JPS6141559A - ドツトマトリツクスプリンタ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 一産業上の利用分野− この発明は、ワイヤドツト式、感熱式、インクジェット
式等のドツトマトリックスプリンタに関するもので、用
紙の前後送りにより行長さがプリンタの印字可能桁数よ
りも長い文字列の印刷を可能としたシリアル型プリンタ
に関するものである。

周知のようにシリアル型プリンタは、行方向にプリント
ヘッドを移動させながら１行の文字列を印刷し、１行の
印刷が終了すれば用紙送りにより改行を行って用紙への
印刷を遂行してゆく。ドツトマトリックスプリンタでは
、ドツトを形成する印刷要素がプリントヘッドに列方向
に配置され、行方向にｍ個、列方向にｎ個のドツトによ
り１文字が形成される。ここでｎは、プリントヘッドに
配置された印刷要素の数であり、ｍは通常ｎに等しく取
られて、たとえば１６Ｘ１６．２４’Ｘ　２４等のドツ
トマトリックスにより文字が形成される。

第７図はこの通常の印刷方式を説明した図である。

このような通常の印刷方式においては、１行の最大印字
桁数は、プリントヘッドの移動ストロークにより決定さ
れる。プリントヘッドの移動ストロークを大きくすれば
、当然、プリンタが大型かつ高価となるから、経済的に
妥当な印字桁数を決定する必要がある。

一従来の技術− ところが、各種幅票には横長の用紙が多用されており、
特に小型のプリンタ装置（スリッププリンタ等）ではそ
のプリントヘッドの移動ストロークより幅の広い帳票を
印刷したいという要求が頻繁に生ずる。このような要求
に対応する手段として２つの方法がある。第１の方法は
、用紙に出力される情報を一旦イメージメモリに書き込
んで縦横変換を行った上、領域Ａのイメージ情報として
印刷する方法である（第８図）。この方法では、用紙は
９０度変換されて長手方向に供給され、プリントヘッド
の行方向移動と用紙のベタ送り（行間Ｏの送り）により
印刷処理が行われる。第２の方法は、プリントヘッドを
定位置に置いて用紙の前後送りにより１行の印字を行い
、プリントヘッドの行方向く左方向）移動によって改行
を行おうとするものである（第９図）。この場合にも用
紙は９０度変換されて長手方向に供給されるから、用紙
幅に対する制約は解除される。

−発明が解決しようとする問題点− ところが、上記第１の方法は、通常行われているコード
変換による文字の印刷と異なり、イメージ処理による印
刷となるので特殊な制御体系を必要とし、用紙に印刷さ
れる情報を方形の領域Ａのイメージ情報として捕らえて
印刷処理を行うので、その中に広い空白部分があっても
プリントヘッドが全面を走査してゆくので処理時間が長
くなる問題がある。

また、上記第２の方法によると、従来のプリントヘッド
は印刷要素が用紙の給送方向に長く配置されているので
、ヘッドを９０度転向してやらねば用紙の前後送りによ
ってドツトマトリックスによる文字を形成することがで
きず、このヘッドの転向機構が複雑になり、更にこれら
の機構がキャリアに搭載される慣性質量を増大させて作
動速度の低下や騒音、振動発生の原因となる等の問題が
あった。

この発明は、上記第２の方法による印刷処理をプリンタ
の機械的な構造や制御構造を複雑化することなく実現で
きる手段を提供することにより。

プリントヘッドの移動ストロークより幅の広い印刷が可
能なプリンタを得ることを目的としてなされたものであ
る。

一問題点を解決するための手段− この発明は、プリントヘッドに設けられる複数の印刷要
素をｎ行×ｎ列のマトリックス平面上に配置し、プリン
トヘッドを行方向に移動させるときと列方向に移動させ
るときとで各印刷要素を固有のタイミング差で作動させ
ることにより、行方向移動印刷と列方向移動印刷とをヘ
ッドを転向させないでかつ簡単な制御で行うことができ
るようにしたものである。ここで、ｎは印刷される文字
の縦方向のドツト数であり、例えば縦方向に２４個のド
ツトで文字を形成する場合には、２４個の印刷要素が２
４行×２４列゛のマトリックス平面上の各行と列との交
点にそれぞれの行および列に印刷要素が各−個宛含まれ
るように配置される。またここで言う行方向移動および
列方向移動は、プリントヘッドと印刷用紙との相対的な
移動を意味することは言うまでもない。

