JPS6142931Y2 - - Google Patents

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JPS6142931Y2
JPS6142931Y2 JP20077984U JP20077984U JPS6142931Y2 JP S6142931 Y2 JPS6142931 Y2 JP S6142931Y2 JP 20077984 U JP20077984 U JP 20077984U JP 20077984 U JP20077984 U JP 20077984U JP S6142931 Y2 JPS6142931 Y2 JP S6142931Y2
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JP
Japan
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base fabric
clothing
fabric
needle
surface layer
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JP20077984U
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JPS61116771U (ja
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  • Preliminary Treatment Of Fibers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案はカーシート、ベルベツト、衣料等の用
途に用いる織物の毛羽整理加工に適した耐熱性、
耐水性、耐薬品性、植針性が良好で強度低下が生
じない針布用基布の構成に関するものである。
従来の技術及びその問題点 近年、織物や編物に付加価値を持たせるため起
毛機による起毛加工が盛んに行われており、この
起毛加工後ブラシング機、シヤーリニグ機、整毛
機等の仕上機によつて編織物の起毛面を剪毛又は
押圧して立毛又か伏毛させ編織物に所望の外観、
風合及び形態を整え価値感を付与することが行な
われている。これらの仕上加工は布地に対し通常
約200C〜250Cの熱風又は蒸気を吹きつけ布地の
繊維を軟化させながら整毛作業が行われる。然る
にかかる仕上加工機に用いられる針布用基布は、
一般の起毛機に用いられている天然ゴムと綿布よ
りなる基布では耐熱性に乏しく熱的老化を起し寿
命が非常に短かくコスト高となる欠点を解消する
ものとして例えば実公昭56−32545号公報に示さ
れているようにガラスフイラメント織布の少なく
とも1枚を補強用芯体として複数枚のシリコンゴ
ムシートに一体に積層密着した針布用基布があ
る。上記の基布は耐熱、耐れ、耐薬品性にすぐれ
てはいるが、ガラスフイラメント織布を補強芯体
として用いるものであるから、植針時に開孔針の
突入によりフイラメントを切断し、基布の強度が
通常の60〜70%低下(270P/25.4mm)を来たし、
強度を維持することが困難である。また植針時、
開孔針に続くU字型針の挿入時フイラメントに針
が突き当りフイラメントの切断を生じると共に針
が座屈し植針性が悪く、稼動率が著しく低下する
という欠点がある。
問題点を解決するための手段 本考案は上記問題点を解消するものであり、補
強用芯体として用いるガラス織布をガラスフイラ
メントと真鍮線との撚糸を少なくとも縦糸として
用いて織成した布を少くとも1枚と未加硫シリコ
ンゴム又はフツ素ゴムの複数枚とを積層し一体に
成型加硫を行うことによつて基布を構成すること
により、植針時に織布を撚糸で構成した結果、針
のすべりがよく衝突による座屈がなくなり、又開
孔針、針の座屈による糸の切断も生じなくなり、
基布の強度低下も解消される。更には真鍮線によ
つてシリコンゴムの引裂強度を高め針布基布の巾
方向に生じる亀裂を解消せしめた耐熱、耐水、耐
薬品性ならびに引張、引裂強度にすぐれた針布用
基布を提供するものである。
以下本考案の1実施例を図面に従つて説明す
る。第1図及び第2図は夫々本考案の実施の1例
を示す構成断面図であり、未加硫の耐熱ゴムシー
ト1例えばシリコンゴムシート又はフツ素ゴムシ
ートの複数枚とガラス繊維フイラメントと真鍮線
との撚糸を少なくとも縦糸として織成した布2例
えば縦、横糸共ガラスフイラメントECG400と真
鍮線0.1mmとの撚糸、糸密度縦横24〜27本/25.4
mm平織りを適宜積層し、表層に耐熱ゴムシートが
配置されるように重ねてプレス加硫によつて成型
し一体に固着形成されたものである。
第3図は上記形成した針布用基布3に線材4と
して断面形状が丸形、三角形、菱形、平形等の硬
鋼線又はステンレス線或は合金鋼線を植針したも
のである。
考案の効果 本考案は上記の構成としたから200C〜250Cの
常用高温度下での編織物の毛羽整理加工に於つて
も熱的老化を生じることなく寿命が延長され、ま
た基布の補強基材となる織布をガラスフイラメン
トと真鍮線との撚糸を少なくとも縦糸として構成
したから植針時、針のすべりが良く衝突による針
の座屈がなくなり、また開孔針による糸の切断を
生じることもなくなり、基布の強度低下が改良さ
れた。更に植針作業も良好で稼動率の低下を生じ
ることもなく、また真鍮線を撚糸として用いるこ
とにより曲げ、またはせん断による強度が改良さ
れ、引張、引裂強度が向上する等の実用効果を有
する考案である。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は夫々本考案の1実施例を示
す針布用基布の構成断面図、第3図は第2図の基
布にワイヤを植針した針布の断面図である。 1……耐熱ゴムシート、2……布、3……針布
用基布、4……線材。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) ガラス繊維フイラメントと真鍮線との撚糸を
    少なくとも縦糸として織成した布を少なくとも
    一枚有する基層の表面に耐熱性のゴムシート又
    は樹脂シートを表層として積層し一体に固着し
    てなる針布用基布。 (2) 表層とするゴムシートにシリコンゴム又はフ
    ツ素ゴムを用いてなる実用新案登録請求の範囲
    第1項記載の針布用基布。 (3) 表層となる樹脂に四フツ化エチレンを用いて
    なる実用新案登録請求の範囲第1項記載の針布
    用基布。
JP20077984U 1984-12-28 1984-12-28 Expired JPS6142931Y2 (ja)

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JPS61116771U JPS61116771U (ja) 1986-07-23
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JPS61116771U (ja) 1986-07-23

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