JPS6145826Y2 - - Google Patents

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JPS6145826Y2
JPS6145826Y2 JP1983061158U JP6115883U JPS6145826Y2 JP S6145826 Y2 JPS6145826 Y2 JP S6145826Y2 JP 1983061158 U JP1983061158 U JP 1983061158U JP 6115883 U JP6115883 U JP 6115883U JP S6145826 Y2 JPS6145826 Y2 JP S6145826Y2
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seaweed
cage
frame
dried
peeling
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JP1983061158U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、海苔簀上に抄造した海苔を乾燥させ
た後で、自動的に海苔簀から剥離する装置に関す
る。
〔従来の技術〕
従来、製品の品質を損なうことなく、乾燥処理
した海苔を海苔簀から自動的に取り外すため、各
種構造の海苔剥ぎ装置が開発されている。
本考案者も、先に乾海苔を効果的に剥ぎとるこ
とができる海苔剥ぎ装置を開発し、これを実願昭
57−58022号として提案している。この海苔剥ぎ
装置においては、海苔簀の一端を取付ける駆動バ
ーを回動自在に備えた海苔簀支持枠体が機枠内に
進退自在に配置されている。この機枠に、海苔簀
支持枠体の上下に位置するように所要平行間隔を
おいて上部昇降体と、間欠的に回動する吸引ベル
トを巻回した吸引箱を上面に連設してなる下部昇
降体を各々昇降可能に取付けている。そして、上
下両部昇降体には、上記吸引ベルト巻回方向に往
復動する上部スライダーと下部スライダーとを
各々設け、上下両部スライダーには前記海苔簀の
簀部分を山形に屈曲させて挾持する小径の上部ロ
ーラと下部ローラとを各々設け、しかも上部昇降
体には前記駆動バーと係合し同駆動バーの簣取付
部が支持枠体の上側に位置するように回動させる
操作杆を取付けている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかし、かかる装置において使用される海苔簀
は、海苔簀本体を張設する1側横架フレームを駆
動バーとして回転する構成としているので、構成
が複雑となり、そのため製作費が高くなり、剥離
効果もいまだ十分とはいえなかつた。また、予備
剥離をした後で乾燥海苔を海苔簀から剥がすこと
が、破れがなく良質の製品を得る上で必要とされ
るが、このような予備剥離及び本剥離を共に自動
化した装置は、これまでのところ実用的なものに
はなつていない。
本考案は、このような従来技術の有する欠点を
解決しようとするものであり、安価に製作でき、
且つ優れた剥離効率で海苔を海苔簀から剥離する
ことができる乾燥海苔剥離装置を提供することを
目的とする。
〔問題点を解決するための手段及び作用〕
本考案の乾燥海苔剥離装置は、その目的を達成
するため、海苔簀を支持枠体の横架フレームに固
定する可動引掛爪を備えた係止具と、前記海苔簀
に対して上下方向から引張り力を付与し前記海苔
簀を伸長させるように、先端にローラを備え昇降
自在に配置された上下一対の支持杆と、該支持杆
を海苔簀の幅方向に沿つて移動させるスライダー
とからなることを特徴とする。
これにより、先ず下部ローラが海苔簀に当たる
と、可動引掛爪が回動して海苔簀が上下に押し上
げられ、しかも上部ローラにより一旦押し上げら
れた海苔簀が再度下方に押し下げられた状態にな
る。そして、海苔簀の両端が係止具により横架フ
レームに固定されているので、海苔簀が伸長し、
その上に貼り付けられている乾燥海苔との間に隙
間ができる。このようにして、乾燥海苔の予備剥
離が行われる。次いで、この予備剥離された状態
の乾燥海苔に対して、上下のローラを海苔簀面に
沿つて移動させることにより、海苔簀から乾燥海
苔が完全に剥離される。
〔実施例〕
以下、添付図面に示す一実施例により、本考案
の特徴を具体的に説明する。
第1図は本実施例の乾燥海苔剥離装置で使用す
る海苔簀の支持枠体1を示し、第2図はその側面
図である。
この支持枠体1は、所要平行間隔をおいて配置
される第1縦長フレーム2、第2縦長フレーム3
と、これら縦長フレーム2,3連結し所定の間隔
ピツチで配置された横架フレーム4からなる。ま
た、支持枠体1の両端には補強用フレーム5が設
けられている。第1縦長フレーム2は、図示した
ように第2縦長フレーム3より長くしている。
この支持枠体1において、それぞれの横架フレ
ーム4の1側に一対の固定引掛爪6が固定状態に
取り付けられており、他側には固定引掛爪6と対
向する状態で回動自在な可動引掛爪7が取り付け
られている。
第3図〜第8図は、これら固定引掛爪6及び可
動引掛爪7の構造を示す。
固定引掛爪6は、第3図及び第4図に示すよう
に、中央プレート部6a、この中央プレート部6
aの一側に設けられた取付スリーブ6b及び中央
プレート部6aの他側に設けられたフツク部6c
をもつ。そして、取付スリーブ6bを横架フレー
