JPS6144721A - ガラスレンズプレス成形装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この発明はガラスレンズプレス成形装置に関し、特に真
空中で連続的にガラスレンズをプレス成形する装置に係
るものである。

［従来の技術］ 最近、特殊な金型材料を用い、その型表面を光学鏡面に
仕上げ、かつ非酸化性雰囲気でプレス成形することによ
って研削、研磨を必要としない光学鏡面をもつレンズが
得られることが見出された。

金型材料として例えば特開昭４ｒ−１１２７７号公報に
はガラス状炭素を用いることが、特開昭５２−　４５６
１３号公報にはＳｉＣまたは５ｉｘＮ４を用いることが
、また米国特許第４，１６８，９６１号明細書には′Ｓ
ｉＣと炭素との混合物を用いることが記載されている（
なおここでは金型材料として金属材料でないものが用い
られている場合も含めて金型と通称する）。このような
方法でレンズが製造できると研削、研磨の工程が不要と
なるため大幅なコストダウンが期待Ｃきる。特に研削、
研磨の工程で多数個を一度に処理できない非球面レンズ
においては、このコストダウンの効果は著しい。ここで
前記特開昭４７−　１１２７７号公報等にみられるプレ
スレンズの成形方法は、金型内にガラス塊をおき、真空
排気後非酸化性ガスを満たし金型とともにガラスを昇温
してプレスを開始し、金型とともにガラスを冷却しつつ
、ガラスが転移温度以下になるまでプレスし続け、さら
に金型の酸化を防止するため３００℃以下まで低下させ
てから取出すというもので、これらの昇温、プレスおよ
び冷却等の各工程を全て同一のチャンバー内で行なうと
いうものである。しかしながら、この方法では成形のサ
イクルタイムが著しく長くなるという問題点があつ　１
ご　。

またレンズのコストは主として金型の寿命を含めたその
コストによって定まってくるが、前述の特殊な材料を用
いた金型は、材料自体のコスト高に加え、加工困難性か
ら生ずる加工費のコスト高により最終的には非常に高価
なものになってしまう。このため従来の方法で製造され
たプレスレンズはコスト高についてしまうという問題点
もあった。

［発明の目的］ この発明は、このような従来の問題点に着目してなされ
たもので、ガラスを挿入した金型を減圧　　　　′−下
で予備加熱用の昇温室、プレス室および放冷室等を順次
移送させて連続的にプレス成形することにより、サイク
ルタイムを短かくするとともに通常の金属製金型を用い
ても、成形後に研磨不要の高い形状精度と高い面積１度
を有するレンズをプレス成形することのできるガラスレ
ンズプレス成形装置を提供することを目的としている。

［実施例］ 以下この発明を図面に基づいて説明する。第１図および
第２図はこの発明の実施例を示す図である。

まず構成を説明すると、架台Ａ上に次のような。

装置本体が配置されている。即ち図中１はプレス室で、
加熱用の誘導コイル２が備えられ、またプレスシリンダ
３と金型支持用の支持台４とがそれぞれ所要ストローク
だけ上下動自在に装備されている。プレス室１には図示
省略の真空ポンプに連なる排気管５ａが接続されている
。このプレス室１の前後〈前は第１図中左側を指し、後
は右側を指す）には予備加熱用の昇温室６と、放冷室７
とが連通して配設されている。８は予備加熱用のヒータ
である。また昇温室６の前段にはガラスゴブ９を挿入し
た金型１０を外部から取入れるための取入室１１が配設
されている。取入室１１と昇温室６との間には気密仕切
用の仕切板１２が開閉自在に配設され、この取入室１１
にも真空ポンプに連なる排気管５ｂが接続されている。

１１ａは取入れ口、１１ｂは気密仕切用の扉、１３は取
入れ用の第１把持具、１４は移送用の第２把持具、１３
ａ、１４ａはそれぞれの把持具１３．１４における指部
である。一方、放冷室７の次段には、取出室１５が配設
されている。取出室１５と放冷室７との間には気密仕切
用の仕切板１６が開閉自在に配設され、この取出室１５
にも真空ポンプに連なる排気管５Ｃが接続されている。

