JPS6141144A - 放射線増感スクリ−ンおよび放射線像形成方法 - Google Patents

放射線増感スクリ−ンおよび放射線像形成方法

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JPS6141144A
JPS6141144A JP16336484A JP16336484A JPS6141144A JP S6141144 A JPS6141144 A JP S6141144A JP 16336484 A JP16336484 A JP 16336484A JP 16336484 A JP16336484 A JP 16336484A JP S6141144 A JPS6141144 A JP S6141144A
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radiation
phosphor layer
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film
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JP16336484A
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Yoshihiko Takamura
高村 吉彦
Katsuharu Furukawa
古川 克治
Akira Kitada
北田 明
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Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03CPHOTOSENSITIVE MATERIALS FOR PHOTOGRAPHIC PURPOSES; PHOTOGRAPHIC PROCESSES, e.g. CINE, X-RAY, COLOUR, STEREO-PHOTOGRAPHIC PROCESSES; AUXILIARY PROCESSES IN PHOTOGRAPHY
    • G03C5/00Photographic processes or agents therefor; Regeneration of such processing agents
    • G03C5/16X-ray, infrared, or ultraviolet ray processes
    • G03C5/17X-ray, infrared, or ultraviolet ray processes using screens to intensify X-ray images

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Silver Salt Photography Or Processing Solution Therefor (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の分野] 本発明は、放射線増感スクリーンおよび放射線像形成方
法に関するものである。
[発明の技術的背景] 放射線増感スクリーンは、医療診断を目的とするX線撮
影等の医療用放射線撮影、物質の非破壊検査を目的とす
る工業用放射線撮影などの種々の分野における放射線撮
影において、撮影系の感度を向上させるために、放射線
写真フィルム(たとえば、X線写真フィルム)の片面あ
るいは両面に密着させるように重ね合わせて使用するも
のである。この放射線増感スクリーンは、基本構造とし
て、支持体と、その片面に設けられた蛍光体層とからな
るものである。なお、この蛍光体層の支持体とは反対側
