPH0868528A - 焼却炉排ガスの処理方法及び装置 - Google Patents

焼却炉排ガスの処理方法及び装置

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JPH0868528A
JPH0868528A JP6228644A JP22864494A JPH0868528A JP H0868528 A JPH0868528 A JP H0868528A JP 6228644 A JP6228644 A JP 6228644A JP 22864494 A JP22864494 A JP 22864494A JP H0868528 A JPH0868528 A JP H0868528A
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adsorber
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E20/00Combustion technologies with mitigation potential
    • Y02E20/12Heat utilisation in combustion or incineration of waste

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 塩素系化合物を含有するごみ、下水汚泥等の
廃棄物を焼却する炉からの排ガスを、効率よく低コスト
で処理する。 【構成】 焼却炉10からの排ガスをボイラ12に導入
し水蒸気を発生させて熱回収した後、水を噴霧して反応
器14に導入し、HClを消石灰又は生石灰と反応させ
て除去する。ついで、排ガスを吸着器16に導入してN
Ox、SOx、ダイオキシン又は/及び水銀を吸着、又
は分解して除去した後、集塵機18に導入して飛灰等の
ダストを捕捉する焼却炉排ガスの処理方法において、石
炭、木くず等の固形燃料を、ボイラ12からの水蒸気の
一部及び理論燃焼空気量以下の空気とともに熱分解炉3
0で熱分解し、熱分解ガスは順次加熱器20及び焼却炉
10に供給するとともに、熱分解炉30の未分解残留物
を吸着器16に吸着剤又は触媒として供給する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、塩素系化合物を含有す
るごみ、下水汚泥等の廃棄物を焼却する炉からの排ガス
を、石炭、乾燥汚泥、バーク、木くず等の固形燃料を熱
分解して利用することにより、効率よく低コストで処理
する方法及び装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、ごみ焼却炉、蒸気タービン、
発電気等を組み合わせて複合サイクルを構成することに
より、総合発電効率を向上させるシステム、いわゆるス
パーごみ焼却発電システムが知られている(例えば、
「燃料及燃焼」、第61巻第3号、3頁〜11頁参
照)。
【0003】従来の高効率(スーパー)ごみ焼却発電シ
ステムは、図6に示すように、塩素系化合物を含むごみ
等の廃棄物を焼却炉10で焼却し、排ガスをボイラ12
に導入し水蒸気を発生させて熱回収した後、排ガス中に
水を噴霧するとともに排ガスを反応器14に導入して、
排ガス中のHClを排ガス中に添加された消石灰又は生
石灰と反応させて除去し、ついで、排ガスを吸着器16
に導入して排ガス中のNOx、SOx、ダイオキシン又
は/及び水銀を吸着剤又は触媒に吸着させるか、又は分
解して除去した後、排ガスを集塵機18に導入して飛灰
等のダストを捕捉し、前記ボイラ12で発生した水蒸気
を加熱器20に導入し燃料を燃焼させることにより加熱
して加熱水蒸気とし、加熱器20からの燃焼ガスを前記
焼却炉10に供給し、加熱水蒸気を蒸気タービン22に
