JPS6144125Y2 - - Google Patents

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JPS6144125Y2
JPS6144125Y2 JP5241080U JP5241080U JPS6144125Y2 JP S6144125 Y2 JPS6144125 Y2 JP S6144125Y2 JP 5241080 U JP5241080 U JP 5241080U JP 5241080 U JP5241080 U JP 5241080U JP S6144125 Y2 JPS6144125 Y2 JP S6144125Y2
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JP
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refrigerant
compressor
temperature
evaporator
liquid
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JP5241080U
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【考案の詳細な説明】 この考案は凝縮器から出た冷媒を減圧器で減圧
した後蒸発器で蒸発させることにより、室内を冷
房する冷房装置において、その起動特性を改良す
るとともに冷房負荷に応じて冷房能力を調節する
ものである。
従来の減圧器を用いた冷房装置は第1図に示す
ように圧縮機1により高温・高圧に圧縮された冷
媒ガスは凝縮器2に流入し、凝縮されて高温・高
圧の液となり、減圧器である毛細管3で低温・低
圧の液にされ蒸発器4で蒸発してガスとなり、再
び圧縮機1に戻る冷媒回路を形成し蒸発器で冷媒
が蒸発することにより囲りの空気から蒸発熱を奪
つて室内を冷房する。また上記蒸発器4の空気吸
入側に設けられた室内温度を検出する温度検出器
5の出力信号を入力する制御器6により設定値を
中心に所定温度巾(通常は3℃)で上記圧縮機1
をオン−オフ制御して室内温度を設定値に制御す
る。なおこの図で7は上記凝縮器2用のフアン、
8は上記蒸発器4用のフアンである。
このような従来の冷房装置にあつて、圧縮機1
の停止時、凝縮器2により凝縮した高温・高圧の
液冷媒が低圧となつている蒸発器4に流れて蒸発
器4中に溜り込み、蒸発器4の中に溜つている低
温冷媒と混合し熱損失を生じる。また蒸発器4中
に溜り込んだ冷媒液が圧縮機1の起動と同時に圧
縮機1に戻る液バツクを生じ、これにより圧縮機
1の故障や、液圧縮による入力の増加、さらに凝
縮した液が冷却に有効に利用されないため電力の
無駄使いになるなどの欠点があつた。
しかもその上に冷房能力の調節ができないので
外気温度が高く冷房負荷が大きい場合は仲々希望
温度まで低下せず快適性が損なわれ、逆に外気温
度が低く冷房負荷が小さい場合は短時間で所定温
度まで下がり、温度変化が激しく身体に悪影響を
与えるものであつた。なおまた、圧縮機は起動時
大きなトルクを必要とするので頻繁にオン.オフ
することはエネルギー節約の面からも好ましいも
のではない。
この考案は上記の点に鑑みてなされたものであ
り、減圧器と蒸発器の間に液冷媒を一時貯溜する
液溜容器を設けるとともに、この液溜容器を冷媒
回路の高圧側冷媒をバイパスさせて加熱し、この
加熱量を室内温度を検出する温度検出器の出力信
号で制御することにより蒸発器に流れる冷媒量を
制御し冷房能力を調節し、かつ圧縮機起動時の特
性改善を図るものである。
以下図示実施例によりこの考案の詳細について
説明する。第2図はその一実施例のシステム構成
図であり、図中、1は圧縮機、2は凝縮器、3は
減圧器である毛細管、4は蒸発器、5は温度検出
器、7は上記凝縮器2用のフアン、8は上記蒸発
器4用のフアンであり、これらは第1図に示す従
来の装置と同様なものである。9は上記凝縮器2
の冷媒流出側と上記毛細管3の冷媒流入側間の管
路に設けられた電磁弁、10は上記蒸発器4の冷
媒流入側と上記毛細管3の冷媒流出側間の管路に
設けられた液溜容器でその構造は第3図に示すよ
うに上記毛細管3からの液冷媒は上方から流入
し、上記蒸発器4へ移送する液冷媒は下部から上
方へ吸上げるようになつており、さらに上記圧縮
