JPS6144874A - 2,4−ジアミノ−5−ホルミルピリミジンの製法 - Google Patents

2,4−ジアミノ−5−ホルミルピリミジンの製法

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JPS6144874A
JPS6144874A JP16644484A JP16644484A JPS6144874A JP S6144874 A JPS6144874 A JP S6144874A JP 16644484 A JP16644484 A JP 16644484A JP 16644484 A JP16644484 A JP 16644484A JP S6144874 A JPS6144874 A JP S6144874A
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acid
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浩 吉田
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斉藤 啓治
Sadao Niida
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Ube Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、2.4−ジアミノ−5−ホルミルピリミジン
の新規製法に関するものである。2,4−ジアミノ−5
−ホルミルピリミジンおよびその2.4位のアミン基、
5位のホルミル基を他の官能基に種々変換した化合物は
、いずれも医薬、農薬の合成中間体として有用な化合物
である。例えば、5位のホルミル基を常法により還元し
た2、4−ジアミノ−5−ヒドロキシメチルピリミジン
は抗菌剤。
抗マラリア剤として重要な2,4−ジアミノ−5−ベン
ジルピリミジン誘導体の中間体となりうるものである。
(従来の技術) 従来、2,4−ジアミノ−5−ホルミルピリミジンの製
法としては、2,4−ジアミノ−5−シアノピリミジン
をギ酸溶媒中で加熱下、ラネーニッケル合金(N1/h
t =s O15o )と反応させる方法(:r、 M
ed、 C!hem、 667(I98!l) )、お
よび上記原料を塩酸水溶液中、10%pa / cを用
いて水素で還元処理する方法(J、 Med、 che
m 、 12ろ8(I96B))などがあり、上述した
文献には。
2.4−ジアミノ−5−ホルミルピリミジンを粗状率7
6〜80%で得たと記載されている。
(発明が解決しようとする問題点) これらの方法は高価な還元剤(触媒)を多量に用いなけ
ればならず、いずれも工業的には問題がある。
(問題点を解決するだめの手段) 本発明者らは、2,4−ジアミノ−5−ポルミルピリミ
ジンを工業的に有利に製造する方法を確立することを目
的として鋭意検討した。
その結果、一般式(I)または(I[)〔ただし式(I
)、 (n)において+ R’+ R2+ R”+ R
’およびR5は、同一または相異なる低級アルキル基を
示し+ R”、R2,R3およびR4は、低級アルキレ
ン基であって互いに結合し環を形成することもできる。
〕で表わされるプロパンニトリル類と、グアニジンとを
反応させ2次いで得られた反応生成物を酸の存在下に加
水分解すれば、極めて工業的に有利に2.4−ジアミノ
−5−ホルミルピリミジンが製゛造できることを見い出
し2本発明に到達した。
次に2本発明につき詳述する。
本発明の原料である前記一般式(I)で表わされる2−
ジアルコキシメチルーロ、ロージアルコキシプロパンニ
トリル、および前記一般式■で表わされる2−アルコキ
ンメチレン−ろ、己−ジアルコキシプロパンニトリルに
おけるR”+ R2+ R3,R’およびR5はメチル
、エチル、プロピル、ブチルなどの炭素数1〜4の低級
アルキル基を挙げることができ。
R1とR2またはR3とR4はメチレン、エチレン、プ
ロピレンなどの炭素数1〜4の低級アルキレン基であっ
て互いに結合し環を形成することもできる。
これらR’l R2+ R3,R4およびR5は、全て
同一の基であってもよく、一部同一の基であってもよく
さらには全て相異なる基であることもできる。
これら原料のプロパンニトリル類は9例えばろ−アルコ
キシ−2−プロペンニトリル類t タハろ、ろ−ジアル
コキシプロパンニトリル類ヲ、アルカリ金属アルコラー