導入して発電に供し、廃蒸気を復水器24で復水して前
記ボイラ12に循環するものである。
【0004】加熱器20の熱源としては、ガス燃料や液
体燃料が用いられ、これらを燃焼器で燃焼させてボイラ
12からの水蒸気を間接的に加熱している。また、吸着
器16へは、系外から活性炭又は活性コークス等の吸着
剤を搬入し充填している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】図6に示す従来の焼却
炉排ガス処理システムでは、LNG、LPG等の気体燃
料又は灯油、軽油、重油等の液体燃料を用いるので、燃
料費が高く、この結果、発電コストが高くなるという問
題点がある。また、吸着器の吸着剤として、製造コスト
の高い活性炭や活性コークスを使用しているが、使い捨
てとするとランニングコストが高くなり、再生装置を設
ける場合には建設費が高くなり、かつ、維持管理費が高
くなるなどの問題がある。さらに、吸着剤として粒状の
ものが用いられ、吸着器は充填式であるので、圧力損失
が大きくなるという問題点がある。
【0006】本発明は上記の諸点に鑑みなされたもの
で、本発明の目的は、燃料として石炭等の固形燃料を用
い、この固形燃料を水蒸気と理論燃焼空気量以下の空気
とともに部分燃焼させることにより固形燃料を熱分解
し、熱分解残留物(未分解残留物)を活性炭又は活性コ
ークスとして利用して吸着剤コストの低減を図るように
した焼却炉排ガスの処理方法及び装置を提供することに
ある。本発明の他の目的は、熱分解ガスを水蒸気加熱器
又は焼却炉等に燃料として供給して、燃料コストの低減
をさらに図るようにした焼却炉排ガスの処理方法及び装
置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段及び作用】上記の目的を達
成するために、本発明の焼却炉排ガスの処理装置は、図
5に示すように、廃棄物を焼却する焼却炉と、この焼却
炉からの排ガスを導入して水蒸気を発生させるボイラ
と、このボイラからの排ガスを導入して排ガス中のHC
lを排ガス中の消石灰又は/及び生石灰と反応させて除
去する反応器と、この反応器からの排ガスを導入して排
ガス中のNOx、SOx、ダイオキシン又は/及び水銀
を活性炭又は活性コークスに吸着させるか、又は分解す
る吸着器と、この吸着器からの排ガスを導入して飛灰等
のダストを捕捉する集塵機とからなる焼却炉排ガスの処
理装置において、固形燃料、前記ボイラからの水蒸気の
一部及び理論燃焼空気量以下の空気を供給して部分燃焼
させる熱分解炉を設け、この熱分解炉と前記焼却炉とを
熱分解ガス供給ラインを介して接続し、この熱分解炉と
前記吸着器とを未分解残留物供給ラインを介して接続し
ている。ボイラで発生した水蒸気は、乾燥用水蒸気等と
して用いられる。
【0008】また、本発明の焼却炉排ガスの処理装置
は、図1、図3及び図4に示すように、廃棄物を焼却す
る焼却炉と、この焼却炉からの排ガスを導入して水蒸気
を発生させるボイラと、このボイラからの排ガスを導入
して排ガス中のHClを排ガス中の消石灰又は/及び生
石灰と反応させて除去する反応器と、この反応器からの
排ガスを導入して排ガス中のNOx、SOx、ダイオキ
シン又は/及び水銀を活性炭又は活性コークスに吸着さ
せるか、又は分解する吸着器と、この吸着器からの排ガ
スを導入して飛灰等のダストを捕捉する集塵機と、前記
ボイラで発生した水蒸気を燃料を燃焼させることにより
加熱し燃焼ガスを前記焼却炉へ導入するようにした加熱
器とからなる焼却炉排ガスの処理装置において、固形燃
料、前記ボイラからの水蒸気の一部及び理論燃焼空気量
以下の空気を供給して部分燃焼させる熱分解炉を設け、
この熱分解炉と前記加熱器とを熱分解ガス供給ラインを
介して接続し、この熱分解炉と前記吸着器とを未分解残
留物供給ラインを介して接続している。
【0009】上記の装置において、加熱器に加熱水蒸気