機1の冷媒吐出側と上記凝縮器2の冷媒流入側間
の管路に設けられたバイパス路11が貫通されて
いる。12は上記バイパス路11の入口部近傍に
設けられた開口度が調節可能な電動弁、13は同
じく上記バイパス路11の出口部近傍に設けられ
た逆止弁である。6は上記温度検出器5からの出
力信号により、上記圧縮機1のオン−オフ、上記
電磁弁9の開・閉ならびに上記電動弁12の開・
閉およびその開口度を制御する制御器でありり、
上記温度検出器5の出力信号を入力し、予めこの
制御器6により設定された所望の室内温度値を中
心に所定の温度巾で上記圧縮機1をオン−オフす
るとともに上記電磁弁9を上記圧縮機1がオフす
ると同時に閉・オンすると同時に開とし、さらに
上記温度検出器5からの出力信号により単位時間
当たりの温度変化率を演算し、この温度変化率に
応じて上記電動弁12の開・閉およびその開口度
を制御するものである。
以上のように構成された装置にあつて、室内温
度が設定値より高く圧縮機1の運転中は電磁弁9
が開ししているので、圧縮機1により高温高圧に
圧縮された冷媒ガスは凝縮器2で凝縮されて高温
高圧の液となり、電磁弁9を介して毛細管3で低
温低圧の液になる。この低温低圧の液冷媒が液溜
容器10を通り蒸発器4に流入して蒸発し、蒸発
した冷媒ガスは再び圧縮機1に戻る冷媒回路を構
成し、蒸発器5で冷媒ガスが蒸発するとき回りの
空気から蒸発熱を奪うことにより室内空気を冷却
し、室内温度が設定値より低くなると制御器6に
より圧縮機1をオフして室内温度を所望の設定温
度に維持する。
ところで冷媒の蒸発熱を利用する冷房装置にあ
つてその冷房能力は冷媒回路を循環する冷媒のチ
ヤージ量によつて第4図の如く変つてくる。なお
冷房能力は同じ冷媒チヤージ量であつても蒸発器
の熱負荷(冷房負荷)の大小によつて変化し、熱
負荷が大きいと第4図に示す如く特性Aから特性
Bへ移行するが何れにしても最大の能力を発揮す
る冷媒の適正チヤージαは冷房負荷によつて異
る。この適正チヤージ量αと冷房負荷との関係を
示すのが第5図である。
このように冷房装置を効率よく運転するには冷
房負荷に合つたチヤージ量にしてやる必要があ
り、またそうすることにより冷房負荷に合致した
冷房能力にすることができる。
この考案では制御器6により室内温度の単位時
間当たりの変化率を演算し、この温度変化率から
冷房負荷と冷房能力との比較をし、冷房能力が小
さいときは冷房負荷に見合うようにバイパス路1
1に設けられた電動弁12の開口度を調節する。
するとこの電動弁12の開口度により調節された
量の高温高圧の冷媒ガスがバイパス路11に流
れ、このバイパス路11が液溜容器10を貫通し
ているので、この液溜容器10を温め、それによ
り液溜容器10から蒸発器4へ流入する冷媒量を
増加させ、適正な冷媒チヤージ量にする。このよ
うにして冷房能力を冷房負荷に合致したものにす
る。
一方圧縮機1の停止時は、制御器6によりこの
圧縮機1の停止と同時に電磁弁9が閉じるので、
凝縮器2で凝縮された高温高圧の液冷媒が毛細管
3を通つて蒸発器4に流れることがない。また蒸
発器の冷媒流入側に液溜容器10を設けているの
で毛細管3の冷媒流出側から液溜容器10の間に
ある低温低圧の液冷媒は液溜容器10に溜り、圧
縮機1で吸引されないので蒸発器4の中に流れる
ことはない。従つて液冷媒が蒸発器4中に溜り込
むことなく、凝縮した高温液冷媒が蒸発器4中の
冷媒と混合することによる熱損失が生じるという
従来装置の欠点がない。さらに圧縮機1の停止時
は電磁弁9が閉じているので冷媒回路の低圧側は
低圧が保たれ、圧縮機1の起動と同時に電磁弁9
が開路するので、圧縮機1の駆動による引き込み
で液溜容器10内に溜つていた液冷媒が蒸発器4
に流入し、蒸発器4で蒸発、熱交換する。この蒸
発した冷媒ガスは圧縮機1に吸入される。そのた
め液バツクを生じることがなく液圧縮による入力
の増加もなく、しかもすぐに定常の冷房がされる
ことになる。
なお上記実施例ではバイパス路11は圧縮機1
の吐出側と凝縮器2の冷媒流入側間の管路に設け
たが凝縮器2の冷媒流出側と電磁弁9の間の管路
あるいは電磁弁9と毛細管3の冷媒流入側の間の
管路に設けても全く同様の効果を発揮する。要す
れば冷媒回路の高圧側に設ければよいものであ
り、さらに逆止弁13は設けなくてもよい。
また電動弁12は温度変化率により開口度を調
節するものでなく間歇的に開・閉するものでもよ