ム4に嵌着した後で、溶接することによつて固定
連結される。
一方、可動引掛爪7は、中央プレート部7a、
この中央プレート部7aの一側に一定の間隔をも
つて設けられた一対の取付スリーブ7b及び中央
プレート部7aの他側に設けられたフツク部7c
をもつ。そし、同取付スリーブ7bが横架フレー
ム4に回動自在に取り付けられている。また、取
付スリーブ7b間の間隔は、固定引掛爪6の取付
スリーブ6bの長さより大きくしている。これに
より、取付スリーブ6b,7bの取付けは支障な
く行われ、また取付スリーブ6bは取付スリーブ
7bの軸線方向へのスベリ止めとしても働くこと
になる。
なお、最端部の可動引掛爪7は、単独で横架フ
レーム4に取り付けられる。したがつて、その軸
線方向のスベリを防止するために、第7図及び第
8図に示す取付スリーブ8が横架フレーム4に溶
接される。また、第1縦長フレーム2及び第2縦
長フレーム3は、第2図に示すように、一定幅に
て所要ピツチ毎に屈曲している。これは、海苔簀
が垂直移動する際にその底部を支持することによ
り、乾海苔の変形を防止するためである。
このような支持枠体1に、海苔簀本体10が取
付けられる。この海苔簀本体10は、第1縦長フ
レーム2、第2縦長フレーム3及び横架フレーム
4で区画される域内で、固定引掛爪6及び可動引
掛爪7により横架フレーム4間に掛け渡される。
このとき、海苔簀本体10の伸縮方向が第1縦長
フレーム2及び第2縦長フレーム3の並設方向と
平行となるように、横架フレーム4に対して簀稈
10aを平行に設けておく。
第9図、第10図及び第11図は、海苔剥離装
置の内部構造を示している。
機枠12に昇降自在に設けられた吸引箱13に
は、両端の駆動プーリ14と従動プーリ15との
間に巻回された吸引ベルト16が、矢印K方向に
間欠的に回動するように取付けられている。
この吸引ベルト16には、その全長にわたつて
多数の孔(図示せず)が穿設されている。この孔
を通じて、上方の吸引ベルト16のキヤリア側に
吸引箱13の吸引力を作用させることができる。
吸引箱13は、下部昇降体17の上面に支持載置
されている。そして、下部昇降体17の両端は機
枠12の垂直フレーム12aに昇降自在にガイド
される。垂直フレーム12aに設けられたガイド
18は、下部吊支ロツド19及び中間を軸支した
下部アーム20を介して吊支されている。また、
下部アーム20の他端は、カム21に係合され、
昇降可能に支持されている。
更に、吸引箱13の長手方向に往復動するよう
に設けられている下部スライダー22には、所要
ピツチで支持杆23を上方に伸延して取り付けら
れている。この支持杆23の上端には、吸引ベル
ト16の上側位置で吸引ベルト16に直交するよ
うに小径の下部ローラ24が転動自在に取り付け
られている。また、下部スライダー22は、ロツ
ド26を介して機枠12に軸着されたアーム25
に軸結されている。そして、アーム25は、矢印
L方向に往復動することができるように、モータ
27で駆動されるクラツチブレーキ付減速機28
にロツド29によつて連結されている。
吸引箱13の上方に設けられた上部昇降体30
の両端は、機枠12の垂直フレーム12aに案内
されて昇降自在となつている。このために、上部
吊支ロツド32及び中間を軸支した上部アーム3
3を介してガイド31を吊支すると共に、上部ア
ーム33の他端にカム34及びこのカム34に係
合するリンク35を連結している。
また、この上部昇降体30の下面側には、所要
のカム及びリンク機構により前述の下部スライダ
ー22と連動して矢印M方向へ往復動可能な上部
スライダー36が設けられている。そして、小径
の上部ローラ37を転動自在に支持する支持杆3
8が、所要のピツチで前記下部ローラ24の後位
上方に位置するように取り付けられている。
第10図における符番41は、吸引箱13の上
方を直交状に走る搬送チエーンを示す。そして、
支持枠体1は、第1縦長フレーム2及び第2フレ
ーム3の両端が搬送チエーン41上に横架され
て、ガイドレール(図示せず)に案内支持され
て、吸引ベルト16の直上に給送されて停止する
ことができる構造となつている。
次いで、この乾燥海苔剥離装置の動作を説明す
ることにより、本考案の作用を明らかにする。
第12図は、海苔剥ぎ動作を説明するための図
である。
支持枠体1に保持されているそれぞれの海苔簀
本体10には、板海苔が抄造され、さらに乾燥機
によつて乾燥状態となつた乾燥海苔Aが下向きに
付着している。この乾燥海苔Aが吸引ベルト16
の上側に位置すると、下部昇降体17が上昇し上
部昇降体30が下降する。このとき、吸引箱13
が下部昇降体17と共に上昇するために、乾燥海
苔Aの表面に吸引ベルト16が接近し、吸引箱1
3の吸引力が吸引ベルト16の孔を通じて作用
し、乾燥海苔Aを同吸引ベルト16上に吸着する
ことができる。
そして、下部ローラ24及び上部ローラ37を
それぞれ上昇及び下降して、第12図に示すよう
に、ほぼ山形に屈曲させた状態で海苔簀本体10
を挾持する。この屈曲によつて、海苔簀本体10
の原棒10b,10b間の間隔が大きくなり、海
苔簀本体10から乾燥海苔Aの予備剥ぎが行なわ
れる。すなわち、従来必要としていた予備剥ぎ装
置が不要となる。
更に、下部ローラ24及び上部ローラ37の動
作に連続して、下部スライダー22及び上部スラ
イダー36をそれぞれ矢印L,M方向に往動させ
る。この下部スライダー22及び上部スライダー
36を横架フレーム4近傍にまで連続して移動さ
せるとき、予備剥離状態にある乾燥海苔Aは、海
苔簀本体10の一端側から完全に剥離される。こ
の海苔簀本体10から分離された乾燥海苔Aは、
吸引ベルト16上に吸着され、その上に載置され
る。
次いで、下部スライダー22及び上部スライダ
ー36を復動させると共に、下部昇降体17及び
上部昇降体30をそれぞれ下降及び上昇させる。
これにより、上部昇降体30の上昇と共に、下部
ローラ24及び上部ローラ37は元の待機位置に
復帰する。
また、支持枠体1は搬送チエーン41の間欠回
動により吸引箱13上から搬送される。他方、吸
引ベルト16上に吸着されている乾燥海苔Aは、
吸引ベルト16を回動させることにより機枠12
外部へ取り出される。その後、次の乾燥海苔Aを
付着した支持枠体1が同様に搬送チエーン41に
より吸引箱13上に搬入される。そして、再び以
上のような剥取り作業を繰返すことにより、乾燥
海苔Aの剥離を連続的に行う。
〔考案の効果〕
以上に説明したように、本考案の乾燥海苔剥離
装置においては、海苔簀に引張り力を加えて乾燥
海苔の予備剥離を行い、次いで上下ローラにより
乾燥海苔を海苔簀から完全に剥離している。ま
た、このとき横架フレームに海苔簀を掛ける継手
部か回動可能になつていることから、海苔簣の変
形も容易に行われる。このようにして、本考案に
よるとき、乾燥海苔の剥離作業を自動的に行うこ
とが可能になつた。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例で使用した海苔簀用支
持枠体の平面図であり、第2図はその側面図を示
す。また、第3図及び第4図は固定引掛爪の説明
図、第5図及び第6図は可動引掛爪の説明図、第
7図及び第8図は取付スリーブの説明図、第9図
は本考案に係る乾燥海苔剥離装置の平面図、第1
0図及び第11図はそれぞれその正面図及び側面
図を示し、第12図は乾海苔の剥離作用を示す説
明図である。 1:支持枠体、4:フレーム、7:可動引掛
爪、10:海苔簀本体、22:下部スライダー、
23:下部支持杆、24:下部ローラ、36:上
部スライダー、37:上部ローラ、38:上部支
持杆。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 海苔簀を支持枠体の横架フレームに固定する可
    動引掛爪を備えた係止具と、前記海苔簀に対して
    上下方向から引張り力を付与し前記海苔簀を伸長
    させるように、先端にローラを備え昇降自在に配
    置された上下一対の支持杆と、該支持杆を海苔簀
    の幅方向に沿つて移動させるスライダーとからな
    ることを特徴とする乾燥海苔剥離装置。
JP1983061158U 1983-04-23 1983-04-23 乾燥海苔剥離装置 Granted JPS59166692U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1983061158U JPS59166692U (ja) 1983-04-23 1983-04-23 乾燥海苔剥離装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1983061158U JPS59166692U (ja) 1983-04-23 1983-04-23 乾燥海苔剥離装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59166692U JPS59166692U (ja) 1984-11-08
JPS6145826Y2 true JPS6145826Y2 (ja) 1986-12-23

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ID=30191379

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1983061158U Granted JPS59166692U (ja) 1983-04-23 1983-04-23 乾燥海苔剥離装置

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JP (1) JPS59166692U (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5550882A (en) * 1978-10-06 1980-04-14 Yaskawa Electric Mfg Co Ltd Screen-removing device in automatic dried-laver manufacturing machine
JPS5754293B2 (ja) * 1978-03-24 1982-11-17

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5754293U (ja) * 1980-09-12 1982-03-30

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JPS59166692U (ja) 1984-11-08

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