の表面(支持体に面していない側の表面)には一般に、
プラスチックフィルムなどからなる透明な保護膜が設け
られていて、蛍光体層を化学的な変質あるいは物理的な
衝撃から保護している。
蛍光体層は、蛍光体粒子を分散状態で含有支持する結合
剤からなるものであり、この蛍光体粒子は、X線などの
′放射線によって励起された時に高輝度の発光を示す性
質を有するものである。従って、被写体を通過した放射
線の量に応じて蛍光体は高輝度の発光を示し、放射線増
感スクリーンの蛍光体層の表面に接゛するようにして重
ね合わされて置かれた放射線写真フィルムは、この蛍光
体の発光によっても感光するため、比較的少ない放射線
量で放射線フィルムの充分な感光を達成することができ
る。そして、放射線フィルム上には被写体の放射線像が
形成される。
放射線写真撮影において利用される放射線増感スクリー
ンと放射線写真フィルムとからなる撮影系は、被写体の
被曝線量をできる限り低減させるために感度が少しでも
高いことが望まれている。
また、得られる画像は画質(鮮鋭度、粒状性等)の高い
ものであることが望まれている。
従来より、放射線写真フィルムの感度を高めるために、
放射線フィルムとして支持体の両面に写真乳剤層力i設
けられた構成を有するもの(両面フィルム)を用い、か
つこのフィルムの両側に放射線増感スクリーン(フロン
トスクリーンおよびバックスクリーン)を配置してなる
撮影系(スクリーン・フィルム系)が利用されている。
このような撮影系においては、放射線増感スクリーンか
ら発せられた蛍光は隣接する放射線写真フィルムの各乳
剤層に直接に吸収される以外に、フィルムを透過したの
ち反対側のスクリーンで反射されることにより、フィル
ムに吸収される前に両側のスクリーンの間で反射が繰り
返される。従って−、フィルム両面の乳剤層はスクリー
ンからの蛍光によって直接に感光するのみならず、この
多重反射光(いわゆるクロスオーバー光)によっても感
光する。クロスオーバー光は、スクリーンによる反射お
よびフィルムを透過する際の散乱などにより広がりをも
つために、クロスオーバー光によるフィルムの感光は画
質の低下(画像ボケ)を引き起す傾向がある。この結果
、放射線フィルム上に得られる画像は画質が低下しがち
であるという問題があった。
[発明の要旨] 本発明は、高感度であって、かつ画質の向上した画像を
与える新規なスクリーン・フィルム撮影系に用いられる
放射線増感スクリーン、およびこのスクリーン・フィル
ム撮影系を利用する放射線像形成方法を提供することを
その目的とするものである。
すなわち、本発明は、支持体と、該支持体の両面に設け
られた蛍光体粒子を分散状態で含有支持する結合剤から
なる第一蛍光体層および第二蛍光体層とから実質的に構
成されていることを特徴とする放射線増感スクリーンを
提供するものである。
また本発明は、二枚の放射線写真フィルムを放射線増感
スクリーンの両側にそれぞれ配置してなるスクリーン・
フィルム撮影系を利用することを特徴とする放射線像形
成方法を提供するものである。
本発明者は、被写体の被曝線量を低減させるべく撮影系
の感度の向上について研究した結果、従来のような両面
に写真乳剤層を有する放射線写真フィルムを用いて、こ
のフィルムの両側に放射線増感スクリーンを配置した撮
影系の代りに、放射線増感スクリーン自体を両面に蛍光
体層を有する構成とし、使用に際してはこのスクリーン
の両側に片面フィルムを配置することによっても、撮影
系の感度が向上することを見出し、本発明に到達したも
のである。なお、放射線画像の診断は、それぞれに画像
の形成された二枚の放射線フィルムを重ね合わせて行な
うことにより、充分鮮明な画像を得ることができる。
また、放射線増感スクリーンの支持体を光吸収性とする
