JPS6146132Y2 - - Google Patents
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- JPS6146132Y2 JPS6146132Y2 JP2014480U JP2014480U JPS6146132Y2 JP S6146132 Y2 JPS6146132 Y2 JP S6146132Y2 JP 2014480 U JP2014480 U JP 2014480U JP 2014480 U JP2014480 U JP 2014480U JP S6146132 Y2 JPS6146132 Y2 JP S6146132Y2
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- 239000002184 metal Substances 0.000 description 8
- 238000010276 construction Methods 0.000 description 3
- 239000000463 material Substances 0.000 description 3
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- 230000008602 contraction Effects 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 229910000838 Al alloy Inorganic materials 0.000 description 1
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Landscapes
- Mutual Connection Of Rods And Tubes (AREA)
- Support Of Aerials (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は伸縮式塔柱の特に短時間で立設可能な
簡易建設式塔の柱の固定装置に関するものであ
る。
簡易建設式塔の柱の固定装置に関するものであ
る。
例えばマイクロ波通信回線、探索に用いるアン
テナ塔を任意の場所に短時間に建設するため塔を
相互に摺動可能に連結した複数の実質上同軸な柱
部材により構成してテレスコピツクに伸縮可能な
構造としかつ起倒可能な構造とした伸縮式簡易建
設形アンテナ塔が開発されている。
テナ塔を任意の場所に短時間に建設するため塔を
相互に摺動可能に連結した複数の実質上同軸な柱
部材により構成してテレスコピツクに伸縮可能な
構造としかつ起倒可能な構造とした伸縮式簡易建
設形アンテナ塔が開発されている。
第1図は伸縮式アンテナ塔の一例を示す側面図
で、基台4上に制御装置等(図示しない)を収容
するシエルタ3が載置され複数本の脚5により支
えられている。この脚は上記基台4を適当な地上
高とすると共にレベル調節することのできるジヤ
ツキ機能を具えている。パラボラアンテナ2はア
ンテナ支持塔1の先端に装備されており、このア
ンテナ支持塔1は鉄又はアルミニウム合金等から
なる3個の柱部材1a,1b,1cに構成されて
いる。各柱部材1a,1b,1cは相互に同軸的
に入れ子式で摺動可能に連結されテレスコピツク
に引伸ばしたりまた縮めることができる。また、
このアンテナ支持塔1は起倒可能な構成であつ
て、最も縮めた状態において倒し、シエルタ3上
に横臥1′することができる(図の一点鎖線で示
す)。アンテナ支持塔1の下端部にはこのアンテ
ナ塔を起立させるためのワイヤが接続されウイン
チ(何れも図示せず)に結合されている。
で、基台4上に制御装置等(図示しない)を収容
するシエルタ3が載置され複数本の脚5により支
えられている。この脚は上記基台4を適当な地上
高とすると共にレベル調節することのできるジヤ
ツキ機能を具えている。パラボラアンテナ2はア
ンテナ支持塔1の先端に装備されており、このア
