JPS6141653B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6141653B2 JPS6141653B2 JP19925283A JP19925283A JPS6141653B2 JP S6141653 B2 JPS6141653 B2 JP S6141653B2 JP 19925283 A JP19925283 A JP 19925283A JP 19925283 A JP19925283 A JP 19925283A JP S6141653 B2 JPS6141653 B2 JP S6141653B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- roller
- drawn wire
- spiral
- spiral roller
- helical
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 claims description 6
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 6
- 238000004804 winding Methods 0.000 claims description 2
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 description 6
- 239000010959 steel Substances 0.000 description 6
- 239000013078 crystal Substances 0.000 description 3
- 239000000463 material Substances 0.000 description 2
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 1
- 238000010273 cold forging Methods 0.000 description 1
- 230000006866 deterioration Effects 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Devices For Conveying Motion By Means Of Endless Flexible Members (AREA)
- Wire Processing (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、動力を伝達する伝動用ローラチエー
ンのローラを螺旋ローラとした該螺旋ローラの成
形方法に関するものである。
ンのローラを螺旋ローラとした該螺旋ローラの成
形方法に関するものである。
従来の伝動用ローラチエーンのローラは、帯鋼
からの深絞り、伸線材からの冷間鍛造、棒鋼から
の切削あるいは鋼管の切断等によつて円筒状に形
成されたものであるため、いずれもその鋼材の結
晶の流れる方向は該ローラの軸に平行である。
からの深絞り、伸線材からの冷間鍛造、棒鋼から
の切削あるいは鋼管の切断等によつて円筒状に形
成されたものであるため、いずれもその鋼材の結
晶の流れる方向は該ローラの軸に平行である。
ローラチエーンがスプロケツトと噛み合うと
き、ローラの内外面はブシユ及びスプロケツトの
歯と母線が一線で接触するため、強い応力が発生
する。このとき、前記母線とローラの鋼材の結晶
の流れの方向とが一致するため、疲労強度が低
く、そのため該ローラの端部に亀裂が入り易く、
それが原因となつて該ローラが破壊し、ローラチ
エーンの使用が不可能になり、該ローラチエーン
の耐久性を損なうという問題があつた。
き、ローラの内外面はブシユ及びスプロケツトの
歯と母線が一線で接触するため、強い応力が発生
する。このとき、前記母線とローラの鋼材の結晶
の流れの方向とが一致するため、疲労強度が低
く、そのため該ローラの端部に亀裂が入り易く、
それが原因となつて該ローラが破壊し、ローラチ
エーンの使用が不可能になり、該ローラチエーン
の耐久性を損なうという問題があつた。
そのため本願出願人は先きに出願をした「ロー
ラチエーン構造」〔実用新案登録出願(実願昭58
−117169号)(実開昭60−26352号)〕により、ロ
ーラチエーンのローラを、断面が略方形をなす引
抜線材により密着コイル状に捲いて螺旋ローラと
することにより、該ローラの鋼材の結晶の流れを
軸方向と略90゜になるようにして、該ローラ端部
の亀裂の発生を大巾に減少させ、ローラの破壊を
防止してローラチエーンの耐久性を向上させるよ
うにしたものを提供したのである。
ラチエーン構造」〔実用新案登録出願(実願昭58
−117169号)(実開昭60−26352号)〕により、ロ
ーラチエーンのローラを、断面が略方形をなす引
抜線材により密着コイル状に捲いて螺旋ローラと
することにより、該ローラの鋼材の結晶の流れを
軸方向と略90゜になるようにして、該ローラ端部