ことにより、クロスオーバー光による放射線フィルムの
感光を低減させることができ、感度を余り低下させるこ
となく画像の画質を向上させることが可能となる。
さらに、放射線増感スクリーンの両面の蛍光体層に含有
される蛍光体の種類が異なるようにすることにより、よ
り一層撮影系の感度を高めてかつ高画質の画像を得るこ
とが可能となる。すなわち、たとえば、スクリーンの片
面の第一蛍光体層には青色領域に発光を示す蛍光体を含
有させ、もラ一方の第二蛍光体層には緑色領域に発光を
示す蛍光体を含有させた構成とし、撮影に際しては第一
蛍光体層側に青色感度を有するフィルム(レギュラータ
イプ)を配置し、輌二蛍光体層側に緑色感度を有するフ
ィルム(オルソタイプ)を配置して放射線撮影を行なう
、スクリーン・フィルム撮影系をこのような構成にした
場合には、スクリーンの両面からそれぞれ発せられる蛍
光はその発光色が異なり、かつそ庇に対応して両側のフ
ィルムの感度領域が異なるために、クロスオーバー光に
よる感光を防ぐことができ、撮影系の感度の向上並びに
得られる画像の画質の向上の双方を実現することができ
る。
[発明の構成] 本発明の放射線増感スクリーンは、たとえば、次のよう
な構成をとることができる。
(1)第一蛍光体層a、支持体すおよび第二蛍光体層a
oをこの順序で有する放射線増感スクリーン(第1図の
増感スクリーン5参照)(2)保護膜C1第一蛍光体層
a、支持体b、第二蛍光体層a゛および保W!膜C”を
この順序で有する放射線増感スクリーン(第2図参照)
ただし、上記の二態様は本発明の放射線増感スクリーン
の構成例であって、本発明は上記二態様に限定されるも
のではなく、基本的に支持体の両面にそれぞれ蛍光体層
が付設された構成(両面スクリーン)を有していればよ
い。
本発明の放射線増感スクリーンは、たとえば、次に述べ
るような方法により製造することができる。
本発明において使用する支持体は、放射線増感スクリー
ンの製造のための材料として知られている各種の材料か
ら任意に選ぶことができる。そのような材料の例として
は、セルロースアセテート、ポリエステル、ポリエチレ
ンテレフタレート、ポリアミド、ポリイミド、トリアセ
テート。
ポリカーボネートなどのプラスチック物質のフィルム、
アルミニウム箔、アルミニウム合金箔などの金属シート
、通常の紙、バライタ紙、レジンコート紙、二酸化チタ
ンなどの顔料を含有するピグメント紙、ポリビニルアル
コールなどをサイジングした紙などを挙げることができ
る。ただし、放射線増感スクリーンとしての緒特性を考
慮した場合、本発明において特に好ましい支持体の材料
はプラスチックフィルムである。
このプラスチックフィルムにはカーボンブラックなどの
光吸収性物質が練り込まれていてもよく、あるいは二酸
化チタンなどの光反射性物質が練り込まれていてもよい
、前者は高鮮鋭度タイプの放射線増感スクリーンに適し
た支持体であり、後者は高感度タイプの放射線増感スク
リーンに適した支持体である0本発明においては、鮮鋭
度の向上の点から、支持体はカーボンブラックなどの光
吸収性物質が練り込まれたプラスチックフィルムである
ことが特に好ましい。
公知の放射線増感スクリーンにおいて、支持体と蛍光体
層の結合を強化するため、あるいは放射線増感スクリー
ンとしての感度もしくは画質を向上させるために、蛍光
体層が設けられる側の支持体表面にゼラチンなどの高分
子物質を塗布して接着性付与層としたり、あるいは二酸
化チタンなどの光反射性物質からなる光反射層、もしく
はカーボンブラックなどの光吸収性物質からなる光吸収
層を設けることも行なわれている。また物質の非破壊検
査を目的とする工業用放射線撮影に用いる放射線増感ス
クリーンにおいては、蛍光体層が設けられる側の支持体