ンテナ支持塔1は鉄又はアルミニウム合金等から
なる3個の柱部材1a,1b,1cに構成されて
いる。各柱部材1a,1b,1cは相互に同軸的
に入れ子式で摺動可能に連結されテレスコピツク
に引伸ばしたりまた縮めることができる。また、
このアンテナ支持塔1は起倒可能な構成であつ
て、最も縮めた状態において倒し、シエルタ3上
に横臥1′することができる(図の一点鎖線で示
す)。アンテナ支持塔1の下端部にはこのアンテ
ナ塔を起立させるためのワイヤが接続されウイン
チ(何れも図示せず)に結合されている。
このように各構成部材を一体的に組み合わせ結
合したアンテナ塔はトラツク等により設立現場に
搬送され、設立現場で図示のように地上に設置し
た後ウインチを動作させてアンテナ支持塔1を引
き起こし、さらに各柱部材を引き伸ばしてアンテ
ナ支持塔を伸長させアンテナ2の方向を手動また
は遠隔操作により調整する。
合したアンテナ塔はトラツク等により設立現場に
搬送され、設立現場で図示のように地上に設置し
た後ウインチを動作させてアンテナ支持塔1を引
き起こし、さらに各柱部材を引き伸ばしてアンテ
ナ支持塔を伸長させアンテナ2の方向を手動また
は遠隔操作により調整する。
上述のようなアンテナ支持塔はその要部を第2
図の概略斜視図に示すように、アンテナ支持塔1
をそれぞれ水平な断面が正方形な枠構造の単位長
さとした図の場合3個の柱部材、即ち、それぞれ
下部柱部材1Cに中間柱部材1bがはまり合い、
中間柱部材1bに上部柱部材1aがはまり合うよ
うな、つまり入れ子式となるよう断面形状に構成
されている。そうしてそれぞれの柱部材の構成は
軽量化を図るため4隅に主材となる管状の柱材を
それぞれ平行に4本配し(図は3本示す)、それ
ぞれ横材及び斜材を長手方向を適当に区画するよ
うにして溶接して枠形の剛構造としている。そう
して上部柱部材1aが中間柱部材1bの中にはま
り合い、該中間柱部材が下部柱部材1cの中には
まり合い伸縮するため上部柱部材1a及び中間柱
部材1bのそれぞれの柱材の外側の隣り合う直角
2面を案内として、これら案内面に接するよう中
間柱部材1b及び下部柱部材1cの上部にそれぞ
れ所定の間隔をおいて上下にローラ6を取り付け
てある。上記ローラ6はそれぞれの柱部材に上下
関係で16個づつ取り付けられているので上記柱部
材の相互の伸縮はそれぞれの案内面とローラの関
係によつて円滑に行なわれる。
図の概略斜視図に示すように、アンテナ支持塔1
をそれぞれ水平な断面が正方形な枠構造の単位長
さとした図の場合3個の柱部材、即ち、それぞれ
下部柱部材1Cに中間柱部材1bがはまり合い、
中間柱部材1bに上部柱部材1aがはまり合うよ
うな、つまり入れ子式となるよう断面形状に構成
されている。そうしてそれぞれの柱部材の構成は
軽量化を図るため4隅に主材となる管状の柱材を
それぞれ平行に4本配し(図は3本示す)、それ
ぞれ横材及び斜材を長手方向を適当に区画するよ
うにして溶接して枠形の剛構造としている。そう
して上部柱部材1aが中間柱部材1bの中にはま
り合い、該中間柱部材が下部柱部材1cの中には
まり合い伸縮するため上部柱部材1a及び中間柱
部材1bのそれぞれの柱材の外側の隣り合う直角
2面を案内として、これら案内面に接するよう中
間柱部材1b及び下部柱部材1cの上部にそれぞ
れ所定の間隔をおいて上下にローラ6を取り付け
てある。上記ローラ6はそれぞれの柱部材に上下
関係で16個づつ取り付けられているので上記柱部
材の相互の伸縮はそれぞれの案内面とローラの関
係によつて円滑に行なわれる。
上記案内部の関係を3個の柱部材の水平方向要
部断面として第3図に示すように上部及び中間柱
部材1a,1bの柱材10a,10bにそれぞれ
溶接形成されたレールとしての案内面11,11
に、中間及び下部柱部材1b,1cの柱材10
b,10cにそれぞれ溶接されたボスに軸部材、
座金及びボルトでローラ6,6がそれぞれ取着さ
れた状態として構成されている。
部断面として第3図に示すように上部及び中間柱
部材1a,1bの柱材10a,10bにそれぞれ
