JPS6142788Y2 - - Google Patents

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JPS6142788Y2
JPS6142788Y2 JP19262282U JP19262282U JPS6142788Y2 JP S6142788 Y2 JPS6142788 Y2 JP S6142788Y2 JP 19262282 U JP19262282 U JP 19262282U JP 19262282 U JP19262282 U JP 19262282U JP S6142788 Y2 JPS6142788 Y2 JP S6142788Y2
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JP
Japan
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piston
striking
cylinder
chamber
valve
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JP19262282U
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JPS5997881U (ja
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  • Portable Nailing Machines And Staplers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本考案は打撃シリンダ内に摺動自在に密嵌され
た打撃ピストンをエア圧によつて作動させること
により、該ピストンと一体なドライバ部材によつ
て釘等を打撃するようにしてなる空気圧駆動型打
撃工具の消音装置に関する。
<背景技術とその問題点> 従来より、打撃工具本体内に設けられたヘツド
バルブの切換え操作を行うことにより打撃シリン
ダ内に摺動自在に密嵌された打撃ピストンをエア
圧で作動させることにより、釘等を打ち込むよう
にした空気圧駆動型打撃工具が広く知られてい
る。
上記打撃工具において、打撃ピストンがリター
ンされる際に発生する排気音を減音するために、
従来上記工具本体に開設した排気孔内に、厚さ1
mm程度の発泡スチロールあるいは多数の小孔が設
けられた塩ビシート等の材料よりなる消音フイル
ターが装着されている。
ところで、エアの排気音の消音効果を上げるた
めに上記消音フイルタの厚みを大きくとると、排
気孔の排気面積が小さいことから排気抵抗が大と
なり、上記打撃ピストンのリターン作動特性が悪
くなるという欠点をまねいていた。従つて上記消
音フイルタによる消音効果を向上させることは非
常に困難なこととなつていた。
<考案の目的> そこで、本考案は上述の如き実情に鑑み、消音
効果が高められるとともに打撃ピストンの安定し
たリターン作動を確保し得る消音装置を提供する
ことを目的とする。
<考案の概要> すなわち本考案の消音装置は、打撃シリンダ
と、このシリンダ内に摺動自在に密嵌された打撃
ピストンと、上記シリンダの一端側外周に形成さ
れたメインエアチヤンバと、上記シリンダの一端
側に配設され上記シリンダの打撃ピストン上室と
上記メインエアチヤンバとの間あるいは上記打撃
ピストン上室と排気孔との間を選択的に開閉する
ヘツドバルブとを有し、上記ヘツドバルブのバル
ブピストンを上記ピストン部と下部ピストン部に
分割形成するとともにこれらの各ピストン部を環
体状の消音フイルタで連結し、上記打撃ピストン
上室と上記メインチヤンバとの間が閉成されると
ともに上記打撃ピストン上室と上記排気孔との間
が開成された時に上記打撃ピストン上室内の排気
エアが前記フイルタを介して上記排気孔に導出さ
れるようにしたことを特徴とする。
<実施例> 以下、本考案の一実施例を第1図乃至第3図に
従つて説明する。
本考案に係る空気圧駆動型打撃工具の一例であ
る空気圧式釘打機1の構造は第1図に示す如くな
つている。この釘打機1は釘打機本体1Aにシリ
ンダキヤツプ1Bが組付け固定されてなるもので
ある。上記釘打機本体1Aには打撃シリンダ2が
配設され、このシリンダ2内には、打撃ピストン
3が摺動自在に密嵌されている。上記打撃シリン
ダ2の一端側外周には作動エアが貯留されるメイ
ンエアチヤンバ5が形成されている。上記打撃シ
リンダ2の一端開口縁2Aには例えばウレタンゴ
ム等の弾性材料よりなる環体状のシール部材6が
装着されている。
上記シリンダキヤツプ1B内にはバルブシリン
ダ7とバルブピストン8よりなるヘツドバルブ9
が配設されている。上記バルブシリンダ7の側壁
には使用済エアを大気へ排気するための排気孔1
0が形成されている。上記バルブシリンダ7及び
釘打機本体2には図示しないトリガバルブに連通
する制御用エア通路11が形成されている。上記
バルブピストン8は第2図にも示すように環体状
の上部ピストン部12と下部ピストン部13から
なり、これら各ピストン部12,13は互いに対
向する面に形成されている環状の嵌合溝14,1
5に嵌合される環体状の消音フイルタ16によつ
て連結されるようになつている。上記消音フイル
タ16は例えば発泡スチロール等の材料より形成
され、その厚さが7mmから10mm程度のものとな
つている。
なお上記各ピストン部12,13にはOリング
17,18,19がそれぞれ装着されている。上
記下部ピストン部13の下端部には内向きフラン
ジ形成されるとともにその外周縁には傾斜面20
が形成されている。
次に上記ヘツドバルブ9の動作について説明す
る。
まず、上記トリガバルブ及び制御用エア通路1
1を介してメインエアチヤンバ5内の圧縮エアが
上記ヘツドバルブ9のバルブピストン上室12内
に供給されている時には、上記上部ピストン部1
2の上端面にはエア圧が作用し、上記バルブピス
トン8全体は上記バルブシリンダ7内の下死点に
押圧保持されている。すなわち、下部ピストン部
13は上記シール部材6を介して上記打撃シリン
ダ2の一端開口縁2Aに押圧されており、上記メ