一作用一 例えば最も単純な実施態様として、第１の印刷要素を第
１行と第ｎ列の交点に、第２の印刷要素を第２行と第ｎ
−１列の交点に、第３の印刷要素を第３行と第ｎ−２列
の交点に、以下同様にして第ｎの印刷要素を第ｎ行と第
１列の交点に配置した場合（第２図参照）、印刷要素は
ｎ行×ｎ列のマトリックス平面上にそれぞれの行および
列に各−個宛含まれるように配置されることとなる。こ
の配置において、プリントヘッドを用紙の左から右へと
行方向に移動させながら印刷を行ってゆくときには、印
刷しようとする文字のドツトパターンを列方向に左から
読み取ってゆき、これを第１の印刷要素にはタイミング
遅れＯで、第２の印刷要素にはタイミング遅れ１ドツト
で、以下同様にして第ｎの印刷要素にはタイミング遅れ
ｎ、−１ドツトで与えてやればよい。

また、プリントヘッドを用紙の上下に列方向に移動させ
、又はプリントヘッドを固定して用紙を上下方向に移動
させながら右を上にして９０度転向させた文字を印刷す
るときには、前記同様にして読み取ったドツトパターン
を、第１の印刷要素にはタイミング遅れｎ−１ドツトで
、第２の印刷要素にはタイミング遅れｎ−２ドツトで、
以下同様にして第ｎの印刷要素にはタイミング遅れＯで
与えてやればよい。

上記は横書きの文字を印刷する場合であるが、縦書きの
文字を印刷する場合には、印刷しようとする文字のドツ
トパターンを右上から行方向に左下へと読み取ってゆき
、これを上記同様にしてプリントヘッドの印刷要素に与
えてやれば良い。

−実施例− 以下、印刷要素として２４個のピンを用いたワイヤドツ
ト型プリントヘッドを示す図示実施例に基づいて更に説
明スル。

第１図は、ピンＰ１ないしＰ２４をダイヤモンド型に配
置したもので、第１ピンＰ１は第１行１２列に配置され
、第２ビンＰ２は第２行１４列に配置され、第３ピンＰ
３は第４行１６列に配置され、以下図示のように第３行
１０列の第２４ピンＰ２４まで、６個宛のピンがヘッド
中心に対して四方対称にして各行および列にそれぞれ一
個宛配置されている。

文字パターン１から列方向に読み出された２４ピッ１−
のビン駆動信号は、各ビットがシフトレジスタＳ１ない
しＳ２４に与えられる。これらのシフトレジスタＳ１な
いしＳ２４ば、各ヒツト信号が与えられるべきピンの配
設位置に応したビット数を有し、ドツト栄位の印刷パル
スにより１ビツト宛シフトされるものである。第１実施
例でいえば、第１ピン駆ｖＪ用のビット信号が与えられ
るシフトレジスタＳ１のピッｌ−数は、第１ピンＰ１の
行方向位置をヘッドの正の移動方向である右側から列数
で数えた位置に相当する１２ビツトであり、シフトレジ
スタＳ２は１０ビツト、Ｓ３ば８ビツト、以下例えばＳ
７はＯビット、Ｓ１３は１１ビット、Ｓ１９ば２３ビッ
ト等である。

シフトレジスタＳ１ないし３２４の出力信号は、並列信
号としてリングレジスタＲに与えられ、第７図に示す通
常印刷の場合は、そのまま各ピンＰ工ないしＰ２４に与
えられる。従って、ヘッドの移動方向の最も先頭にある
ピンＰ７がタイミング遅れ０で作動し、１ドツトタイミ
ング遅れてピンＰ８が、２ドツトタイミング遅れてピン
Ｐ６が、３ドツトタイミング遅れてピンＰ９が、以下同
様にして最後のタイミングでピンＰ１９が作動するとい
うように順次作動して印刷が行われる。

第９図に示す用紙前後送りによる印刷を行う場合には、
リングレジスタＲに与えられた信号をシフトパルス２に
より６ビツトシフトさせてからピンＰ１ないしＰ２４に
与えてやれば良い。この第１実施例では、ビン相互の位
置がプリントヘッドを行方向に移動させたときも列方向
に移動させたときも変化しない配置となっているので、
印刷方向の変換によって変更しなければならないのはピ
ン番号だけであり、このビン番号の変更をリングレジス
タＲにシフトパルスを与えることによって行っているの
である。すなわち、リングレジスタＲでピン駆動信号を
６ビツトシフトしてやれば、ピンＰ１に与えられるべき
信号がピンＰ７に、Ｐ２への信号がＰ８に、Ｐ３への信
号がＰ９に、以下同様にＰ７への信号がＰＩ３に、Ｐ２
４への信号がＰ６へと与えられるから、プリントヘッド
を定位置に置いて用紙を前方へ移動させながら印刷を行
ってやれば、文字パターン１で与えられた文字を右側を
上にして９０度転向させて印刷してゆ（ことができる。