溶接形成されたレールとしての案内面11,11
に、中間及び下部柱部材1b,1cの柱材10
b,10cにそれぞれ溶接されたボスに軸部材、
座金及びボルトでローラ6,6がそれぞれ取着さ
れた状態として構成されている。
ところで上記アンテナ支持塔は伸縮し設立状態
において、上部アンテナ2の方向が所定方向に設
定され所定の通信が行なわれるのであるが、3個
の柱部材1a,1b,1cを一体的に固定してい
る個所は案内面11とローラ6との関係によつて
定められている。このことは、それぞれの柱部材
の方形断面に形成されたそれぞれの案内面11に
接するローラ6が対向していることによつて平面
上の縦横方向への動きが規制される。
において、上部アンテナ2の方向が所定方向に設
定され所定の通信が行なわれるのであるが、3個
の柱部材1a,1b,1cを一体的に固定してい
る個所は案内面11とローラ6との関係によつて
定められている。このことは、それぞれの柱部材
の方形断面に形成されたそれぞれの案内面11に
接するローラ6が対向していることによつて平面
上の縦横方向への動きが規制される。
このような関係で上下に配設されたローラ6に
よつて下方の柱部材に対して上部の柱部材は側面
視前後方向へ傾くことがないように規定されてい
る。
よつて下方の柱部材に対して上部の柱部材は側面
視前後方向へ傾くことがないように規定されてい
る。
一方、上述のように入れ子式の単位長さの内側
の柱部材を外側の柱部材のローラ6で支承してい
るが、それぞれ対応する水平面上の案内面間の距
離に対してそれぞれ対応して取り付けられるロー
ラ6面の対向間距離を案内面との間に隙間のない
状態に微細に調節して固定する訳であるが、伸縮
移動を滑らかに行わせるためには、そのための最
少間隙を必要とする。しかしながら、かなり長尺
の案内面全体に亘つて一定した直線精度、平行度
は得られないために、位置によつては相当の隙間
を生じることになり、この隙間分がた付くことに
なる。さらには柱材から溶接され突出しローラを
支えているボス等のねじれ、曲り等に起因するも
のと上記がたとにより塔を設立しアンテナを動作
させる場合、風圧又はアンテナの回動による重心
位置の偏移、反動力によつて塔が傾きを生じる原
因となる。この傾きが直接アンテナのビーム方向
の狂いとなり所定の通信、或いは探索を達するこ
とができないという不具合を惹起す。
の柱部材を外側の柱部材のローラ6で支承してい
るが、それぞれ対応する水平面上の案内面間の距
離に対してそれぞれ対応して取り付けられるロー
ラ6面の対向間距離を案内面との間に隙間のない
状態に微細に調節して固定する訳であるが、伸縮
移動を滑らかに行わせるためには、そのための最
少間隙を必要とする。しかしながら、かなり長尺
の案内面全体に亘つて一定した直線精度、平行度
は得られないために、位置によつては相当の隙間
を生じることになり、この隙間分がた付くことに
なる。さらには柱材から溶接され突出しローラを
支えているボス等のねじれ、曲り等に起因するも
のと上記がたとにより塔を設立しアンテナを動作
させる場合、風圧又はアンテナの回動による重心
位置の偏移、反動力によつて塔が傾きを生じる原
因となる。この傾きが直接アンテナのビーム方向
の狂いとなり所定の通信、或いは探索を達するこ
とができないという不具合を惹起す。
このため入れ子式に重なり合つている柱部材間
のそれぞれローラ近傍の柱材相互、第3図におい
て10aと10b及び10bと10cのそれぞれ
上下について4個所の柱材を固定することが行な
われるが、従来の固定装置は両柱材をそれぞれ抱
き抱えるようにして締め付ける締め付け金具が連
結されたものであつたため、それが占めるスペー
スが大きく構造も複雑であり、しかもそれぞれの
柱材を締め付けるため作業時間が長く操作も厄介
で取り付け取り外しが面倒であつた。
のそれぞれローラ近傍の柱材相互、第3図におい
て10aと10b及び10bと10cのそれぞれ
上下について4個所の柱材を固定することが行な
われるが、従来の固定装置は両柱材をそれぞれ抱
