JPS6143526Y2 - - Google Patents

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JPS6143526Y2
JPS6143526Y2 JP16376983U JP16376983U JPS6143526Y2 JP S6143526 Y2 JPS6143526 Y2 JP S6143526Y2 JP 16376983 U JP16376983 U JP 16376983U JP 16376983 U JP16376983 U JP 16376983U JP S6143526 Y2 JPS6143526 Y2 JP S6143526Y2
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height
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、沈澱槽における堆積物の排出装置に
関するものである。
(従来技術) 液体と固形物との混合流動体を沈澱槽内におい
て液体と固形物に沈澱分離し、該沈澱槽の上部か
ら液体を、また沈澱槽の下部に設けた排出口から
堆積した固形物(堆積物)を排出するようにした
沈澱槽においては、その沈澱分離作用の向上を図
るためには沈澱槽内の液位を所定高さに維持する
とともに、排出口の開度を適宜に調整して該排出
口から堆積物とともに排出される液体の量を可及
的に減少させる必要がある。
しかるに、従来の沈澱槽における堆積物の排出
装置においては、堆積物の量を電気的に検出し、
堆積量が所量以上である場合にはその堆積量の多
少に拘わらず排出口を全開として一気に堆積物を
排出するようにしていたため、排出口の開放時に
は堆積物とともに多量の液体が外部へ排出され、
その結果沈澱槽の液位の維持が困難となり、沈澱
槽における沈澱分離作用が低下するという問題が
あつた。
又、排出口の開閉を電気的に制御するようにし
ているため、故障のおそれがあり、装置の信頼性
が劣るという問題もあつた。
(考案の目的) 本考案は、沈澱槽の排出口を堆積物の量に応じ
て機械的手段により適宜に開閉して堆積物を適量
づつ排出しもつて排出口からの水の漏洩を可及的
に抑制して沈澱分離作用の促進並びに装置の信頼
性の向上を図るようにした沈澱槽における堆積物
の排出装置を提供することを目的としてなされた
ものである。
(考案の構成) 本考案の沈澱槽における堆積物排出装置は、排
出口付きの沈澱槽の前記排出口に開閉ゲートを取
付ける一方、一端側が適宜の駆動機構によつて上
下駆動され、また他端には前記沈澱槽内の堆積物
の高さに応じて上下変位せしめられる第1ロツド
を第1連結ピンによつてヒンジ結合した第1レバ
ーと、一端側に取付けた支点ピンにより上下方向
に枢動自在とされた第2レバーとを前記第1レバ
ーの中間位置と前記第2レバーの適所の間に設け
た軸により相対枢動自在に連結してなるリンク機
構の前記第2レバーの他端に前記開閉ゲートを連
結し、堆積物の高さが所定高さより低いときには
前記第1ロツドが堆積物と非接触状態を維持して
前記第1レバーが前記軸を中心として遊動し前記
開閉ゲートを不作動とし、また前記堆積物の高さ
が所定高さ以上となつた時には前記第1ロツドが
堆積物と上下方向において適宜に接触し且つ該第
1ロツドが堆積物と接触した時点から前記第1レ
バーが前記第1連結ピンを中心として上下方向に
枢動し前記軸を介して前記開閉ゲートを上下方向
に開閉駆動する如く構成したことを特徴とするも
のである。
(実施例) 第1図には本考案を釣餌用の虫(ゴカイ等)を
分離するための虫分離器Zに実施した実施例が示
されている。この虫分離器Zは、釣餌用に養殖さ
れるゴカイを養殖土(土砂)から連続的に分離さ
せて取り出すためのものであつて、凹室状の槽本
体2と該槽本体2の側方に連続する水受皿9より
なる沈澱槽1を有している。この槽本体2は、そ
の対向する側壁2A,2Bのうち一方の側壁2A
の底部に堆積物排出用の排出口3をまた該側壁2
Aの上部に排出口8をそれぞれ形成する一方、他
方の側壁2Bのしかも前記排出口8より適宜寸法
だけ上方位置に投入口44を形成している。投入