供給ラインを介して蒸気タービンを接続し、この蒸気タ
ービンに廃蒸気ラインを介して復水器を接続し、この復
水器を復水供給ラインを介して前記ボイラに接続して、
発電を行うように構成することが好ましい。なお、加熱
水蒸気を発電用に用いることなく、乾燥用等に用いるこ
とも可能である。
【0010】図5のように構成された装置において、焼
却炉排ガスをボイラに導入し水蒸気を発生させて熱回収
した後、排ガス中に水を噴霧するとともに排ガスを反応
器に導入して、排ガス中のHClを排ガス中に添加され
た消石灰又は生石灰と反応させて除去し、ついで、排ガ
スを吸着器に導入して排ガス中のNOx、SOx、ダイ
オキシン又は/及び水銀を吸着剤又は触媒に吸着させる
か、又は分解して除去した後、排ガスを集塵機に導入し
て飛灰等のダストを捕捉する焼却炉排ガスの処理方法に
おいて、石炭、乾燥汚泥、バーク及び木くずの群から選
ばれた固形燃料を、水蒸気及び理論燃焼空気量以下の空
気とともに部分燃焼させることにより固形燃料を熱分解
し、未分解残留物を前記吸着器に吸着剤又は触媒として
供給する。この場合、熱分解ガスを焼却炉等に補助燃料
として供給することが好ましい。また、熱分解炉へ供給
する水蒸気として、ボイラで発生した水蒸気の一部を用
いることが好ましい。
【0011】また、図1、図3及び図4のように構成さ
れた装置において、焼却炉排ガスをボイラに導入し水蒸
気を発生させて熱回収した後、排ガス中に水を噴霧する
とともに排ガスを反応器に導入して、排ガス中のHCl
を排ガス中に添加された消石灰又は生石灰と反応させて
除去し、ついで、排ガスを吸着器に導入して排ガス中の
NOx、SOx、ダイオキシン又は/及び水銀を吸着剤
又は触媒に吸着させるか、又は分解して除去した後、排
ガスを集塵機に導入して飛灰等のダストを捕捉し、前記
ボイラで発生した水蒸気を加熱器に導入し燃料を燃焼さ
せることにより加熱して加熱水蒸気とし、加熱器からの
燃焼ガスを前記焼却炉に供給する焼却炉排ガスの処理方
法において、石炭、乾燥汚泥、バーク及び木くずの群か
ら選ばれた固形燃料を、水蒸気及び理論燃焼空気量以下
の空気とともに部分燃焼させることにより固形燃料を熱
分解し、未分解残留物を前記吸着器に吸着剤又は触媒と
して供給する。この場合、熱分解ガスを加熱器に燃料と
して供給することが好ましい。また、熱分解炉へ供給す
る水蒸気として、ボイラで発生した水蒸気の一部を用い
ることが好ましい。
【0012】上記の方法において、加熱器からの加熱水
蒸気を発電用に使用することが好ましいが、加熱器から
の加熱水蒸気を乾燥用等に使用する場合もある。また、
反応器に消石灰又は生石灰が供給されるが、焼却炉に石
灰石、ドロマイト、消石灰又は生石灰を供給するように
構成することも可能である。また、固形燃料として粉状
体を用いることが好ましい。
【0013】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づいてさらに詳細
に説明するが、本発明は下記実施例に何ら限定されるも
のではなく、適宜変更して実施することが可能なもので
ある。 実施例1 図1は実施例1における焼却炉排ガス処理装置を示して
いる。廃棄物、例えば塩素系化合物を含むごみを焼却炉
10で燃焼する。焼却炉は流動層式でも良く、又はスト
ーカ炉等の燃焼炉式でも良い。
【0014】焼却炉10からの排ガスはボイラ12に導
入され水蒸気を発生させて熱回収した後、排ガス中に水
を供給するとともに排ガスを反応器14に導入する。反
応器14内又は反応器14の上流側には消石灰又は生石
灰が脱塩剤として供給される。排ガス中のHClは消石
灰又は生石灰と反応してCaCl2 として除去される。
ついで、排ガスを吸着器16に導入する。この吸着器1
6には熱分解炉30からの熱分解残留物である活性炭又
