JPS6146107A - 架空ケ−ブルのクランプ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は光フアイバー複合架空地線や送電線等の架空ケ
ーブルを鉄塔上に架設するのに用いるクランプに関する
ものである。

（従来の技術） 光フアイバー複合架空地線は、通常の地綿内にアルミニ
ウム等で造った保護バイブにより保護しながら光フアイ
バーユニットを過般して構成される。従って、この光フ
アイバー複合架空地線を鉄塔上に架設するに当りクラン
プで薄綿する場合、保護バイブが局部的に大きく変形す
ると、これが光フアイバーユニットを圧潰させる。この
場合、光フアイバーユニットの光伝送損失が大きくなっ
たり、光フアイバーユニットの交換に際し、その保護バ
イブに対する挿脱作業を困難にする。又、送電線は銅芯
の周りにアルミニウム素線を撚り合せたｔＩＩ４ｔ％ア
ルミ撚線で構成するため、この調芯アルミ撚線について
も局部的に太き（変形すると、アルミニリム素縮が側付
き好ましくない。

ところで、従来のクランプは通常第２図乃至第４図に示
すように、クランプ本体１上に複数のクランプ押え２を
交互逆向きに配置してピン３．４によりクランプ押え２
をクランプ本体１に枢着し、ビン３．４に取付けたボル
ト５及びこれに螺合したナツト６によりクランプ押え２
をクランプ本体１に向は回動付勢することで、クランプ
本体１の線溝１８及びクランプ押え２の線溝２ａ間に架
空ケーブル７を掴締するよう構成するのが普通であつ　
ｌこ　。

（発明が解決りようとする問題点） しかし従来のクランプにあっては、中央のクランプ押え
について示すと第４図の如く、ケーブル７の中心０１と
ビン４の中心０２とを含む面Ｈ１即ちボルト５及びナツ
ト６がクランプ押え２をクランプ本体１に向は附勢する
方向Ｆに直交し且つケーブル中心ｏ１を通る面Ｈ内にク
ランプ押え枢着点、つまりビン３が位置しているため、
以下の問題を生じていた。

即ちこの場合、クランプ押え２によるケーブル押付力１
つは、上記付勢方向Ｆに平行で中心０１を通る線■とケ
ーブル外周面との交点ａより大きく外れた点すにおいて
ケーブル７の外周面に作用し、線Ｖに対する押付力Ｐの
傾斜角θが大きくなる。

そして、この押付力Ｐに対向してケーブル７に及ぶ反力
の分布はＱで示す如くになり、線溝１ａから外れたケー
ブル７の部分にも反力が及ぶ、従って、従来のクランプ
ではケーブル７の薄綿時、これを線溝１８から外れた部
分において局部的に大ぎくはみ出し変形させることにな
る。

このはみ出し変形は、ケーブル７が光フアイバー複合架
空地線である場合、その内部保護パイプをも同個所にお
いて局部的に大きく変形させることになり、これに随伴
した光フアイバーユニットの圧潰によってその光伝送損
失が大きくなったり、光フアイバーユニットの交換に際
しその保護パイプに対する挿脱作業を困難にし、ケーブ
ル７が２芯アルミ撚線である場合、そのアルミニウム素
線を傷付ける。

（問題点を解決するための手段） 本発明は、クランプ押え枢着点をずらせることにＪ：っ
て上述の問題を解決するもので、具体的にはクランプ押
え枢着点を、クランプ本体に向うクランプ押えの付勢方
向に直交し且つケーブルの中心を通る面よりクランプ押
えの側にずらせた構成にする。

（作　　用） かかる構成によれば、クランプ押えによるケーブル押付
力が、クランプ本体の線溝円周方向中程と正対する点の
近くにおいてケーブル外周面に作用し、上記押付力と対
向するようケーブルに及ぶ反力の分布をクランプ本体の
線溝内におさめることができ、前記ケーブルのはみ出し
変形゛を防止し得ることとなる。