口44の直下位置には、側壁2Bから槽本体2の
中央部に向つて下向傾斜する如く第1網4付きの
第1案内板6が取付けられている。この第1案内
板6の先端部6aは板状に形成されており、その
先端面6bは前記排出口8の下面8aより適宜寸
法だけ下方位置まで垂設されている(この第1案
内板6の先端部6aを以下の説明においては仕切
壁59という)。従つて、槽本体2の上部に形成
される貯水部60は、仕切壁59より下側におい
て相互に連通する二つの貯水部即ち、仕切壁59
より投入口44側に位置する第1貯水部61と該仕
切壁59より排出口8側に位置する第2貯水部6
2の2つの部分に区画される。この第1貯水部6
1と第2貯水部62の下部は、沈澱部63とされ
ている。
又、仕切壁59の直下方位置には、第2網5付
きの第2案内板7が該仕切壁59の下端部から排
出口3側に向つて下向傾斜する如く取りつけられ
ている。又、この第2案内板7は、後述する網揺
動装置Aによつて傾斜方向(矢印b−c方向)に
沿つて往復動せしめられる。即ち、網揺動装置A
は、槽本体2の一方の側壁2Bを内外方向にしか
も水密的且つ摺動自在に貫通する貫通ロツド11
と、一端12aを貫通ロツド11にヒンジ結合し
また他端12bを適宜の駆動装置(図示省略)に
よつて回転せしめられる回転板13のしかも偏芯
位置に枢動自在に連結してなるスイングバー12
とを有しており、該回転板13の回転に伴つて第
2案内板7を矢印b−c方向に往復動させること
ができるようになつている。
この第2案内板7の傾斜方向前方位置には、排
水口8の底面8a部分から槽本体2の中央部に向
つて下向傾斜する第3案内板10をもつた略台形
箱状のロツド受部材65が形成されており、前記
投入口44から槽本体2内に投入された土砂等
は、第1案内板6から第2案内板7さらに第3案
内板10を経て沈澱部63内に移動せしめられ
る。
排出口3には、後述するゲート開閉装置Cによ
つて開閉制御される開閉ゲート20が取付けられ
ている。
ゲート開閉装置Cは、第1図及び第2図に示す
如く開閉ゲート20を開閉駆動する駆動機構40
と該駆動機構40の駆動力を受けて開閉ゲート2
0の開閉動作を制御するリンク機構41とを有し
ている。
駆動機構40は、モータ等の駆動装置(図示省
略)によつて矢印d方向に回転せしめられる大径
のスプロケツト22と、該スプロケツト22の外
周縁部の適宜位置に一端24aを枢動自在に取付
けたスイングレバー24と、沈澱槽1側に固定さ
れた軸受39に回転自在に支承された回転軸38
の一端38aに固着された第3レバー27と、該
回転軸38の他端38bに前記第3レバー27に
対してほぼ90゜の位相角をもつて固着された第4
レバー28と、該回転軸38の他端38bにしか
も前記第4レバー28の側面に近接して沿う如く
回動自在に取付けられた第5レバー29とを有し
ている。スイングレバー24の他端24bは第3
レバー27の謡動端27aに対してヒンジ結合さ
れている。
又、第4レバー28は、その一端31aに後述
するリンク機構41の第1レバー25とその回動
方向において長穴係合する第1係合ピン31を突
設する一方、他端28bとを後述する第1レバー
25側に突設された第2係合ピン32を下方から
支持するピン支持部51としている。さらに、第
5レバー29は、その謡動端29aを後述する第
1レバー25側の第2係合ピン32を上方から押
圧支持するピン押え部52とするとともに、該揺
動端29aに取付けたスプリング37のバネ力に
より常時下方に回動する如く付勢せしめられてい
る。この第5レバー29のピン押え部52と前記
第4レバー28のピン支持部51により第2係合
ピン32は挟着支持される。
リンク機構41は、一端25aに前記駆動機構
40の第4レバー28に突設した第第1係合ピン
31を係合摺動可能に嵌入せしめる係合長穴53
を形成しまた他端25bに押え板21付きの第1
ロツド18を第1連結ピン45によつてヒンジ結
合してなる第1レバー25と、一端26bを支点
ピン30により前記槽本体2側に突設したブラケ
ツト35にヒンジ結合し、また他端26aに第2
連結ピン46により第2ロツド19をヒンジ結合
