JPS6140744A - 乳化系食品の保存方法 - Google Patents

乳化系食品の保存方法

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JPS6140744A
JPS6140744A JP59162434A JP16243484A JPS6140744A JP S6140744 A JPS6140744 A JP S6140744A JP 59162434 A JP59162434 A JP 59162434A JP 16243484 A JP16243484 A JP 16243484A JP S6140744 A JPS6140744 A JP S6140744A
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JP
Japan
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emulsified
emulsified food
food
protein
acid ester
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JP59162434A
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Akira Shikatani
鹿谷 明
Kozo Oya
大宅 甲三
Yoji Hisada
久田 洋二
Keizo Zen
膳 啓造
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Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は乳化系食品の保存方法に関する。
〔従来の技術〕
従来、乳化系食品の保存には、0℃をこえる温度で保存
する方法が採用されているが、保存期間が短い。保存期
間を長くしようとして0℃以下の低温にすると、氷がで
き乳化系が破壊され、油滴の合一・凝集や離水などのお
こることがあるな′どの問題がある。
水明isにいう乳化系食品とは、水と油とから形成され
たエマルジョンであることが主たる特徴をなしている食
品のことであり、その具体例としては、ホイップクリー
ム(ホイップしたものも含む)、コーヒーホワイトナー
、生クリーム、マヨネーズ、ドレッシング、牛乳、バタ
ー、マーガリン、タレ類などがあげられる。
たとえばホイップクリームをホイップ前に冷蔵するばあ
い、保存にはUHT殺菌が必要であり、生クリームでは
殺菌により風味が劣化し、比較的風味の劣化の少ないバ
ストリゼーションではシェルフライフは3〜4日である
。またチルドの流通過程において1ま時々凍結が生じ、
油滴の合一・凝集がおこり、油分離、クリーミングなど
をおこしたり、蛋白質などの高分子溶解物が冷凍変性を
うけ、凝集が生じ、これらの結果、離水、ホイツプ性の
低下をきたしたりする。
一方、ホイップクリームをホイップ後に冷蔵するばあい
、7〜8℃以下でも3〜7日で腐敗がおこる。また凍結
したばあいには、ホイップし−たものが固くなり、口ど
けがわるい、離水を生じる、ひびが入り割れるなどの組
織破壊がおこったり、エマルジョンが破壊されているの
で15〜20℃で油分離が生じるため、20〜30”C
の高温での解凍ができない。また0〜15℃の温度での
解凍も、時間がかかり、劣化がともなうので解凍は困難
である。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明は、乳化系食品の保存期間が短い、保存期間を長
くしようとして低温にすると、氷ができ乳化系が破壊さ
れ、油滴の合一・凝集や離水などのおこることがあるな
どの問題を解決しようとするものである。
(問題点を解決するための手段) 本発明は、乳化系食品中の水100部(重量部、以下同
様)に対して、高級アルコール、脂肪酸またはアミノ酸
エステルで修飾した蛋白質(以下、MPという)  0
.03〜10部を含有する乳化系食品を0〜−10℃で
保存することを特徴とする乳化系食品の保存方法に関す
る。
〔実施例〕
本発明に用いる蛋白質としては、たとえばカゼイン、ゼ
ラチン、アルブミン、ラクトアルブミン、大豆蛋白質、
魚肉蛋白質などを好適に用いることができるが、これら
に限定されるものではない。これら蛋白質がカゼインな
どのように水に溶けにくい蛋白質であるばあいには、水
溶性を増す目的でアシル化、サクシニル化などして用い
てもよい。
本発明においては、前記蛋白質が酵素を用いてまたは通
常の化学的方法により高級アルコール、脂肪酸またはア
ミノ酸エステルで修飾され、微生物菌株保存剤として用
いられるHPが製造される。
前記高級アルコールとしては、炭素数6〜3゜の脂肪族
アルコールがあげられ、その具体例としてはオクチルア