表面に、散乱放射線の除去などを目的として、鉛箔、鉛
合金箔、錫箔などの金属箔を設けることも行なわれてい
る0本発明において用いられる支持体についても、これ
らの各種の層を設けることができ、それらの構成は所望
の放射線増感スクリーンの目的、用途などに応じて任意
に選択することができる。
さらに、特開昭58−182599号公報に記載されて
いるように、鮮鋭度を向上させるために、支持体の蛍光
体層が設けられる側の表面(支持体のその側の表面に接
着性付与層、光反射層、光吸収層あるいは金属箔などが
設けられている場合には、その表面)に凹凸が設けられ
ていてもよい。
上記のような支持体の上には、蛍光体層が形成される。
この蛍光体層は、蛍光体粒子を分散状態で含有支持する
結合剤からなる層であり、本発明においては、前述のよ
うに、この蛍光体層は基本的に支持体の両表面に設けら
れる第一蛍光体層と第二蛍光体層の二層から構成される
蛍光体はすでに各種のものが知られている0本発明にお
いて使用するのが好ましい放射線増感用蛍光体粒子の例
としては、次のような物質からなる粒子を挙げることが
できる。タングステン酸塩系蛍光体(Cago4.Mg
WO4、CaWO4:Pb等)、テルビウム賦活希土類
酸硫化物系蛍光体[Y 202 S : T b 、 
G d 202S : T b、L a 202 S 
: T b、(Y、Gd)202S:T b 、  (
Y 、 G d ) 202 S : T b 、 T
 m等]、テルビウム賦活希土類燐酸塩系蛍光体(YP
O4:Tb、GdPO4:Tb、LaPO4:Tb等)
、テルビウム賦活希土類オキシハロゲン化物系蛍光体(
LaOBr:Tb、La0Br:Tb、Tm、La0C
u : Tb、La0CfL: Tb 。
Tm、Gd0B r : Tb、Gd0Cl : Tb
等)、ツリウム賦活希土類オキシハロゲン化物系蛍光体
(L aOB r : Tm、La0Cl : Tm等
)、硫酸バリウム系蛍光体[Ba5Oa : P b、
HgSO4:Eu計、(B a 、 S r) S04
 : E u2+等]、二価ユーロピウム賦活アルカリ
土類金属燐酸塩系蛍光体[B a 3 (P Oa )
 2 : E u ”、(Ba、5r)3 (PO4)
2:Eu”等]、二価ユーロピウム賦活アルカリ土類金
属弗化ハロゲン化物系蛍光体[BaFCl:Eu”、B
aFBr : g u kk、BaFCJL:Eu”、
Tb、BaFB r : Eu”、Tb、BaF2 @
BaCJL2 @KCI:Eu”、BaF2 eBac
i2 @ XB&So4*KC1:Eu”、(B a 
+ M g ) F2 ”BaCl2*KC1:Eu”
等]、沃化物系蛍光体(CsI :Na、 CsI :
T1. NaI、 KI:1文等)、硫化物系蛍光体[
ZnS:Ag、(Zn、Cd)S:Ag、(Zn、Cd
)S:Cu、(Z n 、 Cd) S : Cu、 
AIL等]、燐酸ハフニウム系蛍光体(Hf P 20
 y : Cu等)。
ただし、本発明に用いられる蛍光体は、これらのものに
限られるものではなく、放射線の照射により可視領域あ
るいは近紫外領域の発光を示す蛍光体であればいかなる
ものであってもよい。
第一蛍光体層および第二蛍光体層に使用される蛍光体は
同一種類であってもよいし、あるいは異なる種類であっ
てもよい、たとえば、両蛍光体層に使用される蛍光体を
ともに青色領域、緑色領域および赤色領域のいずれかに
発光を示す蛍光体とすることにより、得られる放射線増
感スクリーンは、組合わせて使用される放射線フィルム
(レギュラータイプ、オルソタイプ、パンクロタイプ)
に相応した増感特性を有するようにすることができる。
あるいは、各蛍光体層に互いに発光色の異なる蛍光体を
用いてもよい、すなわち、青色発光を示す蛍光体、緑色