この場合のピンの作動タイミングは、第６図に示すよう
に、紙送りローラ３の回転角をパルスエンコーダ４で検
出して与えるようにしてやれば良い。

第２回に示す第２実施例は、ピンＰ１ないしＰ２４を対
角線上に一列に配置したもので、前記作用の箇所で説明
したものである。このように対角線上にピンを配置した
ものでぼ、文字パターンを第３図に示すように粗めに読
み取ることにより各ピンＰ１ないしＰ２４にタイミング
差を与えることができる。第３図の（ａ）は通常印刷の
際の読み取り方向であり、（’ｂ）は用紙前後送り印刷
の際の読み取り方向である。

第２図のものは、対角線上にピンを１列に配置したもの
であるが、第４図に示すように２列に配置することも勿
論可能である。この場合には、斜めに読み出した文字パ
ターンの各信号が第１列のピンか第２列のピンかによっ
て更にタイミング差を持たせる必要があるが、これは従
来のＬ２２列に設けたプリントヘッドと同様な制御手続
きで実現してやれば良い。

ピンＰ１ないしＰ２４の配置をより一般的な形で示せば
第５図のようになる。すなわち、２４個のピンを２４行
×２４列のマトリックス平面の行と列との交点上に各行
および各列にそれぞれ一個宛含まれるように任意に配置
したものである。各ピンに与えられる作動タイミング差
は、第１実施例と同様に２４個のビット数の異なるシフ
トレジスタ群５．６で与えるようにしているが、このよ
うにピンを任意に配置したものでは、プリントヘッドを
行方向に移動させたときと列方向に移動させたときとで
各ピンＰ１ないしＰ２４に与えられるタイミング差に一
定の関係がないから、行方向移動の際のレジスタ群５と
列方向移動の場合のレジスタ群６とを別個に設けてそれ
ぞれの場合のタイミング差を別個に設定する必要がある
。

このようにピンを任意に配置したものも技術的には可能
であるが、実用的には第１実施例や第２実施例のように
ピンを一定の規則に従って配列したもののほうが良いこ
とは言うまでもなく、特に第１実施例のものは、ピンが
通常印刷の場合と用紙前後送り印刷の場合とで同一の配
置関係となるから制御の変換が容易であり、一般に円周
状に設けられるピン駆動機構の配置とピンの配置とが近
似しているからヘッドの構造も合理的にできるという特
徴がある。

一効果一 以上のように本発明のドソＩ−マトリックスプリンタは
、プリントヘッドの印刷要素をマトリックス平面上に配
置して用紙に対してプリントヘッドを行方向に移動させ
たときも列方向に移動させたときもプリントヘットの方
向を変えないでシリアルに所定の文字の印刷を行うこと
が出来るようにしたものであるから、プリントヘッドを
行方向に移動させながら行う通常の印刷の他に、プリン
トヘッドを定位置に置いて用紙を前後に移動させながら
行う印刷も容易に可能となり、これによってプリンタの
構造やプリントヘッドの制御構造が複雑化することもな
いと言う特徴を有し、左右方向に長い帳票の処理も必要
とする印刷桁数の少ない小型のプリンタに特に好適な構
造を提供することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は第１実施例の印刷要素の配列と制御系を示す説
明図、第２図、は第２実施例の印刷要素の配列を示す図
、第３図は第２実施例における文字パターンの読み取り
を示す説明図、第４図は第３実施例の印刷要素の配列を
示す図、第５図は第４実施例の印刷要素の配列と制御系
を示す説明図、第６図は用紙前後送り印刷におけるドツ
トの印刷タイミングの検出手段を示す要部の斜視図、第
７図は従来の印刷ヘッドによる通常印刷方法の説明図、
第８図は同イメージ印刷の説明図、第９図は同用紙前後
送り印刷の説明図である。 図中、１は文字パターン、ＳｌないしＳ２４及び５，６
はシフトレジスタ群、ＰｌないしＰ２４は印刷要素、Ｒ
はリンブレジス外２は用紙前後送り印刷時にリングレジ
スタＲに与えられるシフトパルスである。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）ドットを印写する印刷要素の所定配置された複数
   個を用紙面に沿って相対的に移動させながら選択的に作
   動させて文字パターンを形成してゆくシリアル型ドット
   マトリックスプリンタにおいて、ｎ個の印刷要素がｎ行
   ×ｎ列のマトリックス平面の行と列との交点上に各行お
   よび各列にそれぞれ一個宛含まれるように配置されたプ
   リントヘッドを有し、該プリントヘッドと印刷用紙との
   行方向または列方向の相対移動に応じた各印刷要素固有
   のタイミング差で当該各印刷要素を作動させることを特
   徴とする、ドットマトリックスプリンタ。