JPH07317845A - ワイヤーチェーン - Google Patents
ワイヤーチェーンInfo
- Publication number
- JPH07317845A JPH07317845A JP13484194A JP13484194A JPH07317845A JP H07317845 A JPH07317845 A JP H07317845A JP 13484194 A JP13484194 A JP 13484194A JP 13484194 A JP13484194 A JP 13484194A JP H07317845 A JPH07317845 A JP H07317845A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bush
- wires
- wire
- roller
- flange
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ローラーチェーンの軽量化、製造容易化を向
上させる。 【構成】 等間隔に軸線を平行に配置された一部折曲げ
部を持つフランジを有するブッシュと、これに外挿され
たローラー、及び張力を受け持つ複数のワイヤーをブッ
シュの外周に交叉するように巻き付け、フランジの折曲
げ部で固定しベルト状に編成されてなるワイヤーチェー
ン。
上させる。 【構成】 等間隔に軸線を平行に配置された一部折曲げ
部を持つフランジを有するブッシュと、これに外挿され
たローラー、及び張力を受け持つ複数のワイヤーをブッ
シュの外周に交叉するように巻き付け、フランジの折曲
げ部で固定しベルト状に編成されてなるワイヤーチェー
ン。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明はワイヤーチェーンに関す
るものである。
るものである。
【０００２】
【従来の技術】従来から使用されているローラーチェー
ンはブッシュ、ローラー、ピン、内側の板状リンクプレ
ート及び外側の板状リンクプレートよりなり、軽量、部
品数省略、製造容易の点について必ずしも配慮されてい
ないのが現状である。
ンはブッシュ、ローラー、ピン、内側の板状リンクプレ
ート及び外側の板状リンクプレートよりなり、軽量、部
品数省略、製造容易の点について必ずしも配慮されてい
ないのが現状である。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】解決しようとする問題
点は、従来のローラチエーンはピン、内側リングプレー
ト及び外側リングプレートを必要とし、その重量及び部
品数がかかり過ぎるという点である。
点は、従来のローラチエーンはピン、内側リングプレー
ト及び外側リングプレートを必要とし、その重量及び部
品数がかかり過ぎるという点である。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明は、等間隔に軸線
を平行に配置された一部折曲げ部を持つフランジを有す
るブッシュと、これに外挿されたローラー、及び張力を
受け持つ複数のワイヤーをブッシュの外周に交叉するよ
うに巻き付け、フランジの折曲げ部で固定しベルト状に
編成されてなるワイヤーチェーンである。ローラーチェ
ーンのリンクプレートの代わりに、張力を効果的に伝え
る複数のワイヤーを用いることにより、軽量、部品数省
略、製造容易且つ強力な動力伝達をおこなうチェーンを
実現した。
を平行に配置された一部折曲げ部を持つフランジを有す
るブッシュと、これに外挿されたローラー、及び張力を
受け持つ複数のワイヤーをブッシュの外周に交叉するよ
うに巻き付け、フランジの折曲げ部で固定しベルト状に
編成されてなるワイヤーチェーンである。ローラーチェ
ーンのリンクプレートの代わりに、張力を効果的に伝え
る複数のワイヤーを用いることにより、軽量、部品数省
略、製造容易且つ強力な動力伝達をおこなうチェーンを
実現した。
【０００５】
【実施例】図１は本発明の全体を示す図であって、ブッ
シュ３にローラー４が外挿され、ローラー４はスプロケ
ット１０の歯より駆動力を受ける。その駆動力は張力と
してワイヤー１，１’と２，２’が分担するが、ワイヤ
ー１，１’はブッシュ３のフランジ７側、ワイヤー２，
２’はブッシュの中心側にあって、ワイヤー１と２、
１’と２’は交叉し１回転づつブッシュ３の円筒部７に
巻きつけられ、順次につぎのブッシュ３へと移って一連
のベルト状を作り、端末部９でワイヤーは捻回結束され
て一連のワイヤーチェーンを形作る。
シュ３にローラー４が外挿され、ローラー４はスプロケ
ット１０の歯より駆動力を受ける。その駆動力は張力と
してワイヤー１，１’と２，２’が分担するが、ワイヤ
ー１，１’はブッシュ３のフランジ７側、ワイヤー２，
２’はブッシュの中心側にあって、ワイヤー１と２、
１’と２’は交叉し１回転づつブッシュ３の円筒部７に
巻きつけられ、順次につぎのブッシュ３へと移って一連
のベルト状を作り、端末部９でワイヤーは捻回結束され
て一連のワイヤーチェーンを形作る。
【０００６】図２と図３はワイヤーチェーンの一部を拡
大して示す図で、図２は側面図で、図３は上面図であ
る。また図面はブッシュ３、ローラー４とワイヤー１、
１’、２、２’の関係を示すもので、ブッシュ３は円筒
部７の両端にフランジ５を成形して形成されている。フ
ランジ５には切欠き部６を図示のように左右の２ヵ所設
