JPS6141091Y2 - - Google Patents

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JPS6141091Y2
JPS6141091Y2 JP1980168972U JP16897280U JPS6141091Y2 JP S6141091 Y2 JPS6141091 Y2 JP S6141091Y2 JP 1980168972 U JP1980168972 U JP 1980168972U JP 16897280 U JP16897280 U JP 16897280U JP S6141091 Y2 JPS6141091 Y2 JP S6141091Y2
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JP
Japan
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pattern
electron beam
photomask
mask
exposure
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JP1980168972U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、半導体デバイスや光ICなどの製造
時に必要とする、パターンを密着あるいは縮少投
影して焼付ける場合に用いるフオトマスクの構造
に関するものである。従来、フオトマスクは紫外
線による光学的手法を用いて製造されることが行
われている。しかし近年、マスク需要が増加する
と共に、より高精度なパターン形成とパターン描
画時間の短縮化とが可能な電子ビーム露光技術が
開発された。電子ビームによつて高い精度で露光
を行なうためには、電子ビーム露光技術に特有の
現象を考えておかねばならない。その一つに、電
子ビームのふらつき(ドリフトと呼ぶ)がある。
これは、特定の位置に固定して電子ビームを照射
しているつもりでも時間と共に照射位置が勝手に
変動してしまう現象であり、一般には電子光学系
のよごれが原因と考えられている。変動の程は、
1時間当に0.5μmから1μmが普通である。こ
の変動の影響をなくすためには、変動量を検出し
その変動量に見合つた分だけ電子ビーム偏向系に
かける電圧を変えることによつて常に一定の位置
を保つことが行なわれる。
一方、所定の精度で所望のパターンを形成する
ためには、上記変動量を除去することの他に、変
動やパターンの基準となる基準点の設定が必要で
ある。こうした基準点を設定するためにはマスク
基板を設置するステージのある点に十字状に針金
を張つたフアラデーカツプを用いると更利であ
る。この十字針金を電子ビームで走査することに
よつてその中心位置を読みとり、これを基準とし
てマスク上所要の位置にパターンを描画するので
ある。前記の電子ビームのドリフトは、この十字
針金を一定の時間間隔をおいてその位置を読み出
し、その変動量を求めて検出している。しかしこ
うした従来方式では、一度ステージからはずした
マスクの上にもう一度別のパターンを相互の位置
合せをきちんと取つて電子ビームで描くことは不
可能である。フオトマスクの中に描かれるパター
ンは、極めて高精度で極めて微細なパターンを含
む部分と、それ程精度を必要とせず比較的大きな
パターンを含む部分とが混在していることが普通
である。これらを一度に同じ条件で露光するのは
極めて効率が悪く、効率良く描画するためにはこ
れらのパターン群を分解し二度あるいは三度に分
け露光すると良い結果を得る。
この場合、最初の露光を済せた段階でそれに使
用したマスクを一旦ステージからはずし、レジス
トの種類を次の露光に適するものに変え再びマス
クをセツトして露光する方法を採用することがあ
る。このような場合には、位置合せの基準点とし
てステージに位置した基準点を用いることは不可
能である。本考案はこの点に鑑みなされたもので
ある。
本考案は、ステージの位置基準点に対しては、
マスク基板上にL字あるいは十字の凹型の位置検
出マークを設置することに特徴がある。マスク基
板上に位置の基準点があるため、マスクが消耗し
ない限り、多重の露光が可能になる。勿論位置検
出マークは位置基準だけでなくドリフトによる補
正に用いることも可能である。しかし電子ビーム
露光に固有のもう一つの問題は、電子ビーム照射
によるマスク基板上の電荷畜積の影響である。こ
の不都合な現象を取り除くため、従来の電子ビー
ム露光用のマスクの遮光材としては導電状の膜を
構成する代表的な材料として金属クロームが用い
られてきた。しかし金属クロームは加工性があま
り良くない。パターン線巾の制御性から云えばド
ライエツチング技術の利用が望ましいため、遮光
材としてシリコン薄膜が都合が良い。シリコン遮
光材はシースルーであることの他に、製造工程で
のマスク洗浄処理が容易であること、欠陥発生率
が少ないことが優れている。しかしフオトマスク
基板に遮光材を接着する工程で高い温度処理工程
を行なうことはフオトマスク基板の平面度を得る
ために不都合で、シリコン薄膜で導電性をもたせ
ることは困難であつた。しかし近年開発されたプ
ラズマCVD法によるアモルフアスシリコン薄膜
は、接着形成の際、室温に近い低い温度でAsや
Bなどの不純物を添加することができる。本考案
のもう一つの特徴はここに着目した点にある。す
なわち、不純物を添加したアモルフアスシリコン
膜を、上記の位置合せマーク形成した基板上に形
成することによつて、優れた性能をもつフオトマ
スクが提供できるようになつたのである。第1図
aは本考案の特徴点のみを示したフオトマスクの
全体概念図で、所謂露光パターンは示していな
い。第1図bに拡大して示した十字あるいはL字
の位置合せマークク3は、パターン巾5μmから
20μmで、マーク溝の深さは0.3〜1.5μmの間で
形成した。その上に形成したアモルフアスシリコ
ン膜1は、500Åから3000Å程度の厚みとし、シ
ート抵抗として2KΩ/以下の範囲に調整すれば
電子ビーム露光用フオトマスク基板として具合良
く使用することができる。本考案を用いて微細パ
ターンのフオトマスクを形成した結果は、0.2μ
mルールのパターンと50μmルールのパターンと
が混在するパターン群を備えたものについて従来
方法によるものとを比較してみると、パターン群
を分けた場合は描画時間が約1/10に短縮された。
しかも、位置合せマークの利用によりマスク内の
位置精度は±0.1μm内にあり、従来の光学的に
形成されたフオトマスクの位置精度±0.5μmに
比べ著るしく精度の高い高品質フオトマスクが得
られた。このように本考案は高精度で高品質の電
子ビーム露光によつて製造するフオトマスクの性
能向上に貢献する。
【図面の簡単な説明】
第1図aは本考案の特徴点のみを示したフオト
マスクの全体概念図で、所謂露光パターンは示し
ていない。第1図bは位置合せマーク部を拡大し
て示したものである。 図中、1は不純物添加したアモルフアスシリコ
ン膜を、2はフオトマスク基板を、3は位置合せ
マークを、それぞれ示している。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 十字もしくはL字の位置検出マークを凹型に設
    けたガラス面上に、n型あるいはp型の導電性を
    示す不純物を添加したアモルフアスシリコン薄膜
    を形成して遮光膜とした、ことを特徴とするフオ
    トマスク。
JP1980168972U 1980-11-25 1980-11-25 Expired JPS6141091Y2 (ja)

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JPS5790440U JPS5790440U (ja) 1982-06-03
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JP5288118B2 (ja) * 2009-01-14 2013-09-11 大日本印刷株式会社 フォトマスクブランクス、フォトマスクの位置合わせ方法、両面フォトマスクの製造方法

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JPS5790440U (ja) 1982-06-03

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