ドの存在下、ギ酸エステル。
−酸化炭素などのホルミル化剤と0〜100℃の温度で
反応させて、2−ヒドロキシメチレン−ロウロージアル
コキシプロパンニトリルのアルカリ金属塩を得2次いで
該塩をシアル゛キル硫酸、ハロゲン化アルキルなどのア
ルキル化剤と反応させるか、アルコール中で中和当量以
上の鉱酸と反応きせることによって容易に得ることがで
きる。
本発明において、これら前記一般式(I)またはIJI
)で表わされる原料のプロパンニトリル類は、各々単独
で使用してもよく、また混合物の状態で用いることもで
きる。
また、一方の原料であるグアニジンは不安定な物質であ
るため、塩酸、硫酸、硝酸、リン酸、炭酸などの無機酸
、あるいは酢酸などの有機酸との塩の形態で用い1反応
系で遊離のグアニジンを得るのが好ましい。反応系で遊
離のグアニジンを得るために使用される塩基としては、
ナトリウムアルコラード、水酸化アルカリ、炭酸アルカ
リ、重炭酸アルカリおよび陰イオン交換樹脂などが有用
である。なお炭酸グアニジンでは中和塩基を必要としな
い場合もある。
グアニジン塩の使用量は前記一般式(I)または(II
)で表わされるプロパンニトリル類1モルに対して。
0.5〜10モル、特に1〜ろモルであることが好まし
い。また前記の塩基は通常グアニジン塩の中和当量程度
用いられる。
一般式(I)tたは(IDで表わされるプロパンニトリ
ル類とグアニジンとの反応によって、2,4−ジアミノ
−5−ジアルコキシメチルピリミジンが生成すると考え
られる。
上記反応は無溶媒下で行ってもよく、まだ反応に不活性
な溶媒中で行うこともできる。かかる溶媒としては、脂
肪族アルコール、例えばメタノール、エタノール、ノロ
パノール、ブタノールなどの炭素数1〜4の脂肪族アル
コールが最も好ましいが、その他ジオキサン、テトラヒ
ドロフラン。
ジメトキシエタン、ジエチルエーテルなどのエーテル系
溶媒;ベンゼン、トルエン、ヘキサン、シクロヘキサン
などの炭化水素系溶媒;塩化メチレン、クロロホルム、
四塩化炭素、ジクロロエタンなどのハロゲン化炭化水素
溶媒;アセトニトリル。
プロピオニトリルなどのニトリル系溶媒なども使用に供
することができる。
これら溶媒の使用量は、プロパンニトリル類1重量部あ
たり、0.3〜30重量部用いるのが好ましい。反応は
0〜160℃の温度で常圧ないし加圧系で0.5〜24
時間行われる。
反応生成物は2反応液から反応生成物を沖過。
濃縮、抽出、再結晶などそれ自体公知の方法で単離して
次の加水分解反応に用いても良いが2反応液から反応生
成物を単離せずに反応生成物を含有する反応液に、所定
量の酸と水を加えて加水分解するのが、操作が簡略化で
き、単離操作に伴う反応生成物のロスがなくより好適で
ある。
本発明において使用される酸としては9例えば塩酸、硫
酸、硝酸、リン酸などの鉱酸や、1)−トルエンスルホ
ン酸、陽イオン交換樹脂などを挙げることができる。こ
れらの酸はプロパンニトリル類1モルに対して好ましく
は0.5〜5モルになるように用いられる。また加水分
解に使用される水の量は特別制限はないが9通常、中間
反応生成物1重量部に対い好ましくは2〜100重量部
用いられる。
加水分解の条件は原料の濃度、酸量などに応じて適宜選
択されるが2通常、室温〜100℃の温度で・ 0.1
〜24時間行うことにより、目的物である2、4−ジア
ミノ−5−ホルミルピリミジンを酸付加塩の形で得るこ
とができる。
反応終了後、2.4−ジアミノ−5−ホルミルピリミジ
ンは、中和、抽出、濃縮、濾過、再結晶などの操作を適
宜採用することによシ、容易に単離・精製することがで
きる。
(発明の効果) 本発明は高価な還元剤を多量に用いることもなく、目的
化合物を90%を越える高い収率で容易に得ることがで
き、その工業的な価値は高い。
(実施例) 次に1本発明の実施例を挙げる。
実施例1 28wt%ナトリウムメチラートのメタノール溶i11
.61il(60ミlJモル)およびグアニジン硫酸塩
6.482(60ミリモル)を室温でろ0分攪拌した。
次いで2〜メトキシメチレン−ろ、ろ−ジメトキシプロ
パンニトリル7.852(50617モル)を加え、昇
温し4時間還流した。
その後、濃縮して大部分のメタノールを除いた残渣へ1
N−硫酸75dを加え、液温を80℃に保ち1時間攪拌
した。反応終了後、35wt%カセイソーダ水溶液を少
しずつ加え中和した。室温で一晩放置した後、析出した
結晶を戸数し、水洗後約50℃で真空乾燥し一9白色結
晶6.6oグを得た。
