JPS6144813Y2 - - Google Patents

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JPS6144813Y2
JPS6144813Y2 JP1977000154U JP15477U JPS6144813Y2 JP S6144813 Y2 JPS6144813 Y2 JP S6144813Y2 JP 1977000154 U JP1977000154 U JP 1977000154U JP 15477 U JP15477 U JP 15477U JP S6144813 Y2 JPS6144813 Y2 JP S6144813Y2
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JP
Japan
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slip
case
liner
resin
present
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JP1977000154U
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English (en)
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JPS5398069U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】
本考案は防滑性を有する段ボールケースに関す
る。 従来段ボールケースは組立前、折畳んだ状態で
積重ねて貯蔵し、且つ段ボールケースユーザーへ
の搬送を行なつているが、ケースの表ライナーは
製紙段階においてカレンダーコートされ更にコル
ゲーター内でも熱板上で摩擦されるためライナー
表面が滑り易く、従つて段ボールケースを多数積
重ねて貯蔵及び搬送する場合荷崩れが生じ、作業
能率の低下及び往々にして作業中不慮の事故を誘
起する原因となつている。また組立てた状態での
段ボール箱も表ライナーが滑るので箱搬送業務に
支障を来す他、箱を積重ねた場合に荷崩れが生じ
箱内部収納物の破損を来す欠点がある。 前記欠点を防止するため最近、本考案者等は表
ライナーに平担な防滑性樹脂皮膜を形成してなる
防滑性段ボールケースを提案したが(実開昭53−
80786号)、これは樹脂皮膜自体の美粧性を意図し
ていない。 また本出願人の出願に係る発明(特開昭52−
103470)も製造物の美粧性並びに防滑効果を記述
しているが、これは表ライナーに発泡剤を配合し
た樹脂組成物を塗工して浮彫模様を作り、該浮彫
模様を以つて防滑効果を意図するものであるから
浮彫部分が欠け易く、従つて初期美粧防滑性はあ
るが長期美粧防滑性はない。そこで本考案者等は
前記欠点を解消せんものとして種々の研究の結果
表ライナーに適当な樹脂を濃淡模様、文字、図
形、記号等を作るよう塗工して摩擦係数の大なる
平担面を形成せしめ、樹脂皮膜自体の性質により
美粧並びに防滑効果を得るのがよいとの結論に至
つた。従来かかる段ボールケースはない。 而して本考案は表ライナーに防滑性樹脂の平担
な濃淡皮膜を形成してなる美粧防滑性段ボールケ
ースを提供するものである。以下図面により本考
案を説明する。 第1図は本考案段ボールケースを作る美粧防滑
性段ボールシートの縦断側面図である。図中1は
波型中芯紙であり、これは1枚で或いは2枚以上
を貼合して用いられ裏ライナー2及び表ライナー
3と接着剤を用いていわゆる段頂接着されてい
る。 前記表ライナー3の表面、すなわち前記波型中
芯紙1の接着面と反対面には防滑性樹脂皮膜4が
濃淡模様、文字の表われた光沢のある平担面を形
成して付着している。前記防滑性樹脂皮膜4の形
成に用いる樹脂は、本考案の目的からして皮膜4
が平担面を形成し且つ皮膜4の摩擦係数が大なる
事が必要とされるので、水溶性および防滑性を備
えた熱可塑性樹脂、就中例えばポリアクリル酸コ
ポリマー、酢酸ビニルコポリマー、ポリビニルア
ルコール等が適当である。すなわち此等樹脂のい
ずれか1種を単独で或いは2種以上を一定比率で
混合し且つ適度に内部可塑化して水性溶液を作
り、これを適当な模様、図形、文字等を浅く彫込
んだ彫刻又は腐蝕ロールのコーターにより表ライ
ナー1m2当りウエツトで5〜20g量を塗工し、事
後ヒートロール、熱風機、熱板その他の加熱手段
により加熱せしめて所望樹脂皮膜を形成する。 防滑性熱可塑性樹脂水性溶液の塗布量がウエツ
トで5g/m2未満の場合は防滑効果が過小である
ばかりでなく、濃淡皮膜による美粧性も低下す
る。また上記水性溶液の塗布量がウエツトで20
g/m2を超えると粘着力が過度になつてケース同
志が密着してしまつたり、事後の乾燥に悪影響
(例えば熱板に密着する)を与えたりする。 尚、本考案ケースは前記樹脂溶液に青、赤その
他任意色の顔料を混入して着色濃淡皮膜を形成す
るようにしても、或いはまた前記顔料を使用せず
透明な無着色濃淡皮膜を形成するようにして看者
の視線の変化により皮膜の文字、模様等を認識せ
しめるよう構成する事としてもよい。 前記防滑性樹脂皮膜4の形成部位は段ボールケ
ースを組立てた段ボール箱の防滑を主目的とする