インエアチヤンバ5と上記打撃シリンダ2の打撃
ピストン上室3Aの間は閉塞された状態になつて
いる。
次に図示しないトリガバルブのON操作により
上記ヘツドバルブ9のバルブピストン上室21内
の圧縮エアを上記制御用エア通路11を介して大
気中に放出すると、上記上部ピストン部12の上
端面に作用していた圧縮エアによる押圧力が解除
されるとともに、上記下部ピストン部13の下端
部に形成された傾斜面20に前記メインエアチヤ
ンバ5の圧縮エアが作用し、上記バルブピストン
8を上死点に向つて押し上げる。すると、上記打
撃シリンダ2と上記バルブピストン8との間に間
隙が形成され、この間隙をぬつて上記打撃ピスト
ン上室12内には上記メインエアチヤンバ5内の
圧縮エアが流入する。なお、この時第3図に示す
如く上記下部ピストン部13が打撃ピストン3を
上死点で受け止めるゴム材からなるダンパ22の
エツジ22Aに圧接し、上記打撃ピストン上室3
Aと上記エア排気孔10との間を遮断する。上記
打撃ピストン上室3A内に圧縮エアが供給される
ことにより、上記打撃ピストン3は勢いよく降下
させられることとなる。
また、前記トリガバルブをOFF操作すること
により上記バルブピストン上室21内に再び圧縮
エアを供給させると、上記バルブピストン8は下
死点に向つて移動し再び上記打撃ピストン上室3
Aと上記メインチヤンバ5との間を閉成すること
となり上記打撃ピストン上室3Aと上記排気孔1
0との間は開成される状態となる。そして、上記
打撃ピストン3がリターン用エアを受け上死点に
向いリターンすることにより、、打撃ピストン上
室3A内のエアは上記ダンパ22のエツジ22A
と上記下部ピストン部13との間隙、上記消音フ
イルタ12及び上記排気孔10を経て大気へ排気
される。
上記排気エアは上記上部ピストン部12と下部
ピストン部13との間に配置された上記消音フイ
ルタ16を通過するので、その排気音は上記消音
フイルタ16に吸収され、極めて小さいものとな
る。
なお、上記バルブピストン8の作動時、上記上
部ピストン部12の上端面、又は上記下部ピスト
ン部13の下端面にはエア圧が作用するので、上
記上部ピストン部12、下部ピストン部13及び
消音フイルタ12にはそれぞれ対向する方向に押
圧力が加わる。したがつて、作動時における上記
各ピストン部12,13と消音フイルタ12との
嵌合状態を維持することができる。
このように、上記実施例によれば、消音フイル
タの厚さを大きくとることができるので消音効果
は極めて高いものとなる。また、排気面積を大き
くとることができるので排気抵抗を小さくとるこ
とができ、打撃ピストン安定したリターン駆動を
行うことができる。
また、従来のように排気孔に消音フイルタを装
着する方法の場合には、ダイカストにより形成さ
れたシリンダキヤツプの排気孔の部分にオーバハ
ング部を形成するとともに、バルブピストンに複
数の排気連通路を形成する必要があつたが、上記
消音装置では上記オーバハング部を形成する必要
がなく、また、上記各ピストン部12,13を別
個成形するとともにこれらを上記消音フイルタ1
6によつて連結することにより排気連通路を形成
することができ、釘打機の製造工程も非常に簡略
化することができる。
また、従来の薄板状の消音フイルタが排気圧に
よつて破損し易すかつたのに比べ上記消音フイル
タは頑丈で耐久性に優れたものとなる。
なお、上記消音装置は釘打機に限らず他の空気
圧駆動型打撃工具に広く応用し得ることは言うま
でもない。
<考案の効果> このように、本考案によれば、消音フイルタの
肉厚を大きくとることができ、消音効果を大幅に
向上させることができる。しかも、排気面積が大
きいので、打撃ピストンのリターン作動が確実且
つ安定したものとなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す要部縦断面
図、第2図はヘツドバルブのバルブピストンを示
す分解斜視図、第3図はヘツドバルブ開成状態を
示す概略縦断面図である。 1……釘打機、2……打撃シリンダ、3……打
撃ピストン、9……ヘツドバルブ機構、7……バ
ルブシリンダ、8……バルブピストン、12……
上部ピストン部、13……下部ピストン部、16
……消音フイルタ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 打撃シリンダと、このシリンダ内に摺動自在に
    密嵌された打撃ピストンと、上記シリンダの一端
    側外周に形成されたメインエアチヤンバと、上記
    シリンダの一端側に配設された上記シリダの打撃
    ピストン上室と上記メインエアチヤンバとの間あ
    るいは上記打撃ピストン上室と排気孔との間を選
    択的に開閉するヘツドバルブとを有し、上記ヘツ
    ドバルブのバルブピストンを上部ピストン部と下
    部ピストン部に分割形成するとともにこれらの各
    ピストン部を環体状の消音フイルタで連結し、上
    記打撃ピストン上室と上記メインチヤンバとの間
    が閉成されるとともに上記打撃ピストン上室と上
    記排気孔との間が開成された時に上記打撃ピスト
    ン室内の排気エアが前記フイルタを介して上記排
    気孔に導出されるようにしたことを特徴とする空
    気圧駆動型打撃工具の消音装置。
JP19262282U 1982-12-20 1982-12-20 空気圧駆動型打撃工具の消音装置 Granted JPS5997881U (ja)

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JP19262282U JPS5997881U (ja) 1982-12-20 1982-12-20 空気圧駆動型打撃工具の消音装置

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JPS5997881U JPS5997881U (ja) 1984-07-03
JPS6142788Y2 true JPS6142788Y2 (ja) 1986-12-04

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