JPS6145112Y2 - - Google Patents

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JPS6145112Y2
JPS6145112Y2 JP1982020663U JP2066382U JPS6145112Y2 JP S6145112 Y2 JPS6145112 Y2 JP S6145112Y2 JP 1982020663 U JP1982020663 U JP 1982020663U JP 2066382 U JP2066382 U JP 2066382U JP S6145112 Y2 JPS6145112 Y2 JP S6145112Y2
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JP
Japan
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tank
column
jack
fixed
lifting
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JP1982020663U
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JPS58123889U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は大形タンクの基礎補修、底板取替等の
補修、または点検等の際にタンクを昇降すると共
に、地上から所要高さに持上げて保持するタンク
昇降装置に関するものである。
従来、前記タンク昇降装置は代表例として特公
昭55−7504号公報、特公昭56−48390号公報等多
数の公知技術がある。しかし、何らもタンク昇降
時の安全性、操作性等に実用上の難点が認められ
る。即ち特公昭55−7504号公報記載のものは、
「二本の主柱に下部受座の両端を摺動自在に嵌合
すると共に、タンクの外周に突設した台座を受け
る上部受座の両端を前記の主柱に摺動自在に嵌合
し、さらに前記の上部および下部受座をそれぞれ
主柱に任意高さで係止可能となる固定装置を設
け、その上下受座間に油圧ジヤツキを介在させた
構造」からなつており、上下受座を交互に上げな
がらタンクを持上げることを特徴としている。従
つて、・タンクの上昇に比例してジヤツキの位置
が次第に上昇すると共に、ジヤツキを主柱に係止
した下部受座に保持するので、タンク昇降させる
ための強大な作動力を発生するジヤツキの作動ポ
イントが順次上方へ移動し、その強大荷重が長柱
体の主柱の中間に発生するので、主柱を含む昇降
装置全体の安定性が欠け、例えば、使用中に地震
が発生すると倒れて災害を発生する危険がある。
特に大形タンクのとき、円周に配列した多数個の
昇降装置を順次作動させてタンクを昇降させるの
で、タンク昇降中のジヤツキの作動ポイントとな
る主柱の中間に傾斜方向の荷重が発生して危険度
が増加する致命的欠陥がある。そして、タンクの
昇降時(特に昇降開始時)に主柱の安定性や傾き
を確認して充分に注意を払いながら慎重に操作す
ると共に、ジヤツキを順次上方へ移動させる必要
があり、操作性と作業能率に劣る難点がある。
一方、特公昭56−48390号公報記載のものは、
「タンクの外周に突設したブラケツトに、タンク
を持上げるためにジヤツキアツプポストと、持上
げられたタンクを支持するためのジヤツキアツプ
ポストを概ね交互に挿通させ、各ジヤツキアツプ
ポストはブラケツトに対して進退自在で、かつ任
意の位置に係止可能になつており、タンクを持上
げるためのジヤツキアツプポストの下端にはジヤ
ツキを介在させ、タンクを支持するためのジヤツ
キアツプポストの下端には上下方向の微調整装置
を設けている構造」からなつており、いずれも上
下方向に進退する2種類のジヤツキアツプポスト
にタンクを交互に係止して持上げることと特徴と
している。しかし、ジヤツキアツプポストは総て
上下移動構造なので、当該公報第2図に示す隣接
ジヤツキアツプポスト間を相互に固定させる緊締
杆が、当該タンクを最終上昇位置に持上げるまで
使用できず、タンク持上げ下降過程で重負荷を受
ける長柱状のジヤツキアツプポストは、当然に不
安定状態となる欠陥がある。従つて上昇下降中に
タンクの位置ずれ、傾き等の不良現象が発生し、
持上げたタンクを下降復元したとき、正確な原位
置復帰が期待できず、タンクの位置修正を必要と