（実施例） 以下、本発明の実施例を図面に基づき詳細に説明する。

第１図は本発明クランプの７実施例で、図中第４図にお
けると同様の部分を同一符号にて示す。

本発明においては、クランプ本体１にクランプ押え２へ
向うよう延在する一対の突耳１ｂを一体に設け、これら
突耳間にビン３を介してクランプ押え２の端部を枢着す
ることにより、クランプ本体１に対するクランプ押え２
の枢着点くビン３）を、付勢方向Ｆに直交し且つケーブ
ル７の中心ｏ１を通る面Ｈよりδだけクランプ押え２の
側にずらせる。

かかるクランプも、第２図乃至第４図につき前述したと
同様に実用して、架空ケーブル７を掴締し、鉄塔（図示
せず）上に架設するのに供する。

そしてこの薄綿時、クランプ押え２によるケーブル押付
力Ｐは、クランプ押え付勢力向Ｆに平行でケーブル中心
０１を通る線Ｖと地線外周面との交点ａに極く近い点ｂ
１においてケーブル７の外周面に作用し、線Ｖに対する
押付力Ｐの傾斜角θ１を著しく小さくすることができる
。従って、押付力Ｐに対向するようケーブル７に及ぶ反
力の分布はＱｌで示す如くになり、線溝１ａ内におさま
る。これがため、反力によるケーブル７のはみ出し変形
は線溝１ａによって確実に防止され、ケーブル７が光フ
アイバー複合架空地線である場合その保護パイプが局部
的に大きく変形されて光フアイバーユニットを圧潰する
ことがなくなる。そしてこの圧潰によって光フアイバー
ユニットの光伝送損失が大ぎくなったり、光ファイバー
ユニツトの交換に際しその保護バイブに対する挿脱作業
が困難になったりする問題を解消することができる。又
、ケーブル７が銅芯アルミ撚線である場合はそのアルミ
ニウム素線が傷付くのを防止することができる。

（発明の効果） かくして本発明クランプは上述の如くにクランプ押え枢
着点３をずらせたことで、前記作用説明通り薄綿時ケー
ブル７に及ぶ反力の分布Ｑ１を線溝１８内におさめるこ
とができ、ケーブル７の局部変形を防止し得る。、従っ
てケーブル７が光フアイバー複合架空地線である場合そ
の内部保護バイブの局部的に大きな変形を防止得て、保
護バイブ内の光フアイバーユニットが圧潰されるトラブ
ルを回避可能であるし、ケーブル７が調芯アルミニウム
である場合そのアルミニウム素線の傷付きを防止するこ
とができる。

又、上記の理由から、クランプ押え２を第２図及び第３
図の如く交互逆向きに配置する必要がなくなり、これら
クランプ押えを全て同方向に配置することができること
で本発明クランプはケーブル７の薄綿作業、従ってケー
ブル７の架設作業を容易にし得る１ｆｆＪ加的利点も合
せ提供することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明クランプの一実施例を示す第４図相当の
縦断側面図、 第２図は従来のクランプを示す平面図、第３図は同クラ
ンプの正面図、 第４図は第３図のＴＶ−ｒＶ編線上おける同クランプの
縦断側面図である。 １・・・クランプ本体　　１ａ、　２ａ・・・対向線溝
１ｂ・・・クランプ押え枢着突耳 ２・・・クランプ押え ３・・・ビン（クランプ押え枢着点） ４・・・ビン　　　　　　　５・・・ボルト６・・・ナ
ツト ７・・・架空ケーブル　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　ＩＦ・・・クランプ押え付勢方向 Ｈ・・・面　　　　　　　Ｐ・・・ケーブル押付力ｅｌ
・・・同傾斜角　　　Ｑｌ・・・反力分布δ・・・クラ
ンプ押え枢着点ずれ量。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、クランプ本体と、クランプ押えとを具え、クランプ
   押えの一端をクランプ本体に枢着し、クランプ押えの他
   端をクランプ本体に向う方向へ付勢することによりクラ
   ンプ本体及びクランプ押えの対向線溝間に架空ケーブル
   を掴締するようにしたクランプにおいて、前記クランプ
   本体に対するクランプ押え枢着点を、前記付勢の方向に
   直交し且つ前記架空ケーブルの中心を通る面よりクラン
   プ押えの側にずらせたことを特徴とする架空ケーブルの
   クランプ。