JPS6144605Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は常法により溶融されたプロセスチーズ
（又はチーズフード）を可塑性のケーシング（例
えば塩化ビニリデン系樹脂のケーシング）に密封
結紮し、次いで任意の形状または図構を有する成
型器により加圧成型し冷却することにより構成し
たことを特徴とするプリントチーズに関するもの
である。

近年、食生活の向上により、食品の多様化、高
級化が目立つているが、中でもチーズの占める比
率も高く、しかも、年々増加の一途をたどつてい
る。またチーズの製品形態も使用方法に応じて一
般に箱形（ブロツクタイプ）、棒形（ステイツク
タイプ）及び薄板形（スライスタイプ）扇形（ポ
ーシヨンタイプ）、キヤラメル形（ベビータイ
プ）と分類出来る。しかしながら、チーズの表面
に模様をつけたプリントチーズは未だみられな
い。

本考案者は、かかる状況を鑑み、更にチーズの
多用途開発を目的として新規なプリントチーズを
提供せんとするものである。新規なプリントチー
ズは、例えば、祝儀用鯛形チーズ、つる、亀等の
版画状チーズまた、各種の形状に、それも具体的
な形状にし得るところから、冠婚葬祭向け、その
他各種団体の挙式、式典向けチーズとして、新た
な用途が開かれるものである。

本考案プリントチーズは先づ、形状に合わせ
て、予め成形及び採色を施せるケーシング（例え
ば塩化ビニリデン系樹脂のケーシング）に、その
型の容量に見合つた所容量の溶融（75〜80℃）プ
ロセスチーズ（又はチーズフード）を充填し、本
品を真空室内において、脱気しつつ、無圧状態に
密封して、完全結紮する。

次いで希望する任意の形状または、図構を有す
る成型器に（前述した）無圧状態で密封、結紮さ
れた製品を投入し、加圧成型し、冷却することに
より構成される。

また任意の形状または図構に合わせて、その中
心部にチーズ以外の食品（例えば赤飯、干ブド
ウ、水産・畜肉製品等）を単品またはチーズと混
合して包含させて二重構造にしたプリントチーズ
を得る事も出来る。

即ち、前述した溶融プロセスチーズ（又はチー
ズフード）を成型器に設置されたパラコート包装
材に充填し、次いでチーズ以外の食品を単品また
は、チーズと混合溶融した芯部用食品を充填し、
最後に表皮部用チーズを充填してなる二重構造を
有するプリントチーズである。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案の一実施例を示すものであつて、
第１図は無圧状態に密封、結紮された包装体の斜
視図、第２図は製品の斜視図、第３図は第２図Ａ
−Ａ線による断面図、１：ケーシング、２：チー
ズ、３：異食品。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 常法により溶融されたプロセスチーズ（又はチ
   ーズフード）を可塑性のケーシング（例えば塩化
   ビニリデン系樹脂のケーシング）に密封、結紮し
   次いで任意の形状または図構を有する成型器によ
   り加圧成型し、冷却することにより構成したこと
   を特徴とするプリントチーズ。