き抱えるようにして締め付ける締め付け金具が連
結されたものであつたため、それが占めるスペー
スが大きく構造も複雑であり、しかもそれぞれの
柱材を締め付けるため作業時間が長く操作も厄介
で取り付け取り外しが面倒であつた。
本考案は上述の問題点に鑑み極めて簡単な構成
とすると共に操作も容易かつ殆んどワンタツチで
柱材間に装着して柱部材間を固定することを目的
とし、この目的のため本考案の構成は断面が枠形
の柱部材がはまり合い、該柱部材相互を構成する
隣接して並行せる管状の柱材の対向側面間に所定
の間隙を有して長手方向に伸縮する伸縮柱相互を
固定する固定装置であつて、上記柱材の間隙寸法
よりも細径なねじ軸と、該ねじ軸と一体で上記柱
材の間隙を通過可能な幅で楔形をなす第1の固定
金具と、楔形で上記ねじ軸に遊嵌する第2の固定
金具と、上記ねじ軸に設けられ上記第1、第2の
固定金具相互間を近接させる締め付け手段とから
なり、上記柱材間に形成される両方の谷形部に上
記第1、第2の固定金具の楔形部分が対向してそ
れぞれはまり合い締め付け手段によつて締め付け
固定するようにしたことを特徴としている。本考
案の実施例につき以下図面を参照して説明する。
とすると共に操作も容易かつ殆んどワンタツチで
柱材間に装着して柱部材間を固定することを目的
とし、この目的のため本考案の構成は断面が枠形
の柱部材がはまり合い、該柱部材相互を構成する
隣接して並行せる管状の柱材の対向側面間に所定
の間隙を有して長手方向に伸縮する伸縮柱相互を
固定する固定装置であつて、上記柱材の間隙寸法
よりも細径なねじ軸と、該ねじ軸と一体で上記柱
材の間隙を通過可能な幅で楔形をなす第1の固定
金具と、楔形で上記ねじ軸に遊嵌する第2の固定
金具と、上記ねじ軸に設けられ上記第1、第2の
固定金具相互間を近接させる締め付け手段とから
なり、上記柱材間に形成される両方の谷形部に上
記第1、第2の固定金具の楔形部分が対向してそ
れぞれはまり合い締め付け手段によつて締め付け
固定するようにしたことを特徴としている。本考
案の実施例につき以下図面を参照して説明する。
第4図に本考案になる固定装置の一実施例の分
解斜視図であつて、固定装置7はねじ軸72の一
端に一体形成された平面視楔形の第1の固定金具
71と、中心に孔74を具えた平面視楔形の第2
の固定金具73と、平座金75、ばね座金76、
六角ナツト77、内部にねじ孔を有するリング7
8及びピン79よりなる。上記第1の固定金具7
1の高さ方向の幅はねじ軸72の径とほぼ同じで
後述するように柱材の対向並行間隙よりも小さ
い。なお第2の固定金具73高さ方向の幅は十分
に大きい。
解斜視図であつて、固定装置7はねじ軸72の一
端に一体形成された平面視楔形の第1の固定金具
71と、中心に孔74を具えた平面視楔形の第2
の固定金具73と、平座金75、ばね座金76、
六角ナツト77、内部にねじ孔を有するリング7
8及びピン79よりなる。上記第1の固定金具7
1の高さ方向の幅はねじ軸72の径とほぼ同じで
後述するように柱材の対向並行間隙よりも小さ
い。なお第2の固定金具73高さ方向の幅は十分
に大きい。
上記構成の固定装置を図の順序に従つて第1の
固定金具71と一体のねじ軸72を第2の固定金
具73の孔74に挿通させ以下平座金75,ばね
座金76をはめ通し、六角ナツト77及びリング
78を螺着させると共に該リング78をねじ軸7
2の端部において共通のピン孔A及びBにピン7
9を挿通させて固定し組み立てる。
固定金具71と一体のねじ軸72を第2の固定金
具73の孔74に挿通させ以下平座金75,ばね
座金76をはめ通し、六角ナツト77及びリング
78を螺着させると共に該リング78をねじ軸7
2の端部において共通のピン孔A及びBにピン7
9を挿通させて固定し組み立てる。
次に第3図の柱材10a,10b,10cのう
ち何れか任意の一対の柱材の対向側面間を、第5
図に示す柱材10,10′としてその間隙に上記
組み立てられた固定装置7の固定金具71を幅の
狭い方として矢印C方向に挿入し通過させる。こ
のとき六角ナツト77はねじ軸72に対してねじ