ルコール、ラウリルアルコール、オレイルアルコール、
ステアリルアルコールなどがあげられる。
前記脂肪酸どしては、炭素数4〜30の脂肪酸があげら
れ、その具体例としてはオクチル酸、ラウリン酸、バル
ミプーン酸、オレイン酸、ステアリンpなどがあげられ
る。
前記アミノ酸エステルを構成するアミノ酸としては、た
とえばロイシン、ノルロイシン、アラニンなどの疎水性
を有するアミノ酸が好適に用いられるが、これらに限定
されるものではない。
?yI記アシアミノ酸エステル成するアルコールとして
は、脂肪族アルコールが好ましいが、これらに限定され
るものではない。脂肪族アルコールのうちでは炭素数4
〜16のものがさら゛に好ましく、炭素数が小さくなる
と製造されるMPの起泡力が大きくなり、炭素数が大き
くなると乳化力が大きくなる傾向が生ずる。
本発明におけるMPの具体例としては、たとえばサクシ
ニルカゼインロイシンドデシルエステルンロイシンドデ
シルエステルなどがあげられ、たとえば分子mが200
0〜40000ダルトンのものである。
蛋白質をアミノ酸エステルで修飾するのに酵素を用いる
ばあいには、たとえばパパイン、プロメライン、フィシ
ンなどで代表されるチオールプロテアーゼが好適に使用
される。
酵素を用いて蛋白質をアミノ酸エステルで修飾するばあ
いの具体例としては、たとえば渡辺ら、J.Food 
Sci.、並 1467〜1469(1981)に記載
されているごとく、蛋白質とアミノ酸エステルとを水性
溶媒中で酵素反応させることによりえられる。その際の
水性溶媒としては、たとえば水−アセトン系、水−エタ
ノール系などを使用し、2−メルカプトエタノール、シ
スティンなどのチオール保護剤を使用して行なうのが、
反応系を均一にし、酵素反応を効率的に進めるなどの面
から好ましい。このような方法は容易に行なうことがで
きるので、工業的規模で多量に生産することが可能であ
る。
反応条件は蛋白質の種類、酵素の種類、アミノ酸エステ
ルの種類などによって適宜選択すれば−よいが、通常、
反応系をpH7〜10に:gl整し、5〜50℃で0.
25〜24時間反応させればよい。
MPを化学的方法により製造するばあいの具体例として
は、蛋白質と高級アルコール、脂肪酸またはアミノ酸エ
ステルとの混合物を超音波処理したり、脂肪酸をエステ
ルの形にしてエステル交換反応により蛋白質に共有結合
させる方法が例示できるが、このような方法に限定され
るものではない。
えられたMPはそのまま使用してもよく、凍結乾燥など
の方法で乾燥したのち使用してもよい。
MPの添加量としては、乳化系食品中の水100部に対
して0,03〜10部、好ましくは0.03〜5部であ
る。該量が0.03部未満になると不凍効果が生じない
。一方、MPの使用量が10部をこえても、乳化系食品
が冷凍する温度を一10℃程度以下にすることは困難で
ある。
乳化系食品にMPを加える方法としては、乳化系食品を
製造するばあいの水にMPを加える方法が、容易かつ均
一に混合させうるため好ましいが、−このような方法に
限定されるものではなく、乳化系食品およびMPが変性
しないような方法であれば、いずれの方法によってもよ
い。
上記のように、乳化系食品にMPを含有せしめると、乳
化系食品が凍結するような温度にしても過冷却現象が生
じ、冷凍することなく長期間保存することができるよう
になるが、MPと氷点降下効果のあるもの、たとえば食
塩などの塩類、ショ糖、ブドウ糖、果糖などの糖類、ソ
ルビトール、マルチトールなどの糖アルコール類などと
を併用すると、14P単独で用いるばあいよりもさらに
過冷却現象を安定化させるとともに、さらに低温下でも
過冷却現象をおこさせることができる。乳化系食品に塩
類や糖類などを加えるばあいには、新たに塩類や糖類な
どを加えなくてもよいのは当然のことである。
なおHPを加えた乳化系食品は、たとえ冷凍しても解凍
したものの風味や性状などは、乳化系食品のみのものよ
りは未冷凍の乳化系食品に近く、凍結障害が少ない。こ
の理由は明確には解明されていないが、MPを用いると
氷の結晶が大きく成長せず、乳化系食品の組織を破壊し
にくいためではないかと考えている。
つぎに本発明の保存方法を実施例にもとづき説明する。
製造例1 10mHのシスティンと20%(重量%、以下同様)の
エタノールを含む1M炭酸11!i液(DH9)に、濃
度が33%になるように市販のゼラチンを加え、L−ロ
イシンドデシルエステルをゼラチン1009に対し0.
1M加え、さらにパパインをゼラチン1009に対して
1g加えた。そののち37℃で15分間反応させたのち
、1N塩酸を加えてpHを1に下げて酵素反応を停止さ
せ、流水透析で非透析性画分をとった。非透析性画分の
凍結乾燥物をジクロロメタンとアセトンで洗浄して平均
分子ffi 730Gダルトンの精製酵素修飾ゼラチン