は活性コークスが未分解残留物供給ライン32を介して
供給されて充填されており、脱硝を主たる目的とする場
合には、吸着器16又はその上流にアンモニア等の還元
剤が供給されている。吸着器16に導入された排ガス中
のNOx、SOx、ダイオキシン、水銀等は吸着器16
内で吸着されるか、又は活性炭又は活性コークスの触媒
作用により分解される。吸着器16からの排ガスは集塵
機18に導入されて飛灰等のダストが捕捉される。そし
て、飛灰等のダストは安定化処理される。
【0015】ボイラ12で発生した水蒸気は加熱器20
に導入され、熱分解炉30から熱分解ガス供給ライン3
4を介して供給された熱分解ガスを燃焼させることによ
り、水蒸気がさらに加熱された後、加熱水蒸気供給ライ
ン36を介して蒸気タービン22に導入され発電用に用
いられた後、廃蒸気は廃蒸気ライン38を介して復水器
24に送られ、復水器24で復水とされ、復水供給ライ
ン40を介してボイラ12に循環される。熱分解炉30
には、一例として、図2に示すように、石炭、乾燥汚
泥、バーク、木くず等の安価な固形燃料が供給され、同
時にボイラ12からの水蒸気の一部及び理論燃焼空気比
1〜0.3の空気が供給され、500〜1000℃、好
ましくは600〜900℃で部分燃焼させることによ
り、石炭を熱分解させることにより乾留を行うととも
に、水蒸気で炭素の賦活を行い、熱分解ガスと熱分解残
留物とを発生させる。熱分解ガスは可燃分を多量に含む
ので、加熱器20に燃料として供給され、熱分解残留物
は活性炭又は活性コークスに近い未分解残留物であるの
で、吸着剤又は触媒として吸着器16に供給される。
【0016】熱分解ガスは酸素濃度が低いので、加熱器
20内で燃焼させるに際し低NOx化を図ることができ
る。また、集塵機18で捕捉された飛灰等のダスト中に
活性炭又は活性コークスが残留しているので、安定化処
理のためのキレート剤の低減を図ることができる。さら
に、飛灰等のダスト中に活性炭又は活性コークスが残留
しているので、飛灰等のダストを溶融処理する場合は、
燃料費を低減することができる。
【0017】実施例2 本実施例は、図3に示すように、加熱器20からの加熱
水蒸気を、発電用に供することなく、乾燥用等の水蒸気
として用いるように構成したものである。他の構成及び
作用は実施例1の場合と同様である。
【0018】実施例3 本実施例は、図4に示すように、反応器14に消石灰又
は生石灰を供給する代りに、焼却炉10に石灰石、ドロ
マイト、消石灰又は生石灰を供給するように構成したも
のである。供給された石灰石、ドロマイトは、炉内で生
石灰と二酸化炭素とに熱分解し、生石灰は排ガス中に飛
抹同伴されて反応器14内で排ガス中のHClと反応す
る。他の構成及び作用は実施例1の場合と同様である。
【0019】実施例4 実施例1〜3においては、水蒸気の加熱器が設けられて
いたが、実施例4は、図5に示すように、ボイラ12で
発生する水蒸気を加熱するための加熱器を設けることな
く、水蒸気ライン37で取り出した水蒸気をそのまま乾
燥用等に用いるように構成したものである。したがっ
て、蒸気タービン、復水器等は設置されない。そして、
熱分解炉30で発生した熱分解ガスは、焼却炉10等、
他の燃焼装置の燃料として供給される。他の構成及び作
用は実施例1〜3の場合と同様である。
【0020】
【発明の効果】本発明は上記のように構成されているの
で、つぎのような効果を奏する。 (1) 石炭等の安価な燃料を水蒸気とともに熱分解し
て熱分解ガスと未分解残留物とを発生させ、未分解残留
物を活性炭又は活性コークスとして排ガス中のNOx、
SOx、ダイオキシン、水銀等の吸着剤として用いるの
で、吸着剤の低コスト化を図ることができる。また、熱
分解ガスをボイラ発生水蒸気の加熱用燃料、又は焼却炉
等の補助燃料として用いる場合は、系全体の低コスト化
