JPS6142613B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6142613B2 JPS6142613B2 JP52042370A JP4237077A JPS6142613B2 JP S6142613 B2 JPS6142613 B2 JP S6142613B2 JP 52042370 A JP52042370 A JP 52042370A JP 4237077 A JP4237077 A JP 4237077A JP S6142613 B2 JPS6142613 B2 JP S6142613B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- skin material
- mold
- racket frame
- bottomed cylindrical
- grip
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
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Landscapes
- Molding Of Porous Articles (AREA)
- Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
- Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
- Moulding By Coating Moulds (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は、成形型を用いて合成樹脂成形品の
注型成形と同時にその外表面に皮革等の表皮材を
被覆一体し得るようにしたテニスラケツトなどの
グリツプ部の成形に適用されるラケツトフレーム
のグリツプ成形法に関し、成形型内への表皮材の
配設手段及び保持手段を工夫することにより、成
形型のキヤビテイ内周壁面と表皮材の外表面間へ
の注入合成樹脂液の浸透による成形品表面の汚れ
を防止し、仕上りが良好になるようにしたもので
ある。
注型成形と同時にその外表面に皮革等の表皮材を
被覆一体し得るようにしたテニスラケツトなどの
グリツプ部の成形に適用されるラケツトフレーム
のグリツプ成形法に関し、成形型内への表皮材の
配設手段及び保持手段を工夫することにより、成
形型のキヤビテイ内周壁面と表皮材の外表面間へ
の注入合成樹脂液の浸透による成形品表面の汚れ
を防止し、仕上りが良好になるようにしたもので
ある。
従来、例えば繊維強化プラスチツクス(以下、
FRPと略記する)を強度部材としたテニス用ラ
ケツトフレームにグリツプを形成する場合、グリ
ツプ部となるラケツトフレームのシヤフト端末部
側を所望の成形型のキヤビテイに挿入配置し、ポ
リウレタン樹脂等の発泡性合成樹脂液を注入充填
して発泡硬化処理を施すことにより、グリツプ中
芯を形成するとともに、そのグリツプ中芯の外表
面を動物皮革等の帯状表皮材で巻回被覆したり、
あるいはゴム製の筒状表皮材を挿着したりしてい
るものが一般的であるが、しかしながら、この種
従来のグリツプ形成手段では、グリツプ中芯の成
形工程と、表皮材の被覆工程とが別工程であるこ
とから、作業能率が悪く、しかもグリツプ中芯と
表皮材との接着作業が非常に面倒であるなどの欠
点があつた。また、従来、このような欠点を解決
する手段として、成形型のキヤビテイ周壁面に予
め表皮材を粘着等により配置し、グリツプ中芯の
発泡成形と同時にその外表面に表皮材を接着一体
化する成形法があるが、この種の成形手段の欠点
は、成形型のキヤビテイ周壁面に粘着保持された
表皮材の粘着力が大き過ぎると、離型が困難であ
るために、通常要所を部分的に粘着することによ
り表皮材を成形型のキヤビテイ周壁面に保持させ
ていることから、成形型のキヤビテイ周壁面と表
皮材との間に空隙が生じ、成形時にこの空隙に注
入合成樹脂液が浸透して離型後のグリツプ表面に
汚れが付着し、切削等により汚れの除去作業を行
なつても表皮材を傷付け易いため難しいばかり
か、表皮材の表面を成形型の型表面に応じた寸法
精度に仕上げることができない。
FRPと略記する)を強度部材としたテニス用ラ
ケツトフレームにグリツプを形成する場合、グリ
ツプ部となるラケツトフレームのシヤフト端末部
側を所望の成形型のキヤビテイに挿入配置し、ポ
リウレタン樹脂等の発泡性合成樹脂液を注入充填
して発泡硬化処理を施すことにより、グリツプ中
芯を形成するとともに、そのグリツプ中芯の外表
面を動物皮革等の帯状表皮材で巻回被覆したり、
あるいはゴム製の筒状表皮材を挿着したりしてい
るものが一般的であるが、しかしながら、この種
従来のグリツプ形成手段では、グリツプ中芯の成
形工程と、表皮材の被覆工程とが別工程であるこ
とから、作業能率が悪く、しかもグリツプ中芯と
表皮材との接着作業が非常に面倒であるなどの欠
点があつた。また、従来、このような欠点を解決
する手段として、成形型のキヤビテイ周壁面に予
め表皮材を粘着等により配置し、グリツプ中芯の
発泡成形と同時にその外表面に表皮材を接着一体
化する成形法があるが、この種の成形手段の欠点
は、成形型のキヤビテイ周壁面に粘着保持された
表皮材の粘着力が大き過ぎると、離型が困難であ
るために、通常要所を部分的に粘着することによ