けてあり、ブツンュ３のローラー４は円筒部７からフラ
ンジ５を成形する前に、円筒部７にローラー４を外挿し
て形成される。
大して示す図で、図２は側面図で、図３は上面図であ
る。また図面はブッシュ３、ローラー４とワイヤー１、
１’、２、２’の関係を示すもので、ブッシュ３は円筒
部７の両端にフランジ５を成形して形成されている。フ
ランジ５には切欠き部６を図示のように左右の２ヵ所設
けてあり、ブツンュ３のローラー４は円筒部７からフラ
ンジ５を成形する前に、円筒部７にローラー４を外挿し
て形成される。
【０００７】張力を分担するワイヤーの本数には制限が
ないが、通常は片側はワイヤー１、２の２本、他の側は
ワイヤー１’、２’の２本の合計４本とし、ワイヤー
１、２’は右巻き、１’、２は左巻きでブッシュ３の円
筒部７にそれぞれ１回転づつ巻締められ次のブッシュへ
と交叉しながら編みこまれて行く。
ないが、通常は片側はワイヤー１、２の２本、他の側は
ワイヤー１’、２’の２本の合計４本とし、ワイヤー
１、２’は右巻き、１’、２は左巻きでブッシュ３の円
筒部７にそれぞれ１回転づつ巻締められ次のブッシュへ
と交叉しながら編みこまれて行く。
【０００８】図４と図５はブッシュの形状を示し図４は
正面図で図５は側面図である。ブッシュ３は円筒部７の
両端にフランジ５を成形し、フランジ５の左右の両側に
後工程で折曲げワイヤーを抑圧する切欠き部６を加工す
る。また切欠き部６と同部位の円筒部７にＶ字溝８を図
示のように４ヶづつ計８ヶ切削して成する。このＶ字溝
８はワイヤーをブッシュ３に巻締めたとき、弛み、滑り
の防止のため、４本のワイヤーを４対のこのＶ字溝８に
押し込み、フランジ５の切欠き部６なる個所を折曲げワ
イヤ−を抑圧して固定させる為のものである。
正面図で図５は側面図である。ブッシュ３は円筒部７の
両端にフランジ５を成形し、フランジ５の左右の両側に
後工程で折曲げワイヤーを抑圧する切欠き部６を加工す
る。また切欠き部６と同部位の円筒部７にＶ字溝８を図
示のように４ヶづつ計８ヶ切削して成する。このＶ字溝
８はワイヤーをブッシュ３に巻締めたとき、弛み、滑り
の防止のため、４本のワイヤーを４対のこのＶ字溝８に
押し込み、フランジ５の切欠き部６なる個所を折曲げワ
イヤ−を抑圧して固定させる為のものである。
【０００９】図６はブッシュ３とワイヤー１、１’、
２、２’の巻締め、固定の効果を説明するもので、スプ
ロケット１０によりチェーンがＡ方向に回転するとき、
スプロケットの歯のトルクＦがローラー４を経てブッシ
ュ３に作用すると、ワイヤー１、１’にはＲ２、２、
２’にはＲ１の回転力が働く、この反対に作用する回転
力はブッシュ外周とワイヤーの摩擦によって締め込みの
力となり、ブッシュを固く把握しＡ方向への転動を抑制
する。
２、２’の巻締め、固定の効果を説明するもので、スプ
ロケット１０によりチェーンがＡ方向に回転するとき、
スプロケットの歯のトルクＦがローラー４を経てブッシ
ュ３に作用すると、ワイヤー１、１’にはＲ２、２、
２’にはＲ１の回転力が働く、この反対に作用する回転
力はブッシュ外周とワイヤーの摩擦によって締め込みの
力となり、ブッシュを固く把握しＡ方向への転動を抑制
する。
【００１０】またブッシュの側面のＶ字溝８にワイヤ−
が折り込み部６で食い込むように圧迫されているのでブ
ッシュ３は移動することがなく、リンクのピッチが変動
しない。
が折り込み部６で食い込むように圧迫されているのでブ
ッシュ３は移動することがなく、リンクのピッチが変動
しない。
【００１１】以上の説明のように本発明は板状の鋼板よ
り打ち抜いたリンクプレートに代わって、圧延され充分
な減面率に引き抜かれ、繊維組織が揃った高張力の鋼線
を用いることによって、リンク部材の材料節減とピン部
材の省略が得られる。
り打ち抜いたリンクプレートに代わって、圧延され充分
な減面率に引き抜かれ、繊維組織が揃った高張力の鋼線
を用いることによって、リンク部材の材料節減とピン部
材の省略が得られる。
【００１２】又、本発明はスプロケットへの周回湾曲に
おいてはそれぞれのワイヤーは、外側部には伸び、内側
部には弛みを生じるが、１本のワイヤーについては外側
と内側を交互に経るので経路の全長は変化なく、且つ細
い線でブッシュに１回転巻き付けられているため、その
スプリング効果で伸び、弛みは弾性限度内に収り、繰り
返し疲労の問題は生じない。又長時間使用によるピッチ
の変動もワイヤーのＶ字溝への締め付けにより発生しな
い。
おいてはそれぞれのワイヤーは、外側部には伸び、内側
部には弛みを生じるが、１本のワイヤーについては外側
と内側を交互に経るので経路の全長は変化なく、且つ細
い線でブッシュに１回転巻き付けられているため、その
スプリング効果で伸び、弛みは弾性限度内に収り、繰り
返し疲労の問題は生じない。又長時間使用によるピッチ
の変動もワイヤーのＶ字溝への締め付けにより発生しな
い。
【００１３】
【発明の効果】本発明は以上述べた通り、公知のローラ
ーチェーンと全く同じ条件で、部品点数の減少、軽量
化、強力化、及び製造の簡易化が得られるワイヤーチェ
ーンである。
ーチェーンと全く同じ条件で、部品点数の減少、軽量
化、強力化、及び製造の簡易化が得られるワイヤーチェ
ーンである。
【図１】本発明の全体を示す図である。
【図２】ワイヤーチェーンの一部拡大側面図を示しワイ
ヤーの取付け説明図である。
ヤーの取付け説明図である。