場合には上フラツプ部分5或いは下フラツプ部分
6で足りるが、防滑処理をしていない段ボール箱
と積重ねる場合を考慮すれば上下両フラツプ部分
5,6である。また段ボールケースの組立て前、
すなわち折畳んだ状態での防滑を主目的とする場
合には胴部7のみに前記樹脂皮膜4を形成せしめ
ればよい。而して段ボールケースの組立て前及び
組立て後の両方において防滑目的を達成するため
には上下フラツプ部分5,6及び胴部7に前記樹
脂皮膜4を形成せしめるのが最も望ましい。 本考案は以上の如き構成のものであるからこれ
を用いる事により以下の効果が得られる。 (1) 本考案はケース表面に文字、図形、模様等が
表われる濃淡皮膜が形成されるから、ユーザー
の段ボールに対する美装性要望を満足せしめる
事ができる。 (2) 本考案ケースは表ライナーに樹脂皮膜が形成
されているのでケース表面に光沢が付与され
る。これはとくに無着色皮膜の場合にケース表
面の濃淡模様等の明瞭な認識をなさしめる効果
がある。 (3) 優れた防滑性が得られる。本考案に係る段ボ
ールケース(全表ライナー処理)と防滑処理を
していない段ボールケースとの防滑効果比較の
結果は以下の通りである。
【表】 ケース の平均)
(4) 本考案ケースは表ライナーに摩擦係数の大な
る樹脂を塗工して濃淡皮膜とするから皮膜が剥
離せず、しかも皮膜は平担面を形成して樹脂皮
膜自体の性質により美粧防滑効果を得ているか
ら前記浮彫模様の場合の如く浮彫部分が欠ける
恐れは全くなく、従つて初期美粧防滑性は勿
論、長期美粧防滑性をも有しており、ケースお
よび組立てた箱の長期搬送並びに作業性の向上
が可能である。 (5) 本考案は平担な皮膜を形成するものであるか
ら積重ねても安定しており、従つてケースを多
数積重ねて貯蔵、搬送することが可能である。 (6) 本考案は表ライナーに平担な樹脂皮膜を形成
するからその上に任意に印刷ができる。 (7) 本考案ケースは熱可塑性樹脂を使用している
ため、これを全表ライナー表面に塗布すればケ
ースに遮湿性をも付与する事ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る段ボールシートの縦断側
面図、第2図は本考案美粧防滑性段ボールケース
である。 図中1は波型中芯紙、2は裏ライナー、3は表
ライナー、4は樹脂皮膜。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 水溶性および防滑性を備えた熱可塑性樹脂の水
    溶液を模様、図形、文字等を彫込んだコーターに
    より、表ライナー1平方メートル(m2)当りウエ
    ツトで5〜20gの量で表ライナーの表面に塗工し
    て、表ライナーに防滑性樹脂の濃淡皮膜を形成し
    てなる美粧防滑性紙段ボールケース。
JP1977000154U 1977-01-06 1977-01-06 Expired JPS6144813Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1977000154U JPS6144813Y2 (ja) 1977-01-06 1977-01-06

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JP1977000154U JPS6144813Y2 (ja) 1977-01-06 1977-01-06

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5398069U JPS5398069U (ja) 1978-08-09
JPS6144813Y2 true JPS6144813Y2 (ja) 1986-12-17

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ID=28687303

Family Applications (1)

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JP1977000154U Expired JPS6144813Y2 (ja) 1977-01-06 1977-01-06

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4810868B1 (ja) * 1968-09-25 1973-04-07
JPS4892614A (ja) * 1972-03-14 1973-12-01

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4810868U (ja) * 1971-06-16 1973-02-07
JPS5231746Y2 (ja) * 1974-03-18 1977-07-19

Patent Citations (2)

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Also Published As

Publication number Publication date
JPS5398069U (ja) 1978-08-09

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