り表皮材を成形型のキヤビテイ周壁面に保持させ
ていることから、成形型のキヤビテイ周壁面と表
皮材との間に空隙が生じ、成形時にこの空隙に注
入合成樹脂液が浸透して離型後のグリツプ表面に
汚れが付着し、切削等により汚れの除去作業を行
なつても表皮材を傷付け易いため難しいばかり
か、表皮材の表面を成形型の型表面に応じた寸法
精度に仕上げることができない。
そこで、この発明は、ラケツトフレームのグリ
ツプを成形するにあたり、成形型を上下両合せ型
で構成し、かつ成形型のキヤビテイに配設される
表皮材を有底筒状に形成するとともに、この表皮
材の開口周端縁を上下両合せ型の型合せ面で挾持
させることにより、注入合成樹脂液の成形型のキ
ヤビテイ周壁面と表皮材間への浸透を防ぎ、上記
従来の欠点を解消せんとするものである。
ツプを成形するにあたり、成形型を上下両合せ型
で構成し、かつ成形型のキヤビテイに配設される
表皮材を有底筒状に形成するとともに、この表皮
材の開口周端縁を上下両合せ型の型合せ面で挾持
させることにより、注入合成樹脂液の成形型のキ
ヤビテイ周壁面と表皮材間への浸透を防ぎ、上記
従来の欠点を解消せんとするものである。
以下、この発明を図示の実施例に基づいて説明
する。
する。
第1図及び第2図に示すように、図中1はテニ
ス用ラケツトフレームで、シヤフト2の端末部2
a側にはグリツプ3が取着されている。このグリ
ツプ3は、硬質ポリウレタン樹脂等の発泡合成樹
脂を中芯4とし、かつその外周面にはゴム製皮革
等の表皮材5が被覆接着されているとともに、先
端部側には保護キヤツプ6が取付けられている。
また、上記グリツプ3の中芯4の後端周縁41
は、膨出成形することによりバツトエンド部を形
成し、かつその後端面42は上記表皮材5により
バツトエンドラベル兼ねるように被覆されてい
る。
ス用ラケツトフレームで、シヤフト2の端末部2
a側にはグリツプ3が取着されている。このグリ
ツプ3は、硬質ポリウレタン樹脂等の発泡合成樹
脂を中芯4とし、かつその外周面にはゴム製皮革
等の表皮材5が被覆接着されているとともに、先
端部側には保護キヤツプ6が取付けられている。
また、上記グリツプ3の中芯4の後端周縁41
は、膨出成形することによりバツトエンド部を形
成し、かつその後端面42は上記表皮材5により
バツトエンドラベル兼ねるように被覆されてい
る。
すなわち、上述したラケツトフレームのグリツ
プを成形するには、第3図及び第4図に示すよう
に、成形型7を上型7aと左右に分割自在な下型
7bとで形成し、この下型7bのキヤビテイ71
に有底筒状の表皮材5を型合せ面側にのみ開口さ
せて配置するとともに、その表皮材5の内部空間
に発泡性合成樹脂液8を注入充填し、かつ予め保
護キヤツプ6を挿嵌したラケツトフレーム1のシ
ヤフト端末部2aを前記表皮材5の内部空間の中
心軸上に挿入配置する。このとき、上記表皮材5
の開口周端縁5aは延長され、下型7bの型合せ
面72に敷設されるようになつている(第3図参
照)。次いで、上記下型7bに上型7aを型締め
し、それらの両型合せ面で上記表皮材5の延長開
口周端縁5aを挾持する一方、上記保護キヤツプ
6は上型7aに保持されて表皮材5の開口周縁部
5aに衝合され、この状態で、発泡硬化処理を施
すことにより(第4図参照)、ラケツトフレーム
1のシヤフト端末部2aの外周に、表皮材5と保
護キヤツプ6を成形と同時に連続一体化させて全
周表面が即時に形成されるようにして被覆成形す
るものである。尚、上記表皮材5の延長開口周端
縁5aは離型後、切削除去される。
プを成形するには、第3図及び第4図に示すよう
に、成形型7を上型7aと左右に分割自在な下型
7bとで形成し、この下型7bのキヤビテイ71
に有底筒状の表皮材5を型合せ面側にのみ開口さ
せて配置するとともに、その表皮材5の内部空間
に発泡性合成樹脂液8を注入充填し、かつ予め保
護キヤツプ6を挿嵌したラケツトフレーム1のシ
ヤフト端末部2aを前記表皮材5の内部空間の中
心軸上に挿入配置する。このとき、上記表皮材5
の開口周端縁5aは延長され、下型7bの型合せ
面72に敷設されるようになつている(第3図参
照)。次いで、上記下型7bに上型7aを型締め
し、それらの両型合せ面で上記表皮材5の延長開
口周端縁5aを挾持する一方、上記保護キヤツプ
6は上型7aに保持されて表皮材5の開口周縁部
5aに衝合され、この状態で、発泡硬化処理を施
すことにより(第4図参照)、ラケツトフレーム
1のシヤフト端末部2aの外周に、表皮材5と保
護キヤツプ6を成形と同時に連続一体化させて全
周表面が即時に形成されるようにして被覆成形す
るものである。尚、上記表皮材5の延長開口周端
縁5aは離型後、切削除去される。
したがつて、上記の構成によれば、成形型を用
いて合成樹脂液の注型成形と同時に成形品の外表
面に表皮材を被覆接着するにおいて、予め成形型
のキヤビテイに配置される表皮材を有底筒状に形
成し、かつその表皮材の開口周端縁を延長して型
締め時上下両合せ型の型合せ面に挾持させるよう
にしたことから、表皮材の内部空間に注入充填し
た合成樹脂液は表皮材の開口側を除く内部空間
外、つまり下型のキヤビテイ周壁面と表皮材との
間に決して浸透することがないために、離型後の
成形品、特に表皮材の外表面の汚れが防止でき、
また成形時に表皮材がしわ寄り等の変形を惹起す
ることがなく、重量のバラツキの少ない極めて良