して多数の工数を消費すると共に、操作中に地震
等の振動によつて災害を発生する危険がある。
本考案は、以上の従来技術の欠陥の解消を目的
とするもので、安全性、タンクの昇降性能、操作
性等に優れる新規のタンク昇降装置を提供するも
のである。
即ち、本考案のタンク昇降装置は、上下端が固
定された平行2本の固定柱と、前記固定柱の中間
に位置して平行し、かつ下端にジヤツキを装着し
て上下動自在の昇降柱が共通台盤上に立設されて
いると共に、タンク側面に適宜な間隔に配列さ
れ、かつ先端に前記固定柱および昇降柱と係合摺
動する係合部を有するブラケツトを突設し、前記
係合部は前記固定柱および昇降柱と任意高さにお
いて係止自在とした構造を要旨としている。
以下実施例を示す第1〜3図を参照して詳しく
説明する。横断面方形の中空長柱の固定柱1A,
1Bが台盤13の上に平行に立設され、その上端
は連結桟16によつて相互に連結固定されてい
る。そして固定柱1A,1Bの中間には上下移動
自在の中空円柱の昇降柱2が固定柱1A,1Bと
平行に立設され、その上端は連結桟16の中央に
設けた嵌合部17と摺動自在に嵌合すると共に、
下端は座面19を介して台盤13上に定置した油
圧ジヤツキ14のラム15先端と同心状に接して
おり、昇降柱2は油圧ジヤツキ14の作動によつ
て上下に任意ストローク移動することができる。
そして、固定柱1A1Bおよび昇降柱2は縦方向
に所要ピツチで配列した止ピン孔9を多数穿設
し、後述するブラケツト3の係合部と止ピンの着
脱によつて係止解離自在に構成されている。一
方、タンク4の側面には円周の所要間隔ごとに配
列されたブラケツト3(第2,3図参照)が固着
して突設しており、ブラケツト3はタンク4を昇
降する際に、その分担荷重を充分に支え得る強度
に形成された基部6の先端に、固定柱1A,1B
および昇降柱2と係合する係合部5が設けられて
いる。そして係合部5は中心部分に昇降柱2を内
嵌遊合する筒状の嵌合部7と、嵌合部7の両側に
固定柱1A,1Bを板材で両側から挟着し、摺動
自在となる摺動部8A,8Bが一体に設けられる
と共に、嵌合部7および摺動部8A,8Bは、係
合する昇降柱2、固定柱1A,1Bと止ピン12
の着脱によつて、任意な相対位置で係止および解
離が自在となるように構成され、それぞれ前記の
止ピン孔9に対応した位置に貫通する止ピン孔1
0を2個づつ穿設している。
なお、連結桟16の両端と、台盤13の両端の
突片18には係止孔20があり、後述する緊締杆
23によつて相互に連結固定できるようになつて
おり、また止ピン12は挿入時の便宜を考慮して
止ピン孔9,10より若干少径に形成されると共
に、止ピン孔9は中空部分に間隔管11を付設し
て、止ピン12の挿入作用を援助するようになつ
ている。また固定柱1A,1Bの下端は使用前後
の組立分解を考慮して、台盤上に固着した突起2
1に嵌着して固定されている。なお第1図の22
は昇降柱2の案内である。
以上の構成からなるタンク昇降装置は下記のよ
うに作用する。即ち第4,5図を参照して、ブラ
ケツト3はタンク4の外周に所要間隔(一実施例
では3メートル間隔)で配列固着され、その係合
部5に固定柱1A,1B、昇降柱2が係合されて
取付けられる。そして当該タンク昇降装置は台盤
13を地上に定置し、係止孔20に連結した緊締
杆23によつて隣接する相互間を強固に締付け固
定される。なお、24は緊締用ターンバツクルで
ある。そして、タンク4の上昇前の所定位置にお
いて、ブラケツト3Aは止ピン12を挿着して昇
降柱に係止される。続いて、油圧ジヤツキ14の
ラム15を所要ストローク上昇作動させると、ブ
ラケツト3は3B位置に上昇する。しかるのち、
その状態において、他の止ピン12を挿着してブ
ラケツト3Bを固定柱1A,1Bに係止すると共
に、昇降柱2に挿着した止ピン12を解離する
と、昇降柱2はブラケツト3Bとの係止を解放し
て自由となり、油圧ジヤツキ14をルーズにする
とラム15は昇降柱2と共に自重によつて第4図
実線の原位置に復帰する。続いて、ブラケツト3
Bを昇降柱2に係止すると共に、固定柱1A,1
Bとの係止を解放し、ラム15を上昇作動させる
と、ブラケツトは3C位置に上昇する。以下前記
の操作を反復してブラケツトを最終位置3Nに上
昇させ、固定柱1A,1Bに係止固定して、タン
ク4を所要高さに持上げ保持することができる。
そして、前記と反対の操作によつてタンク4を下
降させ、原位置に復元させることができる。