の亀裂の発生を大巾に減少させ、ローラの破壊を
防止してローラチエーンの耐久性を向上させるよ
うにしたものを提供したのである。
しかしながら、該螺旋ローラの両端部には、引
抜線材の端末が存在するため、そのままでは該螺
旋ローラの端面が平滑面でないため、ローラチエ
ーンの幅方向に半巻分の空間損失があり、かつ、
自動供給をするとき、からみ、引掛りを生じ供給
不能になる。したがつて、前記引抜線材の端末は
螺旋ローラの端面内に納めなければならないので
あるが、グラインダーにて引抜線材の端末を研削
して螺旋ローラの端面に平滑にする方法では、費
用が嵩む外に、研削熱による組織変化により劣化
が心配されるため、その対策に苦慮していた。
抜線材の端末が存在するため、そのままでは該螺
旋ローラの端面が平滑面でないため、ローラチエ
ーンの幅方向に半巻分の空間損失があり、かつ、
自動供給をするとき、からみ、引掛りを生じ供給
不能になる。したがつて、前記引抜線材の端末は
螺旋ローラの端面内に納めなければならないので
あるが、グラインダーにて引抜線材の端末を研削
して螺旋ローラの端面に平滑にする方法では、費
用が嵩む外に、研削熱による組織変化により劣化
が心配されるため、その対策に苦慮していた。
そこで本発明は、上記の問題点に鑑みてなされ
たものであつて、螺旋ローラの特性上の利点を損
うことなく、しかも、該螺旋ローラの両端部の処
理が容易な螺旋ローラの成形方法を提供するもの
である。
たものであつて、螺旋ローラの特性上の利点を損
うことなく、しかも、該螺旋ローラの両端部の処
理が容易な螺旋ローラの成形方法を提供するもの
である。
そのために本発明では、螺旋ローラを形成する
引抜線材の両端末の位置を、該両端末の母線の間
隔が該引抜線材の少なくとも幅以上の値になるよ
うに設定した後、該螺旋ローラに、その軸方向に
強圧を加えて塑性成形し、該螺旋ローラの両端面
を軸方向と直角になる平滑面とすることにより、
所期の目的を達成するようにしたものである。
引抜線材の両端末の位置を、該両端末の母線の間
隔が該引抜線材の少なくとも幅以上の値になるよ
うに設定した後、該螺旋ローラに、その軸方向に
強圧を加えて塑性成形し、該螺旋ローラの両端面
を軸方向と直角になる平滑面とすることにより、
所期の目的を達成するようにしたものである。
以下、本発明を図示せる実施例に随つて説明す
る。
る。
aは伝動用ローラチエーンであつて、ピン11
と該ピン11に回転自在に嵌合されたブシユ12
と、該ブシユ12に嵌合された螺旋ローラ13
と、前記ブシユ12の両端に圧入嵌入された内リ
ンクプレート14と、前記ピン11の両端に圧入
嵌合された外リンクプレート15とから構成され
ている。
と該ピン11に回転自在に嵌合されたブシユ12
と、該ブシユ12に嵌合された螺旋ローラ13
と、前記ブシユ12の両端に圧入嵌入された内リ
ンクプレート14と、前記ピン11の両端に圧入
嵌合された外リンクプレート15とから構成され
ている。
前記螺旋ローラ13は、断面が略方形をなす引
抜線材16により密着コイル状に捲かれて形成さ
れ、該引抜線材16の両端末16a,16bは該
螺旋ローラ13の両端面13a,13b内に納め
られており、該螺旋ローラ13の両端面13a,
13bは平滑面になされている。
抜線材16により密着コイル状に捲かれて形成さ
れ、該引抜線材16の両端末16a,16bは該
螺旋ローラ13の両端面13a,13b内に納め
られており、該螺旋ローラ13の両端面13a,
13bは平滑面になされている。
前記螺旋ローラ13の成形方法は、先ず断面が
略方形をなす引抜線材16を、該螺旋ローラ13
の所定の径及び所定の長さに密着コイル状に捲
く。(第2図参照)然る後、前記引抜線材16の
一方の端末16aの母線l1と他方の端末16bの
母線l2との間隔Hを、該引抜線材16の幅h以上
の値になるように、いずれかの端末を切断して調
整する。(第3図参照)次に、該螺旋ローラ13
を成形型のダイ17に凹設された嵌合部17aに
入れ、ポンチ18によつて軸方向に、該螺旋ロー
ラ13が塑性変形するに足りる圧力によつて押圧
する。これにより、該螺旋ローラ13は前記引抜
線材16の両端末16a,16bを折れ点とした
流絞状に塑性変化した密着コイル状となり、か
つ、その両端面13a,13bは軸方向に対して
直角な平滑面を有する螺旋ローラ13を得ること
ができた。(第4図イ,ロ参照) 尚、負荷容量を増すために、前記引抜線材13
の断面形状を方形形状としたが、該方形形状は第
5図に示すような正方形、もしくは長方形のよう
に方形に忠実な形状に限ることなく、台形状、あ
るいは四隅を面取りした八角形状のようなもので
も、全体として略方形をなすものであればその形
状は限定されない。
略方形をなす引抜線材16を、該螺旋ローラ13
の所定の径及び所定の長さに密着コイル状に捲
く。(第2図参照)然る後、前記引抜線材16の
一方の端末16aの母線l1と他方の端末16bの
母線l2との間隔Hを、該引抜線材16の幅h以上
の値になるように、いずれかの端末を切断して調