戻しておく、矢印方向に全体をなおも押し進める
と第1の固定金具73の楔形部が両方の柱材1
0,10′の外面で形成される谷形部に当接して
止まる。そこでねじ軸72を90゜何れかの方向に
回転させると、すなわち柱材間を挿入通過した第
1の固定金具71の楔形部分が上記第1の固定金
具73と対向する関係で両方の柱材10,10′
の外面で形成される谷形部に位置するようにな
る。以上の状態で六角ナツト77を締め付ける方
向に回動させると対向せる第1、第2の固定金具
71,73の楔形部は一対の柱材10,10′の
対向側面間に楔効果と共に該柱材を締め付け固定
する。
ち何れか任意の一対の柱材の対向側面間を、第5
図に示す柱材10,10′としてその間隙に上記
組み立てられた固定装置7の固定金具71を幅の
狭い方として矢印C方向に挿入し通過させる。こ
のとき六角ナツト77はねじ軸72に対してねじ
戻しておく、矢印方向に全体をなおも押し進める
と第1の固定金具73の楔形部が両方の柱材1
0,10′の外面で形成される谷形部に当接して
止まる。そこでねじ軸72を90゜何れかの方向に
回転させると、すなわち柱材間を挿入通過した第
1の固定金具71の楔形部分が上記第1の固定金
具73と対向する関係で両方の柱材10,10′
の外面で形成される谷形部に位置するようにな
る。以上の状態で六角ナツト77を締め付ける方
向に回動させると対向せる第1、第2の固定金具
71,73の楔形部は一対の柱材10,10′の
対向側面間に楔効果と共に該柱材を締め付け固定
する。
以上のことは第2図における全てのローラ6の
近傍に本考案の固定装置7を配設してそれぞれの
柱部材について締め付け固定するものとする。こ
のようにすればそれぞれの柱部材は何れも横材、
斜材等によつて剛構造に製せられているため、上
記固定装置7の締め付け固定によつてそれぞれの
柱部材間はもはや一切のがた等が除かれ一体的に
結合された状態となり、アンテナ支持塔は安定す
る。この固定装置を取り外す場合には六角ナツト
77をゆるめ上記と逆の順序に従つて第1の固定
金具71を柱材の対向側間隙から抜き出せば容易
に取り外すことができる。なお上記取り付け、取
り外しの操作に際しては六角ナツト77に適合す
るボツクスレンチ等の工具を用いれば迅速かつ容
易に操作し得る。ねじ軸72に固定されたリング
78は六角ナツト77のゆるめ過ぎによる逸脱を
阻止するよう機能し、リング78を用いずにピン
をねじ軸72の両側に突出させた状態とすること
は取扱い時、手指を引掛ける危険が生じること
を、リング78を用いることでピン端を突出させ
ないことから保護される。
近傍に本考案の固定装置7を配設してそれぞれの
柱部材について締め付け固定するものとする。こ
のようにすればそれぞれの柱部材は何れも横材、
斜材等によつて剛構造に製せられているため、上
記固定装置7の締め付け固定によつてそれぞれの
柱部材間はもはや一切のがた等が除かれ一体的に
結合された状態となり、アンテナ支持塔は安定す
る。この固定装置を取り外す場合には六角ナツト
77をゆるめ上記と逆の順序に従つて第1の固定
金具71を柱材の対向側間隙から抜き出せば容易
に取り外すことができる。なお上記取り付け、取
り外しの操作に際しては六角ナツト77に適合す
るボツクスレンチ等の工具を用いれば迅速かつ容
易に操作し得る。ねじ軸72に固定されたリング
78は六角ナツト77のゆるめ過ぎによる逸脱を
阻止するよう機能し、リング78を用いずにピン
をねじ軸72の両側に突出させた状態とすること
は取扱い時、手指を引掛ける危険が生じること
を、リング78を用いることでピン端を突出させ
ないことから保護される。
本考案による他の実施例を第6図に示す。図に
おいて固定装置8は、第4図におけるねじ軸72
と一体の第1の固定金具71と同様なねじ軸82
と一体の平面視楔形の第1の固定金具81と、中
心に孔を具えた平面視楔形の第2の固定金具83
と、上記ねじ軸82の両側にほぼ平行四辺形の部
材84を配設した形で対向隅間を結合する部材8
5,85と該平行四辺形部材84,84の外側に