発光を示す蛍光体および赤色発光を示す蛍光体のうちの
いずれか一種を第一蛍光体層に用い、またそれとは異な
る別種の蛍光体を第二蛍光体層に用いてもよい、たとえ
ば、第一蛍光体層には青色領域に発光を示す蛍光体(例
えば、Ca W Oa、Ba5Oa : Pb、BaF
CJl :Eu2+)を用い、第二蛍光体層には緑色領
域に発光を示す蛍光体(例えば、G d 202 S 
: T b 。
L a 202 S : T b )を用いることもで
きる。この場合に、このような放射線増感スクリーンを
用いた放射線撮影は、第一蛍光体層側には青色感度を有
するレギュラータイプのフィルムを配置し、第二蛍光体
層側には緑色感度を有するオルソタイプのフィルムを配
置して行なうことにより、両側のフィルムの感度領域が
異なるために撮影系の感度を低下させることなく、クロ
スオーバー光ノ感光による画像の画質の低下を防止する
ことができる。
蛍光体層の結合剤の例としては、ゼラチン等の蛋白質、
デキストラン等のポリサッカライド、またはアラビアゴ
ムのような天然高分子物質;および、ポリビニルブチラ
ール、ポリ酢酸ビニル、ニトロセルロース、エチルセル
ロース、塩化ビこリデン・塩化ビニルコポリマー、ポリ
アルキル(メタ)アクリレート、塩化ビこル争酢酸ビニ
ルコポリマー、ポリウレタン、セルロースアセテートブ
チレート、ポリビニルアルコール、線状ポリエステルな
どような合成高分子物質などにより代表される結合剤を
挙げることができる。このような結合剤のなかで特に好
ましいものは、ニトロセルロース、線状ポリエステル、
ポリアルキル(メタ)アクリレート、ニトロセルロース
と線状ポリエステルとの混合物、およびニトロセルロー
スとポリアルキル(メタ)アクリレートとの混合物であ
る。
第一蛍光体層は、たとえば、次のような方法により支持
体上に形成することができる。
まず上記の蛍光体粒子と結合剤とを適当な溶剤に加え、
これを充分に混合して、結合剤溶液中に蛍光体粒子が均
一に分散した塗布液を調製する。
塗布液調製用の溶剤の例としては、メタノール、エタノ
ール、n−プロパツール、n−ブタノールなどの低級ア
ルコール;メチレンクロライド、エチレンクロライドな
どの塩素原子含有炭化水素;ベンゼン、トルエンなどの
芳香族炭化水素;アセトン、メチルエチルケトン、メチ
ルインブチルケトンなどのケトン;酢酸メチル、酢酸エ
チル、酢酸ブチルなどの低級脂肪酸と低級アルコールと
のエステル;ジオキサン、エチレングリコールモノエチ
ルエーテル、エチレングリコールモノメチルエーテルな
どのエーテル;そして、それらの混合物を挙げることが
できる・ 塗布液における結合剤と蛍光体粒子との混合比は、目的
とする放射線増感スクリーンの特性、蛍光体粒子の種類
などによって異なるが、一般には結合剤と蛍光体粒子と
の混合比は、1:l乃至1:100(重量比)の範囲か
ら選ばれ、そして特に1:8乃至1:40(重量比)の
範囲から選ぶのが好ましい。
なお、塗布液には、該塗布液中における蛍光体粒子の分
散性を向上させるための分散剤、また、形成後の蛍光体
層中における結合剤と蛍光体粒子との間の結合力を向上
させるための可塑剤などの種々の添加剤が混合されてい
てもよい、そのような目的に用いられる分散剤の例とし
ては、フタル酸、ステアリン酸、カプロン酸、親油性界
面活性剤などを挙げることができる。モして°可塑剤の
例としては、燐酸トリフェニル、燐酸トリクレジル、燐
酸ジフェニルなどの燐酸エステル;フタル酸ジエチル、
フタル酸ジメトキシエチルなどのフタル酸エステル:グ
リコール酸エチルフタリルエチル、グリコール酸ブチル
フタリルブチルなどのグリコール酸エステル;そして、
トリエチレングリコールとアジピン酸とのポリエステル
、ジエチレングリコールとコハク酸とのポリエステルな