１５ａは取出［１，１５ｂは気密仕切用の扉、１７は移
送用の第３把持具、１８は取出し用の第４把持具、１７
ａ、　１８ａはそれぞれの把持具１７．１８における指
部である。また上述の装置本体の外部には金型１０搬送
用のコンベアベルト１９が並設されている。

次に上述の成形装置の操作および作用を述べる。

まずコンベアベルト１９上で金型１０にガラスゴブ（塊
）９が挿入される。これがコンベアベルト１９により取
入れ口１１ａに対応する位置まで移動され、第１把持具
１３で把持されて取入れ口１１ａから取入室１１に取入
れられる。金型１０には凹部１０ａが設けられ、この凹
部１０ａに第１把持具１３の指１３ａを挿入することに
より、その金型１０の支持および移送が行なわれる。金
型１０が取入室１１内に収納されると扉１１ｂが閉まり
、真空ポンプにより取入室１１が゛排気減圧される。所
望の減圧状態に達したとき、仕切板１２が曲けられる。

昇温室６、プレス室１および放冷室７は、この間すでに
減圧状態とされ、また昇温室６およびプレス室１は各ヒ
ータ８．２で所要温度に加熱されている。仕切板１２が
開くと、金型１０はプレス室１に向って挿入された第２
把持貝１４により昇温室６に移動されガラスゴブ９は金
型１０とともに予備加熱される。予備加熱後、金型１０
は第２把持具１４によりプレス室１に移送され、支持台
４上に設置される。このとき支持台４は第１図中仮想線
の位置にあり、金型１０が設置されたあと、実線で示す
ようにヒータ２の配設位置まで上背する。なお第２把持
具１４は金型１０の設置後、取入室１１まで退行し、仕
切板１２が閉じられる。ガラスゴブ９がブレス角能温麿
まで昇温すると、ガラスゴブ９はプレスシリンダ３によ
りプレスされる。ガラスゴブ９が金型１０内でプレス成
形され、ざらに取出室１５が排気減圧されたのち、仕切
板１６が開かれ、第３把持具１１により金型１０を放冷
室７に移送し、所望温度まで放冷する。放冷後、取出ｖ
１５に移動させてから仕切板１６を閉じ、次いで扉１５
ｂを開き、第４把持具１８により取出口１５ａから金型
１０を取出し、この金型１０からプレス成形され　４゜
たレンズを取出′す。この操作を繰返すことにより、減
圧下で、成形後に研磨不要の高い形状精度と細かい面粗
度を有するガラスレンズが連続的にプレス成形される。

［発明の効果］ この発明によれば、取入室、予備加熱用の昇温室、ヒー
タを備えたプレス室、放冷室および取出室を備え、ガラ
スを挿入した金型を減圧下でこれらの室を順次移送させ
てプレス成形するようにしたから、サイクルタイムを短
かくすることができ、特殊材料製ではなく通常の金属製
の金型を用いても成形後に研磨不要の高い形状粘度およ
び高い面精度を有するレンズをプレス成形することがで
きるという効果が得られる。またこのように短かいサイ
クルタイムで連続的にレンズをプレス成形することがで
きるとともに、金型もコストの低廉な通常の金属製のも
のを使用することができるので、プレスレンズのコスト
低減を図ることができるという効果が得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明に係るガラスレンズプレス成形装置の
実施例を示す縦断面図、第２図は同上実施例の斜視図で
ある。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １　加熱用ヒータを備えたプレス室の前後に、予備加熱
   用の昇温室と、放冷室とをそれぞれ連通させて配設し、
   前記昇温室の前段にはガラスを取入れる取入室を配設し
   、前記放冷室の次段には取出室を配設し、少くとも前記
   取入室および取出室には真空ポンプに連なる排気管を接
   続し、さらに前記取入室と昇温室との間、および放冷室
   と取出室との間にはそれぞれ気密仕切用の仕切板を開閉
   自在に配設し、ガラスを取入室、昇温室を経てプレス室
   に移送し、プレス成形後に放冷室、取出室を経て取出す
   ことを特長とするガラスレンズプレス成形装置。 ２　ガラスは金型に挿入して移送を行なうものである特
   許請求の範囲第１項記載のガラスレンズプレス成形装置
   。