JPS6146044Y2 - - Google Patents

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JPS6146044Y2
JPS6146044Y2 JP1980094585U JP9458580U JPS6146044Y2 JP S6146044 Y2 JPS6146044 Y2 JP S6146044Y2 JP 1980094585 U JP1980094585 U JP 1980094585U JP 9458580 U JP9458580 U JP 9458580U JP S6146044 Y2 JPS6146044 Y2 JP S6146044Y2
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JP
Japan
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steering wheel
spoke
boss
vibration damping
steering
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JP1980094585U
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JPS5719168U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は自動車用ステアリングホイールの振動
減衰装置に関する。
自動車の操縦系統特にステアリングホイールに
発生する接続振動例えばシミーやフラツタを減衰
させるため、ステアリングホイールの貫性モーメ
ントを増大する方法があるが、ハンドルの発散、
ハンドルシエイク等の問題が生ずる。
これに対し実願昭53−118271号明細書および図
面には、ダイナミツクダンパをステアリングホイ
ールのリムの中空空間内に配置することが示され
ている。
しかしリムの径は良好な把持感覚を保持するた
めにはあまり増大することができず、リムの中空
空間は狭小なものとなつてダイナミツクダンパの
ウエイトの増大も難しく、減衰すべき振動の振動
数にダイナミツクダンパの固有振動数を適合させ
ることが難しい。またダイナミツクダンパがステ
アリングホイールにおけるステアリングメインシ
ヤフトからの振動の伝達経路の下流にあることは
振動減衰の効果上、不利である。
さらにステアリングメインシヤフトに対して同
軸的に弾性体を介しておもりを取付けたダイナミ
ツクダンパも公知である(実開昭55−28546号公
報)。しかしこの構成では、おもりや弾性体の大
きさをあまり大きくすることができず、したがつ
てダイナミツクダンパの固有振動数の選択範囲は
小さい。
本考案の目的は、ダイナミツクダンパの固有振
動数を減衰すべき振動の振動数へ広範囲にわたつ
て合わせることができ、しかもすぐれた振動減衰
効果をもつステアリングホイールの振動減衰装置
を提供することである。
このため本考案による振動減衰装置は、ステア
リングメインシヤフトのボスをステアリングホイ
ールの円形リムに結合する半径方向スポークと、
間隔をおいてこのスポークを覆うパツドとの間に
設けられて、ボスに同軸的に取付けられる環状緩
衝部材と、この緩衝部材に一端を固定されてスポ
ークとパツドとの間に半径方向に延びる腕部材
と、この腕部材の端部に取付けられるマスダンパ
部材とを備えている。
本考案を実施例について説明すると、第1図お
よび第2図において、ステアリングホイール1は
円形のリム2と、このリム2と一体に結合されて
リムの中心へ向かつて半径方向に延びる例えばT
形配置のスポーク3と、図示しないステアリング
メインシヤフトへはめられてスポーク3の内端を
保持するボス4と、スポーク3を覆つてこれに図
示しない手段で固定されるパツド5とから構成さ
れている。6はスポーク3の下面を覆うカバーで
ある。
ボス4と同軸的に延びる環状カラー7は、これ
と一体の腕片7aを、カバー6をスポーク3へ取
付けるねじ8によりスポーク3へ固定されてい
る。カラー7は直接ボス4へ固定してもよい。こ
のカラー7のまわりには環状緩衝部材としての環
状ゴム9が例えば焼付けにより固着され、この環
状ゴム9の外周に焼付けられる別の環状カラー1
0には、スポーク3とパツド5との間に延びる腕
部材としての例えば金属製の条片11が固定され
るか、あるいは一体に形成されている。この条片
11のの自由端には、マスダンパ部材としての質
量体12が固定されている。なお条片11は金属
材料に限定されない。
こうして第3図に等価図で示すようなダイナミ
ツクダンパがステアリングホイール1に付加され
て、これに生ずる接続振動例えばシミーやフラツ
タを効果的に減衰させる。しかもマスダンパ部材
12が腕部材3の自由端すなわちステアリングホ
イールの回転半径の大きい所に設けられているの
で、ホイール自体の重量を大きくすることなく、
振動を効果的に減衰させることができる。さらに
ダイナミツクダンパ9〜12はパツド5により完
全に覆われているので、ステアリングホイール1
の外観をそこなうこともない。
なお第4図は振動減衰の尺度として、自動車の
車速Vに対するステアリングホイールの周方向加
速度αの関係を示している。破線は振動減衰装置
をもたない従来のステアリングホイール、実線は
本考案による振動減衰装置をもつステアリングホ
イールの特性を示す。図から明らかなように、本
考案により振動が著しく減衰される。
このように本考案によれば、ダイナミツクダン
パを構成する緩衝部材、腕部材、およびマスダン
パ部材がスポークとパツドとによりはさまれてい
る空間内に配置される。この空間はステアリング
ホイールの半径方向、すなわち腕部材の長手方向
へ十分の長さがあるので、腕部材の長さを比較的
自由に設定することができる。腕部材の長さはダ
イナミツクダンパの固有振動数、すなわち振動の
減衰すべき振動数に関係するので、腕部材の長さ
を自由に設定できることにより、減衰すべき振動
数にダイナミツクダンパの固有振動数を適合させ
ることが容易となる。
また緩衝部材、したがつてダイナミツクダンパ
はステアリングホイールの取付け部に結合され
る。ステアリングホイールの接続振動の原因とな
る振動はステアリングメインシヤフトからステア
リングホイールへ伝達して来るが、本考案はステ
アリングホイールの取付け部、すなわちステアリ
ングホイールにおける振動伝達経路の最上流端で
振動減衰が行なわれるので、振動減衰効果を向上
させることができる。
さらに腕部材のためマスダンパ部材の慣性モメ
ントを大きくすることができるので、ステアリン
グメインシヤフトまわりの振動減衰がよく行なわ
れるという利点もある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案実施例の半分の断面図、第2図
はその正面図、第3図はその振動系の等価図、第
4図は振動減衰効果を示す線図である。 1……ステアリングホイール、2……リム、3
……スポーク、4……ボス、5……パツド、9…
…環状緩衝部材、11……腕部材、12……マン
ダンパ部材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ステアリングメインシヤフトのボス4をステア
    リングホイール1の円形リム2に結合する半径方
    向スポーク3と、間隔をおいてこのスポーク3を
    覆うパツド5との間に設けられて、ボス4に同軸
    的に取付けられる環状緩衝部材9と、この緩衝部
    材に一端を固定されてスポーク3とパツド5との
    間に半径方向に延びる腕部材11と、この腕部材
    11の端部に取付けられるマスダンパ部材12と
    を備えていることを特徴とする、ステアリングホ
    イールの振動減衰装置。
JP1980094585U 1980-07-07 1980-07-07 Expired JPS6146044Y2 (ja)

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JP1980094585U JPS6146044Y2 (ja) 1980-07-07 1980-07-07

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JP1980094585U JPS6146044Y2 (ja) 1980-07-07 1980-07-07

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Publication Number Publication Date
JPS5719168U JPS5719168U (ja) 1982-02-01
JPS6146044Y2 true JPS6146044Y2 (ja) 1986-12-24

Family

ID=29456512

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5528546B2 (ja) * 1976-05-10 1980-07-29

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5528546U (ja) * 1978-08-16 1980-02-23

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5528546B2 (ja) * 1976-05-10 1980-07-29

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Publication number Publication date
JPS5719168U (ja) 1982-02-01

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