をさらに図ることができる。 (2) 上記(1)の理由により、燃料費が安く経済的
であるので、従来のように、吸着剤の再生装置を設置す
る必要がなくなる。 (3) 粉末固形燃料を用いる場合は、粉末活性炭又は
粉末活性コースを製造することができ、煙道とバグフィ
ルタ等の集塵機を吸着器として利用でき、煙道とバグフ
ィルタ等が吸着部となるので、特別な吸着器を設ける必
要がなくなる。また、圧力損失もきわめて小さくなるの
で、既設設備の改造が容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の焼却炉排ガスの処理装置の一実施例を
示す系統図である。
【図2】図1における熱分解炉まわりの一例を示す説明
図である。
【図3】本発明の装置の他の実施例を示す系統図であ
る。
【図4】本発明の装置の他の実施例を示す系統図であ
る。
【図5】本発明の装置のさらに他の実施例を示す系統図
である。
【図6】従来の装置の一例を示す系統図である。
【符号の説明】
10 焼却炉 12 ボイラ 14 反応器 16 吸着器 18 集塵機 20 加熱器 22 蒸気タービン 24 復水器 30 熱分解炉 32 未分解残留物供給ライン 34 熱分解ガス供給ライン 36 加熱水蒸気供給ライン 37 水蒸気ライン 38 廃蒸気ライン 40 復水供給ライン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B01D 53/56 53/68 53/70 53/64 53/86 53/94 C10G 9/38 6958−4H C10J 3/00 A F23G 5/16 Z F23J 15/04 B01D 53/34 129 A 134 A 134 E 136 A 53/36 D Z 102 F F23J 15/00 B D H J

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 焼却炉排ガスをボイラに導入し水蒸気を
    発生させて熱回収した後、排ガス中に水を噴霧するとと
    もに排ガスを反応器に導入して、排ガス中のHClを排
    ガス中に添加された消石灰又は生石灰と反応させて除去
    し、ついで、排ガスを吸着器に導入して排ガス中のNO
    x、SOx、ダイオキシン又は/及び水銀を吸着剤又は
    触媒に吸着させるか、又は分解して除去した後、排ガス
    を集塵機に導入して飛灰等のダストを捕捉する焼却炉排
    ガスの処理方法において、 石炭、乾燥汚泥、バーク及び木くずの群から選ばれた固
    形燃料を、水蒸気及び理論燃焼空気量以下の空気ととも
    に部分燃焼させることにより固形燃料を熱分解し、未分
    解残留物を前記吸着器に吸着剤又は触媒として供給する
    ことを特徴とする焼却炉排ガスの処理方法。
  2. 【請求項2】 熱分解ガスを焼却炉に燃料として供給す
    る請求項1記載の焼却炉排ガスの処理方法。
  3. 【請求項3】 焼却炉排ガスをボイラに導入し水蒸気を
    発生させて熱回収した後、排ガス中に水を噴霧するとと
    もに排ガスを反応器に導入して、排ガス中のHClを排
    ガス中に添加された消石灰又は生石灰と反応させて除去
    し、ついで、排ガスを吸着器に導入して排ガス中のNO
    x、SOx、ダイオキシン又は/及び水銀を吸着剤又は
    触媒に吸着させるか、又は分解して除去した後、排ガス
    を集塵機に導入して飛灰等のダストを捕捉し、前記ボイ
    ラで発生した水蒸気を加熱器に導入し燃料を燃焼させる
    ことにより加熱して加熱水蒸気とし、加熱器からの燃焼
    ガスを前記焼却炉に供給する焼却炉排ガスの処理方法に
    おいて、 石炭、乾燥汚泥、バーク及び木くずの群から選ばれた固
    形燃料を、水蒸気及び理論燃焼空気量以下の空気ととも