どのポリエチレングリコールと脂肪族二塩基酸とのポリ
エステルなどを挙げることができる。
上記のようにして調製された蛍光体粒子と結合剤を含有
する塗布液を、支持体の表面に均一に塗布することによ
り塗布液の塗膜を形成する。この塗布操作は1通常の塗
布手段、たとえば、ドクターブレード、ロールコータ−
、ナイフコーターなどを用いることにより行なうことが
できる。
ついで、形成された塗膜を徐々に加熱することにより乾
燥して、支持体上への第一蛍光体層の形成を完了する。
第一蛍光体層の層厚は、目的とする放射線増感スクリー
ンの特性、蛍光体粒子の種類、結合剤と蛍光体粒子との
混合比などによって異なるが、通常は20ILm乃至1
mmとする。ただし、この層厚は、50乃至500pm
とするのが好ましい。
なお、第一蛍光体層は、必ずしも上記のように支持体上
に塗布線を直接塗布して形成する必要はなく、たとえば
、別に、ガラス板、金属板、プラスチックシートなどの
シート上に塗布液を塗布し乾燥することにより蛍光体層
を形成した後、これを、支持体上に押圧するか、あるい
は接着剤を用いるなどして支持体と蛍光体層とを接合し
てもよい。
このようにして第一蛍光体層の形成された支持体の反対
側の表面に、第二蛍光体層を上記と同様の方法により形
成する。
第二蛍光体層の形成において使用する結合剤、塗布液調
製用の溶剤、あるいは任意に添加される分散剤、可塑剤
などの添加剤は第一蛍光体層の形成に関して先に記載し
たものから任意に選択して用いることができる。
また、第二蛍光体層における結合剤と蛍光体粒子との混
合比および層厚も、第一蛍光体層についての上記範囲か
ら好適に設定される。
なお、第一蛍光体層および第二蛍光体層はそれぞれ、単
層であってもよいが、二層以上の複数層から構成されて
いてもよい。
通常の放射線増感スクリーンにおいては、蛍光体層を物
理的および化学的に保護するために保護膜が設けられて
いる1本発明においてもこのような保護膜が、第一蛍光
体層および第二蛍光体層それぞれの表面に設けられてい
ることが好ましい。
透明保護膜は、たとえば、酢酸セルロース、ニトロセル
ロースなどのセルロース誘導体;あるいはポリメチルメ
タクリレート、ポリビニルブチラール、ポリビニルホル
マール、ポリカーボネート、ポリ酢酸ビニル、塩化ビニ
ル・酢酸ビニルコポリマーなどの合成高分子物質のよう
な透明な高分子物質を適当な溶媒に溶解して調製した溶
液を蛍光体層の表面に塗布する方法により形成すること
ができる。あるいはポリエチレンテレフタレート、ポリ
エチレン、塩化ビニリデン、ポリアミドなどから予め形
成した透明な薄膜を蛍光体層の表面に適当な接着剤を用
いて接着するなどの方法によっても形成することができ
る。透明保護膜の膜厚は、約3乃至20pmとするのが
望ましい。
次に、本発明の放射線像形成方法について説明する。
上記放射線増感スクリーンを用いる本発明の放射線像形
成方法は、増感スクリーンを中央部に配置し、その両側
に放射線写真フィルムを配置してなるスクリーン・フィ
ルム撮影系を利用するものである。
第1図は、本発明の放射線像形成方法を示す概略図であ
る。
第1図において、スクリーン・フィルム撮影系3は、中
央部に配置された放射線増感スクリーン5(a、a’:
蛍光体層、b:支持体)と、その両側に配置された二枚
の片面フィルム(片面にのみ写真乳剤層を有する放射線
写真フィルム)4゜4”とからなる、この撮影系3は、
被写体2を挟んで放射線発生装置lに対向するように配
置されている。
放射線発生装置lから放射された放射線は被写体2を透
過したのち、一部は直接にフィルム4を感光させ、残り
の大部分はスクリーン5の各蛍光体層&、IL”に吸収
されて蛍光に変換され、この蛍光が両側のフィルム4.