この白色結晶を内部標準法にょシ液体クロマトグラフィ
ーで定量した。2,4−ジアミノ−5−ポルミルピリミ
ジンの収率は9ろ、5%であった。
上記の白色結晶を水から再結晶して融点を測定すると、
272〜274℃(分解)であり、NMR。
MS、工Rかう2.4−ジアミノ−5−ホルミルピリミ
ジンであると確認した。
実施例2 28wt%ナトリウムメチラートのメタノール溶液10
.2 y (s 2.9ミリモル)およびグアニジン塩
酸塩4.7731 (49,5ミリモル)を室温で60
分攪拌した液を、2−n−ブトキンメチレン−3,2,
−シーn−フトキシプロパンニ) IJ ル14.2y
 (s 0.2ミリモル)のn−ブタノール溶液40m
gに加えた後、昇温し、80℃で2時間攪拌した。
その後、濃塩酸5m/ (s 8.2 ミ!Jモル)を
水70罰に溶かした液を加え、さらに80℃で1時間3
0分攪拌を続けた。反応終了後、35wt%カセイソー
ダ水溶液を少しずつ加え中和した。室温で一晩放置した
後、析出した結晶を戸取し、冷メタノールおよび水で洗
浄した後、約50℃で真空乾燥し、白色結晶6.657
を得た。この白色結晶を内部標準法によシ液体クロマト
グラフィーで定量したところ、2,4−ジアミノ−5−
ホルミルビリミジンの収率は94.6チであった。
実施例ろ 2N−ナトリウムエチラートのエタノール溶液ろOwl
およ6グアニジン塩酸塩5.7ろv(60ミリモル)を
室温で15分攪拌した。
、次に、2−エトキシメチレン=ろ、ろ−ジメトキシプ
ロパンニトリル10.ろf(6o、2ミリモル)を加え
て昇温し、5時間還流を行った。
その後、濃縮して大部分のエタノールを除いた残渣に、
1N−塩酸100mJを加え、液温を60℃に保ち5時
間攪拌を続けた。反応終了後は実施例1と同様に行い、
白色の粗結晶を得、液体クロマトグラフィーで定量した
。2,4−ジアミノ−5−ホルミルピリミジンの収率は
92.8%であった。
実施例4 2−メトキシメチレン−己、ろ−ジメトキシプロパンニ
トリル7.8 s y (50ミリモル) ヲn −フ
タノール50mA’に溶解させた後、室温攪拌下、グア
ニジン炭酸塩4.9sr(ssミリモル)を加え。
昇温後ろ時間還流した。上記反応液を冷却後。
0.5N−塩酸200罰を加え、液温を80℃に保ち、
さらに1時間210分攪拌を続けた。反応終了後、冷却
し、ブタノール層と水層に分液した。ブタノール層を水
洗した洗液を水層に加え、この水溶液中の2,4−ジア
ミノ−5−ホルミルピリミジンを内部標準法により液体
クロマトグラフィーで定量した。2,4−ジアミノ−5
−ホルミルピリミジンの収率は91.9%であった。
実施例5 2−n−ブトキシメチレン−ろ、ろ−ジ−n−ブトキシ
プロパンニトリルの代わシに、2−ジ−n−ブトキシメ
チル−6,3−ジ−n−ブトキシプロパンニトリル17
.8SJ(49,9ミリモル)ヲ用いた他は実施例2と
同様に行い、白色の粗結晶を得。
液体クロマトグラフィーで定量した。
2.4−ジアミノ−5−ホルミルピリミジンの収率は9
1.2%であった。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 一般式( I )または(II) ▲数式、化学式、表等があります▼・・・・・( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼・・・・・(II) 〔ただし式( I )、(II)において、R^1、R^2
    、R^3、R^4およびR^5は、同一または相異なる
    低級アルキル基を示しR^1、R^2、R^3およびR
    ^4は、低級アルキレン基であって互いに結合し環を形
    成することもできる。〕で表わされるプロパンニトリル
    類と、グアニジンとを反応させ、次いで得られた反応生
    成物を酸の存在下に加水分解することを特徴とする2,
    4−ジアミノ−5−ホルミルピリミジンの製法。
JP16644484A 1984-08-10 1984-08-10 2,4−ジアミノ−5−ホルミルピリミジンの製法 Granted JPS6144874A (ja)

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JPH0432824B2 JPH0432824B2 (ja) 1992-06-01

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