なお前記の操作のとき、タンク4の荷重は昇降
柱2と固定柱1A,1Bに交互に負荷されるの
で、止ピン12の挿着解離のとき、油圧ジヤツキ
14の寸動操作によつて、止ピン孔9,10を正
確に一致させ、また止ピン12と止ピン孔9,1
0との相対位置を微調整することがある。
以上のように、本考案のタンク昇降装置は、操
作前に緊締杆23を張設して相互に連結固定する
ので、当該装置の安定性は極めて良く、タンクを
正確に安定して持上げ、原位置に正確に復元させ
ることができる。従つて、安全性、復元性能が共
に優れる特徴がある。さらに、ジヤツキ14は台
盤上に定置した固定方式なので、本考案のタンク
昇降装置は強大な作動力を発生するジヤツキの作
動ポイントが低に台盤上に常に固定されて装置全
体の安定性があり、低位置固定のジヤツキ操作と
なるので、前記の特公昭55−7504号公報の従来構
造に対比して、例えば使用中に地震が発生しても
倒れる危険がなく、装置全体の安定性と安全性が
格段に優れると共に、タンク昇降時に過度に注意
を払う必要がなく(大形重量物のタンク昇降操作
としての当然の注意は必要)実用的操作性が向上
し、作業能率が向上する作用効果がある。
以上のように、本考案は特に大形タンクの補修
点検用に適し、タンクを正確に昇降保持する優れ
た性能を有すると共に、タンク昇降装置としての
安定性、安全を格段に高め、その操作性ならびに
作業能率を向上する等の優れた実用的諸効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図:本考案一実施例を示す正面図、第2
図:第1図の中心線2′とタンク中心を通る断面
における断面図、第3図:第1図のBB断面図、
第4,5図:第1図実施例の使用状態を示す正面
図。 主な符号、1A1B:固定柱、2:昇降柱、
3:ブラケツト、4:タンク、5:係合部、6:
基部、7:嵌合部、8A8B:摺動部、9,1
0:止ピン孔、12:止ピン、13:台盤、1
4:油圧ジヤツキ、15:ラム、16:連結桟、
23:緊締杆、24:ターンバツクル。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 上下端を固定した平行2本の固定柱と、前記固
    定柱の中間に位置して前記固定柱と平行し、かつ
    下端にジヤツキを装着した昇降柱が設けられると
    共に、タンク外周面に所要間隔で配列され、かつ
    先端に前記固定柱および昇降柱と係合摺動する係
    合部を有するブラケツトが突設され、前記係合部
    は前記固定柱および昇降柱の任意位置に係止自在
    となる構造を特徴とするタンク昇降装置。
JP2066382U 1982-02-16 1982-02-16 タンク昇降装置 Granted JPS58123889U (ja)

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JP2066382U JPS58123889U (ja) 1982-02-16 1982-02-16 タンク昇降装置

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JPS58123889U JPS58123889U (ja) 1983-08-23
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09169102A (ja) * 1995-12-19 1997-06-30 Tatsuo Yoshimoto シャフトレス印刷機の版胴取付構造及びその版胴取付方法

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JP6153481B2 (ja) * 2014-02-07 2017-06-28 Jfeプラントエンジ株式会社 既設タンク底板取替用冶具、該冶具を用いた既設タンクの底板取替方法、及び強風対策用固定冶具

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS557504A (en) * 1978-06-21 1980-01-19 American Biltrite Inc Tile coating method and its apparatus

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