く、弁も電動弁に限られるものではない。
なおまた上記実施例では電磁弁9が凝縮器2の
冷媒流出側と毛細管3の冷媒流入側間の管路に設
けられたものについて述べたが、毛細管3の冷媒
流出側と液溜容器10間の管路に設けてもよく、
この電磁弁9の開閉も圧縮機1のモータ回路にリ
レーを設け、モータの駆動・停止に同期して動作
してもよく、かつ電磁弁でなく電動弁であつても
よいものである。
さらにまた上記実施例では圧縮機1の起動時に
同期して電磁弁9が開路したものについて述べた
が圧縮機1の起動から少しの時間遅れをもたせて
開路しても同様な効果が得られる。しかも減圧器
3は毛細管でなく膨張弁であつてもよいことは論
を俟たない。
以上述べたようにこの考案は減圧器と蒸発器の
間に液冷媒を一時貯溜する液溜容器を設け、この
液溜容器を冷媒回路の高圧側に設けられたバイパ
ス路で加熱可能にし、かつこのバイパス路を流れ
る冷媒を室内温度を検出する温度検出器の出力信
号で制御し、上記液溜容器への加熱量を制御して
いるので、冷房負荷に見合つた冷房能力に制御す
ることができ、しかも圧縮機の停止時に減圧器な
どにある液冷媒が上記液溜容器に溜り蒸発器中に
流入することがなく、凝縮された高温液冷媒が蒸
発器中の冷媒と混合することによる熱損失を生じ
ることがない。
また冷媒液が蒸発器中に残らないので液バツク
が生ぜず、液圧縮による入力の増加もなく、圧縮
機の起動と同時に液溜容器に溜つた液冷媒が蒸発
器に流入し、かつ圧縮機のオン−オフにより開閉
する弁により、圧縮機の停止時に冷媒回路の高圧
側と低圧側とを混合せず分離できるのですぐ定常
の冷房がされることになり、省エネルギー、快適
性が得られるなどの効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の冷房装置を示すシステム構成
図、第2図はこの考案の一実施例を示すシステム
構成図、第3図は液溜容器の拡大断面図、第4図
は冷房能力と冷媒チヤージ量の関係を示す特性
図、第5図は適正冷媒チヤージ量と冷房負荷の関
係を示す特性図である。 図中符号、1は圧縮機、2は凝縮器、3は減圧
器、4は蒸発器、5は温度検出器、6は制御器、
9は電磁弁、10は液溜容器、11はバイパス
路、12は電動弁、13は逆止弁である。なお各
図中同一符号は同一または相当部分を示すものと
する。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 冷媒が圧縮機、凝縮器、減圧器、蒸発器の順路
    を経て圧縮機に戻る冷媒回路を形成し、上記蒸発
    器で冷媒が蒸発することにより室内を冷房すると
    ともに上記蒸発器に流入する空気温度を検出する
    温度検出器により上記圧縮機をオン−オフし、室
    内を所定温度に制御する冷房装置において、上記
    冷媒回路の高圧側に設けられた高温冷媒バイパス
    路と、上記減圧器と上記蒸発器の間に設けられ、
    液冷媒を一時貯溜するとともに上記バイパス路を
    流れる高温冷媒により加熱可能にされた液溜容器
    と、上記温度検出器の出力信号により上記バイパ
    ス路を流れる冷媒量を制御する制御器と、上記凝
    縮器出口から上記液溜器の入口に至るまでの冷媒
    管路中に設けられ、上記圧縮機のオンにより開オ
    フにより閉する弁とを備えてなることを特徴とす
    る冷房装置。
JP5241080U 1980-04-17 1980-04-17 Expired JPS6144125Y2 (ja)

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JP5241080U JPS6144125Y2 (ja) 1980-04-17 1980-04-17

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JP5241080U JPS6144125Y2 (ja) 1980-04-17 1980-04-17

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JPS56153759U JPS56153759U (ja) 1981-11-17
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