U形のレバー86を一体に形成されたカム装置
と、第1の六角ナツト87、ばね座金88及び第
2の六角ナツト89とよりなる。上記カム装置の
平行四辺形部材84の対向間はねじ軸82に挿脱
かつ傾動自在である。
おいて固定装置8は、第4図におけるねじ軸72
と一体の第1の固定金具71と同様なねじ軸82
と一体の平面視楔形の第1の固定金具81と、中
心に孔を具えた平面視楔形の第2の固定金具83
と、上記ねじ軸82の両側にほぼ平行四辺形の部
材84を配設した形で対向隅間を結合する部材8
5,85と該平行四辺形部材84,84の外側に
U形のレバー86を一体に形成されたカム装置
と、第1の六角ナツト87、ばね座金88及び第
2の六角ナツト89とよりなる。上記カム装置の
平行四辺形部材84の対向間はねじ軸82に挿脱
かつ傾動自在である。
上記固定装置を図示状態に組み立てる。即ちね
じ軸82に固定金具81の楔状部と対向するよう
第2の固定金具83の楔状部を対向させて挿入
し、次いでカム装置の平行四辺形部材84部分を
ねじ軸82に挿入する。そうしてレバー86を下
方に位置させ平行四辺形部材84の短辺側が固定
金具83の背面と接する状態で、一対の柱材の対
向側面間に前記同様に対向する第1、第2の固定
金具81,83の楔形が一対の柱材の両側の谷形
を形成する部分に当接して締め付け得る状態とな
し、ねじ軸82にナツト87を螺合させて平行四
辺形部材84の短辺面を締め付けることによつて
他方の短辺で第2の固定金具を押さえ、かつねじ
軸82を介して第1の固定金具81が第2の固定
金具83に引き寄せられることで柱材の谷形部に
はまり合つて楔作用で両柱部材を締め付け固定す
る。その状態でばね座金を挿入すると共に第2の
ナツト89を螺着して両ナツト87,89をねじ
軸82に固定する。
じ軸82に固定金具81の楔状部と対向するよう
第2の固定金具83の楔状部を対向させて挿入
し、次いでカム装置の平行四辺形部材84部分を
ねじ軸82に挿入する。そうしてレバー86を下
方に位置させ平行四辺形部材84の短辺側が固定
金具83の背面と接する状態で、一対の柱材の対
向側面間に前記同様に対向する第1、第2の固定
金具81,83の楔形が一対の柱材の両側の谷形
を形成する部分に当接して締め付け得る状態とな
し、ねじ軸82にナツト87を螺合させて平行四
辺形部材84の短辺面を締め付けることによつて
他方の短辺で第2の固定金具を押さえ、かつねじ
軸82を介して第1の固定金具81が第2の固定
金具83に引き寄せられることで柱材の谷形部に
はまり合つて楔作用で両柱部材を締め付け固定す
る。その状態でばね座金を挿入すると共に第2の
ナツト89を螺着して両ナツト87,89をねじ
軸82に固定する。
以上のようにして前述と同様に塔部材の全ての
ローラの近傍に配設することによりアンテナ支持
塔を一体にして安定化できることは同じである。
ローラの近傍に配設することによりアンテナ支持
塔を一体にして安定化できることは同じである。
一亘上記のように組み立てた固定装置をアンテ
ナ装置から取り外すにはU形のレバーを矢印D方
向に回転させ86′の位置とすることによつて第
2の固定金具83の背面には平行四辺形部材84
の長辺側が位置するため矢印Eで示す空間が生
じ、第2の固定金具83を後退させることができ
る結果第1の固定金具を90゜回転させて柱材の対
向間隙を通過させて取り外すことができる。つま
りカム装置を回転させるのみでナツトを分解して
外すことなくワンタツチでおこなえる。従つて再
固定操作も逆に操作すればワンタツチで装着固定
することができる。
ナ装置から取り外すにはU形のレバーを矢印D方
向に回転させ86′の位置とすることによつて第
2の固定金具83の背面には平行四辺形部材84
の長辺側が位置するため矢印Eで示す空間が生
じ、第2の固定金具83を後退させることができ
る結果第1の固定金具を90゜回転させて柱材の対
向間隙を通過させて取り外すことができる。つま
りカム装置を回転させるのみでナツトを分解して
外すことなくワンタツチでおこなえる。従つて再