してなる第2レバー26とを有している。この第
1レバー25の中間部25cと第2レバー26の
中間部26cは、適宜の軸36により相対回動自
在に連結されている。第1ロツド18は、第1図
に示す如く前記ロツド受部材65を上下方向に貫
通して取付けられ且つその押え板21を槽本体2
の沈澱部63内に突出せしめている。
第2レバー26に連結された第2ロツド19
は、第1図に示す如く前記槽本体2のロツド受部
材65を上下方向に貫通して配設され且つその下
端部には前記開閉ゲート20を取付けている。
尚、上記駆動機構40とリンク機構41相互間
の取付位置関係は、第2図に示す如く各機構の装
着状態(ゲート20の全閉状態)において第4レ
バー28側の第1係合ピン31と第1レバー25
側の第2係合ピン32とが回転軸38からそれぞ
れ左右にほぼ同距離位置に位置し、しかも第1レ
バー25と第2レバー26を連結する軸36が回
転軸38と同軸状位置に位置するように設定され
ている。この軸36と回転軸38の相対位置関係
は、後述する如く駆動機構40によつて堆積物の
量とは無関係に開閉ゲート20が開閉されるのを
防止するためには図示実施例の如く該軸36と回
転軸38とが同軸状に位置しているかあるいは軸
36が回転軸38より第1係合ピン31側にある
ことが必要である。
又、開閉ゲート20と押え板21の上下方向相
対位置は、開閉ゲート20が槽本体2の底面2c
に当接して排出口3が全閉とされた状態において
該槽本体2の底面2cと押え板21の下面との間
に土砂の堆積を許容し得る適宜大きさの空間が形
成されるように適宜に設定されている。
槽本体2の排水口8の外側下方位置には、虫取
出装置Bが取付けられている。この虫取出装置B
は、排水口8から排出される海水中から虫を取り
出すためのものであつて、第1図に示す如く排水
口8の下方位置に配置された第1ローラ15と該
第1ローラ15より排水吹出方向前方側の下方位
置に配置された第2ロローラ16と、該第1ロー
ラ15と第2ローラ16の間に張設された帯状網
17とを有している。第1ローラ15は前記ゲー
ト開閉装置Cのスプロケツト22との間に張設さ
れたチエーン23を介して該スプロケツト22に
より回転駆動される。又、この第2ローラ16の
直下方位置には、ノズル14が取付けられてお
り、該ノズル14からは第2ローラ16側に向け
て海水が噴射される。
続いて、この虫分離器Zの作用を説明すると、
虫50,50・・は、土砂(養殖土)及び海水と
ともに養殖池から汲み上げられ投入口44から槽
本体2内に投入される。この虫50,50・・の
混入した土砂49を以下の説明においては特に未
分離土砂49′といい、また虫50,50・・を
分離した後の土砂を分離土砂49″という。
槽本体2内に海水とともに投入された未分離土
砂49′は、第1案内板6上を通つて第2案内板
7側に移動する間に、先ず第1網4部分において
同時に投入された海水によつて水洗いされ、比較
的大きい粒径の砂粒と虫50,50・・との混合
体として第2案内板7側に落下する。この際、未
分離土砂49′を水洗いした後の海水は第1網4を
通つて第1貯水部61内に落下流入する。
水洗いされた状態で第2案内板7に落下した未
分離土砂49′は、該第2案内板7の揺動作用
と、第1貯水部61から第2貯水部62側にサイ
ホン作用により吹き上げられる海水の流れによつ
て土砂分と虫50,50・・とに分離され、比重
の重い土砂分は分離土砂49″として第3案内板
10に沿つて沈澱物63内に落下して堆積し、堆
積物48となる。一方、土砂分から分離された軽
い虫50,50・・は、海水中を浮遊しながら海
水の流れに乗つて第2貯水部62から排水口8側
に至り、該排水口8から海水とともに虫取出装置
B側に排出される。虫取出装置Bにおいては、虫
50,50・・が帯状網17に捕捉されることに
より該虫50,50・・と海水が分離され、該虫
50,50・・は該帯状網17に乗つて第2ロー
ラ16側に移動され虫受皿42内に取出される。
尚、帯状網17からはなれにくい虫は、ノズル1
4からの噴流により強制的に帯状網17から引き
離される。
第2案内板7部分における土砂と虫との分離作
用を良好且つ確実に行なわしめるためには、貯水