4′を感光させる。このようにして、フィルム4.4′
にはそれぞれ被写体の放射線透過像が形成される0画像
診断に際してはこれらのフィルムを重ね合わせることに
より、充分鮮明な画像を得ることができる。
上記放射線像形成方法に用いられる放射線写真フィルム
は、基本構造として支持体および写真乳剤層からなるも
のでる。写真乳剤層はハロゲン化銀を分散状態で含有支
持するゼラチンなどの結合剤からなる。放射線写真フィ
ルムは、たとえば、支持体としてポリエチレンテレフタ
レートなどのプラスチックフィルムを用い、このシート
の上に写真乳剤層を設けたものである。本発明において
放射線フィルムの支持体は、画像の鮮鋭度向上の点から
、カーボンブラックなどの光吸収性物質が練り込まれた
プラスチックフィルムであるのが好ましい、また、放射
線フィルムは、支持体両面に写真乳剤層が形成された両
面フィルムである必要はなく、支持体の片面に乳剤層が
形成された片面フィルムであればよい。
なお、本発明の放射線増感スクリーンは、上記スクリー
ン吻フィルム撮影系を利用する放射線像形成方法にその
使用が限定されるものではなく、従来の両面フィルムと
その両側に配置された二枚のスクリーンとからなる撮影
系など上記以外の撮影系に使用することも勿論可能であ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の放射線像形成方法を説明する概略図
である。 l:放射線発生装置、2:被写体、3ニスクリーン・フ
ィルム撮影系、4,4°:放射線写真フィルム、5:放
射線増感スクリーン(a:第一蛍光体層、ao:第二蛍
光体層、b:支持体)第2図は、本発明の放射線増感ス
クリーンの別の実施態様を示す図である。 a:第一蛍光体層、ao:第二蛍光体層。 b:支持体、c、c’:保護膜

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、支持体と、該支持体の両面に設けられた蛍光体粒子
    を分散状態で含有支持する結合剤からなる第一蛍光体層
    および第一蛍光体層とから実質的に構成されていること
    を特徴とする放射線増感スクリーン。 2、上記支持体が光吸収性であることを特徴とする特許
    請求の範囲第1項記載の放射線増感スクリーン。 3、上記第一蛍光体層および第二蛍光体層の各表面に保
    護膜が設けられていることを特徴とする特許請求の範囲
    第1項記載の放射線増感スクリーン。 4、上記第一蛍光体層および第一蛍光体層に含有される
    蛍光体がそれぞれ、青色領域、緑色領域および赤色領域
    のいずれかに発光を示す蛍光体であることを特徴とする
    ことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の放射線増
    感スクリーン。 5、上記第一蛍光体層に含有される蛍光体が青色領域に
    発光を示す蛍光体であり、かつ上記第二蛍光体層に含有
    される蛍光体が緑色領域に発光を示す蛍光体であること
    を特徴とする特許請求の範囲第1項記載の放射線増感ス
    クリーン。 6、上記青色領域に発光を示す蛍光体が二価ユーロピウ
    ム賦活弗化ハロゲン化バリウム系蛍光体であることを特
    徴とする特許請求の範囲第4項もしくは第5項記載の放
    射線増感スクリーン。 7、上記緑色領域に発光を示す蛍光体がテルビウム賦活
    希土類酸硫化物系蛍光体であることを特徴とする特許請
    求の範囲第4項もしくは第5項記載の放射線増感スクリ
    ーン。 8、二枚の放射線写真フィルムを放射線増感スクリーン
    の両側にそれぞれ配置してなるスクリーン・フィルム撮
    影系を利用することを特徴とする放射線像形成方法。 9、上記放射線増感スクリーンが、支持体とこの支持体
    の両面に設けられた蛍光体粒子を分散状態で含有支持す
    る結合剤からなる二層の蛍光体層とから実質的に構成さ
    れていることを特徴とする特許請求の範囲第8項記載の
    放射線像形成方法。 10、上記放射線写真フィルムが支持体とこの支持体の
    片面に設けられた写真乳剤層とから実質的に構成され、
    かつ該フィルムの写真乳剤層が放射線増感スクリーンに
    面するように配置されていることを特徴とする特許請求
    の範囲第8項記載の放射線像形成方法。
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JPS6141144A true JPS6141144A (ja) 1986-02-27

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JP16336484A Pending JPS6141144A (ja) 1984-07-31 1984-07-31 放射線増感スクリ−ンおよび放射線像形成方法

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JP (1) JPS6141144A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0350883A2 (en) * 1988-07-14 1990-01-17 Minnesota Mining And Manufacturing Company Combination of photosensitive elements for use in radiography
EP0407890A2 (en) * 1989-07-12 1991-01-16 Minnesota Mining And Manufacturing Company Cassette with intensifying screens to be used with an X-ray film

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