固定操作も逆に操作すればワンタツチで装着固定
することができる。
本考案は上述のように入れ子式に伸縮するアン
テナ支持塔の案内部近傍の柱部材間の対向側壁間
隙に装着して、柱部材間のがた等に起因する塔の
傾き等を容易に除去して固定することができ、そ
の操作性の良さと相挨つて一体的構造でかつ小形
であるなど極めて優れた実用上の効果を奏する。
テナ支持塔の案内部近傍の柱部材間の対向側壁間
隙に装着して、柱部材間のがた等に起因する塔の
傾き等を容易に除去して固定することができ、そ
の操作性の良さと相挨つて一体的構造でかつ小形
であるなど極めて優れた実用上の効果を奏する。
第1図は伸縮式アンテナ塔の一例を示す側面
図、第2図はアンテナ支持塔の要部概略斜視図、
第3図は3個の柱部材の水平方向要部断面で案内
部の関係を示す、第4図は本考案の固定装置の一
実施例を分解斜視図に示す、第5図は柱材間に固
定装置を装着する説明図、第6図は本考案の他の
一実施例で一部を断面に示す。 図において、1はアンテナ支持塔、2はアンテ
ナ、3はシエルタ、4は基台、5は脚、6はロー
ラ、7は固定装置、8は固定装置を示す。
図、第2図はアンテナ支持塔の要部概略斜視図、
第3図は3個の柱部材の水平方向要部断面で案内
部の関係を示す、第4図は本考案の固定装置の一
実施例を分解斜視図に示す、第5図は柱材間に固
定装置を装着する説明図、第6図は本考案の他の
一実施例で一部を断面に示す。 図において、1はアンテナ支持塔、2はアンテ
ナ、3はシエルタ、4は基台、5は脚、6はロー
ラ、7は固定装置、8は固定装置を示す。
Claims (1)
- 断面が枠形の柱部材がはまり合い、該柱部材相
互を構成する隣接して並行せる管状の柱材の対向
側面間に所定の間隙を有して長手方向に伸縮する
伸縮柱相互を固定する固定装置であつて、上記柱
材の間隙寸法よりも細径なねじ軸と、該ねじ軸と
一体で上記柱材の間隙を通過可能な幅で楔形をな
す第1の固定金具と、楔形で上記ねじ軸に遊嵌す
る第2の固定金具と、上記ねじ軸に設けられ上記
第1、第2の固定金具相互間を近接させる締め付
け手段とからなり、上記柱材間に形成される両方
の谷形部に上記第1、第2の固定金具の楔形部分
が対向してそれぞれはまり合い締め付け手段によ
つて締め付け固定するようにしたことを特徴とす
る伸縮柱の固定装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014480U JPS6146132Y2 (ja) | 1980-02-19 | 1980-02-19 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014480U JPS6146132Y2 (ja) | 1980-02-19 | 1980-02-19 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS56121311U JPS56121311U (ja) | 1981-09-16 |
JPS6146132Y2 true JPS6146132Y2 (ja) | 1986-12-25 |
Family
ID=29616362
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014480U Expired JPS6146132Y2 (ja) | 1980-02-19 | 1980-02-19 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6146132Y2 (ja) |
-
1980
- 1980-02-19 JP JP2014480U patent/JPS6146132Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS56121311U (ja) | 1981-09-16 |
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