JP4271388B2 - トラフ式自動スカムスキマ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、トラフ式自動スカムスキマに関し、特に、ゴム板製等の可撓堰が、水や熱、紫外線等の影響を受け、反り返り方向が変わるような場合でも、その屈曲方向を規制し、正確にスカム吸込口を開口し、浮遊スカムの吸い込を確実に行えるようにしたトラフ式自動スカムスキマに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、下水処理場に流入する汚水に含まれる固形分を汚水から分離除去するために設置される沈殿池には、汚水から分離し水面に浮遊するスカムを汚水とは別に排出するために、スカムスキマを配設するようにしている。
【0003】
従来、このスカムスキマには、回転パイプ式、トラフ式等の方式のものが採用されている。
【0004】
このうち、トラフ式自動スカムスキマは、トラフの側面に形成したスカムが流入するスカム吸込口に、容易に屈曲するようなゴム板製の可撓堰を取り付け、この可撓堰を沈殿池を移動する汚泥掻寄機のスクレーパの運動と同期するようにした駆動機構により屈曲揺動運動させ、スカム吸込口を開口することにより、スカム吸込口を介して浮遊するスカムをスカムスキマ内に流入するように構成している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記従来のトラフ式自動スカムスキマの場合、ゴム板製等の可撓堰は、容易に屈曲するように構成されているため、駆動機構により屈曲揺動運動させるのには都合がよいが、一方、水面位置で、常に日光に晒され、水や熱、紫外線等の影響を受けやすい劣悪な環境下に置かれているため、劣化しやすく、これにより、反り返り方向が変わりやすく、可撓堰が屈曲揺動運動して、スカム吸込口が開口された状態であるにもかかわらず、スカム吸込口の開口度が不十分となり、スカムの流入が阻害され、スカムを効果的に排出することができないことがあった。
【0006】
本発明は、上記従来のトラフ式自動スカムスキマの有する問題点に鑑み、ゴム板製等の可撓堰が、水や熱、紫外線等の影響を受け、反り返り方向が変わるような場合でも、その屈曲方向を規制し、正確にスカム吸込口を開口し、浮遊スカムの吸い込を確実に行えるようにしたトラフ式自動スカムスキマを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するため、本発明のトラフ式自動スカムスキマは、トラフの側面に形成したスカム吸込口を、可撓堰の屈曲揺動運動によって開閉するようにしたトラフ式自動スカムスキマにおいて、可撓堰の外側面の横方向に添って、可撓堰の反り返りによる揺動方向を規制するパイプにより構成したガイドを配設したことを特徴とする。
【0008】
このトラフ式自動スカムスキマは、可撓堰の外側面の横方向に添って、可撓堰の反り返りによる揺動方向を規制するガイドを配設するようにしているので、可撓堰の反り返り方向をガイドにより規制することによって、反り返り方向が常に一定となり、正確にスカム吸込口を開口することができる。
【0009】
この場合ガイドをパイプにより構成することより、折れ曲がり応力が可撓堰の1箇所に集中することがなくなり、可撓堰の屈曲揺動運動を円滑に行わせることができるとともに、可撓堰の耐久性を向上することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明のトラフ式自動スカムスキマの実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0011】
図1〜図2に、本発明のトラフ式自動スカムスキマの一実施例を示す。
【0012】
このトラフ式自動スカムスキマ3は、下水処理場に流入する汚水に含まれる固形分を汚水から分離除去するために設置される沈殿池1において、汚水から分離し水面に浮遊するスカムを汚水とは別に排出するために配設されるもので、沈殿池1には、このスカムスキマ3のほか、池底部に沈殿する汚泥、汚砂等の固形分及び水面に浮遊するスカムを掻き寄せる汚泥掻寄機2を、フライト21が池底部及び水面に沿って循環移動するように配設する。
なお、この汚泥掻寄機2は、本実施例においては、エンドレス状のチェンに多数のフライト21を取りけたチェン・フライト式としたが、これに限定されるものではない。
【0013】
スカムスキマ3は、水面に沿って循環移動するフライト21によって掻き寄せられたスカムを、沈殿池1から排出するためのもので、このスカムスキマ3は、図1に示すように、トラフ式のスカムスキマ本体30の側面に形成したスカム吸込口31を、可撓堰32の屈曲揺動運動によって開閉するようにする。
そして、可撓堰32の屈曲揺動運動は、汚泥掻寄機2の駆動に応じて同期して駆動される駆動機構4によって行わせるように構成する。
【0014】
スカムスキマ本体30の側面に形成したスカム吸込口31には、図1に示すように、外側面に沿って容易に屈曲かつ復帰するように、例えば、ネオプレンゴム製等の可撓堰32を配設し、この可撓堰32の下部をスカムスキマ本体30に固定し、さらに、可撓堰32の屈曲方向を規制するためのガイド33を横方向に配設する。
【0015】