整する。(第3図参照)次に、該螺旋ローラ13
を成形型のダイ17に凹設された嵌合部17aに
入れ、ポンチ18によつて軸方向に、該螺旋ロー
ラ13が塑性変形するに足りる圧力によつて押圧
する。これにより、該螺旋ローラ13は前記引抜
線材16の両端末16a,16bを折れ点とした
流絞状に塑性変化した密着コイル状となり、か
つ、その両端面13a,13bは軸方向に対して
直角な平滑面を有する螺旋ローラ13を得ること
ができた。(第4図イ,ロ参照) 尚、負荷容量を増すために、前記引抜線材13
の断面形状を方形形状としたが、該方形形状は第
5図に示すような正方形、もしくは長方形のよう
に方形に忠実な形状に限ることなく、台形状、あ
るいは四隅を面取りした八角形状のようなもので
も、全体として略方形をなすものであればその形
状は限定されない。
以上述べたように本発明によれば、螺旋ローラ
の端面に突出する引抜線材の端末を塑性加工によ
つて処理し、該螺旋ローラの端面を平滑にしたの
で、該加工がきわめて簡単であるため安価に供給
することができ、しかも、研削処理する必要がな
いため、鋼材の組織変化がないため、該螺旋ロー
ラの結晶が軸方向と直角であることの特性上の利
点を充分に括かすことができ、よつて、ローラチ
エーンの耐久性を大巾に向上させることができる
という効果を有するものである。
の端面に突出する引抜線材の端末を塑性加工によ
つて処理し、該螺旋ローラの端面を平滑にしたの
で、該加工がきわめて簡単であるため安価に供給
することができ、しかも、研削処理する必要がな
いため、鋼材の組織変化がないため、該螺旋ロー
ラの結晶が軸方向と直角であることの特性上の利
点を充分に括かすことができ、よつて、ローラチ
エーンの耐久性を大巾に向上させることができる
という効果を有するものである。
第1図は本発明による螺旋ローラを使用したロ
ーラチエーンの斜視図、第2図乃至第4図ロは本
発明による螺旋ローラの成形手順を示す説明図、
第5図イ,ロは引抜線材の断面形状の他の実施例
を示す拡大正面図である。 aは伝動用ローラチエーン、13は螺旋ロー
ラ、16は引抜線材。
ーラチエーンの斜視図、第2図乃至第4図ロは本
発明による螺旋ローラの成形手順を示す説明図、
第5図イ,ロは引抜線材の断面形状の他の実施例
を示す拡大正面図である。 aは伝動用ローラチエーン、13は螺旋ロー
ラ、16は引抜線材。
Claims (1)
- 1 動力を伝達する伝動用ローラチエーンのロー
ラを、断面が略方形をなす引抜線材により、密着
コイル状に捲いて螺旋ローラとしたものにおい
て、該螺旋ローラを形成する引抜線材の両端末の
位置を、該両端末の母線の間隔が該引抜線材の少
なくとも幅以上の値になるように設定した後、該
螺旋ローラに、その軸方向に強圧を加えて塑性成
形し、該螺旋ローラの両端面を軸方向と直角にな
る平滑面にしたことを特徴とする伝動用ローラチ
エーンにおける螺旋ローラの成形方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19925283A JPS60247436A (ja) | 1983-10-26 | 1983-10-26 | 伝動用ロ−ラチエ−ンにおける螺旋ロ−ラの成形方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19925283A JPS60247436A (ja) | 1983-10-26 | 1983-10-26 | 伝動用ロ−ラチエ−ンにおける螺旋ロ−ラの成形方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60247436A JPS60247436A (ja) | 1985-12-07 |
JPS6141653B2 true JPS6141653B2 (ja) | 1986-09-17 |
Family
ID=16404692
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19925283A Granted JPS60247436A (ja) | 1983-10-26 | 1983-10-26 | 伝動用ロ−ラチエ−ンにおける螺旋ロ−ラの成形方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60247436A (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102476160B (zh) * | 2010-11-22 | 2015-02-04 | 岳盟企业股份有限公司 | 链条的链片成型方法 |
-
1983
- 1983-10-26 JP JP19925283A patent/JPS60247436A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS60247436A (ja) | 1985-12-07 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |