JPS6145191A - 絶縁継手 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野〕 本発明は電気絶縁性の管継手に関するものである。

〔従来の技術〕

鋼管を主とする配管系においては迷走電流により配管に
腐食が起こる。これを防止するには配管の一部に電気絶
縁性の管継手を用いることが有効である。このためこの
種の管継手に関して種々の発明、考案がなされているが
、いずれも構造が複雑で製造上部品点数が多く、組立て
に多くの時間と労力を必要とし、また通常の管継手に比
べて全体的に大きい、このため配管に際しても余分のス
ペースを必要とし、配管場所からもその使用には制約が
あった。

また都市ガス等の可燃性の流体配管に、単にゴムやプラ
スチック菱の可燃性の絶縁部材を岨み込んだ管継手を用
いると、万一火災が発生したとき絶縁部材が焼損して管
継手が分解し二次災害を起こす恐れがあった。

〔発明が解決しようとする問題、α〕

本発明は上記した欠点のない電気絶縁性の管継手を提供
することを目的とするものである。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明は、少なくとも一方の側に設けた接続ねじの表面
に電気絶縁性被膜を形成した継手本体の前記接続ねじと
、別の管継手の接続ねじとを互いにねじ接続して組立て
、その外周面に防食ライニング層を形成してなることを
特徴とする絶縁継手である。

〔実施例〕

第１図において、１は継手本体で、図ではソケッシを示
すがエルボやチーズであってもよい。

この継手本体１の端部にはあらかじめ配管と接続するた
めのねじ２．２′が設けられている。

このねじ２．２′は継手の品種によっておねじの場合、
めねじの場合、または一端のみねじが設けられ他端は別
の接続手段が設けられている場合等各種のものが使用さ
れる。そして、継手本体１に設けられた少な（とも一方
の側のねじ（めねじまたはおねじ）２の表面には、エポ
キシ樹脂、ポリカーボネイト、ナイロン等の電気絶縁性
に優れた有機高分子材料の粉体を、浸漬あるいは吹付等
の湿式塗装、流動浸漬、静電塗装等の粉体塗装によるか
、またはセラミックスやガラス状物質の無機質材料をＣ
ＶＤ、スパッタリング、イオンブレーティング等の蒸着
法によって電気絶縁性の被１１１３を形成する。

このようにして設けた絶縁被膜の表面は完全な配管ねじ
とはならず、一般にねじ山断面の谷側に厚く山頂側に薄
く被膜が形成される　（ただし静電塗装による場合はこ
の逆に被膜が形成される）。

従って表面に絶縁波Ｍ３を設けた側のねと２に接続する
別の管継手６は、その接続ねじをあらかじめ小径にねじ
切り加工したものを用い、その接続ねじの表面にブチル
ゴム等の粘性のあるシール剤を塗布して接続することに
より内部流体のシール性を確保する８次に前記絶縁被膜
３を施したねじ２に別の管継手６の接続ねじをねじ接続
する場合、別の管継手６の接続ねじの表面には絶縁被膜
を施さなくても絶縁性は保たれるが、より確実に絶縁を
保つためにＭＭ被被膜施した接続ねじを組み付けてもよ
い。

また継手本体１の端部と別の管継手６との接続端部間に
例えば耐火性のあるアスベストパツキン９を挟着すれば
、この接続部からの内部流体の漏れを防止することがで
鯵でシール性も確保され、同時に火災時に内部流体・が
漏れる恐れも解消される。また、図において継手本体１
と別の管継手６はあらかじめ各表面全体に絶縁被膜を施
したものを組み付けて形成すれば、例えば水配管の場合
の管継手内面の防食の効果も同時に発揮させることがで
きる。

さらに土中埋設配管や水道配管の場合における継手本体
１の表面に介在する水分を介して電流が伝わるジャンピ
ング現象を防ぐことが可能となり、また内外面の水分に
よる腐食も防止される。

水道配管に使用される場合は水質に対する影響のない絶
縁被膜材質を用いなければならないが、この点前述した
エポキシ樹脂やポリカーボネイトあるいはガラス状物質
やセラミックを眉いれば水質に対する悪影響はない。

また火災時にブチルゴム等のシール剤や有機高分子材料
の絶縁被膜が焼失しても、継手本体と別の管継手はねじ
接続されているため接続部のスキマはわずかであり、大
量に内部流体が噴出する恐れはなく耐火災性においても
優れている。

このようにして組立てられた継手の外周面に、塩化ビニ
ル樹脂やポリエチレンＩｔＩＩｋ？の防食ライニング層
７を、射出成形法などにより外周面と一体になるように
形成する。これにより埋設配管された場合の外部腐食環
境からのＸｌ！断が確実に行なわれる。＊たこの防食ラ
イニング層７の一部に、内部の組立てられた継手１．６
の双方あるいは一方の外周面と連通する孔８．８１を設
けてお鯵、配管施工が完了したのち配管と継手１．６と
の間の絶縁が完全に果たされているかどうかを測定する
ことがで慇る。そしてこの孔８．８１は測定点検時以外
はゴム等の盲栓２０で栓をして外部環境と遮断する。な
お測定後永久的に栓をする場合は、盲栓２０の代わりに
未加流ゴム等のコーキング材や流動性のシール剤を用い
て孔８．８１を埋めでもよい。

またこの実施例における絶Ｑｌｊ１手のめねじ側端部に
は、外周面に被覆した防食ライニング層７と一体のスリ
ーブ部４が形成されている。このスリーブ部４の内径は
接続される外面ａｔ脂被被覆鋼管図示せず、以下鋼管と
いう）の外周を覆うように鋼管の外径とほぼ同じかわず
かに大きい内径を有し、鋼管との接続時にこの内接部分
にブチルゴム等のシール剤を介装するかまたはゴムパツ
キンを介装することにより、この鋼管との接続部分は埋
設配管された場合でも外部腐食環境から遮断され防蝕効
果が果たされる。

〔発明の効果〕

以上説明のように、本発明の絶縁継手は従来と同様の配
管施工が行なえる上、配管の電気絶縁を図ることが可能
で、また水の影響による腐食や電流のジャンピング現象
を防止でさ、さらに火災時における二次災害の防止にも
充分効果を発揮し、さらに外部環境からも遮断して防蝕
を行ない、製造上からも複雑な部品を多数必要とせず、
このため経済的で長期に亘って安全な配管を容易に施工
することが可能で、産業上非常に有益なものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例を示す縦断面図である。 １：１１１手本体、２．２”：ｆＦｅ、３　：電気絶縁
性被膜、４　ニスリーブ部、６　：別の管継手、７　：
防食ライニング層、８．８１：孔、２０　：盲栓

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）少なくとも一方の側に設けた接続ねじの表面に電
   気絶縁性被膜を形成した継手本体の前記接続ねじと、別
   の管継手の接続ねじとを互いにねじ接続して組立て、そ
   の外周面に防食ライニング層を形成してなることを特徴
   とする絶縁継手。
2. （２）特許請求の範囲第１項記載において、前記防食ラ
   イニング層に、外部と前記組立てられた継手の外周面と
   を連通する孔を少なくとも１個所設け、挿栓可能にした
   ことを特徴とする絶縁継手。
3. （３）特許請求の範囲第１項において、前記組立てられ
   た継手のめねじ側端部に、接続すべき管の外周を覆うよ
   うに前記防食ライニング層から延びるスリーブ部を形成
   したことを特徴とする絶縁継手。