(以下、EHG−12という)をえた。
実施例1および比較例1 下記配合組成になるように水を仕込み、40℃に昇温撹
拌しなから全脂粉乳、ショ糖脂肪酸エステル、ポリリン
酸ソーダ、キサンタンガム、カゼインソーダ、風味料お
よび製造例1でえられたERG−12を溶解したのち6
0℃に昇温し、撹拌を止め静置脱気した。
これとは別に、下記配合組成になるように60℃でパー
ム硬化油、1!製ヤシ油を混合撹拌した中に、プロピレ
ングリコール脂肪酸エステルおよびソルビタン脂肪酸エ
ステルを溶解し、予め調製しておいた前記水溶液中にこ
の油溶液を加え、60℃で撹拌器にて混合撹拌し、予備
乳化した。
配  合  組  成 実施例1 比較例1 水             45.77部%)   
45.77(%)全  脂  粉  乳       
  5.0      5.3シヨ糖脂肪酸エステル 
 0.15   0.15ポリリン酸ソーダ     
0.2   0.2キサンタンガム       0.
03(%) 0.03(%)EHG−120,3− 1窒−ム硬化油       4040精製ヤシ油  
       77 プロピレングリコール 脂肪酸エステル     o、i   o、iソルビタ
ン脂肪酸エステル 0.15  0.15カゼインソー
ダ       0.12  0.12ioo、oo 
 1oo、o。
つぎに該予備乳化液を、ホモジナイザーにて均質圧30
kl)/Cl12 G 、 ”)づいて80kMcm2
 Gをかけて均質化したのち10℃に冷却し、500 
dのポリ容器に移し、5℃の冷7!AJQlにて一夜放
置した。
そののち、このものを−5℃、−10℃、−15℃、−
20℃の各温度で20日間保存し、解凍後(20℃、2
4時間放置)第1表に示す特性をしらべた。
(油分離) 表面に分離した油が存在するか否かで評価。
−:な し +:わずかにあり ++コニ−リ (凝集性) 凝集物の有無で評価。
一二な し ±:わずかにあり +:あ リ +4:多聞にあり (1111水) 離水の有無で評価。
一二な し +:ややあり ++:あ リ (風 味) 5名のパネラ−により評価。
Δ:可 0:良 好 (ホイツプ性) ホイップ侵のオーバーランにて評価。
(解凍前流動性) 解凍前の流動性を評価。
m:流動性なし +:〃  やや有 ++:〃有 〔以下余白〕 一方、5℃の冷蔵庫に一液放置したものをオーバーラン
130〜150になるようにホイップ後−1−5℃、−
10℃、−15℃、−20℃の各温度で20日間保存し
、解凍後第2表に示す特性を下記方法により評価した。
(ひび割れ) m:な し +:わずかにあり ++:あ リ (口どけ) 5名のパネラ−にて官能評価を行った。
(解凍前物性) スプーンが入るかどうかでチェック。
(以下余白) 〔発明の効果〕 本発明の方法によると、乳化系食品をO〜−10℃とい
う低温で凍結させることなく保存することができるため
、長期間、乳化系が破壊されることなく、また油滴の合
一・凝集や離水などをおこすことなく保存することがで
きる。たとえ凍結したとしても解凍したものの風味や性
状などは、MPを添加しないものよりは未冷凍の乳化系
食品に近く、凍結障害が少ないなどの効果がえられる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 乳化系食品中の水100重量部に対して、高級アル
    コール、脂肪酸またはアミノ酸エステルで修飾した蛋白
    質0.03〜10重量部を含有する乳化系食品を0〜−
    10℃で保存することを特徴とする乳化系食品の保存方
    法。
JP59162434A 1984-07-31 1984-07-31 乳化系食品の保存方法 Granted JPS6140744A (ja)

Priority Applications (1)

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JP59162434A JPS6140744A (ja) 1984-07-31 1984-07-31 乳化系食品の保存方法

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JPS6140744A true JPS6140744A (ja) 1986-02-27
JPH0463663B2 JPH0463663B2 (ja) 1992-10-12

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ID=15754534

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Cited By (3)

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