    に部分燃焼させることにより固形燃料を熱分解し、未分
    解残留物を前記吸着器に吸着剤又は触媒として供給する
    ことを特徴とする焼却炉排ガスの処理方法。
  4. 【請求項4】 熱分解ガスを加熱器に燃料として供給す
    る請求項3記載の焼却炉排ガスの処理方法。
  5. 【請求項5】 熱分解炉へ供給する水蒸気が、ボイラで
    発生した水蒸気の一部である請求項1〜4のいずれかに
    記載の焼却炉排ガスの処理方法。
  6. 【請求項6】 加熱器からの加熱水蒸気を発電用に使用
    する請求項3又は4記載の焼却炉排ガスの処理方法。
  7. 【請求項7】 加熱器からの加熱水蒸気を乾燥用に使用
    する請求項3又は4記載の焼却炉排ガスの処理方法。
  8. 【請求項8】 反応器に消石灰又は生石灰を供給する請
    求項1〜7のいずれかに記載の焼却炉排ガスの処理方
    法。
  9. 【請求項9】 焼却炉に石灰石、ドロマイト、消石灰又
    は生石灰を供給する1〜7のいずれかに記載の焼却炉排
    ガスの処理方法。
  10. 【請求項10】 固形燃料として粉状体を用いる請求項
    1〜9のいずれかに記載の焼却炉排ガスの処理方法。
  11. 【請求項11】 廃棄物を焼却する焼却炉と、この焼却
    炉からの排ガスを導入して水蒸気を発生させるボイラ
    と、このボイラからの排ガスを導入して排ガス中のHC
    lを排ガス中の消石灰又は/及び生石灰と反応させて除
    去する反応器と、この反応器からの排ガスを導入して排
    ガス中のNOx、SOx、ダイオキシン又は/及び水銀
    を活性炭又は活性コークスに吸着させるか、又は分解す
    る吸着器と、この吸着器からの排ガスを導入して飛灰等
    のダストを捕捉する集塵機とからなる焼却炉排ガスの処
    理装置において、 固形燃料、前記ボイラからの水蒸気の一部及び理論燃焼
    空気量以下の空気を供給して部分燃焼させる熱分解炉を
    設け、この熱分解炉と前記焼却炉とを熱分解ガス供給ラ
    インを介して接続し、この熱分解炉と前記吸着器とを未
    分解残留物供給ラインを介して接続したことを特徴とす
    る焼却炉排ガスの処理装置。
  12. 【請求項12】 廃棄物を焼却する焼却炉と、この焼却
    炉からの排ガスを導入して水蒸気を発生させるボイラ
    と、このボイラからの排ガスを導入して排ガス中のHC
    lを排ガス中の消石灰又は/及び生石灰と反応させて除
    去する反応器と、この反応器からの排ガスを導入して排
    ガス中のNOx、SOx、ダイオキシン又は/及び水銀
    を活性炭又は活性コークスに吸着させるか、又は分解す
    る吸着器と、この吸着器からの排ガスを導入して飛灰等
    のダストを捕捉する集塵機と、前記ボイラで発生した水
    蒸気を燃料を燃焼させることにより加熱し燃焼ガスを前
    記焼却炉へ導入するようにした加熱器とからなる焼却炉
    排ガスの処理装置において、 固形燃料、前記ボイラからの水蒸気の一部及び理論燃焼
    空気量以下の空気を供給して部分燃焼させる熱分解炉を
    設け、この熱分解炉と前記加熱器とを熱分解ガス供給ラ
    インを介して接続し、この熱分解炉と前記吸着器とを未
    分解残留物供給ラインを介して接続したことを特徴とす
    る焼却炉排ガスの処理装置。
  13. 【請求項13】 加熱器に加熱水蒸気供給ラインを介し
    て蒸気タービンを接続し、この蒸気タービンに廃蒸気ラ
    インを介して復水器を接続し、この復水器を復水供給ラ
    インを介して前記ボイラに接続した請求項12記載の焼
    却炉排ガスの処理装置。
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