好な寸法精度でもつて綺麗に仕上げることができ
るなど、実用性にすぐれた効果を奏するものであ
る。
いて合成樹脂液の注型成形と同時に成形品の外表
面に表皮材を被覆接着するにおいて、予め成形型
のキヤビテイに配置される表皮材を有底筒状に形
成し、かつその表皮材の開口周端縁を延長して型
締め時上下両合せ型の型合せ面に挾持させるよう
にしたことから、表皮材の内部空間に注入充填し
た合成樹脂液は表皮材の開口側を除く内部空間
外、つまり下型のキヤビテイ周壁面と表皮材との
間に決して浸透することがないために、離型後の
成形品、特に表皮材の外表面の汚れが防止でき、
また成形時に表皮材がしわ寄り等の変形を惹起す
ることがなく、重量のバラツキの少ない極めて良
好な寸法精度でもつて綺麗に仕上げることができ
るなど、実用性にすぐれた効果を奏するものであ
る。
第1図はこの発明に係るラケツトフレームのグ
リツプ成形法により成形されたテニスラケツトの
一実施例を示す説明図、第2図は第1図A部にお
けるグリツプの要部拡大縦断側面図、第3図及び
第4図はグリツプの成形工程を示す説明図であ
る。 3……ラケツトフレームのグリツプ、4……中
芯、5……表皮材、5a……開口周端縁、7……
成形型、7a……上型、7b……下型、71……
キヤビテイ、72……型合せ面、8……発泡性合
成樹脂液。
リツプ成形法により成形されたテニスラケツトの
一実施例を示す説明図、第2図は第1図A部にお
けるグリツプの要部拡大縦断側面図、第3図及び
第4図はグリツプの成形工程を示す説明図であ
る。 3……ラケツトフレームのグリツプ、4……中
芯、5……表皮材、5a……開口周端縁、7……
成形型、7a……上型、7b……下型、71……
キヤビテイ、72……型合せ面、8……発泡性合
成樹脂液。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 上下両合せ型からなる成形型のキヤビテイ内
周壁面に予め型合せ面側のみ延長させて開口する
有底筒状表皮材を配置し、 次いでこの有底筒状表皮材の内部空間の中心軸
上に、予めグリツプ先端部を形成保護する保護キ
ヤツプが挿嵌されたラケツトフレームのシヤフト
端末部を挿入するとともに、 このラケツトフレームのシヤフト端末部と前記
有底筒状表皮材との間の内部空間に発泡性合成樹
脂液の注入と共に型締めし、 かつ前記保護キヤツプを上型内側に保持させて
前記有底筒状表皮材の開口周端縁側に衝合させる
一方、 前記有底筒状表皮材の延長開口周端縁を前記上
下両合せ型の型合せ面間に挾持させ、 前記発泡性合成樹脂液の発泡成形と同時に、前
記ラケツトフレームのシヤフト端末部外周に有底
筒状表皮材及び保護キヤツプを連続一体化させて
被覆してなることを特徴とするラケツトフレーム
のグリツプ成形法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4237077A JPS53127563A (en) | 1977-04-13 | 1977-04-13 | Molding of synthetic resin with surface skin material |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4237077A JPS53127563A (en) | 1977-04-13 | 1977-04-13 | Molding of synthetic resin with surface skin material |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS53127563A JPS53127563A (en) | 1978-11-07 |
JPS6142613B2 true JPS6142613B2 (ja) | 1986-09-22 |
Family
ID=12634146
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4237077A Granted JPS53127563A (en) | 1977-04-13 | 1977-04-13 | Molding of synthetic resin with surface skin material |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS53127563A (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62172975A (ja) * | 1986-01-25 | 1987-07-29 | マルマンゴルフ株式会社 | ゴルフクラブのグリツプ |
JPH0688353B2 (ja) * | 1989-04-26 | 1994-11-09 | 東洋クロス株式会社 | かわ張り発泡パッドの製造法 |
-
1977
- 1977-04-13 JP JP4237077A patent/JPS53127563A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS53127563A (en) | 1978-11-07 |
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