この場合において、スカムスキマ本体30の形状、スカム吸込口31を形成する位置及びその面積等は、水面に浮遊するスカムがスカム吸込口31に確実に吸い込まれるように、発生するスカムの量、性状等に応じて、定めるようにする。
【0016】
そして、好ましくは、下端縁をスカムスキマ本体30に、例えば、ビス止め等にて固定した可撓堰32が、図1の垂直位置から、少し屈曲した実線位置を経て、点線で示した位置まで屈曲揺動運動したとき、スカム吸込口31が大きく開口すして、水面に浮遊するスカムがスカム吸込口31に確実に吸い込まれるようにする。
なお、この可撓堰32は、スカムスキマ本体30の外測面に添う垂直位置ではスカム吸込口31を閉じるようになり、その屈曲角度に応じてスカム吸込口31の開口面積が変化し、図1の点線位置で浮遊スカムを吸い込むのに必要な大きさに開口するようにする。
【0017】
可撓堰32の外側に沿って、パイプ製のガイド33を配設する。このガイド33は、スカムスキマ本体30の下部外側に突設したブラケット34により横方向の水平になるよう配設し固定する。この場合、水面に浮遊するスカムがスカム吸込口31内に吸い込まれるとき、ガイド33及びブラケット34に絡みつかないよう、また何らかの支障を与えない位置とする。
【0018】
また、この可撓堰32を屈曲揺動させるスカム駆動機構4は、特に限定されるものではないが、図2に示すように、駆動アーム41の上端を揺動可能に支持し、下端を移動するフライト21の複数個毎に取り付けたストライカ22と接触して揺動するようにし、この駆動アーム41に作動アーム42を支持し、この作動アーム42の先端を、可撓堰32の上端に固定したブラケット36に取り付け、これにより駆動アーム41が揺動する際、作動アーム42を前後進させて可撓堰32を屈曲揺動させるように構成する。
【0019】
この作動アーム42と可撓堰32の上端に固定したブラケット36とは、作動アーム42の先端に固定したブラケット43にナット44を介して調節ボルト38を高さ方向を可調整的にして固定するようにするとともに、この調節ボルト38の下端と可撓堰32側のブラケット36とをピンジョイント37にて連設する。これにより、作動アーム42の前後進運動により、可撓堰がガイド4に添って屈曲する際、作動アーム42の高さ方向の位置が異なるようになっても、この連結部の高さ調整と引き方向とがピンジョイント37にて自動的に調整され、可撓堰32に負荷が掛かることなく、円滑に屈曲させることができる。
【0020】
また、図3に示すスカム駆動機構4は、図2に示す実施例における駆動アーム41と作動アーム42間に、揺動アーム45及び連結ロッド46を介して連結したもので、その作用は、図2に示す実施例と同じである。
【0021】
次に、このトラフ式自動スカムスキマの使用方法について説明する。
通常の状態では、トラフ式のスカムスキマ3に取り付けた可撓堰32は、スカム吸込口31を閉じるようになっている。そして汚泥掻寄機2の駆動により、フライト21が移動し、ストライカ22と駆動アーム41が接触すると、この駆動アーム41が揺動し、該駆動アーム41が引かれるとき、可撓堰32が揺動し、スカム吸込口31は開口し始める。さらにこの可撓堰32がガイド33に接触した後もさらに揺動すると、その揺動角に応じて屈曲する。この場合、可撓堰32が日光などの熱により反り返り方向等の屈曲角度に影響を受けていても、ガイドにより強制的に、規制されて屈曲が正確に行われるので、浮遊するスカムの吸い込が確実に行えるものとなる。
【0022】
【発明の効果】
本発明のトラフ式自動スカムスキマによれば、可撓堰の外側面の横方向に添って、可撓堰の反り返りによる揺動方向を規制するガイドを配設するようにしているので、可撓堰の反り返り方向をガイドにより規制することによって、反り返り方向が常に一定となり、正確にスカム吸込口を開口することができ、これにより、ゴム板製等の可撓堰が、水や熱、紫外線等の影響を受け、反り返り方向が変わるような場合でも、正確にスカム吸込口を開口し、浮遊スカムの吸い込を確実に行い、スカムを効果的に排出することができる。
【0023】
この場合、ガイドをパイプにより構成することにより、折れ曲がり応力が可撓堰の1箇所に集中することがなくなり、可撓堰の屈曲揺動運動を円滑に行わせることができるとともに、可撓堰の耐久性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のトラフ式自動スカムスキマの一実施例を示す断面図である。
【図2】 自動スカムスキマの駆動方法を示す説明図である。
【図3】 自動スカムスキマの駆動方法の異なる実施例を示す説明図である。
【符号の説明】
1 沈殿池
2 汚泥掻寄機
3 スカムスキマ
30 スカムスキマ本体
31 スカム吸込口
32 可撓堰
33 パイプ製のガイド
34 ブラケット
4 スカム駆動機構

Claims (1)

  1. トラフの側面に形成したスカム吸込口を、可撓堰の屈曲揺動運動によって開閉するようにしたトラフ式自動スカムスキマにおいて、可撓堰の外側面の横方向に添って、可撓堰の反り返りによる揺動方向を規制するパイプにより構成したガイドを配設したことを特徴とするトラフ式自動スカムスキマ。
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