部60における貯水量を適正水準に維持して該第
2案内板7の第2網5部分を通過する海水の流量
と流速を常時最適状態に保持する必要がある。こ
のためには、排出口3の開度即ち、該排出口3か
ら堆積物48とともに外部に排出される水の量を
できるだけ少なくし且つその排出口3からの漏水
量を常時ほぼ一定水準に維持する必要がある。こ
の場合、堆積物の量と漏水量との間には堆積量が
多くなるに従つて漏水量が減少するという関係が
あり、本考案の虫分離器Zはこの点に着目し、開
閉ゲート20をゲート開閉装置Cにより堆積量に
応じて開閉制御することによつて貯水部60にお
ける水位を適正水準に維持するようにしている。
以下、このゲート開閉装置Cの作用を第2図を
併用して説明すると、駆動機構40のスプロケツ
ト22が回転すると第4レバー28は第3図イに
示す如く回転軸38を中心として符号28Aで示
す第1レバー位置と符号28Bで示す第2レバー
位置間の回動範囲(角度Θ)内で連続的に往復
回動(矢印V−W方向)せしめられる。第4レバ
ー28が第1レバー位置にある場合における第1
係合ピン31のピン位置を第ピン位置31A、第
2レバー位置にある場合における第1係合ピン3
1のピン位置を第2ピン位置31Bという。この
第4レバー28の作動は堆積物の量等の諸条件に
拘わらず常に一定であるが、この第4レバー28
によつて作動せしめられる第5レバー29及びリ
ンク機構41の各レバーは全て堆積物の量によつ
てその作動状態が変化せしめられる。
先ず、堆積物の量が少なく開閉ゲート20が全
開とされしかも押え板21がその上下動範囲内に
おいて堆積物と非接触とされている第1の堆積状
態の場合について説明すると、この場合には軸3
6が第1レバー25の回動支点として作用し、該
第1レバー25は第4レバー28の往復回動に伴
つて該第4レバー28と一体的に軸36を中心と
して矢印V−W方向に往復回動し即ち、第3図ハ
において符号25Aで示す第1レバー位置25A
と符号25Bで示す第2レバー位置25B間の角
度Θの回動範囲内で往復動し、押え板21は第
3図ハにおいて符号21Aで示す第1板位置と符
号21Bで示す第2板位置の間(揚程L1)で上下
(矢印l−m方向)方向に往復動せしめられる。
この押え板21の第1板位置21Aは、槽本体2
の底面2cから高さL0の位置とされているが、
この高さL0は、開閉ゲート20が全閉状態のま
ま保持される場合における最高堆積高さ寸法に合
致するものであり、以下この高さL0を特に基準
堆積高さL0という。従つて、押え板21は堆積
量が次第に増加し基準堆積高さL0に達するまで
は堆積物との非接触状態が維持されてフリー状態
のまま上下方向に往復動せしめられ、またその
間、開閉ゲート20は全閉状態のまま保持され
る。尚、この第1堆積状態時においては、第1レ
バー32の第2係合ピン32は第2図に示す如く
第4レバー28のピン支持部51と第5レバー2
9のピン押え部52の両方に接触した状態(換言
すれば、ピン支持部51とピン押え部52ではさ
まれた状態)で上下動せしめらる。即ち、第5レ
バー29は、第3図ロにおいて符号29Aで示す
第1レバー位置と符号29Bで示す第2レバー位
置の回動範囲(角度Θ)内で矢印V−W方向に
往復回動せしめられる。
次に、第1の堆積状態時から堆積量が次第に増
加して堆積物の高さが基準堆積高さL0より高さ
L4だけ高い高さL0′の位置に達した場合(第2の
堆積状態)について説明すると、この場合には第
1レバー25が第1レバー位置25Aと第2レバ
ー位置25Bの間で往復動し、第2レバー位置2
5Bから第1レバー位置25A側(矢印W方向)
に変化する途中においてそのレバー位置が符号2
5A′で示す第3レバー位置に達した時点におい
て押え板21が堆積物に接触し、それ以上押え板
21を矢印m方向に押し下げることが困難とな
る。この時の押え板21の位置を第3板位置21
cという。このように押え板21が第3板位置2
1cにおいて堆積物に接触すると、該押え板21
が堆積物に接触した時点から第1レバー25の回
動支点が軸36から第1レバー25と第1ロツド
18を結合した第1連結ピン45側に移る。従つ
て、その後、第1係合ピン31が第4レバー28
の回動に伴つて第3ピン位置31A′(第3図
ハ)から第2ピン位置31Bに移動して第1レバ
ー25が第1連結ピン45を中心として矢印X方
向に回動し符号25Dで示す第4レバー位置に移
動する際、軸36は第1軸位置36Aから符号3
6Bで示す第2軸位置まで寸法S1だけ引き上げら
れる。従つて、第3図ニに示す如く開閉ゲート2
0は、第1ゲート位置(全閉位置)から開度H1
の第2ゲート位置20Bまで開弁され、堆積物は
この開閉ゲート20の開度に対応した流量で外部
に排出される。
一旦、軸36が第1軸位置36Aから現在の堆
積量に対応て第2軸位置36Bまで引き上げられ
たあとは、後述する如く該堆積物の高さが堆積高
さL0′に維持されている間は第1レバー25のレ
バー作用と開閉ゲート20付近にある堆積物の支
持力等によつて該開閉ゲート20はほぼ第2ゲー
ト位置20Bにおいて位置保持される。即ち、軸
36が第1軸位置36Aから第2軸位置36Bに
引き上げられたあとは、開閉ゲート20付近に堆
積している堆積物による開閉ゲート支持力(接触
圧及び支持圧)が十分に大きければ第1レバー2
5は第2軸位置36Bにある軸36を中心として
第3図ハにおいて符号25cで示す第5レバー位
置と前記第4レバー位置25Dの間で往復回動
し、これに伴つて押え板21は第3板位置と符号
21Dで示す第4板位置の間(揚程L2)で上下方
向に往復動(遊動)せしめられ、開閉ゲート20
は第2ゲート位置20Bのまま保持されるわけで
あるが、実際には堆積物による開閉ゲート支持力
はそれほど大きいものではなく、しかもこの場合
第1レバー25と第4レバー28とが上下方向に
相対変位しており、第2係合ピン32は第4レバ
ー28のピン支持部51から離れて第5レバー2
9のピン押え部52のみに当接されている(換言
すれば、常時第1レバー25と第2レバー26は
スプリング37のバネ力によつて矢印W方向に回
動する如く付勢されている)ため、第1レバー2
5の回動途中において軸36が第2軸位置36B
から若干降下しそれに伴つて開閉ゲート20の開
度が第2ゲート位置20Bにおける開度より若干
小さくなる。ところが、このように軸36の位置
が第2軸位置36Bより下がると第1レバー25
の矢印W方向への回動終期において押え板21が
堆積物と接触し前述の開閉ゲート開放時と同様作
用により軸36が低下位置から再び第2軸位置3
6Bに復帰せしめられ、これに伴つて開閉ゲート
20も第2ゲート位置に復帰する。即ち、上記の
如きスプリング37による開閉ゲート20の引下
げ作用と第1レバー25による開閉ゲート20の
引上げ(復帰)作用が繰り返えされることによ
り、開閉ゲート20は堆積物の高さが同一高さに
維持されている間微小振幅でもつて上下動される
ものの相対的に見た場合にはほぼ同一ゲート位置
(第2ゲート位置)のまま位置保持される。
尚、この第2堆積状態時においては、第5レバ
ー29は第3図ロにおいて符号29cで示す第3
レバー位置と符号29Dで示す第4レバー位置の
回動範囲内(角度Θ)で矢印V−W方向に往復
動せしめられる。
次に、堆積物の量が前記第2の堆積状態時(堆
積高さL0′)より堆積高さL5だけ減少して堆積高
さL0″となつた場合には、上記第2の堆積状態時
の如き第1レバー25による軸36の引上げ作用
が、第3図ハにおいて軸36が第2軸位置36B
から第3軸位置36Cまで寸法S2だけ降下して第
1レバー25が符号25Fで示す第6レバー位置
に達して押え板21が堆積物に接触するまで行な
われないため、軸36は第2軸位置36Bから第
3軸位置36Cまで急速に降下し、これに伴つて
開閉ゲート20も第2ゲート位置20Bから第3
ゲート位置20Cまで閉じられる。軸36が第3
軸位置に設定された後は、前記第2の堆積状態時
と同様作用により開閉ゲート20はほぼ第3ゲー
ト位置20Cにおいて位置保持される。この時、
押え板21は、符号21Eで示す第5板位置と第
21Fで示す第6板位置の間で上下方向に往復動
せしめられる(揚程L3)。即ち、この虫分離器Z
は、堆積物の量が、該堆積物自体の水封作用によ
り排出口3からの漏水を抑制できず従つて貯水部
60における適正水位が保証できないような基準
堆積量(堆積高さL0)以下であるような場合に
は、これを第1ロツド18に対する変位規制力の
有無によつて機械的に検出し、開閉ゲート20を
全閉とし、また、堆積量が、該堆積物自体による
水封作用が期待できしかも該堆積物の排出も必要
であるような基準堆積量以上となつた場合には、
該堆積物の堆積量を第1ロツド18の変位規制位
置(換言すれば第1ロツド18の上下方向におけ
る変位位置)で検出し、開閉ゲート20の開度
を、堆積物による水封作用を常時適正レベルに維
持し得る如く堆積物の量に応じて設定し、堆積物
の排出作用と前記第2案内板7部分における虫の
分離作用とを同時に良好ならしめるようにしてい
る。
なお、上記実施例では虫分離器を対象としてい
るが、本考案は槽中に堆積している沈澱物を排出
するための装置全般(たとえば下水処理場に設置
される沈澱槽、製紙工場あるいは食品加工場等で
使用される汚泥処理場槽)に実施可能である。
(考案の効果) 本考案の沈澱槽における堆積物排出装置は、堆
積物の排出口を有する沈澱槽の前記排出口に取付
けられる開閉ゲートを、堆積物の堆積量に応じて
開閉することにより、排出口における該堆積物自
身による水封作用を良好水準に維持しながら堆積
物を外部へ排出し得るようにしているため、排出
口からの液体の漏洩が可及的に抑制され、その結
果、沈澱槽内の液位を常時所定液位に維持して該
沈澱槽内における沈澱分離作用を促進せしめ得る
という効果がある。
又、開閉ゲートを、堆積量に応じてその変位が
適宜に規制される第1ロツド等の機械的手段によ
つて開閉制御するようにしているため、開閉ゲー
トを電気的手段によつて開閉制御する場合に比し
て故障が少なく、それだけ装置の信頼性が向上す
るという実用的効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例に係る虫分離器の縦断
面図、第2図は第1図に示した虫分離器のゲート
開閉装置の拡大斜視図、第3図は第2図に示した
ゲート開閉装置の各構成部材の作動模式図であ
る。 1……沈澱槽、3……排出口、18……第1ロ
ツド、20……開閉ゲート、30……支点ピン、
32……第1レバー、34……第2レバー、36
……軸、40……駆動機構、41……リンク機
構、45……第1連結ピン。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 排出口3付きの沈澱槽1の前記排出口3に開閉
    ゲート20を取付ける一方、一端25a側が適宜
    の駆動機構40によつて上下駆動され、また他端
    25bには前記沈澱槽1内の堆積物の高さに応じ
    て上下変位せしめられる第1ロツド18を第1連
    結ピン45によつてヒンジ結合した第1レバー2
    5と、一端26b側に取付けた支点ピン30によ
    り上下方向に枢動自在とされた第2レバー26と
    を前記第1レバー25の中間位置25cと前記第
    2レバー26の適所26cの間に設けた軸36によ
    り相対枢動自在に連結してなるリンク機構41の
    前記第2レバー26の他端26aに前記開閉ゲー
    ト20を連結し、堆積物の高さが所定高さより低
    いときには前記第1ロツド18が堆積物と非接触
    状態を維持して前記第1レバー25が前記軸36
    を中心として遊動し前記開閉ゲート20を不作動
    とし、また前記堆積物の高さが所定高さ以上とな
    つた時には前記第1ロツド18が堆積物と上下方
    向において適宜に接触し且つ該第1ロツド18が
    堆積物と接触した時点から前記第1レバー25が
    前記第1連結ピン45を中心として上下方向に枢
    動し前記軸36を介して前記開閉ゲート20を上
    下方向に開閉駆動する如く構成したことを特徴と
    する沈澱槽における堆積物排出装置。
JP16376983U 1983-10-21 1983-10-21 沈澱槽における堆積物排出装置 Granted JPS6071310U (ja)

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