【図３】ワイヤーチェーンの一部拡大上面図を示しワイ
ヤーの取付け説明図である。
ヤーの取付け説明図である。
【図４】ブッシュの形状を示す正面図である。
【図５】ブッシュの形状を示す側面図である。
【図６】スプロケットのワイヤーに及ぼす力の関係を示
す説明図である。
す説明図である。
【符号の説明】 １ ワイヤー １’ ワイヤー ２ ワイヤー ２’ ワイヤー ３ ブッシュ ４ ローラー ５ フランジ ６ 切欠き部 ７ 円筒部 ８ Ｖ字溝 ９ 端末部 １０ スプロケット
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成６年７月２６日
【手続補正１】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】０００５
【補正方法】変更
【補正内容】
【０００５】
【実施例】図１は本発明の全体を示す図であって、ブッ
シュ３にローラー４が外挿され、ローラー４はスプロケ
ット１０の歯より駆動力を受ける。その駆動力は張力と
してワイヤー１，１’と２，２’が分担するが、ワイヤ
ー１，１’はブッシュ３のフランジ５側、ワイヤー２，
２’はブッシュの中心側にあって、ワイヤー１と２、
１’と２’は交叉し１回転づつブッシュ３の円筒部７に
巻きつけられ、順次につぎのブッシュ３へと移って一連
のベルト状を作り、端末部９でワイヤーは捻回結束され
て一連のワイヤーチェーンを形作る。
シュ３にローラー４が外挿され、ローラー４はスプロケ
ット１０の歯より駆動力を受ける。その駆動力は張力と
してワイヤー１，１’と２，２’が分担するが、ワイヤ
ー１，１’はブッシュ３のフランジ５側、ワイヤー２，
２’はブッシュの中心側にあって、ワイヤー１と２、
１’と２’は交叉し１回転づつブッシュ３の円筒部７に
巻きつけられ、順次につぎのブッシュ３へと移って一連
のベルト状を作り、端末部９でワイヤーは捻回結束され
て一連のワイヤーチェーンを形作る。
Claims (1)
- 【請求項１】 等間隔に軸線を平行に配置された一部折
曲げ部を持つフランジを有するブッシュと、これに外挿
されたローラー、及び張力を受け持つ複数のワイヤーを
ブッシュの外周に交叉するように巻き付け、フランジの
折曲げ部で固定しベルト状に編成されてなるワイヤーチ
ェーン。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13484194A JPH07317845A (ja) | 1994-05-26 | 1994-05-26 | ワイヤーチェーン |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13484194A JPH07317845A (ja) | 1994-05-26 | 1994-05-26 | ワイヤーチェーン |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07317845A true JPH07317845A (ja) | 1995-12-08 |
Family
ID=15137721
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13484194A Withdrawn JPH07317845A (ja) | 1994-05-26 | 1994-05-26 | ワイヤーチェーン |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07317845A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE102006010814A1 (de) * | 2006-03-07 | 2007-09-13 | Hinnendahl, Jürgen, Dr. | Kette |
| US7452295B2 (en) * | 2003-09-03 | 2008-11-18 | Borgwarner Morse Tec Japan K.K. | Chains for power transmission |
| US8002658B2 (en) | 2003-09-03 | 2011-08-23 | Borgwarner Inc. | Chains for power transmission |
-
1994
- 1994-05-26 JP JP13484194A patent/JPH07317845A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7452295B2 (en) * | 2003-09-03 | 2008-11-18 | Borgwarner Morse Tec Japan K.K. | Chains for power transmission |
| US8002658B2 (en) | 2003-09-03 | 2011-08-23 | Borgwarner Inc. | Chains for power transmission |
| DE102006010814A1 (de) * | 2006-03-07 | 2007-09-13 | Hinnendahl, Jürgen, Dr. | Kette |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20010731 |